- 一昨日
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教育トランスクリプション
00:01俺が言う聞いたら59年ぐらいかな
00:07サロボタずーっと流しっぱなし
00:1024時間ずーっと流しっぱなし
00:22懐かしいね
00:25思い入れがあるという曲を聴かせてくれたのは
00:28前川翔司さん
00:31今年歓励を迎えます
00:34涙流しちゃい
00:36甘いのむしみさで
00:44でもいいときまでは悪いときまではむきたいな
00:50ただむしみやったね
00:5319、20歳
00:54前川さんの人生は
01:0039年前に起きた
01:02ある事件で一変します
01:04殺人犯として逮捕され
01:077年間服役したのです
01:08まともにやろうとして
01:13くじけてしまうとき
01:18この濡れた街並みが
01:21この濡れた街並みが
01:25うん
01:27運命やったよね
01:29俺ら運命ですこれ
01:32俺ら運命やった
01:33しかし前川さんは
01:41運命に抗うように
01:43訴え続けていることがあります
01:47私は
01:49やってはいません
01:51これは
01:52証拠状
01:53それは
01:54冤罪
01:56一度たりと犯行を認めていないのです
02:04前川さんが語った
02:06俺の運命
02:11この言葉には
02:13どのような思いが込められているのか
02:17記者になって1年目の私は
02:20それを知らなければと思いました
02:22事件の裏側に
02:28一体何があったのか
02:31事実を一つ一つ探っていくと
02:37浮かび上がってきたものが
02:41証拠がしっかりとはない事件だというのが特徴なのに
02:45それでも基礎に踏み切ったというところが
02:48捜査および検察官の問題点じゃないかなと思います
02:53287点の証拠が回避されました
02:57数から言っても内容、質の面から見ても
03:00前例がないほど充実した証拠だったと
03:04一つ裏返せば
03:06それだけのものを
03:08警察、検察が隠していたということですので
03:12何だ何だ人殺したら何だろうと
03:14どうでもいいと
03:15あの不良グループを退治してくればそれでいいんだみたいな
03:18そういう措置を
03:20警察は巧みに利用するわけを知らない
03:23そこはやっぱりメディアの我々の責任だと思います
03:28おめでとう!
03:31長い年月を経て
03:33不可能ともいわれる
03:35最新への扉を押し開いた殺人事件
03:38その真相に迫ります
03:44その真相に迫ります
03:47福井市の静かな住宅街
03:48福井市の静かな住宅街
03:501986年3月19日
03:53福井市の静かな住宅街
03:56福井市の静かな住宅街
03:591986年3月19日
04:03当時こちらに立っていた市営団地で
04:06一人の女子中学生が殺害されました
04:08その日、自宅で一人留守番をしていた
04:1115歳の高橋智子さんが殺害されました
04:24その日、自宅で1人留守番をしていた
04:2815歳の高橋智子さんが殺害されました
04:30自宅で一人留守番をしていた
04:3215歳の高橋智子さんが殺害されました
04:35卒業式を終えた日の夜のことです
04:40血だらけで倒れているのを
04:46仕事から帰宅した母親が発見します
04:48犯人は智子さんの頭や顔を
04:55ガラス製の灰皿で殴り
04:57電気カーペットのコードで首を絞め
04:59さらに包丁の絵が曲がるほど
05:02顔や首、胸などをめった刺しにしました
05:06犯行は残忍かつ必要なものだったのです
05:11現場の状況から
05:17犯人はすぐに捕まると思われました
05:24福井県警は犯人と被害者は
05:27顔見知りの可能性が高い
05:28計画的犯行ではなく
05:31空発的、突発的な犯行であると判断
05:35同じ年齢層の飛行グループによる
05:39隣地を想定して捜査を進めます
05:42被害者と交友関係にあった不良を
05:49次々と調べていきますが
05:51黙秘や虚偽の証言も相次ぎ
05:55捜査は行き詰まります
05:57そして事件から半年後
06:04別の事件で取り調べを受けていた
06:11暴力団組員の男が
06:14事件当日に
06:18服に血をつけた前川を見た
06:20と言い出したのです
06:23捜査線上に
06:27前川昌司さんの名が浮上してきます
06:31有力な情報がない警察は
06:38男の供述を中心に捜査を進めることに
06:41すると複数の人物が
06:45事件直後に前川さんを見たと
06:48証言し始めたのです
06:50そして事件からおよそ1年後
06:58当時21歳だった前川さんが
07:19殺人の疑いで逮捕されました
07:22前川昌司さんは
07:28福井市役所に勤める父と
07:30保育士の母の下に
07:32長男として生まれます
07:34姉と共に
07:37何不自由なく育てられました
07:39活発でスポーツ万能な少年だった前川さん
07:45しかし中学に上がる頃から
07:48万引きやタバコを繰り返すようになります
07:52暴走族と関わり始め
07:55次第に生活が荒れていきました
07:58当時を振り返り
08:01自分には疑われる理由があったと
08:04前川さんは言います
08:05死んだ薬物です
08:08思い出した
08:10家族もお手軽の状態で
08:14止まらない
08:161日何回も警察
08:191、2回も3回も捕ったこともあるし
08:21少年院に3度も入所を繰り返すなど
08:27地元では札付きの飛行少年になっていきました
08:30局の資料室でこんな取材映像を見つけました
08:45局の資料室でこんな取材映像を見つけました
08:57かなり頻繁にシンナー吸ってました
09:01しょっちゅう
09:02持って歩いてた
09:04持って歩いてた
09:05いつも
09:05前川君の日頃の生活ぶりっていうのはどんなんですか
09:08普段はおとなしいかな
09:12普段はおとなしい
09:13普段は
09:14でもやはりシンナーを吸って
09:17アンパンすると恐ろしい
09:20手に負えん
09:21手に負えん
09:22どういう状態になるんですか
09:24相手構わず土付くわ
09:26土付く?
09:27友達なんかがかなりたくさんいましたか
09:29妖怪いたわね
09:31どういうふうな友達?
09:33同じ悪い
09:34同じ悪い?
09:34同じ悪い
09:37高橋さんと前川容疑者との
09:40関わり合いなんか知ってますか
09:42全然知らない
09:43全く知らない
09:44繋がるとも思わなかった
09:45繋がるとも思わなかった?
09:46思わなかった
09:48前川さんとの
09:52被害者との関係性って
09:54接点は皆無です
09:56全くありません
09:59でも巷では付き合ってたとか
10:02何や
10:03シンナーを一緒に吸ったら
10:05どうたら吸ったって
10:06保育様と会ってるんですけど
10:08全くのデータあるんですね
10:10接点まるでないですよ
10:12全く皆無です
10:14うざく金額上げてくれってのもね
10:17取材を進める上で
10:20どうしても聞かなければならないことが
10:23前川さん本当にやってないんですよね
10:27犯人じゃないってことですか
10:28違います
10:29不次元は
10:33僕が殺してません
10:35全くの不関係です
10:37逮捕から3年後
10:441990年9月26日
10:48福井地方裁判所が下した判決は
10:53無罪
10:54関係者の供述は変遷があり
11:00その確信部分に確実な裏付けもなく信用できず
11:05物的証拠もなく
11:07犯罪の証明がない
11:09としたのです
11:10涙が出るくらいでした
11:16胸がいっぱいでした
11:18一番私の精神的な支えになったのは
11:25父親母親ですし
11:27本当にありがたいことだと
11:31父親母親っていうのは本当に
11:34ありがたくて尊いものだと実感しました
11:39これからは明るい家庭で
11:44頑張っていきたいと思います
11:47しかしこれは
11:52長く困難な戦いの始まりに過ぎませんでした
11:561986年3月19日
12:06福井市に住む中学3年生の女子が
12:10卒業式を迎えた夜に
12:13残殺されました
12:14そして事件からおよそ1年後
12:20福井県警は
12:23当時21歳の前川昌司さんを
12:26殺人の容疑で逮捕したのです
12:28おいおいこれ何の話やみたいな
12:35やっぱり狂談ですかね
12:38なんか驚きっていうか
12:40警察がこんなことするんかと
12:43だって証拠なんてあるはずないのに
12:48一審で福井地方裁判所が下した判決は
12:55無罪
12:56しかし検察側は
13:01この判決を不服として控訴します
13:04そして1995年2月9日
13:11名古屋高裁金沢支部は
13:14主な関係者の供述は
13:16内容に変遷が見られるものの
13:19血のついた前川を見た
13:21殺人の告白を受けたなどとする供述が
13:25大筋で一致しているとして
13:27前川さんに懲役7年の
13:30逆転有罪判決を言い渡したのです
13:33私は前川さんが兄のように慕う人物から
13:55当時の様子を聞きました
13:57私は裁判所の傍聴席
14:02お父さんの前方にいて
14:04もう頭が真っ白げになりましたし
14:09最悪の日体になったと
14:13で
14:14庄司が僕のところに
14:19一目覚めきて
14:21僕の胸元で泣いていました
14:24その企業部は今でも
14:29頭の中にありますね
14:32はい
14:32弁護団は最高裁に上告しますが
14:41棄却されます
14:43懲役7年の刑が確定したのです
14:47あまり思い出したくない
14:55あの時の心情というかね
14:58辛い
14:59みじみさとかね
15:03恨みしさとか
15:07虚しさとか
15:10こんなのは当然あるんですけど
15:122003年に刑期を終えた前川さんは
15:19名古屋高裁金沢支部に
15:21最審を請求します
15:23違うものは違う
15:27やっていないものはやっていないのです
15:29私は無事です
15:32前川さんは
15:52キリスト教の敬虔な信者
15:54礼拝が行われる日は
15:58欠かさずこの教会を訪れています
16:00本格的に
16:08神っていうものの存在を認識
16:13認知し始めたのが
16:1520日
16:15事件のあった年ですね
16:18薬物依存の危機が止まらなくて
16:20東京の施設へ
16:22その施設へ入ったのが
16:25やっぱり本格的な神との出会いだったかな
16:28前川さんは
16:3421歳の時
16:36薬物依存からの回復を支援する施設へ入所しました
16:40真な依存症の克服を目指したのです
16:45その施設で
16:47キリスト教の神父と出会い
16:50神の存在を身近に感じるようになります
16:52入信して39年
16:57アーメン
17:02主イエスキリストの恵み
17:04神の愛
17:05精霊の交わり
17:07前川の先祖も
17:08このままでは浮かばれんぞってね
17:11敗北で終わらんかよってことやろね
17:15俺やっぱり嫌じゃん
17:18やっぱり無実を晴らしたいってことやろね
17:22心の中にあったらやっぱり
17:25違うと
17:26俺はやってないと
17:272回目の最新請求から2年
17:34この日は前川さんにとって
17:37運命の日となりました
17:38最新開始です
17:41最新開始決定です
17:42ありがとうございました
17:45名古屋高裁金沢支部が
17:48最新開始を決定したのです
17:51今日は一つの国になります
17:53ありがとうございます
17:54ありがとうございます
17:56冤罪を救済する最新請求ですが
18:00訴えが通る確率は1%ほどです
18:04最新開始の決め手となったのは
18:09開示証拠ですね
18:11それがこれだけ大きな意味を持った
18:142回目の最新請求で
18:18初めて開示されたものがありました
18:20検察側が持っていた
18:23取り調べの捜査報告書や
18:25供述聴書などです
18:27その数287点
18:31開示された証拠について
18:35弁護団の団長
18:37吉村悟弁護士は
18:39合計約10人ほどの青少年たちが
18:45大筋において同じようなことを述べている
18:47これが有罪認定の根拠になっているわけです
18:52開示証拠はそのすべてを弾劾するものであったと
18:57関与教術というものが作られたものであるということを
19:01いろんな角度から指し示す
19:04そういう証拠であったと
19:05最新開始決定からおよそ2ヶ月後
19:12弁護団から許可が出て
19:14私はその証拠の資料を見せてもらいました
19:17開示された捜査報告書を細かく見ていくと
19:25前川さんの犯行説を否定するような
19:28警察、検察にとって不都合なことがいくつも書かれていたのです
19:33例えば、血のついた前川を見たという
19:43元暴力団区民Aは
19:45ある日の取り調べで
19:47底浜川に血のついた服を投棄したと
19:51供述していましたが
19:52別の日には結婚付きトレーナーは
19:59段ボール工場西側土手に埋めたなど
20:02何度も供述が変わっていました
20:04また事件の日
20:11Bはタクシーを使って
20:14前川さんを乗せる車を取りに行ったと証言していました
20:17しかし福井市内全てのタクシー会社の運転日報を調べた結果
20:25当時Bが供述した区間を走った記録はなかったのです
20:30287点の証拠が開始されました
20:35数から言っても
20:38それから内容
20:40質の面から見ても
20:42前例がないほど
20:44充実した証拠だったと
20:46一人が裏返せば
20:48それだけのものを
20:49警察、検察が隠していたということですので
20:53物証がない中で
20:59関係者の証言に頼るしかなかった捜査機関
21:02その危うさを象徴する供述があります
21:06犯行後
21:10前川さんと会ったというNは
21:13事件当夜は
21:15テレビ番組
21:16夜のヒットスタジオで
21:18アン・ルイスとキッカー工事が腰を振って歌う
21:22いやらしい場面を見たと話していました
21:24しかし
21:29開示された捜査報告書には
21:31調べた結果
21:33そのシーンは
21:35事件があった当日の
21:373月19日に
21:39放送されていなかったと
21:40記されていました
21:411週間後の
21:443月26日だったのです
21:46つまりNの供述は
21:51間違いだということを
21:54捜査員は当時から知っていたことになります
21:56検察官が
22:01後半の終わり頃に
22:05フジテレビに
22:07紹介をかけたところ
22:09そのアン・ルイスとキッカー工事の
22:12卑猥な場面は
22:13そのような放映されていなかったということが
22:16明らかになったわけです
22:17そうするとN君が
22:20そのような
22:20関与するという行動
22:21これの根拠がなくなってしまうわけですね
22:24そして
22:26それで
22:26いやらしいなというふうに
22:28話し合ったという
22:29長所
22:29これも全くの
22:30虚偽
22:31警察の
22:31警察のデッチ上げだということが
22:33明らかになってしまったんです
22:34事件発生から30年余りも
22:40警察
22:42検察が隠してきた
22:43不都合な真実の数々
22:45今回の
22:50福井女子中学生殺人事件を始め
22:53多くの冤罪事件を取材してきた
22:56ジャーナリストの
22:57大谷昭弘氏は
22:59警察官も怪しいところの証言はと
23:04でもそれを知っててですね
23:06握りつぶしてたってことは
23:08警察検察とはっきり嘘をついてるわけです
23:11今回その問題点をですね
23:14非常に裁判所は冷静にですね
23:16玄関にあなた方は犯罪を犯してますよと
23:20言わんばかりの決定文だと思うんですね
23:23残念ながら当初のですね
23:27名古屋高裁あるいは最高裁
23:30どうして287点ものですね
23:34隠されてた証拠で出させて
23:37自分たちで判断しなかったのかと
23:39その時点で出させておけばですね
23:4138年というですね
23:44無駄な時間を過ごさずに済んだわけですよ
23:46お父さん
23:56昨日聞いた
23:58うん
23:59聞いた
24:00最新開始確定や
24:03確定
24:05長すぎた
24:1038年なんて
24:14ただ
24:19人を馬鹿にしてるよ
24:21まだ終わったわけじゃないの
24:23お父さん
24:24いやもう何もかにも
24:25馬鹿にされてきた
24:27お父さん
24:28母
24:30真知子さんは
24:3221年前
24:33前川さんが無罪を訴え
24:36最新請求を行う直前に
24:38亡くなっていました
24:39私に対してやっぱり
24:44愛情を注いでくれて
24:45僕のせいで
24:47彼女はね
24:48疲弊してしまった
24:51というか精神がね
24:51心が
24:52うん
24:55親父はね
24:59もう
25:00年もとって
25:02彼らもね
25:03弱くなって
25:04そういう
25:05お父さん
25:05親父を見ていると
25:06やっぱり
25:07ああ
25:08親復興したな
25:09という思いは
25:10やっぱりね
25:10あるかな
25:11という気がしますね
25:13だから今
25:15自分のできることって
25:18やっぱり
25:19何らかの形で
25:20返していきたい
25:20というか
25:21親にね
25:22親復興したい
25:23という思いは
25:24心の中で
25:25少しずつ
25:26強くなってきています
25:27事件の関係者が
25:39口をつぐむ中
25:40取り調べで
25:42重要な証言をした
25:43一人の男性から
25:44撮影しないことを
25:46条件に
25:46話が聞けました
25:53事件後に
25:54前顔を見たとは
25:55言ったが
25:56マイカーが
25:58犯人だとは
25:59言っていない
26:00嘘ではなく
26:03違うことを
26:04言ってしまったことは
26:05あると思う
26:07自分も警察官に
26:11踊らされていたのでは
26:13などと
26:14取り調べを受けた
26:15際の状況や
26:16これまでに
26:18開示された
26:18捜査報告書の
26:20内容などについて
26:21語ってくれました
26:22私は
26:28当時を知る
26:29警察関係者を
26:30探しましたが
26:31なかなか
26:32見つけられずに
26:33いました
26:33そんな中
26:36ようやく
26:37当時捜査員だった
26:39元警察官と
26:40出会い
26:41話を聞くことが
26:42できたのです
26:43当時振り返ってみて
26:48どんな捜査でした
26:49警察としてはね
26:53当時
26:53お話を聞いた人からの
26:56裏は取りますから
26:57全部ね
26:59それが捜査ですから
27:02普通
27:03殺し手と
27:04あんまり関係者は
27:05おらんけど
27:06周りの
27:07いっぱいいたもんで
27:09その把握に
27:10するのには
27:11ちょっと苦労したのと
27:13当時
27:15疲れたことが
27:16多かったので
27:17苦労した
27:18そういうとこやね
27:20追い詰められさとか
27:23そういうとこ
27:23いやいや
27:24次から次へと
27:26事件が起きるんで
27:27一つに
27:30これを取り
27:30へんまはないけども
27:32犯人を
27:35検挙できないまま
27:37来てるという
27:37頭はあるで
27:39私は改めて
27:44前川さんを
27:45逮捕した時の
27:46警察の
27:47記者会見の
27:48映像を
27:48見返して
27:49見ることに
27:49しました
27:50すると
27:51同期については
27:54現在までの捜査結果では
27:57前川が犯行に
27:59関与したことは
28:00明らかですけれども
28:02詳しくは
28:04調べ中でございます
28:05これまでの
28:06関係者の調べでは
28:07前川は
28:09被害者を
28:09誘い出しに
28:11行きまして
28:11その時の
28:12トラブルが
28:13あったと
28:13認められます
28:14この点については
28:16前川の取り調べで
28:18明らかにしていきたいと
28:19書にかけております
28:20何をさ
28:22お聞きした
28:23それは前川から
28:26今後聞くことでございます
28:27何のために
28:30誘いに行ったか
28:31ということでしょう
28:31何のために
28:33誘いに行ったか
28:33ということでしょう
28:34それは
28:35これから
28:37前川に聞きたいと
28:38会議に思っております
28:39前川のですね
28:41もうちゃんと
28:42間柄が
28:43間柄ですか
28:45詳しくは
28:50前川の
28:50これも
28:50調べに待たな
28:51だめなんですけれども
28:52被害者は
28:54前川の
28:55後遺者の
28:55一人だった
28:56という具合に
28:57認められます
28:58後遺者
28:59これは
29:11捜査の
29:12一番重要な
29:13部分でございますので
29:14決め手が
29:15何かということは
29:16ここでの
29:17発表は
29:17差し控えさせて
29:18いただきますけれども
29:20私どもの方では
29:21人的
29:23その他
29:24いろんな点から
29:25確証を得た
29:26ということです
29:27目撃者はいた
29:31はい
29:34いやいや
29:35それは目撃者というのは
29:36何の目撃者ですか
29:37その当日に
29:39現場に
29:40前川に行った
29:41はい
29:45目撃証はない
29:49というふうに
29:51判断しておられている
29:52そのところは
29:53それは
29:54何とも言えません
29:57そうさて
29:59いやいや
30:02それはあるともないとも
30:03言われません
30:04入診場あっても
30:05何が証拠だということは
30:07ちょっと
30:07差し引けたと思います
30:08会見では
30:12警察幹部のはっきりしない
30:14言い回しや
30:15態度が見受けられます
30:17指揮を取った
30:19県警幹部に
30:20ぜひとも
30:21話を聞きたいと思いました
30:231986年
30:303月19日
30:32福井市で起きた
30:34当時中学3年生だった
30:35女子の
30:36残殺事件
30:37前川さんは
30:40なぜ逮捕されることになって
30:42しまったのか
30:43当時の捜査は
30:45どういったものだったのか
30:47刑事訴訟法が専門で
30:58最新制度に詳しい
31:00大阪大学の
31:02水谷範雄教授を訪ねました
31:04なぜ30年余り経ってから
31:11新たな証拠が開示されたのか
31:14水谷教授は
31:162009年から始まった
31:18裁判員裁判が背景にあると見ています
31:22普通の事件
31:24通常審の事件での
31:26証拠開示が
31:27制度化されました
31:28裁判員裁の
31:30裁判が始まる直前にね
31:32そのことがちょっと
31:34検察官の意識を変えたかもしれない
31:37開示をしないということで
31:40抵抗すると
31:41検察官が証拠を隠しているという風に
31:45逆にマイナス評価を受けてしまう
31:47それはまずいので
31:49求められたら
31:52一定の必要性と重要性があるものは
31:55開示しましょうという風に変わった
31:57当時はまだ
31:59証拠開示の制度というのは
32:01十分にはなかったんですよね
32:02またこの事件では
32:07そもそも次のような点が
32:10問題だったと指摘しました
32:12事件後の前川さんを見たという
32:16供述の信用性に
32:18かかってくるわけですよね
32:19そういうある意味では
32:21危ういといいますかね
32:23証拠がしっかりとはない事件だ
32:25というのが特徴なのに
32:26それでも基礎に踏み切ったというところが
32:29捜査および検察官の問題点じゃないかなという風に思います
32:33供述の危うさを示すものが
32:39最新請求にあたり
32:40弁護団が提出した証拠の中にありました
32:44この衆議袋
32:49これは事件の関係者の一人
32:52Nに警察官が送ったものです
32:55実はN
33:00前川さんが無罪判決となった一審では
33:03自分は事件に関わっていないと証言していました
33:07しかし
33:12控訴審では
33:13一点
33:14前川さんを見たと証言をひるがえし
33:17逆転有罪の
33:18大きな決め手の一つとなったのです
33:21警察
33:25検察の描いたストーリーに合うように
33:27証言を書いたNに対し
33:29警察が送った結婚祝い
33:33最新開始決定文の中で裁判官は
33:37謝礼的な意味合いが込められていたと
33:40みなされても仕方ないと
33:41警察とNの癒着を厳しく非難しました
33:45例えばその
33:52何とか有罪にするためにですね
33:55結婚祝いと承知でですね
33:57金銭を手渡す
33:59これはただ単にですね
34:01その冤罪を作ったというのではなくて
34:04警察検察が犯罪を犯していたということがですね
34:09現下にこの決定文の中では
34:13触れられているわけですね
34:14これは抜本的に日本の資本がですね
34:17これから改善していくというか
34:21解体的に出直さなきゃいけないことを
34:25示唆していると思いますね
34:26捜査員だった元警察官に
34:31当時の取り調べについて聞くと
34:34しかし前川さんが受けたという取り調べは
34:57前は髪の毛をつかんで
35:00髪に後ろの髪にダーンと
35:02あとこのテーブルにつかんで
35:05ダーンと
35:071回で2回3回
35:09この後に髪の毛つかんで
35:11ガンと
35:13ご利口言わんかね
35:15当時福井県警はどんな捜査方針だったのか
35:23事件の陣頭指揮をとっていた
35:27福井署署長の坂下昇氏は
35:30すでに亡くなっていました
35:32それならもう一人の責任者である
35:37当時の福井県警本部長
35:40柿見隆氏に話を聞きたいと思ったのです
35:44柿見氏は
35:46後に警察庁刑事局長に上り詰め
35:5030年前に起きた地下鉄サリン事件では
35:53警察側の責任者として
35:56オウム教団と対峙した人物
35:58今は弁護士です
36:01電話やメールでは連絡が取れなかったので
36:07手紙を送りました
36:081週間後に届いたその手紙には
36:18お断りさせていただきますとありました
36:27多くの人にとってはもう進んだ事件
36:38忘れてしまいたい事件でしかないのです
36:422024年12月24日
36:50キリスト教の祭典
36:53クリスマスイブ ミサ
36:55前川さんはこの日も率先して
37:02駐車場の整理を行い
37:04みんなのために働きます
37:07キリストに尽くしみを私たちに
37:15ジョアイオフクリスマス
37:17クリスマスをおめでとうございます
37:20おめでとうございます
37:22おめでとうございます
37:25どんなことがあってもやっぱり大きく応用に
37:32温かく迎え入れてくれる懐があるかなって
37:39教会には多分理解に苦しむ人もいるかもしれませんけど
37:46これがやっぱり信仰の実りみたいな部分はあるかね
37:54いつも毎日一緒に
37:56一緒に
38:00いつも毎日一緒にの
38:01ちょっとこう
38:05前川さんってどんな方ですか
38:07すごい真面目やね
38:11ピシッとしてますよ
38:13後片付けをよくしてくださいます
38:16前川さんはいろんなものを失いました
38:23でもこうした居場所も見つけたのです
38:27今回最新が開いた
38:30そのことに関して言えば本当に
38:33神様に義理があるっていうか
38:37神様の説理がなければちょっと難しかったと思います
38:422025年3月6日
39:00最新初公判の日
39:02最新公判では改めて
39:15関係者の供述や
39:17証言の信用性を争います
39:20検察側は夜のヒットスタジオで
39:24アン・ルイスとキッカー工事が腰を振って歌うシーンは
39:27事件当日に放送されていなかった事実を認めました
39:31また今回は新しい証拠は提出せず
39:36過去の裁判での証拠を踏まえ
39:39改めて有罪を主張したにとどまったのです
39:42これに対して弁護側は
39:46関係者が取り調べ当初から
39:49供述を書いている事
39:51事件当日に利用したとされる
39:54タクシーの運転日報がなかった事など
39:57今回の最新開始の決め手ともなった
40:00当時の捜査報告書などを提出
40:03ずさんな捜査を明らかにするなどして
40:07前川さんの無罪を改めて訴えました
40:10最新公判はその日で決心
40:18残すは7月の判決の言い渡しを待つだけです
40:331日1日振り返ってみて
40:41話とかうまくいかなかったところもありましたけど
40:48まあいいんじゃないですか
40:49行政で
41:03最後として
41:07みんなが来てくれたというのがやっぱりね
41:10これはやっぱり嬉しいです
41:11これで
41:12何とかここまで来れましたね
41:17諦めた時期がありましたから
41:20もう無理だとできんと
41:22その次に行かれるとここまで来れたね
41:26あそこがやり越えて
41:33あと判決
41:34ここまで来れた
41:56先祖おじいちゃんおばあちゃんが
42:09先に亡くなったあの
42:11長女
42:11姉ですね
42:12あとお袋
42:21ちょっとしたね
42:21ご報告をと思ったんですけど
42:24今日はやっぱり
42:28良い結果を得られそうですと
42:30いうことはちょっと心の中で思いました
42:36ただ
42:38今回ね
42:4038年、9年かかって
42:43やっと
42:44ミシスが張りそうっていう
42:48時間も結構かかったなっていうのは思いますね
42:541986年
42:593月19日
43:00当時中学3年生の高橋智子さんが
43:04卒業式を迎えたその日の夜に
43:08残殺されました
43:09そして
43:13飛行少年だった一人の男性が
43:15殺人の疑いで逮捕され
43:187年間服役し
43:20その後も罪を背負って
43:22生きていく他なかったのです
43:25いろんな要素があると思いますけれども
43:36大きな要素としては捜査機関の思い込み
43:42あるいはこの事件であるように焦り、メンツ、そういうものですね
43:48犯人が有罪になってほしいという願望が
43:54一般の人もそうですし
43:57それから捜査官も検察官も裁判官もちょっとそうかもしれない
44:03今非常に強いからだと思います
44:06前川さん含めてですね
44:09このグループだって褒められたようなことを
44:11してたわけじゃありませんから
44:12そこはやっぱり
44:14冤罪は温床だったと思うんですね
44:17政権から見れば
44:18あいつらはシャブボケなんだよとか
44:20薬いじくってんだよとか
44:22ですから必ずそういうですね
44:25素地を作り出すわけですよ
44:27なんだかんだ人殺したらなんだろうと
44:29どうでもいいと
44:30あの不良グループを退治してくれば
44:33それでいいんだみたいなですね
44:34形でみんなそっちについてしまってる
44:37そういう素地を警察は巧みに利用するわけをしたの
44:41そこはやっぱりね
44:43メディアの我々の責任だと思うんです
44:45人生の大半を
44:53冤罪と向き合ってきた当時の飛行少年は
44:56今年官暦を迎えます
44:59ちなみにこの事件に巻き込まれてなかったら
45:07って言ったりしますけど
45:07どういった生活を持ってきたかったら
45:10その質問いいと思います
45:12こういう意味では
45:13この事件巻き込まれて
45:15感謝してる分大きいんです
45:18だから死んでたね
45:19薬物か
45:20私は誰かからね
45:23褒め合わされてたから
45:25命を落としてたとも
45:27この意味では自分の人生がコロッとね
45:30大きく変えた転換
45:33そういうことができた
45:35担任ポイントっていうか
45:36この事件はね
45:37世の中
45:40いろいろあるんじゃないですか
45:43いい時もあれば悪い時もあるっていう風な
45:46卓下した考え方を持っていれば
45:50不幸な時も不運な時も
45:52またいい時もあるさみたいなね
45:55そういう風な切り替えができれば
45:58きっと展望
45:59道はね
46:00さらに大きく広げることができる
46:03福井女子中学生殺人事件
46:12最新公判の判決は
46:15今年7月に言い渡されます
46:18ご視聴ありがとうございました
お勧め
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