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ニューストランスクリプション
00:00去年12月、ユン・ソン・ヨル前大統領による非常会言で一時混乱が広がった韓国
00:13罷免されたユン前大統領の公認を選ぶ選挙は来月3日の投開票日まで2週間を切りました
00:24その中、その最中存在が目立っているのが極端な主張を行う若者たちです
00:34YouTubeなどの動画サイトで増幅される根拠が不確かな主張に影響を受けているといいます
00:42一部の若者たちのデモは韓国で特別な意味を持つ場所でも行われました
00:50それが南西部の町コアンジュです
00:54コアンジュは45年前に軍事政権による非常会言の下で
00:59軍が民主化運動を弾圧し大勢の市民が犠牲になった公衆事件が起きた場所です
01:06非常会言に対抗した民主化運動を象徴するこの町で
01:12選挙戦の最中に起きている異例の事態を取材しました
01:16公衆事件から45年となる今月18日
01:23追悼式典が行われました
01:25式典には革新系最大野党ともに民主党のイジェミョン候補が出席
01:45一方保守系与党国民の力のキム・ムンス候補は出席せず
01:54前日に現地の墓地を訪れました
01:57ユン前大統領を支えてきた与党に対する市民の反発が背景にあるとみられます
02:051980年5月に起きた公衆事件
02:16クーデターで国の実権を握った軍に反発した市民が
02:21民主化を求めるデモを実施
02:23これに対し軍は非常改憲の下で
02:29戦衛部隊など延べ2万人を投入して弾圧
02:33無差別に発砲したほか
02:36必要な横断など市民は可烈な暴力にさらされました
02:41特別法で設置された公的な独立調査委員会が
02:46去年公表した報告書によると
02:49166人の民間人が死亡し
02:52今も大勢の市民が行方不明のままです
02:56当時、死傷者が運び込まれた病院は
03:04事件を後世に伝えるための施設として残されています
03:08こうした歴史を背負った
03:24コアンジュの人たちにとって
03:27ユン前大統領による非常改憲は
03:29衝撃的な出来事でした
03:3245年前、非常改憲が出された中で
03:39軍に拘束されたウィ・ギョンジョンさんです
03:43当時、大学生でデモに参加したところ
03:48政治犯とみなされ
03:50この施設に収容されて拷問を受けたといいます
03:54ユン前大統領の非常改憲は
04:19決して認めてはならないとミサンは考えています
04:23公衆事件を検証し
04:51伝え続けてきた地元の新聞社
04:54公衆日報です
04:55ユン前大統領が出した非常改憲は
05:01コアンジュの人たちに
05:03強い危機感を呼び起こしました
05:06民主記者の人たちに
05:36非常改善に対する反対の声が強い地域ですが
05:41今年の甲州事件の式典に合わせて地元では異例ともいえることが起きていました
05:48去年12月の非常改善を機に
06:06ユン前大統領の支持を訴え始めた若者たちです
06:11野党は北朝鮮に従属する反国家勢力で国政を麻痺させている
06:22こうしたユン前大統領の一向的な主張に強く同調しています
06:28日本の民主党は
06:34윤석열 대통령のまた
06:37今卒業の政府のおにまとめ
06:38これを自分のときに言い合わせて
06:40これを自由にやります
06:42皆さん
06:43ウンサクの言い合わせて
06:45レコシーミィディアーの言い合わせ
06:46レコシーミィディアーは
06:49見たいと思って
06:50YouTuberを見たこと
06:52こうした主張の背景にあるのが一部の保守系ユーチューバーの存在です
07:09韓国メディアからは極端な主張を発信し根拠が不確かな情報を拡散していると指摘されています
07:22韓国では新聞やテレビのニュースよりも動画サイトを見る人の割合が高いのが特徴です
07:35調査ではニュースを知る手段として半数以上を占めたのがYouTubeでした
07:42根拠が不確かな情報に対して多くの共感が寄せられています
08:03こうした情報の拡散をユン前大統領自身が増幅させているとも言われています
08:11ユン前大統領は昨日新作ドキュメンタリー映画を鑑賞しました
08:21一緒にいるのは制作に関与した保守系ユーチューバーです
08:27映画のテーマは選挙の不正疑惑
08:32ユン前大統領は過去の選挙などで不正疑惑があったため
08:37それを調べるために非常改憲を宣言したとも主張していて
08:42一部のYouTuberの考えに同調しています
08:47野党などは陰謀論だとして
08:50ユン氏の言動が若者を煽動していると批判しています
08:54公衆日報の編集局長は
09:00公衆事件という重い歴史を背負う街の若者にも
09:05影響を与えていると懸念しています
09:07レグシア論の自分の信頼を信じられていると
09:14信頼を信じられていると
09:16私は今の大きな問題です
09:18聞くことを見ることを見ることを
09:23見てみることを見ることができることです
09:24国家の指導者が言うことを
09:28手を振り返して
09:31何を解決することをすることを
09:33何を解決することをすることを
09:34このネット情報への依存やSNSが選挙に影響する動き
09:41これ日本でも言えることなんじゃないかと感じます
09:45ソウルには取材に当たった吉塚記者がいます
09:48吉塚さん若者たちを実際に取材してみてどう感じましたか
09:53はい実際に若者に接してみると至って普通の青年で
10:00主張とのギャップに驚きました
10:03ただデモになると彼らの主張は根拠が不明で
10:07掛け声には差別的な表現が含まれていて過激な内容です
10:12そうした若者はなぜ一部のユーチューバーに同調するんでしょうか
10:18はい動画サイトを見る理由を聞いてみますと
10:25新聞やテレビは政治的に偏っているとする一方で
10:29ユーチューブは説明が詳細でコメントで質問ができるため
10:34分かりやすく信頼できると話していました
10:37ただ情報の正確さや根拠にはさほど関心を払っていないように移りました
10:44そうした情報と同じ内容をユン前大統領が主張したことで
10:49立場のある人が言っていることなのだからと同調が増幅したのだと思います
10:56吉塚さん根拠が確かでない主張はどこまで広がっているんでしょう
11:03今韓国は選挙戦の真っ最中ですけれども
11:07それに影響するんでしょうか
11:09はい
11:12選挙戦の構図に影響を与えるほどとは言えないんですけれども
11:17じわじわと一部の若者の間で影響力を増してきた印象です
11:22以前はこうした主張はメディアで取り上げられることもなく
11:26根拠が不明な主張をする動画を見るのも
11:30主に一部の中高年に限られていたんです
11:33それがユン前大統領が非常会見を出して
11:37一部のユーチューバーと同じ主張を繰り返したこともあって
11:41関心を持つ若者が徐々に出てきました
11:44ユン氏は自分の支持者に対して
11:48大統領選挙の与党候補を応援してほしいと言及していて
11:53これに従うとする支持者も出てきています
11:56根拠が不明な主張の拡散が
12:00実際の社会に一部であっても影響する状況が生まれているといえ
12:05韓国が直面している大きな課題といえます
12:09アメリカのホワイトハウスで行われたお仕事参加
12:19職員の子どもたちが招待されました
12:22記者会見場では子どもたちのユニークな質問に報道官が回答
12:29中には報道官への質問も
12:50日によって変わると報道官は答えたということです
13:07続いてはこちらです
13:11宝石が散りばめられたきらびやかな腕時計
13:16高価なものだと1本で1000万円以上することもある
13:22スイス製の高級時計です
13:25時計はスイスの主要産業の一つで
13:29その最大の輸出先がアメリカですが
13:32アメリカのトランプ大統領はスイスに対して
13:3531%の関税を課すと発表しています
13:39トランプ関税への不安が広がる
13:44スイスの時計産業の現状を取材しました
13:47先月スイスのジュネーブで行われた
14:07世界最大規模の腕時計の見本市
14:10名だたる有名ブランドが新作を発表し
14:13世界中からバイヤーなどが訪れました
14:16国内生産の多くが輸出される
14:41スイスの腕時計
14:43スイスにとって国内3番目の輸出産業で
14:47その最大の市場は
14:49輸出額の2割近くを占めるアメリカです
14:52ただそのアメリカで先月
14:59トランプ大統領が31%の関税を発表
15:03各メーカーは関税が発動する前に
15:07急遽アメリカに製品を送るなど
15:09対応に追われていました
15:11懸念を抱くスイスの時計産業
15:26実は近年業績が低下しています
15:30コロナ禍で大きな打撃を受けた上
15:33去年は輸出先の上位を占める
15:36中国本土と香港での売上が大幅に減少したのです
15:40中国の不動産不況などの煽りを受けたことが
15:44指摘されています
15:44日本一を訪れていた香港の時計店の経営者は
15:52日本一を訪れていた香港の時計店の経営者は
16:14売上の減少を受け生産本数を絞っているという
16:18スイスの時計メーカー
16:20そのしわ寄せは国内の生産現場に及んでいました
16:24北西部のラ・ショードフォン
16:29世界文化遺産にも登録されている
16:31時計作りで知られる街です
16:33フランスとの国境に近く
16:3716世紀の宗教戦争で
16:40フランスを追われた職人や商人が移り住み
16:43スイスの時計産業の発展に貢献したと伝えられています
16:47ただこの街で100年以上前に創業した
16:54老舗の部品メーカーを訪ねてみると
16:57こちら部品メーカーの工場に来ています
17:02工場で目立つのはこのように稼働していないマシンです
17:05高級ブランド時計の顔ともいえる
17:11文字盤の生産を受け負っているこの工場
17:14取引先のブランド名を隠すことを
17:17条件に撮影が許可されました
17:19コロナ禍明けの需要の回復を見越し
17:264年前に工場を建て替えたばかりでしたが
17:29現在の稼働率は70%ほど
17:32製品を並べる棚にも空きが目立っていました
17:37中国市場の不審を受け
17:41一昨年から注文が減っているためだといいます
17:45400人いた従業員のうち
18:07すでに70人を解雇
18:09今後事業が縮小することも見据えた決断でしたが
18:13トランプ関税によって
18:15さらに先行きが見通せなくなったといいます
18:18取材に当たった田村記者に聞きます
18:39田村さんトランプ政権の関税が苦しむ
18:43時計産業への追い打ちとなりかねないこの状況
18:46スイス政府はどう対応しようとしているのでしょうか
18:50トランプ政権の関税措置の緩和などを
18:56引き出そうと様々な手を打っているんです
18:58このうち今月10日と11日に
19:01アメリカと中国の貿易協議が行われた
19:03舞台を用意したのもこれスイスだったんです
19:06会場にはジュネーブの湖のほとりにある
19:09一等地を提供しました
19:11これに合わせてスイスのケラーズッター大統領も
19:14アメリカのベッセント財務長官と
19:16直接会談を行いました
19:18具体的な成果は発表されていませんが
19:20ベッセント財務長官は会見で
19:23この計らいに感謝し
19:24関税措置をめぐって
19:26アメリカと最初に合意したイギリスを引き合いに出して
19:29イギリスとスイスは交渉の最前線に踊り出たと述べたんです
19:33スイスは衛星中立国です
19:36その立場を生かして
19:37自国の主要な産業である
19:39時計や医薬品などを守りたい思惑があります
19:42とはいえスイスも日本と同様
19:45アメリカとの貿易で大きな黒字です
19:48なので競技交渉は簡単ではないと思われますが
19:52スイスがこの後どのように立ち回るのか
19:55注目したいと思います