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  • 2025/5/16

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テレビ
トランスクリプション
00:00本館を大事件と命名する 令和5年10月17日 防衛大臣 木原稔
00:30施行をお手伝い
01:00ご視聴ありがとうございました
01:30たった一発の魚雷で空母や揚陸艦などの重要ユニットを無力化できる兵器
01:38それが潜水艦だ
01:41川崎重工業で海上自衛隊の最新鋭潜水艦ライゲーが浸水した
01:50ライゲーは雷とクジラという2つの強力な自然の力が融合しており
01:55帝国海軍での命名実績はなく史上初めての命名令となる
02:01ライゲーは総流型潜水艦の後継である大ゲー型潜水艦の4番艦にあたり
02:09全長84メートル全幅9.1メートルという寸法は
02:15全形と同じであるが2倍以上のエネルギー密度を有している
02:19建造には約702億円が投じられ
02:24乗員は約70人
02:26注目すべきは女性乗員のために設けられた専用居住エリアである
02:32今回は最新鋭潜水艦ライゲーの能力と
02:37体幹・体地攻撃も可能となった新型ミサイルについて解説していこう
02:44潜水艦の最も強力な特性はその隠密性にある
02:49海中に姿を隠して敵に気づかれることなく
02:53水上艦艇や他の潜水艦を攻撃できる能力は
02:57潜水艦を究極のステルス兵器として位置づけている
03:01一部の潜水艦は地上目標に対して巡航ミサイルを使用することができ
03:09さらには核弾頭を搭載した潜水艦発射弾道ミサイルを運用し
03:15抑止力としての役割も果たしている
03:17現代の高度に発展した探知装置や対戦戦兵器の存在下でも
03:25潜水艦の探知や撃沈は容易ではなく
03:28海中に潜った後はその位置が特定できない
03:31潜水艦が長ければ長いほどその存在を隠すことができる
03:37そのため敵に見つからないためにも騒音を最小限に抑え
03:44長時間の潜行能力を持つことが
03:46潜水艦の隠密性をさらに高める要素となる
03:49海上自衛隊の総流型潜水艦は
03:54その低振動と静粛性で世界的に評価されてきたが
03:59新たな進化を遂げた大ゲー型が登場している
04:02大ゲー型は総流型の高性能を継承しつつ
04:08さらに探知性能や非探知防止能力を強化し
04:12新型戦闘管理システムの導入によって
04:15情報処理能力も向上させている
04:17特筆すべき点は大ゲー型の電力系統に革命をもたらす
04:24GSユアサ製のリチウムイオン蓄電池の搭載だ
04:28この技術は従来の鉛電池の2倍以上のエネルギー密度を持ち
04:35水中での航続力を飛躍的に向上させるもので
04:39日本が世界に先駆けて導入した
04:412017年に始まった新型潜水艦大ゲー型の建造は
04:49非原子力の通常動力潜水艦として
04:51世界トップクラスの先行性能を目指している
04:54リチウムイオン蓄電池は
04:58より多くの電力を迅速に充電・放電できるだけでなく
05:03水素ガスの発生も防ぐため
05:05潜水艦の設計に新たな局面をもたらしている
05:09大ゲー型は最初の3番艦まで
05:13川崎重工業製のV型12気筒ディーゼル機関を使用していたが
05:184番艦ライゲーからは新型のディーゼル機関を搭載している
05:23この新型エンジンは発電効率を高めた
05:27新しいスノーケルシステムに対応しており
05:31潜水艦特有の過酷な環境に適応するための
05:34特化機能を備えている
05:36潜水艦はディーゼルエンジンで発電し
05:41その電力を用いてモーターを駆動させ
05:44スクリューを回転させることで推進力を得る
05:48潜光中に充電するためには
05:51スノーケルと呼ばれる特殊な吸排気装置を使用し
05:55海面上に露出させてディーゼルエンジンを回す
05:58しかし大ゲー型の4番艦からは
06:03潜光中でも迅速に蓄電池を充電できる
06:07新型スノーケル発電システムが導入された
06:09これにより従来に比べて
06:14効率的に潜水艦を充電することが可能となった
06:17また送流型と同じく
06:22完備火事はX字型で設計されており
06:25少ない操作で細かな動きができ
06:27水中での運動性能が優れている点や
06:30着底時の火事損傷リスクが
06:32低減されている点が挙げられる
06:34送流型8番艦の赤流以降の潜水艦に
06:39搭載されている魚雷防御システムも
06:42搭載されており
06:43これにより敵潜水艦から発射された魚雷を
06:47回避する能力が向上している
06:49現在2022年10月に浸水した3番艦ジンゲーが
06:562024年3月の収益に向けて準備を進めている
07:01ジンゲーの兵器は魚雷だけでなく
07:06後に説明する対艦ミサイルも
07:08装填できるようになっている
07:10深海で航行する潜水艦を探知する際の
07:14主な手段はその潜水艦が発する
07:17雑音の探知である
07:18潜水艦はエンジンやモーター
07:23スクリューなどの動作によって
07:25特有の音を発し
07:26相手はこの音を水中で拾うことで
07:29その位置を特定しようと試みる
07:31そしてその音を分析することで
07:36味方か敵の潜水艦かを
07:38識別することができるのである
07:39敵と判別した場合
07:42正確な位置を特定して魚雷攻撃を行う
07:47海上自衛隊の最新鋭潜水艦である
07:51タイゲー型は
07:52従来の89式魚雷のアップデート版である
07:56新型の18式魚雷を備えている
08:00この進化した武装体系の中心には
08:03艦首の先端上部に設置された
08:06533mmの魚雷発射艦6門がある
08:11これらの発射艦はただ魚雷を放つだけでなく
08:15海上目標に対して水中から発射する
08:18対艦ミサイルハープーンブロック2も装備可能である
08:23このミサイルの射程は248kmに及び
08:28GPS誘導による対地攻撃能力が付与されており
08:32トマホークのように必要に応じて
08:35地上目標への攻撃も可能である
08:38この技術的進展は
08:42日本の海上防衛戦略において重要な意味を持つ
08:46より高い精度と射程での攻撃能力は
08:50日本周辺の安全保障環境に対応するために不可欠であり
08:55これにより隊芸型は海上自衛隊の戦力を
08:59一段と高めることが期待されている
09:01さらに海上自衛隊は
09:05潜水艦に女性自衛艦を配置するための
09:08新しい取り組みを展開している
09:10これに伴い潜水艦内の居住区には
09:15女性専用の寝室が設けられ
09:17プライバシーを確保するために
09:20仕切りやシャワー室へのカーテンが設置された
09:22このような改良は
09:26男女隊員の導線を整理し
09:28女性隊員が安心して勤務できる環境を
09:31実現することを目指している
09:33これは海上自衛隊において
09:37歴史的な出来事であり
09:39日本の大和なでしこが海の安全を守る役割を担うことになる
09:44そのような中
09:46潜水艦の建造費が増大していることが問題となっている
09:50日本の潜水艦建造の現状は
09:54年々増加するコストの重圧の下で進行している
09:57三菱造船所と川崎重工業は
10:02交代で大型潜水艦の建造を担当しており
10:06さらに五番艦と六番艦がそれぞれ建造中である
10:10目を見張るのは建造費の急激な上昇である
10:162021年度予算で五番艦の建造費は
10:21684億円とされ
10:24翌年の六番艦では736億円
10:28続く七番艦では808億円となった
10:32そして2024年度の予算要求では
10:37さらに跳ね上がり
10:39八番艦の建造費は951億円に達するとされている
10:43この費用の増大は
10:46主に資材の価格上昇に起因している
10:49海上自衛隊における潜水艦の配備数は
10:55現在、親潮型8隻、総流型12隻、耐減型2隻の合計22隻である
11:04この中で最も古い親潮型の艦が順次退役していくため
11:10海事はこれを補充する形で
11:13毎年1隻のペースで新型潜水艦を調達し続けるとみられる
11:18しかし、このような状況の中で
11:23建造コストの上昇は
11:24日本の防衛予算に大きな影響を及ぼす可能性があり
11:28今後の動向に注目が集まっている
11:31原子力潜水艦を保有しない日本にとって
11:36通常動力型潜水艦の性能向上は重要な挑戦である
11:41原子力潜水艦が提供する長距離航続能力や
11:46持続的な潜行能力には及ばないが
11:49日本は技術革新を通じて
11:52これらの制約を克服しようとしている
11:55エンジン効率の最適化、ノイズの低減、高性能電池の開発など
12:02多角的なアプローチで通常動力型潜水艦の機能を強化している
12:07特にリチウムイオン蓄電池の導入は
12:12潜行時間の延長と運用の柔軟性を大きく改善しており
12:17非原子力潜水艦の可能性を新たな次元に引き上げている
12:21これらの努力は日本の海上自衛隊にとって
12:26戦略的な海洋防衛能力の確立に不可欠である
12:302020年度の計画に基づき
12:342021年3月に建造が始まった雷芸は
12:39今後内装工事や性能試験を得て
12:422025年3月に海上自衛隊に引き渡される予定だ
12:47潜水艦基地は横須賀と呉の2カ所しかないが
12:52その配備先はまだ決まっていない
12:55次の動画では潜水艦の構造と乗員たちの生活について
13:02前半と後半の2回に分けて解説しよう
13:05ご視聴ありがとうございました

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