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00:00That's a very good night.
00:07Hey, I can't wait.
00:09You are a king for so much.
00:12You don't even have to wait.
00:15I guess that's why when you're Mike was sick.
00:18I'mmatic on your own.
00:21Now, you should have to abandon me.
00:24You're the one who藍見て,
00:25and someone told me to take you a picture.
00:26I wonder if you have to go a different way.
00:28.
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00:58.
01:27I'm sorry, but it's a good thing, right?
01:52But it was a problem.
01:55いや、こんなことで答えません。
01:57いや、間違われた人のことですよ。
01:59ソン君。
02:00え?
02:01匿名係においては、僕の方が先輩だって最初に会ったときに言いましたよね。
02:06はい。
02:07はいはい。確かに伺いました。
02:08でも、神川さんに会ったのはあれ一度きりだし、些細なことでしょうけど、僕は損ではありません。
02:13タケルです。
02:14いやー。
02:15聞いてないし。
02:16僕の友達の結婚式と、この花の里の開店記念日が重なるんだって。
02:22もうこんな、めでたいことない。
02:26皆が大阪に帰るんじゃなかったら、一緒に連れてきたんですけど。
02:31不幸中の幸いでした。
02:33あっ。
02:34そうそうそう。僕ね、これ、結婚式でこれがまた、縁起の芋もらったんすよ。ほれ。
02:42え?
02:43え?
02:44おやおや、通常それは女性がもらうものではありませんか。
02:48いや、それがまるで、僕を狙ったからにこう、ストーンと飛んできたんですよ。
02:55タマーさんこれ、おてこがもらうとどうなるんすかね。
03:01さあね。
03:02さあ、運命の人に出会うとかじゃないですか。
03:07人に出会うとかじゃないですか。
03:08あらららららららら。
03:09君。
03:10いい人だね、孫くん。
03:11え?
03:12醤油。
03:13ああ。
03:14大変だね。
03:15やっちゃった。
03:16大変だね。
03:17やっちゃった。
03:18大変だね。
03:19やっちゃった。
03:20おしぼり、おしぼり。
03:21はい。
03:30運命の人か。
03:37あ、乗ります。
03:39乗ります。
03:40ちょっと。
03:41乗ります。
03:58これなんだけどね。
04:02えーっと、拾ったのは北沢駅前のタクシー乗り場ですね。
04:07?
04:14?
04:19?
04:24?
04:27?
04:28?
04:33?
04:34?
04:36?
04:37?
04:37?
04:37?
04:37?
04:37?
04:37What are you doing?
04:52That's me, but...
04:56I don't know what I'm doing.
04:58I'm going to kill you!
05:05I'm going to kill you!
05:07I'm going to kill you.
05:09Look at that, but there's a thing about my house!
05:12It's an emergency.
05:14I didn't ask you if I want to tell you what to do.
05:17This might be a対応.
05:22I didn't know what to do here.
05:25I can wait to meet you.
05:27You have to kill yourself.
05:31I took the plane and took the plane and探して it!
05:34I'm not sure if you're a kid, but I don't want to get the car on the road.
05:41I'm not sure if I'm mad at that.
05:44I can't say to the police.
05:48I'm not sure if I'm a kid.
05:51I'm a kid.
05:54I'm a kid.
05:57I'm a kid.
06:00Hey, I'm going to get married to a couple of times.
06:04Are you talking about it?
06:06No, I'm not sure.
06:08I'm going to get married to a couple of times.
06:11I'm going to get married to a couple of times.
06:14This is my friend?
06:15Yes, Imaichi.
06:18Imaichi, right?
06:20No, Imaichi Hiroshi, my name is good.
06:24He's a good guy.
06:26That's not a good name.
06:28What?
06:30What's wrong?
06:33An interview or a guy.
06:35He's never tried to read me.
06:38Same.
06:39What were you talking about?
06:43What are you talking about?
06:45I was talking to the guy I asked him.
06:48I was talking to the guy I grew up in my life.
06:53I was talking to the guy I was talking to.
06:55Well, it was a year ago, but it was a little bit of trouble.
07:03What was it?
07:05I had to go to her family, and I got to go home.
07:09So, it was an accident?
07:11Yes, but it was a accident. I had no money.
07:15I had no money.
07:17What was it?
07:19It was a accident.
07:21Oh, no, no, no, no, no, no, no.
07:51なるほど
07:52いろんな意味で非日常的な環境ですね
08:08いや週末にお掃除してまとめて片付けようと思って
08:12陣川君
08:13はい
08:13もしかしたら鍵は落としたのではなく
08:17何者かが侵入目的で君から盗み取ったのではないでしょう
08:21いや侵入目的って
08:23いやでも本当に何も取られてないんですよ
08:27犯人が何も取らなかったのにはいくつかの可能性が考えられます
08:31まずこの部屋に取る価値のあるものがなかった場合
08:35それから探していたものがなかった場合
08:38ところで君
08:40え?
08:43引き出物袋をどうしました?
08:45確か花の里にいた時は思ってましたよね
08:48実は帰りに置き忘れちゃって
08:51直さんと結婚式の話をしてて初めて気づいたんです
08:55そしたら彼女
08:57親切にもどこに置き忘れたのか思い出すのを手伝ってくれて
09:02じゃあ駅を出た後はタクシーに乗る時は思ってた?
09:07え?
09:09そっかタクシー乗り場が
09:12北沢駅前のタクシー乗り場に置き忘れたんですよ
09:15早速明日の昼休みに
09:17笹塚署の遺質物係に行っています
09:20そうだね
09:21なるほど
09:22ひょっとして犯人は
09:24本来なら君が持ち帰っていたはずの
09:27その引き出物袋を探していたのかもしれませんね
09:31しかも
09:32ジンカーさんが篠原さんとファミレスに行かずに
09:35まっすぐ帰宅していたら
09:36犯人はジンカーさんと鉢合わせしていた
09:39つまり
09:39昨晩の空き巣は彼女がいなかったら不可能だった
09:44もしかして二人とも
09:46彼女と空き巣がグルになって
09:48僕の引き出物を探してたなんて考えてます?
09:51そんな
09:52口頭向けな話あるわけないじゃないですか
09:56北沢駅前のタクシー乗り場ね
10:00はい
10:01これですよ
10:02あーこれですこれです
10:03間違いないです
10:04ほら袋に何級グランドホテルって書いてあります
10:08であの
10:09袋の中身を言ってみてください
10:12えっ
10:12あ
10:13バウムクーヘンと食器じゃないでしょうか
10:16想像で答えてどうするんです
10:18誰の結婚式に出たのかを言えばいいんですか
10:21引き出物ののしがみに名前がありますから
10:24ああ
10:25えー今市家と川田家の披露宴の引き出物です
10:29違いますね
10:31えっ
10:31そんな馬鹿な
10:33失礼申し遅れました
10:36ちょっと中を拝見してもよろしいでしょうか
10:39どうぞ
10:40鈴木家山田家
10:48全然知らない人です
10:53誰なんだこの二人
10:55鈴木さんと山田さんでしょ
10:56うん
10:57しかしどうして
10:59単に別の人が置き忘れた引き出物だったってことじゃないですか
11:03おや
11:03結婚式なんですから
11:12誰の引き出物にも花びらくらい
11:15しかし刺身醤油の付いた花びらは珍しいと思いますよ
11:19いい人だね
11:21ソン君
11:21え
11:22醤油
11:23でもどうして僕のブーケの花びらが知らない人の引き出物に
11:27だから
11:28ジンカーさんが花の里に来た時からこの引き出物袋を持ってたんですよ
11:33ホテルの引き出物袋は一見して区別がつきません
11:36君は引き出物袋を誰かのものと取り違えたのでしょう
11:42そういうことか
11:44ちょっとすいません
11:47つかぬことを伺いますが
11:52彼の他にもどなたか
11:54北沢駅前のタクシー乗り場に
11:57今市家と川田家の引き出物を置き忘れたと言って探しに来ませんでしたか
12:01そうなんですよ
12:03朝一番に若い女性が来ました
12:05若い女性
12:06ええ
12:06確か引き出物袋の中に
12:09プレミア物の札入れが入っているはずだとか
12:12言ってましたね
12:14プレミア物の札入れが
12:16おそらく引き出物を取りに来た若い女性というのは
12:22篠原直さんでしょう
12:23神川君が置き忘れた場所を知っているのは
12:26我々の他には彼女だけですからね
12:29しかしなぜ彼女は神川さんの引き出物を探しているんでしょう
12:32あと中に入っているはずの札入れって一体
12:35そうそう
12:37でね
12:37引き出物誰かのと取り違えちゃってたんですよ
12:41え
12:42きついな奈央さん
12:45あ、わかりました
12:47はい、それじゃ
12:49電話は篠原直さんでしたか
12:54ええ
12:54これからランチ行くんですけど
12:57よかったら一緒に行きませんか
12:59直さん紹介しますよ
13:01それは、ぜひ
13:04いいんですか?彼女来てないのに先に食事始めて
13:12いや、彼女はあそこです
13:16なるほど
13:21豪快ですね
13:23ええ
13:24彼女はこのお店で
13:26かま焼きを担当しているんです
13:27へえ
13:29お待たせしました
13:31こちらが
13:33篠原直さん
13:34直さん
13:35こちらは僕が尊敬する杉下警部
13:38こんにちは
13:39と、後輩の寛兵衛たけるくん
13:41い、どうも
13:42ようこそ
13:43陣川くんが運命の人に出会ったので
13:47紹介したいというものですから
13:49杉下さん
13:51そんな、いきなり本当のことを
13:53照れ方間違ってますけど
13:55まあ、とりあえず運命は置いといて
13:58お座りになって熱い位置にどうぞ
14:00では、早速いただきましょう
14:04はい
14:04私、2時の休憩があるんだけど
14:07お茶とかできないかな
14:08うん
14:09あっ
14:10でも、今日は午前中いっぱい仕事抜けてるんで
14:13あの、代わりに
14:15晩御飯どうですか?
14:16いいね
14:17じゃあ
14:187時に北沢行きまいで
14:21ああ
14:22杉下さん
14:24僕としたことは申し訳ない
14:26お手拭きを
14:27はい
14:30どうぞ
14:31どうもありがとう
14:35大丈夫ですか?
14:36あっ
14:37失礼します
14:38失礼します
14:39失礼します
14:40失礼します
14:41どうして彼女の指紋を調べなきゃならないんです?
14:45杉下さんも見たじゃないですか
14:47彼女はちゃんとした…
14:48スリですな
14:49そう、スリ…
14:51スリ?
14:52日野原尚
14:57一流ホテル専門のスリで、1年前に出所してます
15:01神戸くん
15:02はい
15:03この写真を、笹塚署の遺質物係に紹介してください
15:06了解
15:07ちょ、ちょっと何なんです?
15:09みんなで彼女を犯罪者扱いして
15:11たとえ、前科があっても
15:13今はちゃんと後世して真面目に働いてるんです
15:15何のもんでもないじゃないですか
15:17彼女は、日野原尚ではなく、篠原尚という偽名で君に近づいてますね
15:24火と死の違いですよ
15:26僕の聞き間違いで…
15:28いや、彼女は江戸っ子なのかもしれない
15:30そういえばごまかせる巧妙な偽名ですな
15:33ああ、この女です
15:36間違いないです
15:37そうですか
15:38どうもありがとうございます
15:39はい
15:40はい
15:44やはり笹塚署の遺質物係に現れた女は、日野原尚でした
15:48どうもありがとう
15:49なぜ彼女か?
15:50神戸くん
15:51彼女は僕たちよりも先に遺質物係に、君の引き出物袋を取りに現れています
15:57そして袋の中に、プレミア物の札入れが入っているはずだと言っていたそうです
16:02え、それどういうことです?
16:04え、まだ分からないかな
16:06彼女の狙いは、その札入れだったんですよ
16:09彼女は初めから、その札入れを手に入れるために、君に近づいたんじゃありませんかね
16:14はぁ?
16:15つまり…
16:16あ、想像ですよ
16:18ええ
16:19彼女は、君から部屋の鍵をすり取り、仲間に渡した
16:26そして、彼女が君を足止めしている間に、仲間がその鍵を使って部屋に侵入し、引き出物袋の中の撮影を探した
16:36ところが、彼女は君と話すうちに、君が引き出物袋をどっかに置き忘れてしまったことに気づいた
16:44それだけでもショックだったでしょうが、彼女を何とか仲間さんに置き忘れた場所を思い出させ、朝一番、笹塚署の遺質物係に行った
16:54ところがこれまた、君が引き出物袋を取り違えていて、全く別のものが保管されていた
17:00ほとんどバカ野郎と言いたい気分だったでしょうな
17:03ま、待ってください
17:05その札入れって何です?なんでそんなものが僕の引き出物袋に?
17:10この場合、彼女が刷った札入れだと考えるのが妥当でしょうね
17:14おとといに刷りの被害を申し出たお客様はいらっしゃいませんね
17:18ほらね、奈緒さんは無実ですよ
17:22そうそう、おとといは大半吉日で、結婚式のお客様も大勢いらしたので、青山署の当犯係の堀田刑事が巡回に来てくださってました
17:32なるほどね
17:34青山署の堀田刑事ですね
17:37うん
17:38日野原奈緒
17:41ええ
17:42あいつならおととい、南急グランドホテルに来てましたよ
17:46え?
17:52仕事したなってピンときましてね、すぐに後を追ったんです
17:57昭原
18:06持ち物いいかな?
18:12えぇ、構いませんよ
18:13Yeah, I don't know.
18:431年前出所してから足を洗って真面目に働いてるなんて言ってましたがね。
18:51まあ、マイルスマでしょう。
18:53彼女は札入れをすったものの、ホッタさんを見て、
18:57とっさにロビーにいた神川くんの引き出物袋にその札入れを入れたのでしょうね。
19:02すりは基本的に現行犯ですからね。
19:04すったものさえ持っていなければ逮捕されない。
19:07まだ決まったわけじゃないじゃないですか。
19:09いや、仮にそうだとしても、彼女がそんなことをしたのにはきっと何か深い事情があるんですよ。
19:15しかし、彼女はどうしてそこまでしてその札入れを手に入れたいんでしょう。
19:19それは札入れを見つけないことには分かりませんね。
19:22そりゃそうだ。
19:23しかし、誰の引き出物袋と間違えたんだろう。
19:28いや、僕はヒロイの後ずっと手に持ってたんですよ。
19:30いいえ、少なくとも君は一度は引き出物袋から手を離しています。
19:36うん。
19:37はーい。
19:52鯨岡学さんですよね。
19:55どちらさんですか?
19:58覚えてる?
19:58ホテルから帰って取り違いに気づいたんです。
20:07では、ごめんください。
20:09で、給料日前で札入れからちょっとだけお金を拝借してしまって。
20:15指名手配犯と間違えた僕も悪いですけど、
20:19勝手に人のお金拝借しちゃいかんでしょう。
20:21たっ。
20:23いくら拝借したんですか?
20:262万ほど。
20:28ほど?
20:28本当は?
20:31いくら拝借したんですか?
20:335万です。すいません。
20:35あんたね。
20:35いや、本当に拝借したのはそれだけです。
20:38他には何も手をつけていません。
20:40カードも入っていませんでしたし。
20:45現金しか入っていなかったんだ。
20:47おかしいですね。
20:48彼女がたかが数万円のために、
20:50この札入れを手に入れようと思っていたとは思えない。
20:53これ。
20:55この1万円札、半分に破れていますね。
20:57こういうのって銀行に持っていけば、
21:005000円と買えてもらえるんですよね。
21:01それはともかく。
21:03どうして半分に破れているのでしょう。
21:04やはりこの札入れ、プレミアムものですね。
21:09ほらここ、投資番号がある。
21:11なななななな。
21:12ラッキーセブンだから貴重なんだ。
21:13常識以上の価値はないと思いますよ。
21:16同じ投資番号のものは存在しませんが、
21:18札入れ自体はお金を出せば買える品物ですかね。
21:22そっか。
21:23それにしてもこれ、誰の札入れなんでしょう。
21:26青山署の堀田さんの話では、
21:28彼女に財布をすられた人は、
21:30落としたか無くしたと思ってしまうようでしたね。
21:33はい、ホテルに連絡して、
21:36おととい、異質物届を出した人のリストを送ってもらいます。
21:40お願いします。
21:48ヤン!
21:52どうかしたの?
21:56二つのうち、どちらかを選んでください。
22:03さあ、どうぞ。
22:07てか、なんで陣川さん家か警察か二者卓一なわけ?
22:12ちょっと、人の中では話しにくいことなんで。
22:16さあ、どうぞ。
22:28ああ、すごいね。
22:30ねえ、何?話しにくいことって。
22:37この札入れのことです。
22:40篠原。
22:41あ、いえ、日野原直さん。
22:51日野原さん、あなたは一昨日、
22:54南急グランドホテルでこの札入れを吸って、
22:57陣川くんの引き出物袋の中に入れましたね。
23:01何のことだかさっぱりわからないな。
23:04なおさあ。
23:05あ、でも、そんな感じのことをして、
23:09ちょっと困ったことになってる、
23:11友達の話なら知ってるよ。
23:12あ、つまり自白はしない、
23:14でも他人のこととしてなら話せるってわけね。
23:16では、あなたのそのお友達が、
23:20この札入れを探していた理由を教えていただけますか?
23:23信じられないだろうけど、
23:26彼女は出所した後、
23:29人生をやり直そうって思ってたわけ。
23:32でも、
23:34善か者がまともな仕事を見つけるのって、
23:37結構大変でね。
23:39特に彼女は、
23:41逮捕された時、
23:42ほんの数行だけど、
23:43新聞に載っちゃったからね。
23:45ネットで名前を検索すれば、
23:48その記事がヒットする。
23:49偽名を使おったって、
23:53今時バイトだって、
23:54給料、銀行振込だし、
23:57善かはいつまでもついて回るわけ。
24:00しかし、
24:01彼女はいろいろと仕事を探し回って、
24:03なんとかまともな仕事を見つけたんですね。
24:07そう。
24:08仕事を覚えるのは大変だったけど、
24:11仲間もできたし、
24:12職場にも慣れて、
24:14何もかもうまくいってた。
24:17ある男が現れるまではね、
24:19彼女、
24:23その男に脅されてたんだ。
24:26脅されてた?
24:30その札入れを吸ってこなければ、
24:33職場に善かをばらすってね。
24:42誰に脅されてたんです?
24:45浅野渡る。
24:46浅野は、
24:50彼女の昔の知り合いでね、
24:53いきなり訪ねてきたんだ。
24:55ある男の札入れを吸ってきてほしいんだ。
24:58例は30万。
25:00割のいいお使いだろ。
25:01馬鹿馬鹿しい。
25:04悪いけど仕事中なんで。
25:06ここの連中、
25:07お前の善か知らないんだよな。
25:13脅す気?
25:15座んなよ。
25:16狙うのはこいつ。
25:25石井久夫って男だ。
25:28石井は19日の3時に、
25:30南急グランドホテルに来る。
25:32札入れは左の胸ポケット。
25:35プレミアモノで777って投資番号が刻みされてる。
25:39別の札入れ持ってきたらすぐわかるからな。
25:41それであの日、
25:44札入れを。
25:49札入れをするところまではうまくいったんだけど、
25:53顔見知りの刑事がいてね。
25:59で、
26:00その札入れをロビーにいた人の引き出物袋に入れたわけ。
26:05おそらく彼女は、
26:06その場で唯一、
26:07身元がわかった人間の引き出物袋の中に、
26:10札入れを入れたのではありませんか。
26:14なんで僕の身元が?
26:16その人、
26:17友達全員から警視庁って呼ばれてたから。
26:21ああ。
26:23そして、
26:23警視庁から帰宅する彼を尾行して、
26:26鍵を刷った。
26:28その鍵を使って部屋に侵入したのは、
26:31浅野ですね。
26:33そう。
26:35浅野はなぜ、
26:37その、
26:38石井久夫という人の札入れを、
26:40手に入れたがっているのでしょう。
26:44わからない。
26:46って彼女が言ってた。
26:49ただね、
26:51確かなことが一つだけある。
26:53明日の午後までに、
26:59その石井の札入れを浅野に持っていかなければ、
27:03彼女はかなり困った状況になるってこと。
27:07困った状況。
27:09確かにおととい、
27:13ホテルに異質物届を出した人の中に、
27:16石井久夫の名前があります。
27:17なくしたのも、
27:19札入れです。
27:22出ました。
27:24石井久夫、
27:2561歳。
27:26職業、
27:26石井貿易代表取締役社長。
27:31過去に一度、
27:32旅券法違反で逮捕されてますね。
27:34おい、
27:35暇か。
27:38お、
27:39なにこれ、
27:40石井久夫じゃねえの。
27:42え、
27:42この男、
27:43素体豪華で捜査してるんですか?
27:44いや、
27:45うちじゃないけど、
27:46生活環境課が内定してるはずで。
27:49石井久夫はこれまでに、
27:51輸入禁止品目の動植物を、
27:54密輸してる疑いがあったんですよね。
27:57先日、
27:57上海で、
27:58造業の大きな密輸取引を、
28:00まとめてきたって情報が入りましたね。
28:03なるほど。
28:04造業ですか。
28:06造業は、
28:0789年にワシントン条約で輸入禁止になって以来、
28:10取り扱えるのは、
28:11国の認可を受けた業者だけだからね。
28:13しかし、
28:14印鑑や工芸に造業を使う日本では、
28:18根強い需要があって、
28:20密輸造業は、
28:22軽トラック1台分で、
28:23億単位の利益になる。
28:25億ですか?
28:26つまり、
28:26生活環境課としては、
28:28近々、
28:29密輸造業の受け渡しがあると踏んで、
28:31石井を内定しているわけですね。
28:33受け渡し現場を抑えて、
28:35石井を逮捕できれば、
28:36懸案の上海ルートが解明できるってわけだ。
28:39ええ。
28:39で、
28:40その、
28:40女すりが言っていた浅野渡ですが、
28:43そいつは、
28:44石井貿易の元幹部でしてね。
28:45つい最近、
28:48石井貿易を辞めています。
28:50しかし、
28:50何だってその浅野は、
28:52石井の札入れを狙ってんだ?
28:55ん?
28:57おそらく、
28:58これを、
29:00手に入れようとしていたのではないでしょうか。
29:02破れた1万円札を?
29:03この半分の札には、
29:04ついになるもう半分の札があります。
29:07そして紙幣には、
29:08左右に、
29:09同じ紙幣番号が印刷されています。
29:12だから?
29:12そもそも密輸品は、
29:14何人もの運び屋の手によって運ばれてきますし、
29:17お取り操作も活発です。
29:19最終的に、
29:20荷物を運んでくる者と受け取りに行く者は、
29:23お互いが正しい相手であると、
29:24確認できる何かを用意しているはずです。
29:27そうか。
29:29これは、
29:29受け渡しの際に相手を確かめる、
29:32いわゆる、
29:32割り譜ってことか。
29:33おそらく、
29:34浅野は、
29:35石井からこの割り譜を手に入れ、
29:37造形を横取りするつもりだったのではないでしょうか。
29:40なるほど。
29:41ちょっと待ってください。
29:42確か彼女は、
29:43明日の午後までに、
29:44殺入りを持ってくるように言われてましたよね、
29:46浅野に。
29:47ということは、
29:48ええ、
29:49受け渡しは、
29:50明日である可能性が高いですね。
29:52おい、
29:53じゃあ、
29:53これすぐに石井に返さないと、
29:55造形の受け渡しが流れちますわ。
29:57まずいな。
29:59なんとか、
30:00石井に割り譜を返さなければ。
30:02でも、
30:02どうやって怪しまれずに返すんです?
30:05殺入りには、
30:06持ち主を示すものは何も入っていなかったんですよ。
30:08一つ、
30:09方法があります。
30:10石井はホテルに、
30:12殺入りの、
30:13遺失物届を出しています。
30:14殺入りは、
30:16ホテルの方から石井に返してもらうって、
30:19じゃあ、
30:19浅野の方はどうするんです?
30:21現状では、
30:22浅野を逮捕するに足る、
30:23物証がありません。
30:25しかし、
30:26明日までに、
30:27殺入りを浅野に渡さないと、
30:28彼女を、
30:29後で駆け直します。
30:30待ってください、
30:31名古屋さん。
30:33仕方ないよ。
30:33元、
30:35スリの仕事の心配より、
30:37何億って金を扱う犯罪者を逮捕する方が先。
30:40私が警察でもそうする。
30:42名古屋さん。
30:43僕、浅野になって注意します。
30:47逆効果だよ。
30:49警察に話したって知れたら、
30:51余計ひどいことになる。
30:52でも、このままじゃ。
30:54私は大丈夫だって。
30:57引っ越して、
30:58また仕事探すから。
31:01なんか、
31:02僕にできることないですか?
31:05僕、
31:06奈央さんの力になりたいんです。
31:10いや、あの、
31:11僕、
31:11無駄に顔広いんで。
31:16ありがとう。
31:19でも、
31:21人の世話になるの、
31:23好きじゃないんだ。
31:24じゃあね。
31:25まあ、彼女らしいですね。
31:43僕、
31:45彼女が新しい仕事を探すのを手伝おうと思って、
31:47実際ちょっとつらかったです。
31:51彼女に、
31:53元スリの仕事の心配より、
31:55何億って金を扱う犯罪者を逮捕する方が先って言われたときは、
32:01どうしたってそれが現実。
32:02陣川君。
32:03はい。
32:04彼女は、
32:05そう言ったんですか?
32:07ええ。
32:07行きましょう。
32:13はい。
32:14行きましょう。
32:15おはよう。
32:16え、って、
32:16どこへ?
32:17バンケットルームの椅子の下にございました。
32:19私のものだ。
32:25どうも。
32:26こちらに、
32:27受け取りのサインをお願いいたします。
32:42受け取った。
32:43石井は地下駐車場に戻るぜ。
32:45了解。
32:49今のも石井ですよね?
32:57ええ。
33:00日野原さんだよ。
33:01タクシーに乗ります。
33:05どうして彼女がここに?
33:07彼女、
33:07実力行進出たのでは。
33:09僕は、
33:10艦内の防犯カメラをチェックします。
33:11僕は彼女を。
33:18出ました。
33:20再生します。
33:25止めてください。
33:26はい。
33:27少し戻していただけますか?
33:29わかりました。
33:32はい。
33:34奈緒さんだ。
33:36彼女、
33:37石井の殺入れを。
33:38坂田警役ですか?
33:50杉下です。
33:51何だと?
33:55いや、
33:56石井は殺入れを捕られたなんかいない。
33:58石井が動き出した。
34:04切るぞ。
34:07行こう。
34:07はい。
34:09石井は殺入れをすられてないって、
34:11じゃあ、
34:12奈緒さんは何のために石井に接触したんです?
34:13駐車場は地下でしたね?
34:19ええ、
34:20そうです。
34:20すみませんが、
34:21この後の地下エレベーターホールの映像を見せていただけますか?
34:25はい。
34:29あ、止めて。
34:31杉下さん、
34:31これ。
34:32ええ、
34:33服装を変えてキャップをかぶっていますが、
34:35間違いなく、
34:36日野原さんです。
34:38彼女は二度、
34:39石井に接触した。
34:43陣官君。
34:44はい。
34:46日野原さんが、
34:48何をしたか、
34:49わかりました。
34:5516時ちょうど初、
35:11パシフィックオーシャン号、
35:12ご乗船のお客様は、
35:142番カウンターまでお越しください。
35:17繰り返します。
35:19日野原さん、
35:21あなた、
35:22浅野から報酬を受け取りましたね。
35:25それも、
35:26当初の約束の30万ではなかった。
35:44300万円あります。
35:46え?
35:47どうして気づかれちゃったかな?
35:49あなたは、
35:50陣川君に、
35:52何億もの金を扱う犯罪者を
35:54逮捕する方が先、
35:56と言いました。
35:56それを聞いたとき、
35:58あなたが、
35:58密輸増下の件を知っていると思いました。
36:01だとすれば、
36:02浅野から聞いたに違いない。
36:04じゃあ、
36:05浅野に脅されたって話は、
36:08嘘だったんですか?
36:09いえ、
36:09脅されたことは確かでしょう。
36:11しかし、
36:11だからといって、
36:12あなたはただ、
36:13おとなしく、
36:14引き受けたわけではなかった。
36:16そう。
36:19あの話には、
36:21ちょっと続きがあってね。
36:23やってくれるよな。
36:28分かった。
36:33じゃあまず、
36:35浅野さんがその撮影料を欲しがっている理由を
36:37聞かせてもらいましょうか。
36:39お前、
36:40自分の立場分かっているのか?
36:42嫌なら、
36:43この石井久夫って人に、
36:45浅野渡があなたの撮影料を狙ってますよって教えてやるよ。
36:5019日の3時に、
36:51南京ブランドホテルに行けばあるからね。
36:54はい。
36:54そうなれば、
36:56撮影料を手に入れることは、
36:57とっても難しくなるだろうね。
36:59で、
37:00石井の造下三つ言うと、
37:02割符のことを聞き出したってわけ。
37:05脅した相手を脅し返して、
37:08報酬を10倍に釣り上げたんですか?
37:10あなたは、
37:13実に臨機応変で勝負感が鋭い。
37:16スリには、
37:17ぜひとも必要な資質ですね。
37:20でも、
37:21杉下さんが札入れを持っているのを見たときは、
37:25もうダメかなと思った。
37:26しかしあなたは、
37:30大胆な勝負に出た。
37:32まず、
37:32地下駐車場に行くエレベーターを最上階に上げ、
37:36石井から、
37:37札入れをすり取った。
37:39すいません。
37:45そして、
37:46石井がエレベーターを発す間に、
37:48階段を駆け下り、
37:50あらかじめ用意していた、
37:53同じ方の札入れに、
37:55本物の割り負と金を移した。
37:59あなたは、
38:00服装を変え、
38:02再び地下で石井に接触し、
38:05偽物の札入れを、
38:07石井のポケットに戻した。
38:09石井は、
38:11割り負さえ本物なら、
38:13札入れだけが、
38:14偽物にすり替わっているとは思いもしない。
38:16一方、
38:18石井の札入れを手に入れたあなたは、
38:21その中に、
38:22偽物の割り負を入れ、
38:24それを朝野に持って行った。
38:33割り負の紙幣番号は、
38:35割り負を割った当人同士しか知らないから、
38:37朝野は、
38:39札入れが本物なら当然、
38:41中の割り負も本物だと信じる。
38:43そして札入れと引き換えに、
38:45あなたは朝野から報酬を受け取った。
38:52そう、
38:54その通りだよ。
38:57石井に二度接触したのは、
39:00札入れをすり替えるためだったんですね。
39:08杉下です。
39:10石井を確保して、
39:11密輸増減を押収しました。
39:14ああ、それから、
39:16何でか朝野まで、
39:17偽物の割り負を持って、
39:19受け取りに現れましたね。
39:21ご同行であることにしました。
39:22あなた、
39:23そうですか。
39:26石井と朝野、
39:28二人とも身柄が拘束されました。
39:31そう。
39:33ところで、
39:35あなたも承知の通り、
39:36今回の密輸増減は、
39:38何億もの利益を生み出すものでした。
39:40それにしては、
39:42あなたの要求した300万という報酬は、
39:45いかにも安いですよね。
39:48ただで引き受けたりしたら、
39:50かえって朝野は信用しないからね。
39:52ってことは、
39:54金が目的じゃなかったんですか?
39:57朝野の言い方が、
39:59ちょっと尺に触ってね。
40:01尺に触った?
40:02確か朝野は、
40:05あなたに、
40:06ある男の札入れを吸ってきてほしいんだ。
40:09令和30万、
40:10割のいいお使いだろう。
40:12と、
40:12言ったんでしたね。
40:15すりってのはね、
40:17毎回、
40:18技術と経験と勝負感、
40:20そのすべてを使ってやる、
40:22真剣勝負でね。
40:23金さえ払えば、
40:27犬のように喜んで、
40:28ご主人様に財布を運んでくると思ったら、
40:31大間違いだ。
40:32しかも断れば、
40:34脅しにかかるなんて、
40:35最低だね。
40:38まあ、
40:39そのあたりのところ、
40:40ちょっと朝野に思い知らせてやろうと思ってね。
40:45あなたは、
40:47後世にしたわけではなかったのですか?
40:53じゃあ、
40:54どうしてピザ屋で働いてたの?
40:57無職じゃ、
40:58社会生活営むの大変なんだよ。
41:01住む部屋だって借りられないし。
41:04しかしそれにしても、
41:05石井に二度接触して、
41:07札入れをすり替えるとは、
41:08ずいぶん無茶をしましたね。
41:11神川君のために。
41:14僕のため?
41:15何のことかわかんないな。
41:17朝野を逮捕させたいのなら、
41:19石井からすり取った札入れを朝野に渡し、
41:22警察に密告するだけでよかった。
41:25しかしそれだけでは、
41:26そもそも密輸を企てた、
41:28石井の逮捕には至らなかったでしょう。
41:31神戸君。
41:32はい。
41:33仮にそうなった場合、
41:34この一件、
41:35神川君のしたことはどうなっていたでしょう?
41:40はっきり言って、
41:41勝手に事件に巻き込まれ、
41:44経理の仕事も放り出して、
41:45その上、
41:46上海ルート海面に向けて重ねてきた、
41:48生活環境下の努力をぶち壊しにした。
41:51そういう印象ですね。
41:52最悪です。
41:54じゃあ、直さんは、
41:56僕のために。
41:58だから知らないって。
42:00直さん、
42:02本当のことを言ってください。
42:03じゃあ、言う。
42:14神川さんの運命の人は、
42:17私じゃない。
42:20その人はきっと、
42:23どこかで神川さんに出会うのを待ってるよ。
42:27直さん。
42:32直さん。
42:32僕、
42:35本当に。
42:36さようなら。
42:40行きましょうか。
42:43ええ。
42:48日野原さん、
42:50もしあなたが、
42:51あなたの友達のように、
42:53本当にやり直そうとしていたら、
42:56神川君の気持ちにも、
42:58答えられたのかもしれませんね。
43:00え。
43:02今度こそ、
43:10本当にやり直してくださいね。
43:13あなたに心を寄せる人と、
43:16あなたご自身を、
43:18もうこれ以上、
43:18傷つけないで済むように。
43:21何を受けることがします、
43:23何を受けてくださいね。
43:29エリア。
43:33I'm not sure what I'm doing.
43:38I'm not sure what I'm doing.
43:43I'm going to give you a nice taste.
43:48I'm not sure what you're doing.
43:51I'm not sure what you're doing.
43:55I'm not sure what you're doing.
43:58Oh, my God!
44:00Hey, you're my brother!
44:03My name is...
44:05Kaya君!
44:07Well, I'm so good.
44:10Let's go.
44:12Let's go.
44:13Let's go.
44:15Let's go.
44:17Yay!
44:18Yay!
44:20Nao君!
44:22Why?
44:23Why?
44:27Tamaki さん、そろそろ。
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