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  • 7/7/2025

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00:00Satsang with Mooji
01:30Take care.
01:32Take care.
01:34Take care.
01:36Take care.
01:38Take care.
01:40Take care.
01:42Take care.
01:46Take care.
02:16Take care.
02:18Take care.
02:20Take care.
02:22Take care.
02:24Take care.
02:26Take care.
02:28Take care.
02:30Take care.
02:32Take care.
02:34Take care.
02:36Take care.
02:38Take care.
02:40Take care.
02:42Take care.
02:44Take care.
02:46Take care.
02:48Take care.
02:50Take care.
02:52Take care.
02:54Take care.
02:56Take care.
02:58Take care.
03:00Take care.
03:02That's why he was working on a police officer.
03:07He was working on the police officer.
03:12He was working on the police officer and the police officer,
03:16and he was working on the police officer.
03:20So, you know, actually, it was not.
03:25Yes?
03:26Yes, it was not.
03:28This is a picture of a camera camera, but I'll show you what it is.
03:39This is the狙撃地.
03:43It's the building from 300m from this building.
03:47This building is a distance between 300m from this building.
03:49This building is a distance between the building and the building.
03:52This building is the building.
03:54Just wait.
03:55This building is described by the direction of the building.
03:59It's the firstø狙撃, but I was scared of it.
04:04We realized it was a distance between the building and the building.
04:06Well, it was a distance between the building and the building.
04:08It's a distance between the building.
04:10Yes, that's it.
04:11It's a space space where we keep in research.
04:13It's an opportunity for the building to see if we were in a building of a building.
04:16So, the building must be in the building.
04:18The building is the building.
04:21I have to do so much research on the research.
04:24So quickly, the research will be done.
04:28So, you have to do it.
04:30Yes.
04:31I don't have to go home and use the hotel.
04:34I have to go home and sit down.
04:37I have to go with my help.
04:39How am I?
04:40I have to go with my help.
04:43I have to go with my help.
04:45I have to go with my help.
05:18すみません、それについては企業秘密でして、私の方からは申し上げられません。会社に聞いてもらえますか?
05:24そうですか。それから、土方さんなんですが、撃たれた時に会社のバッジをつけていませんでした。
05:32バッジ?
05:33車掌です、スーツにつける。それをポケットにしまっていたようなんです。どうしてスーツにはつけていなかったのでしょう?
05:40すみませんね、細かいことが気になってしまうのが、僕の悪い癖でして。
05:48いえ、心当たりありませんが。
05:50そうですか。
05:52神戸君、何か。
05:53はい。
05:54土方が逃げたというのは。
05:56はい。
05:57警護の人間が逃げたというのは本当ですか?
05:59えぇ、私もびっくりしましたから。
06:04あ、そうですか。
06:08この先、研究はどうされるおつもりですか?
06:12正直、まだ混乱していまして。
06:15そうですか。
06:16このような時にありがとうございました。
06:18トモリの研究内容は、大げさの話ではなく、人類に大きく貢献するものなんです。
06:29それは興味深いですね。
06:32具体的には、二酸化炭素を酸素に変えるというものです。
06:35二酸化炭素を酸素にですか?
06:37えぇ、もともとは宇宙ステーションや潜水艦などでの活用を目的にした研究だったんです。
06:43しかし、お話を伺う限り、命を狙われるような危険な研究とは思えないんですけど。
06:49とんでもない。
06:51これは従来のシステムに大きな影響を与えるほどのことなんですよ。
06:55え?
06:56二酸化炭素を酸素に変えるということは、温室効果ガスの一つであるCO2削減にも大きく貢献することにもなりますから。
07:04いいことじゃないですか?
07:05えぇ、ですが環境ビジネス、特にCO2の排出削減に関連した業種の人間たちには不都合ですからね。
07:13例えば株などと同じように、排出券を取引する市場は10兆円規模とも言われています。
07:1910兆円?
07:20そしてそれらのビジネスには暴力団などが食い込んでいるというのも現実なんです。
07:27では、今回のような事件を起こしても不思議ではないと。
07:30えぇ。
07:31脅迫状の件を警察に届けてなかったのはどうしてでしょう?
07:36脅迫状が届いた時点では、泊まりの研究が公になってしまうのは避けたいと考えていたんです。
07:43まさか、こんな過激な手段に出るとは思ってもいませんでした。
07:47なるほど。ところで、泊まりさんはずっとこちらの会社でお仕事を…
07:51いえ、もともとは大学で教鞭を取る傍ら、研究を続けていたんです。
07:56では、こちらの会社にお入りになった経緯は何でしょう?
07:59大学で研究していた頃は、日本丸というNPO法人から援助を受けていたんですが、それが打ち切られたようで、それでうちに呼んだというわけです。
08:09ああ、なるほど。
08:11なるほど。
08:14関係者の方ですか?
08:31おや、ひょっとして亡くなった土方さんの元のお同僚の方でしょうか?
08:37ああ、はい。
08:39あの、長場の方ですか?
08:40いえ、我々は捜査本部ではありません。匿名係の杉下と申します。
08:46同じく、寛兵衛です。
08:48匿名…
08:49あ、長場とは別なんだけど、この事件を調べてるんだ。
08:53そうなんですか。
08:55自分は警備部警護課、第二係の宮里です。
08:59土方さんとは一緒にSPの任務に就いていました。
09:02そうでしたか。
09:04あの、土方さんが逃げたというのは本当なんですか?
09:09うん。
09:09現場の状況や丸帯の話から判断するとそうみたいだね。
09:15そうなんですか。
09:16では、土方さんとは同じ対象者の警護をしたことも。
09:20ええ。
09:21三ノ島国土交通大臣の警護に就きましょう。
09:25三ノ島大臣って、土方のSPとしての最後の仕事だよね?
09:29ええ。
09:31あの…
09:32ああ、俺、警察学校で土方と同期だったから。
09:36そうなんですか。
09:37でもさ、土方はどうしてまた警護員の仕事をしてたんだろう?
09:42え?
09:42いや、辞めた経緯がさ、もう警護の仕事なんてしないと思ってたから。
09:49ああ、そうですね。
09:50しかしそれは、自分にもよく分かりません。
09:56そっか。
09:58すみません。
09:59失礼します。
10:00狙撃は、あのビルの屋上からでしたね。
10:15ええ。
10:16ええ。
10:22やはり、土方さんは、普段はバッジをつけていたようですね。
10:26ええ。
10:27それともう一つ、車の来た方向が違います。
10:34これは、事件当日の映像です。
10:39車は、画面右側からやってきました。
10:43そして、こちら。
10:45事件前日の映像です。
10:46この前も、遡って調べてみましたが、車は全て、画面左側からやってきます。
10:55つまり、普段と違う行動が、2つ。
10:58ええ。
10:59バッジをつけていなかったこと、そして、車が右側から来たこと。
11:05ええ、コーヒーコーヒー。
11:06一家の連中に捕まっちまってさ、喉かえちゃったよ。
11:10一家に?
11:10うん。例の狙撃事件で、あっちも気合い入ってるみたいでさ。
11:14ああ。
11:15なあ、知ってるか?
11:17今時のヤクザって名もすげえんだよ。
11:20すげえって何が?
11:21しのぎの手口だよ。
11:23CO2関連のビジネスをしのぎにしている暴力団ってのがあるんだよ。
11:2710兆円市場なんですってね。
11:29なあ、知ってた?
11:30で、具体的な名前は挙がったのでしょうか?
11:33うん。まあ、グローバルエネルギーだな。
11:36グローバルエネルギー。
11:38エネルギー関連の仲介業者なんだけど、もともとは一般企業と経済ヤクザの竜人会が合同で立ち上げた会社なんだよ。
11:47一般企業と経済ヤクザ?
11:49シムラ社長、あなたが竜人会の人間だってことは分かってるんですよ。
12:03もと、ですけどね。
12:06それは否定しませんよ。
12:09でもね、今じゃ至極真っ当な社会生活者ですよ。
12:14だったら、警察の捜査にも至極真っ当に協力していただきましょうか。
12:21何です?
12:22じゃあ、まず、経理の資料、拝見できますか。
12:25へへ、どうぞ。
12:26神戸君。
12:29はい。
12:31そもそも、なぜ肘方さんがSPの仕事が怖くなって辞めたという話になっているのでしょう。
12:37あ、肘方は担当だった水嶋大臣の警護から外してほしいと申し出たそうです。
12:45水嶋大臣って懐かしい名前ですね。
12:49確か、いろいろあった方ですよね。
12:51いろいろとやらかして、結局最後は湿原問題で大臣を辞任。
12:57そうでしたね。
12:58ええ、それで。
13:00実際に襲われるかもしれない、丸太の警護から外してほしいと申し出たことで、
13:05まあ、お首を風に吹かれたんだろうと。
13:09そういうことですか。
13:10それに俺、何年か前に肘方と話したんです。
13:18勘弁。
13:19お、肘方。久しぶり。
13:23殺長に行ったお前が、こっちに何の用だ。
13:26秘密のプロジェクト。
13:27まあ、事件捜査に関わりのないお前には関係のないことだよ。
13:32相変わらずだな。
13:34仕方のないだろう、仕事なんだから。
13:36お前の方は?
13:38今は水嶋大臣の警護についてる。
13:41水嶋大臣?
13:42どう?
13:43そりゃ、やりがりがあるね。
13:45今の閣僚の中では一番何か起こりそうだ。
13:49本当に相変わらずだな、お前は。
13:56でも俺は、あの人のことは守れないかもしれない。
14:01守れない?
14:02ああ。
14:03守れないって、お前それ、SPとしてどうなのよ。
14:07そうだな。
14:11勘弁。
14:13俺は、SPには向いていないのかもしれない。
14:17だって、SPってお前の希望の部署だったんだろ?
14:21そうだったんだけどな。
14:22また今度、ゆっくりな。
14:30ああ。
14:32それからしばらくして、肘方が辞めたと聞きました。
14:37そうでしたか。
14:39まあ、そういう風に言ってたんで、逃げたと言われても、ある意味納得はできるんですけどね。
14:44SPと民間の身辺敬語って、何か違いがあるんですか?
14:50違い?
14:51ええ、だって、人を守るというお仕事が向いてないと思ってたのに、またそういうお仕事に就いたんですよね。
14:58ああ、それは、多分、潰しが効かなかったんじゃないのかな。
15:03うん。
15:04いろいろ大変なんですね。
15:05もっとも、あいつが死んでしまった今となっては、確かめようもないんだけどね。
15:2255番、了解しました。13番、そのまま短期でお願いします。
15:27肘方は優秀でしたが、仕事を選ぶところがありましてね。
15:32仕事を選ぶ?
15:33それは、対象者を選ぶということですか?
15:36まあ、そういうことになりますかね。
15:39依頼があって、先方とじっくり話をするのが肘方のやり方なんですが、それで、受けないこともあると。
15:47ええ。
15:48え、まさか、危険な仕事を受けないって言うんじゃ?
15:50いえ、前に肘方本人が話してたのは、対象者とお互いに信頼できる関係になれるかどうか、というようなことでした。
16:01いや、信頼できる関係。
16:03ところで、警備報告書を拝見することは可能でしょうか?
16:08すみません。
16:08ヒジカタは、トマリさんの警護に関しては、報告書は逐一にあげていなかったので。
16:15おや、報告書を出していなかったのですか?
16:17はい。
16:18まあ、特に異常のないときは、報告書は後でまとめてあげることも多いので。
16:23なるほど。
16:24トマリさんは、会社の研究室に小盛りっきりということでしたから、会社と泊まっていた南急ホテルの往復だけだったので。
16:32なるほど。そうですか。
16:35ヒジカタさんのデスク、拝見してもよろしいでしょうか?
16:38ええ。構いませんよ。
16:39あ、どうしました?
16:50これを。
16:53日本丸。
16:55日本丸というのは、確か、トマリさんに援助をしていたNPO法人でしたね。
17:00でも、どうしてこれをヒジカタか。
17:01はい。
17:31そのヒジカタさんは、以前、あなたが援助をなさっていたトマリさんの敬語を担当していました。
17:41その彼が、どうしてあなたの名刺を持っていたのか、お伺いできればと思いまして。
17:48そう言われましても、そのヒジカタさんという人物には全く心当たりありませんね。
17:54トマリさんとも、もうずいぶんお会いしていませんし。
17:57そうですか。
17:57こちらのNPOの活動目的をお聞かせ願いますか。
18:03うちは、日本が豊かで、かつ美しい国であり続ける、そういう未来の実現を目的としています。
18:12具体的には、どのような活動を。
18:15やはりそのためには、環境問題というのは避けて通れないものだと思うんですが、
18:21一般の方々の問題意識を高める啓発運動や、
18:25将来必ず役立つであろう技術の開発の手助けなどもさせていただいています。
18:31なるほど、トマリさんへの援助もその一環だったわけですか。
18:35ええ。
18:36そのトマリさんへの援助ですが、今は辞めていらっしゃいますね。
18:39うん、今はね。
18:40辞めてしまったのには、何か理由でもあったのでしょうか。
18:44単に契約期間の問題ですよ。
18:47最初に取り決めた期限が来たものですから。
18:49そうですか、そうですか。
18:50そのトマリさんが襲撃を受けた、その事実はご存知ですよね。
18:56はい。ニュースで見ましたから。
18:59実は、あなた方が援助していた研究に成果が出たようなんですよ。
19:04そうですか。
19:06そいつは素晴らしいですね。
19:09素晴らしい研究成果は、我々が関わってようが今井が喜ばしいことですからね。
19:16三橋の名刺を、肘方さんが持ってたんですか。
19:19ええ。何かご存知ないかと思いまして。
19:23いいえ。
19:24そうですか。その三橋さんにもお会いしてきたのですが、あなたの研究の成功をとても喜んでましたよ。
19:32喜ぶ。あの男が喜ぶなんて、そんなわけありませんよ。
19:37え?
19:39日本丸はNPO法人なのに、結局は金が目当ての団体なんですよ。
19:46三橋が六本木で飲み歩いてるとか、
19:48そんな話を聞かせて、ちょっと距離を置いた方がいいと思って、私の方から断ったんです。
19:55そうだったんですか。
19:56三橋さんの話と違いますよね。
19:58そのようですね。
19:59それで、泊さん。事件のあった日、何かいつもと違ったことはありませんでしたか。
20:07いつもと違うこと。
20:09ええ。
20:10ええ、特には。
20:11会社の防犯カメラを調べたら、あの日は通勤経路に違いがあったようなんですけど。
20:18え?
20:18ああ、それは、道が混んでいたので抜け道を使ったんです。
20:25抜け道。
20:26こちらのマフラー、下ろしたてのようですね。
20:29え?
20:31マフラーは、事件の日の朝からなさってますよね。
20:35それと、肘方さんがバッジを外していたこと、通勤経路がいつもと違うことを合わせて考えると、事件の日の朝はどっかに寄ってらしたのではないかと、想像してしまうのですが。
20:48いえ、そんなことは。
20:50泊さん、本当のことを話してもらえませんか。
20:54あの日は、娘に会いに。
21:04娘さん?
21:05ええ。
21:06離婚して女房の方で引き取ったんですけど、その娘が海外に行くことになりまして。
21:12それで、彼女が泊まっているホテルに。
21:14はい。
21:17体に気をつけてね。
21:19ユミコこそ。
21:21見送りのテスト。
21:22ひじかたさんとは個人的な話もしていましたから。
21:27娘さんが海外留学?
21:29ええ。
21:30明日の飛行機なんです。
21:31見送りには?
21:33別れた女房に、会うのはやめてくれって言われてしまってるんで。
21:38それに今は、私も普通の状況じゃありませんし、余計な場所に出向くのも、ひじかたさんの迷惑に。
21:45いや、そんなことは考えないでください。
21:47はい。
21:49たまりさん、あなたはどうしたいんですか?
21:53え?
21:54たまりさんのご判断で構いませんよ。
21:57そういうことだったんですね。
22:00すみません。
22:01娘に会いに行ったことが、わからた女房に知れるかもしれないと思い、言えませんでした。
22:07そのマフラーは娘からのプレゼントです。
22:10そうでしたか。
22:11警察だって、そういった事情があれば配慮しますよ。
22:15でも、ひじかたはどうしてバッジを?
22:18警護がついてるなんて分かったら、娘が心配するだろうからって。
22:22気を使ったんだ。
22:24ええ。
22:24刑事さんは、ひじかたさんに何かあるかと疑っているのかもしれませんが、ひじかたさんは、素晴らしいボディガードでしたよ。
22:35どうして、そう言えるのでしょう。
22:38ひじかたさんは、もともとは警察でSPをされてたんですよね。
22:42ええ。
22:42優秀なSPだってことは、素人の私でも分かりました。
22:54尾行されたようです。
22:56え?
22:58おそらく、友ありさんが泊まっているホテルを突き止めるのが目的でしょう。
23:04少し回り道をして、開きます。
23:07はい。
23:07はい。
23:12尾行は巻いていたんですが、それでも、ホテルに不審人物がいたらしくて、ホテルを変えてくれたんです。
23:21ホテルを変えた?
23:22ええ。
23:23南急ホテルから、ホテルアベニールに。
23:29友利さん、そのホテルを変えたのはいつの日のことでしょう?
23:34それは、2月28日です。
23:372月27日、泊まりさんがホテルを変える前日の映像ですね。
23:50ええ。
23:53何かがあったんだとすれば。
23:59あ、こいつ。
24:04これ、日本丸にいた。
24:07土方が泊まりさんに行った、ホテルにいた不審な人物って、こいつのことでしょうか?
24:16おそらく、そうでしょう。
24:18明らかに、泊まりさんと土方さんをマークしています。
24:22土方さんは、気づいたのでしょうね。
24:24この日本丸っていう、NPO法人に、やたらと寄付が多いな。
24:40NPO法人に寄付。
24:43NPOを利用した脱税か?
24:45あ、これ、日本丸って、確か、狙われた泊まりさんが、かつて援助を受けていたNPO法人ですよ。
24:53繋がったな。
24:55さっきの話、泊まりさんの研究への援助は、契約の期限切れではなく、泊まりさんの方から断ったそうじゃないですか?
25:03ああ、そうだったかな。
25:07ゼル前の話なんて、記憶がね、勘違いですよ。
25:10へえ、そうですか。
25:12失礼します。
25:14お邪魔します。
25:20なんで先に来ちゃってんだろう。
25:23警部殿、困りますね。操作の邪魔です。
25:25これは失礼。
25:26しかし、あなた方はグローバルエネルギーの方を洗っていたのではありませんか?
25:31えぇ、まあ、そうなんですけど。
25:37グローバルエネルギーから、このNPO法人に、尋常じゃない額の寄付がされていたんですよ。
25:44おや、どういうことでしょう?
25:45それは、グローバルエネルギーさんが、我々の理念に大いに賛同いただいているからですよ。
25:52なるほど。グローバルエネルギーとこちらは繋がっていましたか?
25:55となると、おや、三橋さん、肘方さんがあなたの名刺を持っていたことも、見過ごすわけにはいきませんね。
26:02あ?
26:03肘方さんが、こいつの、こちらの名刺を持っていた。
26:07なんすか、それ。
26:08警部殿、そういう重要情報をこちらにあげてもらえますか?
26:11失礼。今後気をつけます。
26:13あの、どういうことですか、それは。
26:18さあ、一体何のことだか。
26:21それから。
26:25トマリさんが泊まっていたホテルに、あなた、いらっしゃいましたね。
26:30トマリさんと肘方さんの様子を探ってましたよね。
26:34あ、これもお知らせしておけばよかったですね。
26:39あんたがやらせたのか?
26:45うちはただ、グローバルエネルギーの志村社長に。
26:50前にお前のところが金出してたトマリってのな、どうも動きがあるみたいだぞ。
26:56動きですか?
26:57ああ、ボディーガードがついてるって、ちょっとした噂になってる。
27:02その研究に何らかの進展があったんじゃないのかってな。
27:06分かりました。
27:09ちょっと、当たってみましょうか。
27:13それで、とりあえずあのボディーガードに接触してみたんですよ。
27:21あ、すみません。
27:23こちらは個人の身辺警護も受け負ってもらえるんですよね。
27:27ええ、私、こういうものなんですが、事情がありまして、警護をお願いしたいなと考えてるんですけど。
27:36そうですか。
27:37では、中でどういうご異常か、詳しくお話を伺いましょう。どうぞ。
27:42ああ、いや、えーと、また改めてお邪魔します。
27:46それじゃあ。
27:47こりゃあ、ダメだなって。
27:52買収は諦めました。
27:55それで、肘方さんがあんたの名刺を持っていたってわけか。
27:58とにかく、うちはもともと研究がどうなっているのか、探ろうとしただけなんですよ。
28:06だから、あの事件とは関係ありませんからね。
28:08ちょっとだけ。
28:09ヒジカタさんではダメだと思って、別の人間を買収しましたか。
28:15何言ってるんですか。
28:16では、なぜ彼がトマリさんのホテルを知っていたのでしょう。
28:19当然、イージス警備から仕入れた情報ですよね。
28:23記憶にございません。
28:25なんだそれ。
28:26てめえ、ふざけたこと言ってねえ。
28:28知ってること全部返しめえ。
28:29記憶にございません。
28:31ふざけてなお前。
28:32トマリさんの話によると、ヒジカタさんは不審な人物の美好に気づき、うまく巻いたそうです。
28:40ところが、巻いたはずの不審な人物が、今度はホテルに現れた。
28:45そこで、会社から情報が漏れていると気づいたようです。
28:50そんな。
28:51だからヒジカタはホテルを買えた。
28:53でもあなた、ヒジカタからホテルを買えるって報告受けてないですよね。
28:58会社と泊まっていた南急ホテルの往復だけだったので。
29:01つまり、日本丸の三橋さんに情報を流していたのは、新見さん、あなただということですよ。
29:10三橋から聞いたよ。
29:12あんたに金をつかませて、警備報告書を見せてもらったってね。
29:17警備報告書はあったにもかかわらず、我々に隠したのは、不正をしているという後ろめたさからでしょうかね。
29:29すいません、三橋さん。見せただけです。
29:31それがまさかこんなことになるなんて、言い訳はいいから、さっさと警備報告書を見せて。
29:37何とぞ、おんびんに、おんびんに、お願いいたします、すぐに持ってまいりますので。
29:46トマリさんは、2月21日にアメリカ大使館に足を運んでいるようですね。
30:08アメリカ大使館?
30:09何の用だったのでしょう。
30:12ええ、しかし、土方は、上司も信用できないたった一人の状況で、トマリさんを警護していたんですね。
30:21ええ、とても、SPが怖くて辞めたとは思えませんね。
30:26おい、宮里と。
30:33はい。
30:34こっち。
30:34確かに土方さんは、SPの仕事が怖くなって辞めたわけじゃありません。
30:56それは?
30:59自分たちが、水島大臣の警護の任務に就いている時でした。
31:04もしもし、土方さんですか。丸太が勝手に、保護課を離脱しました。
31:09別れただと?お前何やってんだよ。
31:11すいません。
31:12とにかく探せ。俺もすぐそっちに行く。
31:15はい。
31:17土方さんは先着警護で、すでに大臣の自宅にいました。
31:21大臣はちょっと気分が悪いと言って、車を止めさせて外に。
31:26それで。
31:27巻かれてしまった。
31:30まさか、巻くとは思ってもいませんでしたので。
31:34大臣はどうしてそんなことを。
31:38後で分かったんですが、愛人に会いに行ったんです。
31:42愛人かよ。
31:44ええ。
31:45俺たちが愛人のこと、どこかに暴露するわけないのにな。
31:50ええ。
31:53宮里。
31:56俺にはあの大臣の警護はできない。
32:00え?
32:02それで土方さんは、水嶋大臣の警護から外してほしいと、上に申し出たんです。
32:09ええ。
32:09じゃあどうして怖くなって辞めたって話に。
32:13それは、土方さんが本当の理由を話さなかったからです。
32:19本当の理由?
32:20土方さんが警護できないといった本当の理由は、自分たちを、SPを欺くような大臣の警護はできないと思ったからなんです。
32:32水嶋大臣が実際襲われるかもしれないと思ったからでも、もちろん、巻かれたことに腹を立てたわけでもありません。
32:41確かに、信頼関係を築けなければ、丸太を守ることはできませんからね。
32:47ええ。
32:47でも、それならちゃんと理由を言えばよかったんじゃないの?
32:54多分それが、土方さんの哲学だったんだと思います。
33:00自分は、警護中に知った丸太の秘密は話さない。
33:05たとえそれが、警察内部であっても。
33:07土方さんには、本当に申し訳なかったと思っています。
33:21自分は隠したかったんです。
33:24大臣に巻かれたことを。
33:26だから、土方さんが辞めて、怖くて辞めたんだって噂になっても、
33:34何も言い出せませんでした。
33:37土方さんは、自分を信頼し、自分も信頼できる丸太を守る警護員だった。
33:47ええ。
33:49あいつ、本当に逃げたんでしょうか?
33:53もう一度、防犯カメラを確認してみましょう。
34:07土方さんは、横を向いて走り出していますね。
34:12ええ。こっちの逃げる方向ですよね。
34:15僕たちは、大事なことを見落としていました。
34:18ええ。
34:19かんべくん。
34:20はい。
34:21狙撃地点から現場まで、距離にして300メートルです。
34:25300メートル。
34:28ああ、いめへん。
34:29おそらく、それでしょ。
34:31おい、来た?
34:32例の泊まりって人。
34:34何ですか?
34:35研究、やめちゃうみたいだよ。
34:37さっきニュースで言ってた。
34:38研究をやめる。
34:40ああ、なんだか、すげえ研究だったんだろう。
34:43もったいない気もするけど。
34:45まあ、あれか。
34:47命狙われたんじゃしょうがねえか。
34:51命って、なんだよ。
35:13トマリさん。
35:18刑事さん。
35:21あとは、我々が。
35:23あ。
35:29今日から復帰ですか。
35:30ええ。
35:31研究を断念なさると聞きました。
35:34残念ですね。
35:35ええ、まあ、やはり命には変えられませんから。
35:37そうですか。
35:38事件について、重大なことが分かったというのは。
35:46お呼び立てして申し訳ありません。
35:48いえ、それで。
35:50その前に、
35:51トマリさん、改めて伺います。
35:54肘方さんが逃げたと思ったのは、どうしてですか。
35:57それは肘方さんが、
35:59撃ってきた方向とは別の方向に走り出したので。
36:02なるほど。
36:04一発目の弾丸は、
36:05ここから300メートル離れた、
36:08あの、ビルの屋上から発射され、
36:13車奥の、
36:14あの位置に着弾しています。
36:16つまり、弾丸は、
36:18この辺りを通過したということです。
36:21使用されたライフルの弾丸速度は、
36:23秒速342メートルの音速よりも速いんです。
36:27したがって、
36:27300メートルを超えた狙撃の場合、
36:30銃声よりもわずかに速く、
36:32弾丸の方が先にここに到達します。
36:34ええ。
36:34その弾丸は空気を切り裂き、
36:37専門用語で、
36:38銃衝撃音というものを発生させます。
36:41そして弾丸は、
36:42音速より速いために、
36:43その銃衝撃音の方が、
36:46銃声よりも先に、
36:47あなたと肘方さんに、
36:49ええ、
36:49聞こえていたはずなんですよ。
36:51そんなことが起こってたんですか。
36:53コンマ何秒という、
36:54わずかの差です。
36:55そして、
36:57おそらく肘方さんは、
36:58その音に反応したんです。
37:00車奥に向かって歩いていた肘方さんには、
37:04銃衝撃音は、
37:06こちらから聞こえてきました。
37:08ですから、
37:09そう、
37:10歯医者的に、
37:10こちら側に走ったんです。
37:12こうした銃衝撃音による、
37:22狙撃場所の誤認は、
37:24訓練されたSPや、
37:25シークレットサービスでも起きることです。
37:27訓練されているがゆえに、
37:28反応してしまう。
37:30つまり、
37:31肘方さんが走ったのは、
37:33逃げたのではなかったということですよ。
37:35え?
37:36え?
37:36トマリさん、
37:38肘方のあの行動は、
37:39あなたを守るためのものだったんです。
37:47そうだったんですか。
37:49しかし、
37:50あなたは逃げたとおっしゃいました。
37:53あなたはどうして、
37:55肘方さんが逃げたと思ったのですか?
37:58いや、
37:58だからそれは、
37:59撃ってきた方向と。
38:01肘方でさえわからなかった狙撃場所が、
38:03あなたに特定できたとは思えません。
38:06トマリさん、
38:07あなたが、
38:09肘方さんが逃げたと思ったのは、
38:12どこから狙撃されるのか、
38:15あらかじめ、
38:16知っていたからではありませんか?
38:19つまり、
38:20今回の狙撃事件は、
38:22狂言だったということですよ。
38:24狂言だって?
38:26一体何のために。
38:27我々は研究を断念するまで追い込まれたんですよ。
38:30ええ。
38:31ですからそれが目的だったんですよ。
38:33は?
38:33命を狙われるような危険な目にあった。
38:36だからもう研究は続けられない。
38:39そう、
38:40申し開きができるようにするためでしょう。
38:42バカバカしい。
38:43おそらく、
38:44成果の上がる気配のない研究を、
38:46成果が出てから中止にしたと、
38:48見せかけるためです。
38:50成果が上がる気配がないって、
38:51一体何をしようかに。
38:53トモリさん、
38:55あなたは襲撃される以前に、
38:57アメリカ大使館に足を運んでますよね。
39:00調べたんですよ。
39:02目的は、
39:03就労ビザを取得するためでしたね。
39:07いや、それは…
39:07おかしいじゃありませんか。
39:09今まさに、
39:10敬語までつけて研究を完成させようとしている人間が、
39:13一方ではアメリカでの仕事の準備を続けている。
39:16つまり、
39:16こちらでの研究は、
39:20最初から中止にする計画だった。
39:22そういうことですよね。
39:30トモリさん!
39:37その通りです。
39:38おい、
39:39トモリ!
39:40マッシュオー署長!
39:43あなた、
39:45研究を利用して、
39:46会社の金を着服してましたね。
39:48本社の経理で、
39:49帳簿をすべて確認させてもらったんですよ。
39:52わざわざ、
39:53裏取りの仕事を回していただき、
39:55ありがとうございました。
39:56どういたしまして。
39:58あなたが、
40:00着服していたからこそ、
40:01この研究には、
40:02多額の費用がかかってしまっていたのでしょう。
40:04しかし、
40:05成果は一向に上がらない。
40:07あなたは、
40:07研究所の所長として、
40:09責任を取らされてしまうことになる。
40:11だから、
40:12研究を、
40:13何としても畳んでしまいたかった。
40:15しかし、
40:16できませんでした。
40:17やめますでは、
40:18本社の人間を納得させることはできない。
40:20そこで思いついたのが、
40:21今回の狂言です。
40:23トマリさんも、
40:24巻き込んで、
40:26あなたが着服した金を、
40:28損金として、
40:29葬り去るつもりだったんですね。
40:32あなたのつまらない計画で、
40:34罪のない一人の人間が、
40:37命を落としたんですよ。
40:41人が、
40:41人が死ぬような計画じゃなかったんです。
40:46腕のいいスナイパーを、
40:51雇ったはずだったのに。
40:53明日の出勤の時に、
40:54やるからな。
40:56はい。
40:59スナイパーは、
41:00このビルの屋上から狙う。
41:03スナイパーの腕は間違いない。
41:06だから、
41:07下手に動くなよ。
41:08逃げたりすれば、
41:09逆に危ないからな。
41:10分かりました。
41:14スナイパーも、
41:14特定できてますよ。
41:25一つ。
41:26分からないことがあります。
41:28肘方さんは、
41:30あなたの嘘に、
41:31気づいていなかったのでしょうかね。
41:34肘方さんは、
41:36気づいていたかもしれません。
41:38それは。
41:40私は、
41:42この計画が始まってから、
41:44署長への不信感が芽生え始めました。
41:47署長、
41:48ホテルに不信人物がいたそうなんですが、
41:51それも署長が?
41:53いや。
41:54もしかしたら、
41:56署長に裏切られているのかもしれない。
41:59そして、
42:00本当に撃たれるんじゃないか。
42:04そんな疑心暗鬼に駆られていた私は、
42:06自分に何か隠していることはありませんか。
42:18え?
42:18自分は、
42:20あなたを本当に信じていいんですね。
42:29ええ。
42:29ひじかたさん、
42:32私を守ってください。
42:35わかりました。
42:37あなたは、
42:38心から怯えていた。
42:40だから、
42:40ひじかたさんは、
42:41敬語を続けたんですね。
42:44そういうことか。
42:47取り返しのつかないことを。
42:48さあ、
42:53詳しい話は場所を変えて聞かせてもらおうか。
42:57さあ、
42:57さあ、
42:58行きましょう。
43:00どうも。
43:00どうも。
43:00どうも。
43:01どうも。
43:11じゃあ、
43:12ひじかたさんという方は、
43:14SPのお仕事が怖くなって、
43:17警察を辞めたわけではなかったんですか?
43:18うん。
43:19それならなおさら残念ですね。
43:25命を懸けて守ろうとしたものが、
43:28結局はなかったわけですから。
43:31でも、
43:33ひじかたが最後まで優秀な警護員だった。
43:36そのことだけは、
43:38忘れないでおこうかなって。
43:41それがいいですね。
43:45そういえば、
43:46杉下さんも体を張って私を守ってくださったことがありましたよね。
43:52そんなこともありましたね。
43:53え、
43:54なに、
43:54その話聞いてないんですけど。
43:55いいじゃありませんか。
43:56もう過ぎたことです。
43:58今度、
43:59私がゆっくりお話しします。
44:01お願いします。
44:03ところでね、
44:03君も特命係に来てから、
44:05体を張ることも増えたんじゃありませんか?
44:08えぇ、
44:08そりゃもう、
44:09杉下さんの下で、
44:11身も心も張りっぱなしです。
44:13人聞きの悪いことを言いますね。
44:16冗談ですよ。
44:16冗談以外ないじゃありませんか。
44:20そろそろお二人、
44:21お茶漬けになさいますか?
44:23お願いします。
44:25わさびは多めで。
44:26お願いします。
44:29頑張りましょう。
44:30あ、はい。
44:30バトン。

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