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  • 4 日前

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教育
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00:00:00おはようございます
00:00:126月1日サンデーモーニング全場高子です
00:00:16さあ今週も米をめぐる大きな動きが続きました
00:00:20その米をめぐる話題について杉浦さんからお伝えします
00:00:23米の価格の安定のため
00:00:26政府は備蓄米の随意契約を急ピッチで進め
00:00:30流通量を増やそうとしています
00:00:32さらに注目されたのがココ米にコココ米
00:00:363、4年前の古い米です
00:00:39昨日、店頭販売が始まったのは
00:00:492000円程度で売り出すとされた備蓄米
00:00:52入荷したホームセンターや大手スーパーでは
00:00:56早朝から行列ができました
00:00:58500袋を用意したこの店でも
00:01:0310時の開店前に完売
00:01:05この1週間、備蓄米の店頭販売までは
00:01:17かつてない急ピッチで進みました
00:01:19小泉大臣が強調した高速道路とは
00:01:31新たに始めた随意契約のシステム
00:01:34JAなどの集荷業者や卸売業者を外し
00:01:38大手の小売業者などに直接販売したのです
00:01:42最初に用意したココ米と呼ばれる
00:01:462022年産の備蓄米は
00:01:4920万トンの契約枠がすぐにいっぱいに
00:01:52そこで1回目の契約から外された
00:01:57中小の小売業者に対しては
00:02:00さらに古い米、21年産の
00:02:03コココ米8万トンを用意しました
00:02:06価格もココ米よりさらに安い
00:02:101800円程度になるといいます
00:02:13気になる品質をめぐっては
00:02:161年経ったら動物の餌になるようなものを
00:02:20安く売りますって言ったって
00:02:22それ安く出ますよそら
00:02:23今回出回ることになるコココ米は
00:02:28収穫から4年近く経っている米
00:02:31保存期間5年を過ぎた備蓄米は
00:02:34飼料用などとして売却されるのです
00:02:37実際その味はどうなのか
00:02:50コココ米はどんな味なのか
00:02:52木曜日、農水省ではメディア関係者を招いて
00:02:56新しい米との食べ比べが行われました
00:02:59次は赤ですね
00:03:01ちょっと硬いかな
00:03:17令和3年産ではないかと大臣が思われるものは
00:03:21ちょっと他よりも少し硬さを感じたのは
00:03:26この赤いのなんですが
00:03:28正解見えますか
00:03:32あ、あってた
00:03:33ちなみにうちの職員の中では
00:03:37炊き上がりの炊飯器を開けた時は
00:03:40少しツンと匂いが
00:03:42令和3年産米
00:03:44これは香りを感じたっていう方もいました
00:03:47古くなればそれなりに味が落ちる米ですが
00:03:52少しでも美味しく食べられる鍵が
00:03:55精米の技術です
00:03:56備蓄米の精米に関する問い合わせが
00:04:04相次いでいるこちらの会社
00:04:063、4年も前の古い米は
00:04:09扱ったことがないといいます
00:04:11やっぱり三つ米だと
00:04:15通常のものと工程とかの段階で
00:04:18何か変化っていうのはあるんですか
00:04:20白くなりにくいので
00:04:22いつもより圧力を調整したりして
00:04:25精米に仕上げていきます
00:04:27酸化が進んだ古い米は
00:04:31新米より多く削らなければいけないので
00:04:33強めの圧力をかける必要があるのです
00:04:37こちらが砕けてしまったお米を
00:04:41殲滅する機械になります
00:04:43砕けてしまったんですか
00:04:45はい
00:04:45そして古いお米になると
00:04:47水分も少なくなって
00:04:49割れやすくなる可能性はあります
00:04:51もしかしたらこの砕けたお米が
00:04:54多くなってしまう可能性もあるんですか
00:04:57そうですね
00:04:57その可能性はあると思います
00:04:59産地ですとか品種によっても
00:05:02全部違いますので
00:05:03それぞれに合わせて
00:05:05精米する必要があります
00:05:07ともあれさらなる備蓄米の放出で
00:05:13ココ米に続いて店頭に並ぶ
00:05:15運びのコココ米
00:05:17コンビニ大手も動いています
00:05:221キロ単位での販売計画も
00:05:251キロ袋ということは
00:05:28食べたことのない方が食べていただきやすいというところもありますし
00:05:323、4年前の古い米まで一気に放出する異例の政策は
00:05:38令和の米騒動収束への一歩となるのでしょうか
00:05:42小米といっても無制限にあるわけではないですし
00:05:48何より米価格がいろいろになってしまっていることが気になるんですが
00:05:52今後しばらくお米は大まかに
00:05:584つの価格帯に分かれることになりそうです
00:06:00いずれも5キロあたり
00:06:02そして税抜きの価格ですが
00:06:04まず去年取れた新米
00:06:06いわゆる銘柄米が
00:06:084100円ほど
00:06:10そして江藤大臣の時に
00:06:12入札方式で放出した備蓄米と新米などをブレンドしたものが
00:06:173600円程度
00:06:18そして今回小泉大臣が随意契約で放出した
00:06:22ココ米が2000円程度で
00:06:25次に出てくるさらに古いコココ米が
00:06:281800円程度となっています
00:06:30そして小泉大臣は備蓄米について
00:06:33需要があれば無制限に出すとも発言しています
00:06:37備蓄米はもともとおよそ91万トンありましたが
00:06:42そのうちの60万トンはすでに放出されたり
00:06:46放出が決まったりしていまして
00:06:47残りは30万トンになっています
00:06:50さらに放出となれば
00:06:52今回のコココ米よりもさらに古い
00:06:555年前の2020年産の米が中心になります
00:06:59そもそも備蓄米は災害や凶作などの
00:07:03非常時に備えるための米でもあり
00:07:05今後は言葉通り無制限にとはいかないかもしれません
00:07:09備蓄米は随意契約が始まって
00:07:14異例の速さで今市場に出てきていますけれども
00:07:17これで価格も少し落ち着いていけばいいんですけれど
00:07:20濱田さんどうご覧になっていますか
00:07:23前大臣の米は売るほどあるとか
00:07:25やっぱり玉木代表の備蓄米のことを
00:07:28動物の餌といったり
00:07:29こういった政治家の発言がそもそもやっぱり
00:07:32この人たち本当生活実感がない
00:07:34この米の価格に鈍感な人なんだなということを
00:07:37これが今までのやっぱり米の価格について
00:07:40無策とも言えるような状態を
00:07:42見出しているんじゃないかなというふうに思っています
00:07:44もちろん小泉大臣の今の措置には
00:07:46賛否両論あると思いますけれども
00:07:48あの行列を見てもやっぱり助かっている人がいるのは
00:07:51確かだと思います
00:07:52ただこの2000円という価格が
00:07:555キロ2000円という価格が適正かというと
00:07:57それはそうではないと思うんですよね
00:07:59今回やっぱり入札のした小売業者の人たちは
00:08:02かなり利益をやっぱり度外視して出しているのは事実で
00:08:06やっぱりどこかがいたんでは
00:08:07正常な流通にならないと思います
00:08:10今の米の買取価格はだいたい5キロで2100円と言われていて
00:08:13いろんなコストを乗っけたら1.6倍ぐらいの
00:08:163400円から500円ぐらいが適正と言われているんですね
00:08:20じゃあなぜ今上がりすぎているのか
00:08:22じゃあ3400円500円だったら
00:08:24生産者の人は持続的にこれからも生産が続けられるのかどうか
00:08:28やっぱり今回の件をきっかけに私が考えなきゃいけないのは
00:08:32やっぱりどれぐらいのコストでやっぱり生産者の人が
00:08:35ずっと続けられるのか
00:08:36消費者も買い続けられるのかという
00:08:39米の流通全体生産体制全体を考える必要があるなと思います
00:08:43安田さんどうでしょう
00:08:45そうですねさっきおにぎりを食べているシーンとかがあったと思うんですけれども
00:08:49どうしても今小泉さんのパフォーマンスに目が向きがちと言いますが
00:08:54ただ言うまでもなく大事なのは中身ですよね
00:08:58実は小泉さんかつて生活法則後の削減を当方針として決めていった
00:09:04プロジェクトチームのメンバーでもあって
00:09:06実際に大幅な減額というのがなされていきましたよね
00:09:09その引き下げの違法性を問う命の取り出裁判
00:09:13この最高裁の弁論今週膨張してきたんですけれど
00:09:16中には生活保護利用者は白米だけ食べていればいいという
00:09:21抽象もあるようなんですよね
00:09:24今白米もやはり困窮者には手が届きにくくなっている
00:09:29浜田さんがおっしゃるように
00:09:31例えば生産者だったり流通のあり方だったり
00:09:34それをどういうふうにケアしていくのかということはもちろんですし
00:09:37ただそもそも健康で文化的な最低限度の生活
00:09:43その基盤を壊してこなかったか
00:09:46それをどういうふうに修復していくんですかという
00:09:48その点から問わなければならないなと思います
00:09:50目先のことにばかり気持ちが行っているような気はします
00:09:54米の適正価格や農政のあり方については
00:09:58国会でも議論になっています
00:10:00駒田さんから
00:10:01今回令和の米騒動で見えてきたのは
00:10:05米の不足だけではなく
00:10:06未だ続く減炭政策など農政が抱える問題でした
00:10:11小泉大臣の答弁は
00:10:13国会で問われたのは長い目で見た米政策
00:10:19古い備蓄米が格安で出回る一方で
00:10:23米全体の価格は落ち着くのか
00:10:25今後の米価格については
00:10:46名言を避ける小泉農水大臣
00:10:49ではどうやって米の価格を下げるのか
00:11:02打ち出したのは米の増産
00:11:10長年農政のタブーともされてきた
00:11:13実質的な減炭の廃止です
00:11:16しかしこれに対し
00:11:19生産調整による価格の維持を重視してきた
00:11:21JAからは早速こんな声が
00:11:25生産調整は
00:11:29受給バランスを取るという意味合いでは
00:11:32間違っていなかった
00:11:33一気に生産量を増やすことには懸念が残る
00:11:37かつて自民党の農林部会長を務めた時には
00:11:43JAの組織改革を訴えていた小泉氏
00:11:47農家って農協職員を食わせるために
00:11:53農業やってるんですか
00:11:54それ違うじゃないですか
00:11:56この時は結局
00:11:59JA側の強い反発を受け
00:12:02目立った成果を上げられませんでした
00:12:04今回はどう対峙するのでしょうか
00:12:10現在農協という組織をどう捉えられているのか
00:12:14ご所見を伺います
00:12:16小泉大臣
00:12:18長年のタブーでもあった
00:12:25米の増産を主張する小泉大臣
00:12:27ただ生産調整を重視するJAと
00:12:31どう向き合うのかが問われています
00:12:33当時の小泉部会長は補助金付け農政との
00:12:38欠別ですとか農協改革ですとか
00:12:40これを掲げていらっしゃったと承知しております
00:12:43現在農協という組織をどう捉えられているのか
00:12:47これはどこの組織でもそうですが
00:12:49課題があることも事実だと思います
00:12:52収益を農家さんの皆さんにお届けをする
00:12:55これが私はあるべき姿だと思います
00:12:57木曜日にはJAのトップとも会談
00:13:02カメラの前に並んで立つと
00:13:05消費者の米離れを防ぐ
00:13:09この思いは同じだということで
00:13:12我々も全く同じ考えでございますので
00:13:15一体となって取り組むべきだな
00:13:18というふうに思っております
00:13:19かつては鋭く対立したJAとも
00:13:23まずは無難な対応
00:13:24ただ米の増産に伴う
00:13:28避けて通れない課題も突きつけられています
00:13:31価格が下がりすぎた時に農家をどう守るか
00:13:35野党からは
00:13:39米の価格が下がりすぎた場合には
00:13:57直接交付金で保証すれば良いという提案ですが
00:14:01方向性として私は意欲ある方に
00:14:05お米を作っていただきたい
00:14:06ですのでしっかりと今後の方向性の中では
00:14:10作るなということではなくて
00:14:13しっかりと受給に応じた生産
00:14:16需要に応じた生産というものが
00:14:18米農家への保証制度については
00:14:21言及を避ける小泉大臣
00:14:24消費者と農家の双方が納得する
00:14:28米行政への道筋は描けるのでしょうか
00:14:31小泉大臣の言います
00:14:36米の増産に進んだ場合
00:14:39どういうことが起こると予想されるのか
00:14:42さらに詳しく熊田さんから
00:14:44事実上の減炭方針を転換できるのでしょうか
00:14:48仮に減炭政策をやめた場合は
00:14:52米の増産につながります
00:14:54この米の増産にかじを切った場合
00:14:56米価格が下落するリスクが生じる可能性があるんです
00:14:59そこで立憲国民維新などの野党は
00:15:04米価格が下がった場合に備えて
00:15:07農家の所得保証も行うべきだと主張しました
00:15:10石破総理も先月19日
00:15:13経営努力などの条件付きで
00:15:15経営が行き詰まらないような保証は認められるべきと
00:15:19農家の所得保証を行うことで
00:15:22生産を拡大させることに
00:15:23前向きな考えを示しました
00:15:25しかし政治ジャーナリストの後藤健二さんは
00:15:29そう簡単ではないと指摘します
00:15:31というのもそもそも所得保証というのは
00:15:35旧民主党政権の政策で
00:15:37自民党内にはアレルギーが強いこと
00:15:39そして自民党の農水族の中には
00:15:43増産つまり減炭の廃止に対しては
00:15:45抵抗が根強いことを挙げています
00:15:47さらに改革派の石破総理は周辺に対して
00:15:51敵は内側にいるとも語っているそうです
00:15:54米価格をどう下げるかという問題の一方で
00:15:59さっき濱田さんも指摘されていました
00:16:01日本の持続可能な米作りという体制を
00:16:06どう構築していくかということについても
00:16:08今議論しておきたいですよね
00:16:09矢部中さんどう見ていますか
00:16:11そうですよね
00:16:11今回の米価の口頭というのは
00:16:14異常事態
00:16:15これどうしてなぜ起きたのかというのは
00:16:17ちゃんと検証しなきゃいけないんですよね
00:16:19もともと減炭政策
00:16:21事実上の減炭政策をやめる
00:16:23どうするという問題があるんですけれども
00:16:25それはもともとは政府なりが
00:16:28大体このぐらいの時給バランスでいけるだろうと
00:16:31だから減炭でやっていくんだということ
00:16:33それが間違っていたということで
00:16:35どうして間違ったのかと
00:16:36それが仮に異常な記録的な猛暑とか
00:16:40あるいは最近に需要が増えた人が
00:16:43もっと米を食べ始めたのかどうかとか
00:16:46その辺のところをきちっと
00:16:47僕は見るべきだと思うんですよね
00:16:49その上でより長期的に言えば
00:16:51当然農家非常に高齢化が進んでますよね
00:16:55後継者の問題
00:16:56どうやってやっていくのかと
00:16:58そうすると今までの
00:16:59ものすごく小規模農家なんですよね
00:17:01それでやっていけるのかどうかと
00:17:03そこも見る必要があって
00:17:05ドローンの問題とかなんかいろいろありますよね
00:17:07ある程度規模がないとうまくいかないと
00:17:10その辺の全体の見直しというのを
00:17:12今すべきだと思いますですね
00:17:14松原さんどうでしょう
00:17:16そうですね
00:17:17適正価格という言葉がありますけど
00:17:19考えてみると適正価格というのは
00:17:22本来ないというかですね
00:17:23日本くらいなんだと思うんです
00:17:25ご言っているのは
00:17:25つまり世界では
00:17:26基本的に時給の関係で値段が決まっていくと
00:17:29日本はずっと価格を維持する政策を
00:17:32重点的に取ってきたので
00:17:33そうなるとどうしても高くなって
00:17:36消費者にとっては厳しい状況になる可能性が高いんですよ
00:17:40ですからじゃあ所得補償しようということになると
00:17:43所得補償する代わりに値段は市場の原理
00:17:47需要と供給で決まりますよというのが
00:17:49所得補償なんだと思うんですね
00:17:51ただこの所得補償も小さい農家にも大きい農家にも
00:17:55同じように補償すると
00:17:58やっぱり大規模化が進まないと言われていて
00:18:01小さな農家も農地を
00:18:03兼業農家の人も離さないということで
00:18:05ただ一方で大きな農家を中心に
00:18:08つまり農業だけで本当に食べている人たち
00:18:12大きい農家に重点的にお金を所得を補償すると
00:18:16大規模化が進むと言われているんです
00:18:18ただこれはJA農協は一番嫌がるところなわけですね
00:18:22ですから今小泉劇場というか
00:18:24なんとか安いコメン演出して
00:18:28参議院選挙を乗り切ろうというのが
00:18:29自民党のおそらくシナリオなんだろうと思います
00:18:32ただ小泉さんにとっても
00:18:35その選挙の後が本番で
00:18:37政権の要の森山幹事長は
00:18:40農水族のゾンと言われている人ですから
00:18:44その中を含めて本当にそれができるのかと
00:18:47大規模化という政策がね
00:18:48ただ今これだけねやっぱりコメンに対する
00:18:52今みんないろんなことで
00:18:55やっぱり減退制度がダメだという
00:18:56共有認識が生まれつつあるわけですね
00:18:58チャンスなんだと思うんですよ
00:19:00だから私は今この時に
00:19:02やっぱり大規模化に進む政策をきちんと取るべきだろうと
00:19:05それがコメンの生産を守るということに
00:19:08つながるんだろうというふうに思います
00:19:09長い目で見ながら決めていきたいところです
00:19:13それでは1週間を振り返っていきましょう
00:19:155月27日火曜日です
00:19:18自民党の裏金事件をめぐって
00:19:24この日安倍派の元幹部下村元文部科学大臣の
00:19:29参考人招致が行われました
00:19:31下村氏が問われたのは
00:19:47裏金づくりにつながるパーティー権収入の
00:19:50キックバックが再開された経緯について
00:19:53安倍派の会計責任者だった松本氏の証言などから
00:19:58下村氏がキックバックの再開を指示した可能性が
00:20:02取り沙汰されていたのですが
00:20:04安倍派の議員からキックバック再開の要請があったことを
00:20:26松本氏に伝えたものの指示をしたわけではないと強調
00:20:30また松本氏は2022年8月の幹部会合で
00:20:36キックバック再開が決まったと証言していますが
00:20:39下村氏は
00:20:41こうしましょうというのは明確に結論が出なかったということの中で
00:20:47松本事務局長は今までのような幹部再開をするというふうに判断をされたんだというふうに思います
00:20:57これは認識の底があると思います
00:21:00長年の裏金作りは結局誰の責任で続けられてきたのか
00:21:06安倍派の幹部だった職員らが議員らが口を揃えて関与を否定し続け
00:21:11依然真相は明らかになっていません
00:21:14検証があって初めて有効な再発防止策というのが講じられると思うんですけれども
00:21:21なかなか進まない時間がかかりますね
00:21:24濱田さんどう見てますか
00:21:25結局は今回は何も分からなかったわけですよね
00:21:31しかもこの裏金問題というのは国会議員だけじゃなくて
00:21:35都議会自民党でも明らかになっている上に
00:21:37自民党の東京都連でも今回あるんじゃないかというと
00:21:40実は内部調査が行われているわけです
00:21:42広がりを見せているのに
00:21:43こちらもほとんど何も明らかになっていないわけですね
00:21:46もう一つ我々きちんと見とけなきゃいけないのは
00:21:49企業団体献金の見直しというのを今国会掲げたんですが
00:21:53どうも先送りしようということになりつつあるようなんですね
00:21:56つまり94年の政治改革では
00:21:59政治家個人への献金というのを
00:22:02癒着を見やすいということで
00:22:04これは禁止しようじゃないかということになったはずなんですが
00:22:07これが政党支部という抜け道を作って
00:22:10実は続いているわけですね
00:22:11私はせめてこれだけでも
00:22:13やっぱりきちんとやめるべきだと思いますが
00:22:17それすらできていないわけですね
00:22:19ですから本当に先送りできないとなると
00:22:21やっぱり政治家には
00:22:23自分の手足を縛ることはできないということですから
00:22:26そうなればやはり第三者機関とか
00:22:28あるいは審議会の方式で
00:22:30やはりルールをそちらで決めるべきじゃないかなと
00:22:32私は思います
00:22:33そうですね
00:22:34同じく27日火曜日です
00:22:38非常に意義深いことであり
00:22:41嬉しいことであります
00:22:44先送りをしないで手当てをするということを
00:22:47確認するということは大事で
00:22:49まさに年金改革の一時塚だったと思います
00:22:52この日年金改革法案をめぐって
00:22:56自民公明の与党と立憲民主党が協議してきた
00:23:00修正案について合意しました
00:23:02立憲民主党の求めにより
00:23:06自民党内の意見を踏まえて
00:23:08法案から削除されていた
00:23:10基礎年金の底上げが再び盛り込まれました
00:23:14厚生年金の積立金の一部や
00:23:18税金を使って底上げすることになりますが
00:23:21安定的な財源については
00:23:24議論が先送りされています
00:23:26厚生年金からの流用という批判もある
00:23:30基礎年金の底上げですけれども
00:23:33さらに詳しく見ていきましょう
00:23:35杉浦さんから
00:23:36私たちの年金はどうなるんでしょうか
00:23:40年金制度とは
00:23:42働く世代が保険料を出し合って
00:23:46リタイアした高齢者を支える仕組みですが
00:23:49何人の現役世代で
00:23:51何人の高齢者を支えているのか
00:23:54年齢構成で単純計算すると
00:23:571960年は
00:24:00みこしのように
00:24:0110人以上で1人を支えていたのが
00:24:05少子高齢化が進んだ2005年には
00:24:093人で支える騎馬船型となり
00:24:12現在は2人
00:24:14そして25年後には
00:24:17ほぼ1人で支える
00:24:19片車型になっていきます
00:24:22働く高齢者も昔より増えてはいますが
00:24:25このままでは年金がピンチなんです
00:24:28年金制度を持続可能にしていくために
00:24:31これまでも保険料を徐々に上げたり
00:24:36年金をもらい始める年齢を原則として
00:24:4060歳から65歳に引き上げたり
00:24:44もらえる年金を実質的に減らす仕組みを導入したりしてきました
00:24:50私たちが受け取る年金は
00:24:55このように2階建ての構造になっています
00:24:591階部分は国民の全員が受け取る基礎年金
00:25:042階部分は会社員などが受け取る厚生年金です
00:25:08基礎年金は全員低額ですが
00:25:12厚生年金は給与の額によって変わり
00:25:15現役時代に得た給与が多いほど
00:25:18保険料を多く支払っているので
00:25:20年金としてもらえる額も手厚くなります
00:25:23就職氷河期世代で
00:25:27非正規として働く期間が長かった人たちなどは低くなり
00:25:31国民年金保険料だけを支払っている
00:25:34自営業の人たちはこの部分がありません
00:25:38こうした中去年
00:25:41年金の将来の見通しが発表され
00:25:47基礎年金については30年後には
00:25:50給付水準が実質的に3割減るとの見通しも示されました
00:25:55基礎年金の割合が大きい人たちにとっては
00:25:59大打撃となるのです
00:26:01そこで必要とされるのが
00:26:03今回の基礎年金の底上げです
00:26:07保険金を納めた期間に応じて全員
00:26:11一律に底上げされその費用は
00:26:14厚生年金の保険料を積み立てた財布から出されます
00:26:20当初政府与党は
00:26:24国民選を前に
00:26:27厚生年金の流用ではないかという批判が広がることを恐れて
00:26:31これを法案から削除していました
00:26:34しかし最重要部分を削除した法案について
00:26:38野党側から
00:26:39あんこのないアンパンなどとの批判を受け
00:26:43一点立憲民主党との修正で復活させたのでした
00:26:47それでも課題は残ります
00:26:51基礎年金底上げに必要な財源については
00:26:56厚生年金の積立金を投入しても
00:26:59半分は国庫から税金などで負担することになっていますが
00:27:04その分の財源はまだ決まっていないのです
00:27:08年金制度に詳しい中島さんによれば
00:27:11厚生年金の財布の中身が減ったことで
00:27:14一時的に全員もらえる厚生年金が減るといい
00:27:18その対策も決まっていません
00:27:20重要な財源論は先送りした形ですが
00:27:24この先
00:27:25持続可能な年金制度を守っていくことができるのでしょうか
00:27:30以上です
00:27:32今回の見直しでも
00:27:34安定的な財源をどうするかについては
00:27:36まだ議論がされていないということで
00:27:38将来に対する不安解消になかなか至らない
00:27:42もどかしさを感じるんですけど
00:27:44浜田さんねずっと取材されてきていかがですか
00:27:46この若い世代とか特に現役世代が
00:27:49何に対して不安感を持っているのかというと
00:27:51今払っている社会保険料はどんどん上がっていくのに
00:27:54自分たちの老後できちんと年金がもらえるのかと
00:27:57やっぱりこういった不安感があるから
00:27:58やはり子どもも欲しいけどもちょっとやっぱり我慢しようかという
00:28:01少子化にもつながっているわけですよね
00:28:03私はその意味では基礎年金部分の一定の底上げというのは
00:28:07意味があると思います
00:28:08特に現役世代と高齢者世代の
00:28:11やっぱり世代間の格差解消という意味では
00:28:13意味があると思っています
00:28:15特にやっぱり氷河期世代女性に対して
00:28:18やっぱりその低年金問題というのがこれから起きてきて
00:28:22老後が本当に貧困になると言われている中での
00:28:25この対策というのは早急にやるべきだったと思っているんですが
00:28:28やはりさっきおっしゃったように
00:28:30財源問題というのはこれからの
00:28:32国庫負担の税金がこれから投入されるので
00:28:35それをどうするのかという問題はあると思います
00:28:37ただ今回私自民公明立憲で合意したということにも
00:28:43意味があると思っていて
00:28:44この社会保障制度の制度設計を大きく見直さなきゃいけない
00:28:48だって人口減少だし高齢化だしという時に
00:28:51これを清掃の具とか選挙の度にやっぱりどうするかというふうに
00:28:55考えること自体がおかしいと思っていて
00:28:57これこそやっぱり与野党がまとまって
00:29:00どうするかってきちんとやっぱり中長期で話し合ってほしいんですよね
00:29:03にもかかわらず私今回ちょっと一部のメディアで
00:29:06この年金問題事項率で合意したことで
00:29:11立民から不信任案が出ないだろうというふうな報道があって
00:29:15すごく政局報道にしてしまう
00:29:17そうじゃないんだと
00:29:18社会保障制度どうするのかという
00:29:20そこで私評価をしてもいいんじゃないかなと思います
00:29:23では1週間続けます
00:29:26同じく27日火曜日です
00:29:29兵庫県の斉藤知事をめぐる疑惑を告発した
00:29:35元職員の私的な情報が漏えいされ
00:29:39誹謗中傷が起きていた問題
00:29:40この日一連の問題を調査していた第三者委員会は
00:29:46斉藤知事の側近とされた元総務部長が
00:29:50知事からの指示を受けて情報を漏らした可能性が高いと発表しました
00:29:55そのような文書があることを議員に情報共有しておいたらと
00:30:02指示したこういう旨の教育をされました
00:30:05斉藤知事は漏えいの指示を否定していましたが
00:30:10第三者委員会は知事以外の当事者の話はほぼ一致するため
00:30:15知事の供述の信用性は低いと判断したのです
00:30:19知事がうそをついているんじゃないんでしょうか
00:30:23私はこれまで漏えいに関する指示はしていないということを申し上げてきたというところです
00:30:32総務部長らは虚偽を言っているということなんですか?
00:30:36昨日も今朝も申し上げましたけれどもそれぞれの立場でそれぞれの認識を述べられたんだというふうに思います
00:30:42自身の指示についてはあくまでも否定する斉藤知事
00:30:48一方で組織のトップとして漏えいの責任を取るなどとして自らの給与をカットする方針を示しています
00:30:58これは第三者委員会の調査結果も否定してそして給与カットだけで済ますというこれは対応に正直ちょっと驚いたところがあるんですけど松村さんどう評価されますか?
00:31:10自ら設置した第三者委員会の結論を否定するとしたら何のための第三者委員会なんだとしかも調査結果を受けて今指摘がありましたけど漏えいした職員つまり部下には定職3か月ですか定職3か月これも軽いんですよただこの処分をして指示をしたと指摘された自分にはもっともっと軽い給与カットで済まそうとするとしたら組織としても成り立たないと思いますね
00:31:37これ斉藤知事は公益通報を受けて告発者探しを行って処分したこれも違法なんですしかもその告発者の信用を落とすために情報漏洩を支持したとするとこれも違法だと思うんですね
00:31:50しかも人の命まで失われているわけですよねこれで身体のことを考えないとしたら今後これ県政運営は私はできないというふうに思います
00:32:01ですから今刑事告発をすべきだという声も出てますが県民を代表する議会もこれからどうすべきかを問われているんだろうというふうに思います
00:32:091週間を続けます5月28日水曜日飢餓が深刻化するガザ地区での食料配給について中西さんからお伝えします
00:32:19イスラエルによる激しい攻撃が続くパレスチナ自治区ガザでは多くの住民が深刻な飢餓に直面しています
00:32:29そんな中ガザで支援活動を行う日本人の女性に話を聞きました
00:32:35国連安保理でこの日パレスチナの大使がナビダながらに訴えたガザの惨状
00:32:57食料などの支援物資の搬入はイスラエルによって3ヶ月も止められていたのです
00:33:06そのガザでは新しい組織による食料配給が始まり人々が殺到していました
00:33:22ところが
00:33:27イスラエル軍が発砲
00:33:30配給の現場では少なくとも3人が死亡
00:33:3546人が怪我をしたといいます
00:33:38実は今回食料の配給を行ったのは
00:33:43アメリカ主導で設立されたガザ人道財団という組織
00:33:48しかしこの組織の活動は国連を通さず
00:33:53イスラエルの関与の下で行われていて
00:33:56国際社会から非難の声が上がっているのです
00:34:00パレスチナへの支援を担ってきた国連機関のトップは
00:34:07配給場所に問題があると指摘します
00:34:10配給が行われた最南端の街へと
00:34:30人々がガザ全土から大移動を強いられる状況
00:34:34その意図は
00:34:36イスラエルの後ろ盾であるトランプ政権は
00:34:59住民の移住を伴う再開発の構想を発表していますが
00:35:04背景には両者の思惑があるのでしょうか
00:35:08一方こうした中
00:35:11極限状態のガザで人道支援を続けている日本人がいます
00:35:16上空ではずっとドローンが飛んでいますし
00:35:20私たちがいるこのオフィスでも
00:35:22空爆は毎日聞こえますし
00:35:24国際NGO
00:35:27国境なき医師団の一員として
00:35:30先月からガザに入った村本直さん
00:35:33医師ではなく病院への物資調達などを担う
00:35:38ロジスティシャンです
00:35:39病院が破壊された場所では
00:35:43残った資材をかき集め
00:35:45野戦病院の設営なども行っています
00:35:48物資は足りていません
00:35:53本当に足りていません
00:35:54子どもたちがゴミが詰まっている場所で
00:35:57少しでも何かあるんじゃないかと探している
00:36:00本当にそういう状態でして
00:36:02本当に食料は足りていません
00:36:04去年火災りした時に比べても
00:36:09物資不足は格段に深刻だといいます
00:36:12最近では村本さんらが支援する
00:36:16ナセル病院も空爆され
00:36:18泣けなしの医療物資が破壊されてしまいました
00:36:21攻撃の恐怖にもさらされながら活動を続ける
00:36:44村本さんが願うのは
00:36:45明日何を食べるか分からない
00:36:49今日どこに空爆落ちるか
00:36:51一刻も早く停戦に
00:36:55永久的な停戦になることを私は祈っています
00:36:59ガザからの声は世界に届いているのでしょうか
00:37:06村本さんは食料配給が戦争の道具として使われているとも指摘をされていましてね
00:37:14なんかこの人道無視の本当に異常なことが起き続けているこの状況
00:37:19安田さんどう見てますか
00:37:21そうですね
00:37:22やはり忘れてはいけないのが
00:37:23村本さんたちの支援活動が
00:37:26なぜここまで命がけになってしまっているのか
00:37:29そもそもなぜ支援が必要な状況がこれだけ作り出されているのかですよね
00:37:33ガザで今起きていることっていうのは
00:37:35封鎖と軍事侵攻によって
00:37:38人為的な飢餓が作り出されているということですよね
00:37:41今この瞬間にも虐殺されるかもしれない人たちに
00:37:45正体不明の財団なるものが
00:37:47配給するもののみ認めてやるっていう
00:37:50その態度そのものがどれだけ残忍か
00:37:53先ほどおっしゃったように
00:37:54食っていうものが民族浄化の道具にされているわけですよね
00:37:58この局面になって今各国リーダーが
00:38:01ようやくイスラエルに対して批判的な態度を取り始めていますけれども
00:38:05ただことを例えばドイツに関しては
00:38:09アメリカに次ぐ軍事支援をイスラエルにしてきたわけですよね
00:38:12じゃあその軍事支援やめるんですか
00:38:14じゃあパレスチナの虐殺に対して
00:38:17声を上げている人たちに対する
00:38:19その言論封鎖のようなことやめるんですかっていう
00:38:21その口裂けだけではなくて
00:38:23本当に各国リーダーが行動を伴うかっていう
00:38:26そこを見ていかなければならないですよね
00:38:28では1週間続けます
00:38:32同じく28日水曜日です
00:38:35スイスのアルプス山脈で
00:38:40この日氷河の塊が溶けて崩壊し
00:38:43大規模な土石流が発生しました
00:38:45ふもとの村に住んでいた住民
00:38:49およそ300人は事前に避難していましたが
00:38:52村はほぼ全域が土砂や水に埋め尽くされ
00:38:561人が行方不明になっています
00:38:58同じく28日水曜日です
00:39:02大河原加工機をめぐる冤罪事件について
00:39:17この日東京高裁は一審に続いて
00:39:21警視庁公安部と検察の捜査の違法性を認め
00:39:25都と国に対し合わせておよそ1億6600万円の賠償を命じました
00:39:31自分たちがやってきたことが間違っていなかったということを裁判官が認めてくれた
00:39:44軍事転用できる噴霧乾燥機を不正輸出したとして
00:39:50大河原加工機の社長らが逮捕・起訴されたこの事件
00:39:54一審の証人尋問では捜査に関わった警察官が
00:40:00事件は捏造だったとも証言していました
00:40:03今回の公債判決では
00:40:06輸出規制に関する警視庁公安部の法解釈に
00:40:10正当性がなかったとの判断を示しました
00:40:13法解釈がないのに公安部の強い意思によって立憲の方に導けられたという判決全体を見ると
00:40:26警視庁公安部による事件の捏造というのを認定したものと評価できると
00:40:32金曜日、堺国家公安委員長は
00:40:37警視庁による捜査について厳しい内容の判決が言い渡されたと述べましたが
00:40:43検証や謝罪については言及しませんでした
00:40:47一連の裁判では現場の警察官
00:40:51当時担当していた警察官からも
00:40:54事件は捏造だったという証言が法廷でされているわけです
00:40:58今回の判決を見ますとどうでしょうか
00:41:01これを受け入れるのが国や都にとって筋だと思うんですけれども
00:41:05上告するんでしょうかね
00:41:07上告しないでほしいと思いますけれども
00:41:10この冤罪事件って2つ問題があると思っています
00:41:131つは警察、検察という組織の問題
00:41:16やっぱり自分たちの組織防衛のために
00:41:18保身のために事件をでっち上げているわけですよね
00:41:21さらにそれを内部で異論を唱えた人の異論も封殺する
00:41:25握りつぶしている
00:41:26やっぱり何でこういうことが起きるのかというと
00:41:28やっぱりすごく多様性のない
00:41:30同質的な価値観の集団というのは
00:41:32やっぱり組織防衛に走りやすい
00:41:34客観的な視点で自分たちを検証することができない
00:41:37本当に同じことが繰り返されていると思います
00:41:40だからこそ第三者的には
00:41:42やっぱり外部の独立的観で
00:41:43私は検証が必要と思います
00:41:45もう1つは人質しようという捜査の在り方ですね
00:41:48今回大河原さんたち3人
00:41:51332日間拘束されているんです
00:41:53日本の捜査方法というのは
00:41:56やっぱり自分たちの捜査の機関のストーリーに沿った
00:41:59自白をするまで身体拘束をする
00:42:01これ人質手法と言われる
00:42:03この捜査手法というのが
00:42:04非常に人道的に問題があると言われているわけです
00:42:06今回岡原さんたちの中で
00:42:08愛嶋さんという方が拘束中にですね
00:42:11胃がんが見つかって
00:42:12適切な治療が受けられずに
00:42:14亡くなられてもいるんですね
00:42:15このことについては
00:42:16きちんと謝罪をしてほしいと思います
00:42:18早く検証してというプロセスに進んでほしいなと思うんですが
00:42:23安田さんはどうご覧になりますか
00:42:25昨年都内の集会で大河原さんとはご一緒したんですけれども
00:42:29やはりこれが繰り返されないための
00:42:31制度改正も必要だということをおっしゃっていたんですよね
00:42:34これも経済安保の旗振りの下で
00:42:38ありもしないような罪を捜査機関基礎
00:42:40検察が立ち上げていったのであれば
00:42:43最低でも徹底検証が必要でしょうし
00:42:46濱田さんがおっしゃったように
00:42:48技術顧問だった藍島さんが
00:42:49交流中に亡くなっている
00:42:51がんが見つかって亡くなっているということを考えても
00:42:54人質使用からの脱却というのも不可欠ですよね
00:42:57この事件は後半前に基礎が取り下げられるという
00:43:01異様な事態でしたけれども
00:43:03万が一冤罪で有罪判決を受けても
00:43:06最新手続きってなかなか進まないという現状もあるわけですよね
00:43:10特にこの最新法って100年前の仕組みを
00:43:13ほぼそのまま踏襲されているので
00:43:15もういい加減さまざまな仕組みを
00:43:18抜本的に前に進める時じゃないかなと思います
00:43:21おっしゃるといいですね
00:43:22では5月29日木曜日です
00:43:27この日プーチン大統領と面会し
00:43:33花束を受け取ったのは
00:43:35安倍元総理の妻昭恵氏
00:43:37プーチン氏の言葉に
00:43:47アキエ氏は涙を流し
00:43:49ロシアは大切な隣国であり
00:43:52文化的交流はこれからも続けていきたい
00:43:55などと語りました
00:43:56面会後ボリショイ劇場に向かう際には
00:44:01大統領専用車が提供されるなどの
00:44:04艦隊ぶり
00:44:05ただ面会の経緯や目的は明らかにされていません
00:44:10一方こうした中
00:44:15プーチン大統領に対して
00:44:17あからさまな不満を口にし始めたのは
00:44:20トランプ大統領
00:44:21SNSでもプーチンは完全に狂ってしまった
00:44:36火遊びをしているなどと
00:44:39相次ぎ投稿しています
00:44:40先週のプーチン氏との電話会談後は
00:44:45停戦の仲介をやめる可能性も示唆していた
00:44:49トランプ氏
00:44:51一方でロシアに警告していた追加制裁に踏み切るのか
00:44:54さらにロシア側の対応を見極める考えを示しています
00:45:06山中さん経済制裁を受ける
00:45:10ロシアが日本を懐中しようとしているのかなとも見える
00:45:14謎の不思議な動きも今週ありましたね
00:45:17安倍昭恵さん
00:45:18まず意味から伺っていいですか
00:45:21確かに日本でのロシアのイメージ改善とかを狙っているのか分かりません
00:45:26でもそうだとすればさしてそういう影響は僕はなかったと思います
00:45:31あまり意味はない
00:45:32唯一僕はもしあそこでね
00:45:34安倍昭恵さんが
00:45:36いやもうそろそろウクライナの念頭においてね
00:45:39早く平和になってほしいですね
00:45:41というのは一言ね
00:45:42あったらよかったなと思うんですけど
00:45:44そうですね
00:45:44でそのウクライナの進行
00:45:46まさにそのウクライナはですね
00:45:48この集結に向けての動きね
00:45:49あれやったりプーチンさんはですね
00:45:51国内で4州東部の4州は制圧すると言ってたのはできてない
00:45:55でウクライナの政府を中立化もできてないと
00:45:59だから戦闘を続けている
00:46:01それに対してトランプさんが相当焦っている
00:46:03苛立ちですよね
00:46:05トランプさんの場合には外交上戦略があるかというと戦略ないんですよね
00:46:10で相当ロシア寄りだったと
00:46:13あれプーチンと俺は仲がいいから的な感じでしたしね
00:46:16ガザについて言えば人道上なんて言ったとほとんど関心ないんですよね
00:46:20中東で言えばですよ
00:46:22関心があるのはサウジとかなんとかとですね
00:46:24ビジネスですよね
00:46:26そういう意味では本当に
00:46:28まあ唯一戦争が嫌いだというのはいいんですけれども
00:46:31外交上の戦略がないと
00:46:33今私自身前もちょっと申し上げましたけど
00:46:36注目しているのはイランとの関係でね
00:46:39イスラエルが場合によってはですね
00:46:41イランの核施設を攻撃するかはない
00:46:43こうなると大変なんですね
00:46:44今そこはトランプさん止めてるんですけれどもね
00:46:47それもイランとの交渉がうまくいかなくなったら
00:46:51もう知らんというかも分からない
00:46:52その危うさというのをトランプ外交に感じるんですね
00:46:56外交だけではないんですね
00:46:59次は関税のニュースですが
00:47:015月30日金曜日です
00:47:04トランプ関税をめぐって
00:47:09この日4回目となる日米交渉が行われました
00:47:12別選党財務長官らとの2時間にわたる会談を終えた赤沢大臣は
00:47:19一連の関税措置ですね
00:47:22自動車自動車部品
00:47:24それから鉄鋼アルミですか
00:47:26加えて総合関税
00:47:27いずれについても遺憾であり
00:47:29見直してほしいと
00:47:31それにかなわない形であれば
00:47:34我々は合意することは困難であると
00:47:37合意に向けた議論の進展を確認できたとしつつ
00:47:42進展の具体的な中身については
00:47:45差し控えると繰り返しました
00:47:47一方、こうした中
00:47:51トランプ大統領は
00:47:52鉄鋼に課している25%の追加関税について
00:48:12さらに水曜日から50%に引き上げると
00:48:16表明していますが
00:48:18これも山中さんに聞きます
00:48:20交渉これ実際進展しているんでしょうか
00:48:22日本製鉄となりません
00:48:24これなかなか僕は難しいと思いますね
00:48:26トランプさんの言っているのは何かというと
00:48:29アメリカの会社だと
00:48:31かつアメリカでもちろん経営陣も全部
00:48:35トップはアメリカだとか
00:48:36それで日本製鉄からはいっぱいお金が出ていくと
00:48:40それは結構なことだと言っているんですね
00:48:42日本製鉄から言えばもちろん子会社化しなきゃいけないと
00:48:46本当にそれがきちんと経営ができるのかどうか
00:48:49トランプさんはただ今問題になっていますのはね
00:48:51総合関税なんて言って
00:48:53あれだめだよとアメリカ国内の裁判所
00:48:56国際貿易裁判所で言われたんですよね
00:48:58もともと無理な無理筋のあれなんですね
00:49:01あの決定1977年テロとか何とかに対しての
00:49:05ものを使ってやってますからね
00:49:07だからそういう意味で言うと
00:49:09これからどうなるかというのがある
00:49:11しかしそれじゃあ鉄鋼50%にするとかね
00:49:13自動車どうするかということがあって
00:49:16あれは別の条項でやってるんですけれども
00:49:18本当になかなか日々変わるから分からないとね
00:49:22それで日本とアメリカとの交渉なんですけれどもね
00:49:26大変だと思いますよ
00:49:28さっきの大臣の言っておられるんだと
00:49:30少なくとも自動車についても
00:49:32何かやってもらないと困りますよと
00:49:34関税を撤廃するか
00:49:36あるいは相当引き下げるかと
00:49:39それが本当にできるのかどうか
00:49:41大いに注目したいと思いますけれども
00:49:43風を読むです
00:49:44冷戦後の世界で大きな存在感を発揮した
00:49:49ドイツのメルケル元首相
00:49:51今回来日しまして現在のトランプ政権について語りました
00:49:57火曜日アメリカのハーバード大学で起きた抗議でも
00:50:06トランプ政権が反ユダヤ主義を理由に
00:50:11留学生の受け入れ資格を停止したことに
00:50:13非難の声が上がりました
00:50:15さらに
00:50:27アメリカに留学を希望する学生の
00:50:37ビザ取得の手続きを一旦停止
00:50:40彼らのSNS上の投稿を審査するとしたのです
00:50:45自由の国アメリカが
00:50:50自ら門戸を閉ざすように化した検閲
00:50:54この変容に危機感を抱く人物がいます
00:51:1016年にわたってドイツの首相を務めた
00:51:31アンゲラ・メルケル氏
00:51:32火曜日 カイコロクの出版に合わせて来日
00:51:36公演でアメリカの状況を厳しく批判しました
00:51:40自由の尊さと国際協調を訴えたメルケル氏
00:52:03そこには彼女の反省が深く関わっていました
00:52:07東西冷戦 田田中の東ドイツ
00:52:12秘密警察が国民生活を監視し
00:52:16市民の自由が奪われたこの国で
00:52:19メルケル氏は育ちました
00:52:211970年代
00:52:26厳しい検閲を逃れ
00:52:28東ドイツで流行ったこの曲
00:52:31カラーフィルムを忘れたせいで
00:52:44写真が全て白黒になったことを嘆く歌ですが
00:52:48自由を奪われ輝きを失った国への
00:52:52怒りが込められていました
00:52:53当時の東ドイツについて
00:52:58メルケル氏も解雇録でこう語っています
00:53:02私にとって国家としてのドイツ民主共和国は
00:53:07悪趣味の権下だった
00:53:09心を明るくするような色もなかった
00:53:13そんなメルケル氏の転機となったのが
00:53:20冷戦の終結
00:53:21政治家の道に進んだメルケル氏は
00:53:24若くして大臣に抜擢されるなど
00:53:27当格を表します
00:53:28そして2005年
00:53:35ドイツで女性初の首相に就任
00:53:38任期中の彼女を印象付けたのは
00:53:42強権を振りかざし
00:53:44自由を脅かす指導者に
00:53:46徹底してこうする姿でした
00:53:482014年のロシアによるクリミア併合に際しては
00:53:54隣にいるプーチン大統領を
00:53:57公然と非難します
00:53:581期目のトランプ氏に
00:54:11頑固鋭く詰め寄るメルケル氏
00:54:14自由貿易を揺るがす関税政策を
00:54:17厳しく批判しました
00:54:19火曜日の講演でも
00:54:22プラジェクトのプラジェクトのプラジェクトのプロジェクトを
00:54:25取り組みに対策してくれる
00:54:26プラジェクトのプラジェクトのプラジェクトとしては
00:54:27これからは、 自分の大きな問題をつけたら、 自分の大きな問題を解決してもらえます。
00:54:41だけで、 自分の大きな問題を解決してもらえます。
00:54:48Belleckiは 最大の危機が 最大の危機となったのが…
00:54:572015年、シリア内戦などで祖国を追われた大量の難民がヨーロッパに流入。メルケル氏は、受け入れに積極的な姿勢を見せます。
00:55:19しかし当時、こうした姿勢はトランプ氏と対立。
00:55:27ドイツ国内でも難民や移民の排斥を訴えるデモが相次ぎ、排他的な極右政党が台頭します。
00:55:49その後、連邦議会選挙や地方選挙でも極右政党が躍進。
00:56:08こうした状況の中、メルケル氏は退任を決意します。
00:56:14既を同じくするように、ヨーロッパ各国では相次いで極右政党が勢力を伸ばし、ロシア、アメリカなど権威主義の脅威が世界を覆っているのです。
00:56:2616年に及ぶ首相を退任したメルケル氏、退任式では首相が望む曲を演奏するのが慣例ですが、そこで流れたのは、旧東ドイツ時代、自由への憧れを歌ったあの曲でした。
00:56:54メルケル氏は講演の最後に、自由についてこう語っています。
00:57:01自由は個人のためだけにあるものではありません。
00:57:08アメリカ大統領のように、やりたいようにやることでもありません。
00:57:14自分の目の前にいる人々の自由を考える、その努力が必要なのです。
00:57:19メルケルさんが訴えてきた自由、これは解雇録のタイトルでもありますけれども、なんか世界があっという間に変わって、この自由という言葉の持つ重みが急に増した気がします。
00:57:41そうですね。久しぶりのメルケルさんでね、非常にリフレッシングだったんですけど、第一次トラップ政権の時に後退者だったのがね、メルケルさんと安倍さんだったんですよね。
00:57:53安倍さんはあんまり難しいことを言わないと、とにかく懐に入るんだと、タイトランプ戦略として。
00:57:58メルケルさんは堂々とですね、正論を言うんだということだったんですね。
00:58:04で、今思いますのはね、もう一回自由とか民主主義の危機ってありますよね。
00:58:09アメリカで今起きていることって本当に凄まじいことが起きていると思いますですね。
00:58:14多様性ってのは、あれもう全部ダメなんだとやってますよね。
00:58:18で、今何が起きているかというと、トランプさんとハーバードとの戦いなんですね。
00:58:23ハーバードってのは、あるいは大学の象徴的なところと、それに向かってですね、大学の自主とか、言論の自由とか、学問の自由はならダメなんだと、言わんばかりのやり方。
00:58:36だからそれは、僕らから見ると、トランプさんのやっていることはとんでもないことだというふうに思うんですね。
00:58:41ところが、アメリカの中ではですね、意外とそれがそうなっていないと、もちろん良心的な人というか、心ある人はあれいかんなと思っているんですけどもね。
00:58:51今何がアメリカで起きているかというと、過去3回の大統領選挙でですね、トランプさんの岩盤思想的な人たちと、それは大体大学に出ていない人が多いんですね。
00:59:03だから意外とああやってハーバードとやっていて、とんでもないことだと思うんですけども、それがそうでもないというのが今アメリカ、怖いことですよね。
00:59:12だからアメリカはそんな方向へ行ってしまうとなると、我々どういう格好で世界のあるいは国際教授を言っていったらいいのかなという、本当に危ない時に来ていると思いますですね。
00:59:22濱田さんはどう見ていますか。
00:59:262021年にメルケルさんが退任されてから、私何度もメルケルさんがまだ首相をやっていたらと思うことがあったんですね。
00:59:34例えばロシアがウクライナに侵攻したり、このガザの惨状を見てとか、トランプ大統領が再選した時とかに、
00:59:41メルケルさんがまだ首相をやっていたらどういう言葉を発してどう対応するだろうか、それぐらい彼女の存在の大きさがあったんだと思います。
00:59:48それは何かというと、ブレないとかですね、もちろん避難すべき時は避難するという勇気と同時に、
00:59:55自分と価値観とか世界観が違う人と対話を諦めない、対話し続けるという、これがすごい彼女の強さだったと思います。
01:00:04たまたま今の万博で各国の首脳が日本に来ていて、私昨日アイスランドの大統領の講演を聞いたんです。
01:00:10アイスランドは今首相と大統領、両方とも女性です。
01:00:13女性がリーダーになることの意味は何かという時に、その大統領がこういうふうに言ったんですね。
01:00:17短期的な利益よりも長期的な社会的価値観への転換が起きるんだということを言ったんですね。
01:00:23やっぱりダイバーシティ、意思決定のダイバーシティがなぜ必要かと。
01:00:27今このマッチョで権威的な男性が支配する世界に、次のメルケリさんのような存在、私がどういうふうに選べるかというのが問われているなと思います。
01:00:36安田さんいかがでしょう。
01:00:37安田さんおっしゃるように、女性リーダーが長きに渡って民主主義の根幹に関わるメッセージを出し続けたということは非常に意味があったと思うんですけれども、
01:00:48ただ、やはり一斉者である以上、さまざまな批判も受ける立場だと思うんですね。
01:00:52特に2008年、メルケリさんはイスラエルの議会で、イスラエルの安全保障はドイツの首相として譲れないという発言をしていて、
01:01:01でもその年含めて彼女の在任中に、ガザエの軍事進行を繰り返されているんですね。
01:01:07それを軍事支援などで加担してこなかったか、自由の意味は本来何かということはどうしても問われてくる点で、
01:01:14なので、学ぶべきところは彼女から学び、でも反省するところを見出しつつ、
01:01:20今、地続きになってしまっているこの不条理に、どうやって歯止めをかけていくのかというところに、
01:01:26今、知恵を絞らなければならないところかと思います。
01:01:30先日来日したドイツのメルケル首相、元首相ですけど、松原さんはどう評価しますか。
01:01:36そうですね。トランプ氏が今やっていることは、民主党政権だった時の多様性の政策への反動とかバックラッシュで、
01:01:47トランプ支持者の人たちから見ると、民主党の政策が極端な多様性の政策で、
01:01:51これ、憎しむすら感じているわけですよね。
01:01:53つまり、寛容が不寛容を生んでしまったという面があってもいいと思うんですね。
01:01:57メルケルさんも私たちから見ると、ものすごく寛容な難民の政策で素晴らしいと思うんですが、
01:02:03一方、国内からの声を聞いてみると、難民にはお金を使うけど、国内には何もしてくれなかったと。
01:02:10今、インフラはボロボロじゃないかと。
01:02:13しかも住宅も足りないとどうしてくれるんだという不満が渦巻いている面があったんですね。
01:02:18これが、ある種のドイツでの虚空を生んだ一つの側面でもあると思うんですね。
01:02:24つまり、グローバル化の中で理想を掲げることと現実の足元、このバランスを取ることがものすごく難しい。
01:02:33今、その時代。
01:02:35だからトランプ氏とメルケル氏が問いかけているものというのは、案外共通するものが私はあるんじゃないかなと。
01:02:42それは今の時代の大いなる我々の課題なんだろうというふうに思います。
01:02:46さて、今週はですね、米に関して話題となりました、サラッと川柳の一句を紹介します。
01:02:56昔ね、サラリーマン川柳だったのに、今はサラッと川柳っていいんですね。
01:03:01これ、麺食らう。米の高値に麺食らう。
01:03:05うまいですよね。
01:03:06うまいですよね。
01:03:07本当にびっくりするくらい高くなりましたが、これから米価格がどう落ち着いていくのか、注目していきたいと思います。
01:03:16ではサンデーモーニング、今朝はこの辺りで失礼します。
01:03:18良い一日。

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