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00:00衛生3年。
00:05ここに地上9階建ての新館を建てるんや。
00:10この規模建てるの、だいぶかかるんちゃうな。
00:15え、なんぼや。
00:1830億や。
00:2030億???
00:23バブル経済で潤っていた道頓堀の老舗旅館が
00:2850億円もの借金をして新館を建設がしかしお願いです何とか返済計画を見直してもらえないでしょうか先代が残した莫大な借金の返済に奔走それが今やそんなもん
00:49現実ほぼ満室状態にお上の考えた新戦略で売り上げがおよそ2倍にさらに三千坪を有する日本庭園に趣深い木造建築
01:16川内長野市の山あいにたたずむこの旅館はそう東京駅や中央公会堂を手がけた名建築家辰野錦吾氏が建てたことでも有名なのですがこの辺り周りは何にもないところなんですね。
01:44ですからここに来たいこの旅館に泊まりたいと思っていただくためにいろいろとやはり苦労いたしました。というわけで今回は大阪魂で旅館を盛り上げるなにわおかみの新戦略に迫ります。
02:33ポツンと一軒宿奄美温泉南天園2代目おかみの山崎由紀子さん。
02:52うちは創業が昭和24年なんですけれどもこの建物は堺の大浜に大正2年に建てられた塩湯家族湯別館という建物を移築したものなんですね。
03:07ですから今年で設計は名だたる名建築を手がけた国の登録有形文化財にも指定されているほど。
03:22平日はもう7、8割が海外からのお客様になります。来られた方のSNSであるとかこちらから発信しているSNSの情報を得て大体95カ国ぐらいいらしているので本当に世界のあらゆるところから来てくださっておりますね。
03:39もうこれはホームランやわ。やりましたね。このあたりの旅館は南天園さん1軒だけなんですか。
03:47はい今はそうなんです。実は南海電鉄さんが有馬温泉に対抗してこの奄美温泉橋っていうのを作ろうと思って開発したんですが残念ながら他の旅館は全てしまってしまいまして南天園1軒だけになってしまいました。
04:06そんなポツンと一軒宿の生き残り戦略とは川内長野市で生まれ育ったゆき子中学からの同級生だった南天園の息子和弘と83年に結婚2人の子宝にも恵まれ専業主婦として平穏な生活を送っていたそんな中
04:31あのさ今日母親から電話あってさえなんかあったん
04:41水園やってあらすごい体弱ってるみたいで実家帰ってきて俺とゆき子にも仕事手伝ってくれんかってえ実家って旅館に?
04:55幸い母は重傷にはいたらなかったのだが難天園の近くに引っ越して夫婦で旅館業に入ることに決めたしかし初の若女神修行はゆき子にとって驚きの連続ではいこれ。
05:17旅館は掃除が基本の木葉っぱも様子落ちてるからきれいにしといてなえっこの広い庭をですか?
05:31およそ3000坪野球のグラウンドほどある広大な庭と古い建物を毎日掃除しなければならない。
05:43さらに企業旅館ならではの出来事があっお客様!
06:02あの本当にここはね駅前がすごく狭いので大型バスが旅館の前まで来れないんですよね。
06:14時折やっぱりバスでっていうことでご希望いただく方があるのでその場合は国道沿いのちょっと広い駐車場で止めさせていただいてそこまでワンボックスの車でも本当に何度もお荷物とかお客様とかをお運びするというそういうような形でお受け入れしてます。
06:35そうして時がたち子どもたちが小学校高学年になった頃岐阜房から衝撃の宣告がこれから由紀子さんにはお上として働いてもらいますいきなり言われえっちょっと待ってください私にはまだそんな心構え大丈夫よ私も若い頃お上を任されたもんよ
07:04和津博もこの宿の経営頑張ってくれやよろしいの頼むわなえっ代替わりはしてもそばで見てくれるのと違うんかわしは隠居や隠居!
07:21両親から突然の特に指示がそういう考え方だったので自分たちがいつまでも後ろにいて見ているよりは自分の好きなように2人でやっていけるようにっていうそういう体制を本当気遣って作ってくれたんだなと思いました。
07:5030代も半ばで旅館経営を引き継ぐことになった若夫婦周囲の状況はというと
08:2090年代以降旅館の数は減少後継ぎ問題建物の老朽化により維持する資金がないなど理由は様々だった
08:50時代の中で旅館存続のためには何をすべきか考えを巡らせる中ユキコは宿泊客のある言葉に気付きを得る
09:20建物の造りも素晴らしいこんな旅館どこ探しても大でおぉおかみさん大事にしなれよあっありがとうございますえ?
09:38そっか建物はかなり年季入ってるけど大阪でこのたたずまいの旅館ってなかなかないよなこんなすごい建物を一体誰が建てたんやろう?
09:54そんなに有名な方の建築であるっていうことは本当に父も母も私たちも知らなかったんですそう当時は有名建築家の建物とは全く知らなかったのだ建物の魅力をどう伝えればいいのか分からないそう悩んでいたのだ
10:24何でもあるなごめんくださいいらっしゃいませいらっしゃいませまもなくチェックイン時間となりますのでロビーでおかけになってお待ちくださいいえそうじゃなくてこの建物について調べさせてもらいたくて
10:51私こういうものなんですが
11:02明治建築研究会
11:08訪ねてきたのは近代建築を研究し貴重な建物を残す活動をしているという柴田正美氏だったへえこの建物辰野金吾さんの建築らしいですねえっどういうことですか知らなかった辰野さん?
11:29南天園はもともと堺市大浜にあった塩湯別館という家族湯の建物昭和初期に室戸台風の被害を受け河内永野へ移築したという歴史までは知っていた訪ねてきた柴田氏によるとそれが名建築家の設計ではないかというのだ
11:59まさか当時の土地の持ち主やった南海電鉄とか堺市に問い合わせてみたんですがこれといった資料が残ってなくてしかしこれは間違いなく誠野圭吾さんの建築なんです詳しく調査させてください
12:22Haあでももしホンマの辰野建築やったらいいアピールになるんちゃうせやね建物が有名建築家によるものならばより旅館の魅力をアピールできると意気込んだ夫婦は早速専門家の調査を受け入れた
12:48すると可能性が高まる中思わぬ障壁にぶつかるこれはまずいな!
13:18ここで問題
13:24この後思わぬ障害により建築物の調査が難航します何が起きたでしょう
16:33ズベコベ言わないの。
16:38かつてはスーツが多かった従業員の成績を
17:14料理を一度に配膳していたところ一品ずつ運ぶ快適料理スタイルに変更手間も時間もかかるが和のもてなしを徹底した昔の旅館で全部どんかささねえ
17:20あの天ぷらがもう終わっとねえ
18:56見つけていただくっていうのが非常に難しいのでFacebookとかいろんなSNSで旬の情報を出していくっていうのが大事だなっていうので早くからもうそれは取り組ませていただきましたねはい写真に写る純和風の雰囲気が外国人の魅了
19:02今では世界およそ95カ国から年間5500人以上が訪れる人気温泉旅館となりました
19:12建物も本物だけれども自分たちの中のその旅館としての状態も本物の輪を追求していくっていうのは大事だなと思ってますよ。
19:38続いて向かったのは大阪道頓堀の川沿いに面した明治29年創業の旅館大和屋本店
19:495代目女将の石橋利恵さん
20:01まさに道頓堀のど真ん中ですごい立地ですよね。
20:08本当に人の行き来がいっぱいあるところでにぎやかな街でございます。
20:13今インバウンドここやったら最高の立地やな。
20:16客室は全部で39室。
20:21この都心の中で畳の部屋というのは大変珍しくて、外国人のお客様、ファミリーのお客様が枕を並べて寝るということで大変喜んでいただいております。
20:31窓からは道頓堀の街並みを一望歴また超中心部にある旅館ながら地下には大浴場も完備。
20:46大阪出張のビジネスマンからも旅気分を味わえると喜ばれているのだとか今では本当にたくさんのお客様お越しいただいて大変忙しくさせていただいておりますけれども私が嫁いで間もなく巨額の借金が発覚もいたしまして経営を支えるために大変苦労した時期もございました。
21:15京都に生まれ京都で育った俊恵就職した旅行会社で後に大和屋本店5代目社長となる政次郎と出会い結婚に至る結婚後は俊恵も当然のように政次郎の実家大和屋本店へ入ることとなったのだが早速老舗旅館ならではの洗礼を受けることとなる。
22:14私がここに糸継ぎました時にはもちろん私は20代ですけれども20代30代40代の人は誰もいなくてもう50代60代の方ばっかりで
22:44いきなり若女神のポジションを与えられた都市へここから予感の古いしきたりを目の当たりにする。
22:54疲れた。
22:56疲れた。
22:58疲れた。
22:59お疲れ様です。
23:00今日の宴会のお客さんよう飲みはって。
23:03お布団も全部敷き終わりました。
23:06あらもう9時半かいな。
23:10じゃあそろそろほらで待機しとくか。
23:15えっ?
23:16えっみなさんまだ帰りはらないんですか?
23:19何言うてんの。明日の朝食の準備があるじゃんか。中井はなやることが要気あんの。
23:26旅館も仕事は多岐にわたり、早朝から夜まで断続的に作業があるため、中井はすべての作業が終わるまで帰れない。
23:44昔はそうだったんですよ月々川水木金金っていうかすごく仕事をされる方ばっかりでそれには住み込みの流れがあったのかなと思うんですけれども給料計算の時に何日出た?って31日とか30日とかみんなそうなんで私はもうびっくりしてえ?と思いました。
24:07そんな独特な風習は経営する側にも。
24:12明日映画は売ってる窓川さん2人増えたみたいだから共有をお願いしますね。
24:17はいわかりました。
24:19ほな、うちらは帰ります。あとはよろしくね。
24:22はい。
24:23えっ、お母さん。お家帰るんじゃないんですか?
24:30もちろん帰るよ自分たちの部屋にほなね
24:39どういうこと?え旅館に住んでんの?旅館の経営者は旅館に住み込むことが美徳とされ両親は旅館の中に住んでいたのだ。
24:55まあ旅館の代表にもよると思うんですけれども責任条項ここにいて何かあったら対応するというようなお考えの方は多いと思いますなるほどすごい出掛けにくいなっていうのが本音でしたそうです
25:12そんな老舗旅館ならではの古いしきたりに戸惑いながらも接客に励んでいた利恵しかし3年後突如危機が訪れる従業員をまとめていた女将が突然の病でこの世を去ってしまったのだそうしてこれからこの暮らしに来たのだ。
25:42急転直下で女将に就任した利恵。
26:10さらにもう一つ大きな出来事が。
26:17ここに地上9階建ての新館を建てるんや。
26:22すごい。これでお客さんが多くなっても断らんでいいですね。
26:29せやろ。わしのお気に入りやげと思ってくれ。
26:34でもさ、この規模建てんのだいぶかかかるんちゃうの?
26:41まだ。
26:42なんぼよ。
26:4530億や。
26:4730億?
26:48はははは。いや、この旅館をお受けするのがわしの夢やったんや。
27:24この新館をオープンした直後にさらには95年に阪神淡路大震災が不景気の中にピカピカの新館とばく大な借金が残る結果となった。
27:43お父さんに言ったのはお父さんの生きてる間は館きれいやけどお父さん死んで30年経ったら館ボロくなったら私たちどうしたらいいの?っていう。なんとかなるって言わなかった。
28:02売り上げを確保するため夫政次郎が業界に先駆け自社のホームページを開設英語のページを作りいち早く外国人観光客を呼び込むなど努力をしていたのだが何でや全然借金得らへんこれだけ返済しても元本減ってないやなんて
28:30いくら返しても未足分にしかならないという絶望的な状況だったそんな中銀行への直談判で事態が動くお願いです何とか返済計画を見直してもらえないでしょうかこのままやったら100年かかっても返せません
28:57バブル崩壊以降石橋さんのように経営機器に用いている経営者は非常に多いんです
29:05あなたたちはまだお若い
29:10この後銀行員が放った一言で事態が一変する
29:18すごいなあなたたちはまだお若い親の残した借金で人生を無駄にしてほしくありません
29:30親の借金30億円を背負うこととなった夫婦に銀行員がかけた一言
29:38それが借入金の返済には例年いろんな制度ができてますんで一度よくお調べになった方がいいですよ
29:53どういうこと?いろんな制度?そう促された夫婦が調べを尽くしたどり着いた方法が2000年に施行された民事再生法
30:11民事再生とは破産とは違い事業者が業務を続けながら経営の立て直しを図ることができる制度さまざまな条件のもと借金を現実的に返済可能な金額にまで減額申請することができる
30:30しかしこれには倒産とかそういうイメージが強くありますのでその当時で50名ほどのスタッフもいましたしやっぱり先代からの思いを考えた時に何としてでも形を残してまた後世に継いでいきたいなというのが私たちの願いだったんです
30:56いろんな旅行会社に行って実はこうこうこういう手段を取りますけれども変わらなく営業していますのでということは全部言うに行きましたさまざまな要件をクリアし民事再生を申し立てた結果
31:26おかげさまでその当時も売り上げも上がっている最中にその申し立てをしたので存続させた方がいいというふうに判断していただいたんだと思います
31:39とはいえ民事再生は経営を再生させるための措置減額された10億円は定められた期間内に必ず返済しなければならないそういうルールなんだうちの将来性を見込んで認めてくれたんやここは踏ん張りどころやでうん分かってるよーしやったるでー!
32:06旅館の売り上げアップ戦略を練る中都市への大阪魂が炸裂するすごいなぁありがとうございました行ってらっしゃいませ
32:22昨日は団体さん入ってくれて助かったなこのまま行けば順調に返済も行けるかなうん
32:36お父さんそれだけじゃ足りひんわなよもっと売り上げ立てるならやっ
32:53ここで問題
32:58利江さんの思いついた新戦略によりこの後旅館の売り上げがアップし借金を10年で完済しました一体どんな戦略を取ったでしょう
33:12その旅館っていうとやっぱり来て泊まってというのがパターンじゃないですかそうですねチェックそれを2倍にしたりとか
33:21あれなんていうようなチェックインで発想いいですよ
33:27ハッソイですよ
33:29来ました来ました最近なかったやつです
33:32ハッソイです
33:33スルーシャーいいですかいいですよそこまで
33:35ショートステイ
33:36今風に言うとあのデイユース
33:39デイユース
33:41よくご存じそういう言葉デイユース
33:44空気だけ止めてても売り上げ上がらへんやん驚きの空室活用術が今まで泊まった旅館で印象に残っているお宿はございますかいつでも行きたい旅館が鹿児島にあります鹿児島の鹿児島空港降りてタクシーで15分明健温泉石原荘へえ温泉ってこうまあ雰囲気とかお料理とかいろんなものがあるんですよ
34:13いろんなもんで選びあると思うけどお湯の鮮度
34:17お湯の鮮度なんか違うんですかそれがね自分してるところがすっごい近くに湯船を作りはるんです 水を混ぜずに川の
34:26ああやらかい川の水で下がるぐらいの距離に湯船作ってはるから鮮度がちゃうね 地球のど真ん中から出てきたものそのままそのままやい
34:36川にも流れてるじゃないですか川にも流れてる。
34:43利枝の考えた売り上げアップ戦略とはもっと売り上げ立てるなら空いてる時間もフル回転!
35:01そう空き時間の活用そうして利枝が考えたのがありがとうございますそういうことかアイドルタイムを利用し客室で食事ができるサービスを始めたのだった
35:31空気だけ止めてても売り上げ上がらへんやんと思ったので宿泊が入ってないお部屋の稼働率を上げるために何か良い方法ないかなって考えたプランがここです
35:4910時の宿泊客を送り出したら11時から14時はランチ客を受け入れその後15時のチェックインに備えるというスケジュール
35:59その代わり清掃大変やねさらにランチだけでなく宿泊の予約が入ってないお部屋に関しては夕食プランで販売いたしました素晴らしい無駄にせんななるほどそう昼も夜も空き部屋をフル活用どうせ作らなあかんですねはぁはぁまた都市への戦略はそれだけにとどまらずこれ場所が場所だけにねどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん
36:29あぁレイト
36:4022日以降もチェックインで割引になる、ミッドナイトプランを導入
36:45道頓堀のど真ん中という土地柄を生かし修練を逃してカプセルホテルに流れるお客さんも取り込むことにしたのだ部屋を3回転するという斬新な技を編み出した結果年間の売り上げがおよそ2倍に借金を10年で完済することができたのだった
37:15アイデアは止まることなく去年屋上にオープンしたのがこちら完全貸し切りのプライベートサウナとなっております南の町並みを見渡せるプライベートサウナ施設
37:38今っぽい屋上にこんな素晴らしい景色がありますので何とかお客様にも楽しみいただきたいということでサウナ好きの息子が計画して作ってしまいました
37:50旅館といえば宿泊そしてお食事が商品になるんですけれどもそれ以外でも売り上げを立てたいそういった思いもあってこのプライベートサウナを立ち上げました
38:02ぜひ息子にまた頑張ってやってもらいたいなと思っています
38:07頑張ります
38:09そんな大和屋本店おかみのとしえさんと南天園おかみのゆきこさんは
38:19すごく仲良くさせていただいてますそれこそそれもフェイスブックでつながってますからね今です初めは子供も同じような年代だしお嫁さんだしということで似た条件があってすぐに意気投合して仲良しになってしまいました
38:40そうお二人のほか泉佐野不動口館の川原さん池田不死横隔の岡本さんともに4人はおかみ仲間しかもただ仲がいいというだけでなく4人のおかみがそろって何かしようやんっていう話になってあるものを地元の食材を使って作ったんですそれが想像以上に大ヒットになって
39:10いたしました ここで問題
39:14なにわのおかみたちが地元食材を持ち寄りある食品を作ったらそれが思わぬヒット商品に 一体何を作ったでしょう
39:27いやなんか食材を集めてっていうからジャムとかかなと思ったんですけどそんななんか甘いもんじゃない気もしますね
39:35今その甘いもんじゃない 辛いもんじゃないそうなんです辛いもんなんですヒント辛いもんなんです
39:41Oh!
40:11基本は出てくるんだけどあと欲しいものはちょっとブッフェみたいになっててこう取れるんだなにわのおかみたちが協力して作ったヒット商品とはカレーです
40:31不動口カーブさんは千秋玉ねぎそれから南テレブさんは河内ワインそれからフシオカグさんとうちで牛すじを提案いたしました
40:441軒で作っちゃうとワンロットは最初は少なかったんですけど3600なんですよね
40:5036001軒で売るって大変やけど4軒やったら1軒900やんって
40:56最後売れ残ったら毎日主人や子どもに食べさせたらええやんってやるよっていうふうになりましたなにわ感をアピールするためパッケージにはおかみみずからが登場写真屋さんに行ったんですけれども
41:16手もきれいにお化粧してもらってすごい多数のライトを当てていただいて出来上がった写真です編集はしておりませんライトですライト?
41:28そうして完成したおかみカレーは僅か2週間で初回販売分を完売これまでに12万食を超える大ヒットにそして今は大阪・関西万博でも売り場を設けて販売されているほどどうぞどうぞ。
41:51牛すじもボロンと大きいのが入ってるんですね。 コクがある。 ピリッといい感じの辛味が最後効きます。
42:00牛すじの甘みをね。 そうそうそうそう。
42:05これは大阪に旅館があるということを知っていただきたいというそういう狙いもあったんですね。
42:12旅館っていう日本独自の文化っていうのは絶対に守っていきたいので自分ところだけでなく他の旅館さんにもね
42:21それが広がっていけばいいなっていう思いはありますね。
42:26マネー賢者によると他にも旅館を盛り上げているおかみがいるそうで。
42:32山口県でですねおよそ90年続く湯田温泉の旅館西宮美ときわ。
42:39ここのですね三代目おかみ宮川たかみさんです。
42:44そうですねあの見た目からもちょっとユニークな感じあるかと思うんですが
42:47この方がどのように旅館を盛り上げているかといいますとこちらの映像をご覧ください。
42:53おかみ劇場です。おかみが主役のショーになっております。
42:58そんなんなぜアグランディーバさんのショーやん。
43:00これ山口県を走るSLから着想を得たSL太鼓という演目だったり。
43:05これ他には水芸があったり。
43:07水芸ってあるんですか。
43:09こちら髪の毛で書道する映像。
43:12これはすごい。
43:13ショーを手伝ってくれている山口大学の学生アルバイトたちのおかげで
43:17また新たな発想からレパートリー177種類。
43:21175?
43:23そんなおかみは現在80歳。
43:2720歳から始めて60年もの間芸を磨き続けたおかみには
43:32様々な苦労があったそうです。
43:35まず20歳でおかみさんになって
43:38当初戦前から続く旅館の建物
43:41古くて連日苦情が寄せられるぐらいだったということなんですけれども
43:46そんなお客さんに何とかして楽しんでもらいたいと
43:504歳の頃からご自身で習っていた琴や太鼓
43:53日本舞踊などを披露することから始まったんですけれども
43:56最初はですね見ての通りコミカルな要素というのはなかったんです。
44:00確かに真面目に。
44:01そんなおかみの芸がコミカルに変貌した理由とは?
44:07やはりおよそ30年前のバブルの崩壊によって
44:24湯田温泉の旅行客が一気に減少していくことになるんですけれども
44:28そんな折にですね暗い時代だからこそ
44:31芸で明るくしていきたいということで
44:33おかみ劇場が徐々に今のスタイルになっていきます。
44:37バブル崩壊そしてコロナ禍を乗り越えたことで
44:41親子3世代で楽しめるショーへと進化したのだそうです。
44:46おかみさんいわくですね言葉が伝わらないインバウンドの方々でも
44:51喜んでいただけるショーに命がけで挑戦しています。
44:54これからも旅館のスタッフさんと
44:56山口大の学生たちと一緒に盛り上げていきたいという意気込みも語ってらっしゃいます。
45:01皆さんを明るくしたいって本当に真の思いが込められてるから
45:05生で見ると伝わるパワーがあるんだと思います。
45:09ご視聴ありがとうございました。
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