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00:00.
00:30展覧会を開けば家族連れで大入り、厚い視線の先にいるのがパンドロボーだ。
00:51パンドロボーシリーズはこの5年間で6作品、累計450万部を突破。圧倒的な人気を誇っている。
01:03その名の通り、主人公はおいしいパンを盗み続けてきた大泥棒。
01:10ところが店主に悟され、食い改めてパン職人になる。
01:20不器用だけれど一途な思いを貫く主人公は、子供たちはもちろん親たちまでも虜にした。
01:32全部読みました。
01:34子供に買って子供と一緒に読んでて、ハマって。
01:40決していい人というわけではないんだけど、パンへの思いというか、パンを通じて仲良くなろうとか。
01:48楽しくその良い悪いは教えてくれる話だなっていうところで、ストーリーの中で感じれるなって思いました。
02:00こんなになると思ってなかったんで。何でしょうね。すごいプレッシャーがすごいですよね。毎回。
02:12思いがけない反響の大きさに、絵本作家柴田恵子はちょっぴり困惑していた。
02:23まさしく嬉しい悲鳴ということか。
02:30次もう、もっと面白くしなきゃもうダメなんでしょって。
02:36こんなに浮かばないよとか思い出。
02:40本人の苦労を知ってか知らずか。次々、新たな展開が追いかけてくる。
02:51先生、今日からアニメの方の作品で新たに宣伝プロモーションチームの方。
02:57モッカー柴田は8つの作品を抱えて、アオイキトイキなのだ。
03:10なんか、今パンパン仕事。
03:16今はもう、なんかこう、のうきのうきみたいになっちゃって。
03:26そこにまた、新作の依頼が舞い込んだ。
03:45けれど、柴田はいつだって素敵な答えを出してしまうのだ。
03:56高知市内から車で30分。
04:03自宅兼アトリエを訪ねた。
04:08お世話になります。
04:10よろしくお願いします。
04:12よろしくお願いします。
04:14ここら辺、コンビニちょっと、車で行かないとないですけど、大丈夫ですね。
04:18なんとなく来る途中、感じてます。
04:20すいません。こんな田舎の取材なんて。
04:25全然全然。
04:27パン泥棒の最新作が、最後の仕上げに差し掛かっている。
04:39仕事中のBGMは、なぜか落語だった。
04:52タンスお願いします。
04:53お願いしまったのに、タンスなんてこう、つまんでこうやって持ってくるような、そういうもんじゃねえんだよ。
04:57タンスくるむ、こういう、なんかキレがあるんだけど、出しなよ。
05:00何?
05:01何?って思うよ。
05:02あれだよ、こういうタンスとかくるむ、でけえ、こういうキレが、キレがあるじゃねえよ。
05:05こういうキレが、こういうキレが。
05:07供養をかけるから、放棄撃て。
05:09何?そっかしいなあんた。
05:10あめこめ、あめこめ。
05:11おい、そこはつまんないよ。
05:13あんただ、それは。
05:14人を呼ばない人。
05:15あんただ。
05:16何ですか?
05:17志望さん、あの、なんかね、その、おかしみっていうのが、落語と絵本って何か関係があるんですか?
05:26いやー、特になんか、この作品、こういうのなんか、展開してるから、こっちもこうしろみたいなのはないですね。
05:36ただ、その面白いとか、なんか心でこう、あ、面白かったなあ、楽しかったなあっていう感覚的なものは、えっと、なんか、そこはなくさないようにしたいんで、それを味わってる感じですね。
05:56作業机には、重ね塗りや混ぜ合わせもできるオイルパステルが、ざっと800色。
06:10指でも伸ばせる柔らかなパステルは、絵にぬくもりを与えてくれる。
06:20柴田が最も大切にしていること。
06:25さらに、水彩の絵の具をのせて、パンに質感を加えていった。
06:40さらに、水彩の絵の具をのせて、パンに質感を加えていった。
06:55パンドロボーは、絵本のあらゆるページに登場する。
07:02色も厳密にそろえなければならない。
07:05このところ、老眼が進んでいるようだ。
07:21みんなを夢中にさせるパンドロボー。
07:39シリーズ第7作の表紙が出来上がった。
07:44行きました。
07:49迷路になるときが一番楽しいんですよね。
07:54ようやくここまで来たか。
08:00これは迷路のページなんですけど、王子を探せる。
08:05ストーリーを作り、原画を描き、最後に色をつけるまで、およそ11ヶ月。
08:19今回は、食わず嫌いのわがまま王子が暮らす、スイーツ王国が舞台だった。
08:26パンドロボーは、とびきりのパンで王子の変色を直して欲しいと頼まれる。
08:35でも王子は、城の中を逃げ回るばかり。
08:42柴田の作品は、苦手なことやダメなことを頭ごなしに否定しない。
08:52そこには、子育てに悩む親へのメッセージも。
08:59そんなに焦らなくていいので、自分の持ち味を大事にして、
09:07お子さんに色んなつまずきとか、色んな嫌な体験とかあるかもしれないですけど、
09:16それも成長の一つとして、そのままでいいんだよ、とかいうメッセージも、
09:22なんか、この絵本で感じられる部分があったらいいなと思うし。
09:29地元の動物園でイベントがあった。
09:36今日はよろしくお願いいたします。
09:43失礼いたします。
09:48Aはどうやったら上手に書けますか?
09:53よく観察して、あとは何回も書けば、書けるようになります。
10:00はい。
10:03はい。
10:04練習ね。
10:07せがまれれば、ニコニコしながら描いてみせるキャラクター。
10:12ちょっとしたおしゃべりは、創作のヒントにもなる。
10:27売れ行き絶好調のパンドロボーのせいで、
10:32いやいやおかげで、柴田は大忙しだった。
10:35パンドロボーシリーズがなんと、5周年だそうで。
10:44おめでとうございます。
10:46すごい、この初のゲーム化っていうのがすごく気になるんですけど。
10:50すごいですよね、私もびっくりしました。
10:54ゲームになるかと思えば、アニメも始まるらしい。
10:58よろしくお願いします。
11:00どんどんまた、アニメ制作に向けていろんな設定がながってきますので。
11:04そうですね、すごいスピード感を感じてます。
11:07そうですね。
11:10アニメともなれば、絵本とはまた別の物語が必要になる。
11:15これ原作には登場したい、ミスセットの方がなりまして。
11:19はい。
11:20本当に登場じゃなくたら、いっぱい出てくるからね。
11:23ね。
11:24ちょっと気合い入れない人はどう思います。
11:26ありがとうございます。
11:27はい。
11:28はい。
11:30賞をもらって、担当編集者と沖縄へ。
11:35沖縄さん、大会社の辞書もおめでとうございます。
11:38ありがとうございます。
11:39ありがとうございます。
11:40いただきます。
11:41いただきます。
11:437年前、柴田を見出し、パンドロボーを世に送ってきた演習者。
11:49美味しい。
11:51いやー、美味しい。
11:53石をシュシュシュシュ作るのって、すごく難しいなって。
11:57すごいです、もう本当に。
11:59こんな悩み、なかなかないですけど、本当にパンドロボーを令和で一番のタイトルを取ってから、絶対にこれを分け渡したくないっていうのが、あってですね。
12:09いやー、もうなんか、私はもう、茅野の外で、頑張れ。
12:17でも、ちょっとなんか、贅沢な悩みですけど、届け方は我々の方で考える。それが仕事なんで。
12:24いや、本当、それはすごいと思う。
12:26それのスピードと、広げ方はすごいなと思いました。このコインは。
12:31ふわーっと、ふわーっと広げるから、追いつかない。
12:37うん、ね。
12:39でも、それだけファンの数が増えているので、むしろファンの数に追いつくために、どんどんお届けしていかないとっていう気持ちですね。
12:51作り手なんで、それを生み出すものなんですけど、あまり、そこの絵本とかにキャラクターがどんどんどんどん、成長していったりとかね。
13:01コメディアに出るのは、全然嬉しいことですし、自分の子供みたいなもんなんでね。
13:07でも、自分が楽しめないと、楽しまないと、できないんで。
13:14これから、どうなるんでしょうね。自分でも分かんない。
13:21どうなるんだろう、本当に。
13:261973年、高知の生まれ。
13:30漫画好きの両親に影響されて、幼い頃から絵を描くことが好きだった。
13:35短大を卒業後、印刷会社に就職したが、25歳でグラフィックデザイナーに転身。
13:50やがて、イラストレーターとして独立し、結婚して男の子2人に恵まれた。
13:57絵本作家になろうと決意したのは、視力の良くなかった長男が、眼鏡をかけ始めた頃。
14:12遊び物にされないかとか、どんなことが起きるのかすごい不安で、とにかく眼鏡を嫌いになってほしくないなと思って。
14:21読み聞かせをして、眼鏡に関する絵本を読んであげたいのに、そういう絵本がなかったので、
14:29多分こういう不安になったお父さんとお母さんがね、きっといるだろうと思って。
14:37ならば、自分で描いてみようと、独学で技術を身につけた。
14:43完成までには8年かかったそうだ。
14:48その作品、メガネコ。
14:52お話なんですけど、このお店の店主は、何でも眼鏡を作れて、修理もできるっていう。
15:02ネズミが盗んでいってて、盗もうとしているネズミがいて、捕まえるんですよ、シャーって。
15:09話を聞くと、自分のお母さんが最近目が悪くて、元気がない。
15:17メガネをかければ元気になると思って盗んでしまったって。
15:21そしたら、ある朝、メガネポさんからだって言って。
15:26メガネを届けてくれた。
15:29よく見えるメガネで、これで元気になるんですよね、お母さんが。
15:34お母さんが。
15:39自身の体験に根差したデビュー作以来、子供の気持ち、親の気持ちを救い上げるように、作品を発表し続けている。
15:50たとえ忙しくても、週末は夫と二人で山歩き。
16:06旦那さんは早いですね、やっぱり。
16:22旦那が早いんですよ。もう一人で行って。
16:26無理で行って。
16:31早いんだよ。
16:33上で待とうかなと思って。
16:35上で待とうかなと思って。
16:36待て、いいよ。
16:38待っといて。
16:43結婚21年になるヒロキさんとは、知人の紹介で知り合った。
16:48逆に見えるんですけどね。
16:49見えるだけ?
16:50はい。
16:51はい。
16:56はい。
16:57OKです。
16:58ありがとうございます。
17:00大学生の長男は東京に出て、今は次男と3人暮らし。
17:062年前から、ヒロキさんは建設会社を辞め、柴田を支えて経理を引き受けている。
17:21気がかりは、仕事に追われる妻のこと。
17:22すみません。
17:23今はやっぱね、ちょっと、メガネコとか書きをときは、すごくほんま伸び伸びしようと思っているんですけどね。
17:272年前から、ヒロキさんは建設会社を辞め、柴田を支えて経理を引き受けている。
17:34気がかりは、仕事に追われる妻のこと。
17:40すみません。
17:42今はやっぱね、ちょっと、メガネコとか書きをときは、すごくほんま伸び伸びしようと思っています。
17:50すごくほんま伸び伸びしようと思ってね。
17:52書きたい、書いて。
17:53でも今はやっぱ、売れるものを作らなきゃいけない。
17:57あって、なかなかね、難しい。
18:00難しいよね。
18:03それは、シリーズものが多いからね。
18:05シリーズものが多いんで、前作を上回らなきゃいけないのがあって、
18:11なんか、書いたりしようけど、やっぱ、編集者の担当の方も、
18:16それを超えていきたいというのが多分あると思うんで。
18:22やっぱ、すごく、だんだんだんだんシビアになってくるね。
18:27この時期、また一つ、新たなシリーズの企画が動いていた。
18:36うーん。
18:37うーん。
18:38うーん。
18:39うーん。
18:47構想を練るときは、しばしば街に出る。
18:50出版社に新作のプランを提出するのは、2日後。
19:00焦り始めていた。
19:05焦り始めていた。
19:14主人公は、小学1年生のポンタくん。
19:18幼かった頃の息子がモデルだそうだ。
19:30忘れ物ばかりするポンタくんは、いつも親友に助けられている。
19:36それしか決まっていなかった。
19:39何も言うことかしてあげたくなる。
19:46なんかね、キリッとしてないんですよ。
19:50抜けてる顔。
19:52でも優しい顔がいているので。
19:55ないよ。
19:56下がりに。
19:58ないじゃないですか。
20:07疲れた。
20:10問題は、主人公をどう動かすか。
20:15物語の展開が、見えてこない。
20:25忘れ物したっていいんですよ、結局。
20:27はい。
20:29肯定的な感じで、何かいかに面白いやつにしようかなと思って。
20:36なんか忘れ物しちゃダメだよ、みんな直そうね、おーみたいな絵本じゃなくて。
20:41なるほど。
20:42ふふふ。
20:49停室まであと1日。
20:53いよいよ追い詰められた。
20:55ポンタ君にとって、頼みの綱の親友が、もしも学校を休んだら、ポンタ君はどうするんだろう。
21:08誰にだって、絶対にいいところがある。
21:22柴田は、子育ての記憶を総動員していた。
21:36忘れ物ばかりのポンタ君を、物語の後半でどう救うか。
21:43柴田は、学校を休んだ親友の家に、宿題のプリントを届けさせた。
22:02色々自分の忘れ物はいっぱいしちゃうけど、友達を大事にとか、大切にするっていうところは、ちょっと頑張ったっていうところ。
22:23そういうところを見せてあげたいなって。
22:25ちょっと後半、そういうところを見せたんですけど。
22:29まだちょっと見せ足りないかもしれないですけどね。
22:33ちょっと前半は、それもオンパレードなんで。
22:37そこでちょっと面白さも見せて。
22:51おはようございます。
22:52そして、出版社とのオンライン会議。
22:55おはようございますね、私の声。
22:59おはようございます。
23:00かわいいですね。
23:01すいません、なんか全部似たようなキャラになっちゃって。
23:04けど微妙に違うんで、なんか迷っちゃってて、いくつも変えちゃいました。
23:11じゃあ、いいのをお送りましょうか。
23:13いいで。
23:14わかりました。
23:16はい。
23:17髪の毛は、すごくかわいいと思います。
23:19かわいいと思います。
23:20あ、そもそも。
23:21そもそもできるとこは、無駄にして、入れたくなりません。
23:25もう、だって。
23:27新たな絵本の制作に豪が出た。
23:30今度は、死体作りに励むことになる。
23:34ふぅ、うーん。
23:35おいしい。
23:39うん、おいしそう。
23:42It's delicious.
23:53It's delicious.
24:07人見ていやいやいやひどいな
24:12柴田圭子はどんな時も自然体だ
24:19だからこそ多くのファンを惹きつける世界が描けるのだろう
24:25立候補や上が上が上に
24:30次回の情熱大陸はピアニスト亀井雅也。世界最高峰2つのコンクールに挑んだ23歳の絶望と孤独の果て。
24:59次回の情熱大陸はピアニスト亀井雅也。

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