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00:002014年から里山再生を目指し始まった荒れていた土地が。
00:29今では緑に満ちた里になり、豊かな恵みとさまざまな命が循環する場所に変わりました。
00:43新たな科学者も加わり、収穫が待ち遠しい品種を植え、
00:51建築家熊健吾さん設計、替え吹き屋根のオモヤも里の景色に溶け込んでいます。
01:00そんなオモヤに、
01:02いち早く住み着いた昆虫を今回発見。
01:09実はこの虫、里の作物にとってとってもありがたい昆虫でした。
01:18さらに、里のいちごを使ってアイス作り。
01:23化学の力を使って皮膚でアイスを固めてしまうという。
01:28液体がたった4分で固まり、アイスになっちゃう。
01:32その方法とは。
01:35化学の里、オモヤ大見学スペシャルもいよいよクライマックスです。
01:42まずは。
01:44昆虫班です。斉藤先生、そして平井さん、引き続き尾野先生にも参加していただきます。
01:49よろしくお願いします。
01:52なぜ我々はオモヤ前に集まっているんでしょうか。
01:57オモヤができて、やっぱり一番メインなのは、やっぱりそのかやぶきなんですけども、
02:02昆虫の立場で行くと、かやぶきって結構いい住処になるんですね。
02:08ちょっと見てもらうと分かるんですけど、
02:10これどっかで見たことあるなっていうのは、
02:12去年おととし、インセクトホテルっていうのが、
02:17木に穴を開けて作りましたね。
02:19あれはまあ、僕らがはちくるように穴を開けたんですけど。
02:232023年、里の竹林で集めた枯れた竹屋。
02:29クマさん設計のオモヤのため、間伐した木に、その一部を敷き詰め、昆虫の巣や居場所となる、穴を開けてできたのが、インセクトホテル。
02:51昆虫たちにとって、オス、メスの出会い、産卵、越冬など、さまざまに利用できる場所になればと作ったんですが。
03:03ハキリバチの仲間が今、飛んできましたね。
03:06おっ、ハチ。
03:07穴の開いた木に巣を作るハキリバチ。
03:12素材として使う刃を切り取り、インセクトホテルへ。
03:20狙い通り、木々に開けた穴の中で暮らしてくれました。
03:29他にも、クモを幼虫の餌にするクモバチや。
03:35あっ、日本ほほびろ米付きもどきだ。
03:41すげえ。
03:42こりゃい、うれしい。
03:45東京バグボーイズのホウシトさん大興奮。
03:50菌類を食べて育つ日本ほほびろ米付きもどきなど、さまざまな昆虫がやってきました。
04:00これ構造的にはほぼインセクトホテルになってますね。
04:06僕らがインセクトホテルとして作ったものと、それからもともと農家の人が貝拭きを作っているのと、同じなんじゃないか。
04:15本当に利用しているものがいるんじゃないかって言うんで、ちょっと平井さんと少し見たんですけども、いろんなものが。
04:22もう早い住んでるの?
04:24我々が使う前にもう出さってるの?
04:26それがミソです。
04:28えっもうかやぶき屋根で暮らしている昆虫がちょっとこの時間もしかしたらたぶんいると思うんでちょっといるんじゃない?
05:08テレビがわかってるな、あいつは。
05:10本当でした。
05:11すごいじゃん、こんな。
05:12用意されてないのに観察できるのすごいね。
05:14すごいですね。
05:16あっという間に。
05:18そんな筒花鉢を東京バグボーイズの平井さんが撮影してくれました。
05:25あ、飛んでる。
05:27あ、飛んでる。
05:32あ、なるほど。
05:34ここは、奥行ってみようかなみたいな。
05:39あ、入ったよ。
05:40あらあら。
05:42あらあら。
05:43気に入ったので、またお尻から入り直してくるんです。
05:47あ、ほんとだ。
05:48あ、そう。
05:49あ、お尻が。
05:50おー。
05:51お腹のところが黄色くなってないですか?ちょっと出っ張ってて。
05:56あ、あ、あ。
05:58ほら、あれ花粉なんです。
05:59あ、花粉つけた状態で。
06:01花粉つけたんですか。
06:02いろんな花に行って、花粉を。
06:05花の蜜を食べる筒花鉢が、花粉をお腹につけるのには、理由が。
06:12ミツバチは同じ花鉢でも、後ろ足にこう、花粉団子をつける。
06:17あ、あの筒に入るときに、引っかかってポロッと噛む効果が落とする。
06:27あ、あ、私こいですね。
06:30花と巣を往復しながら、お腹につけた花粉を少しずつ巣に贅めていきます。
06:381
06:40匹の幼虫が成虫になるのに必要な花粉をおよそ30往復かけて貯めていき、そこに産卵。
06:50卵1つごとに仕切りで小部屋にし、同じように産卵を繰り返します。
06:581つの幼虫が育つ小部屋を1本の筒の中に数個作るんです。
07:06孵化した幼虫は小部屋にある花粉を食べて成長していきます。
07:14ここで阿部さんが。
07:16ここ泥蓋されてますね。
07:19どれですか?
07:21あ、本当だ。
07:23泥です。
07:24泥で蓋がされた茅を発見。
07:27もう住んでるんですか?
07:30来てばちょっと入ってきちゃうんで。
07:33へえ、筒花鉢が敵から卵や幼虫を守るため、泥で蓋をしたんだ。
07:41実はですね、この筒花鉢にも天敵がいるんですよ。
07:46キセイバチで。
07:47トランスフォーマーみたいなっておっしゃれませんでしたっけ。
07:52シリアゲコバチですね。
07:54以前インセクトホテルにやってきたシリアゲコバチ。
08:00体長よりも長い1.5センチの産卵管を持っていて、のの字を書くようにして体内から伸びていますが、産卵のとき以外はさやにしまっています。
08:15その産卵の様子を去年の収穫祭で所さんに見てもらうと産卵管をさやから出して中の幼虫に突き刺し卵を見つけます。
08:39シリアゲコバチはキセイバチと呼ばれるもので長い産卵管を使って筒の中の筒花鉢などの幼虫に卵を見つけ自分の幼虫の餌にするんです。
09:05筒全体が露出していると筒花鉢が卵や幼虫を守るため入り口に蓋をしても。
09:14シリアゲコバチは触覚を使い幼虫の位置を特定。
09:20長い産卵管は筒を貫通、幼虫に卵を見つけられてしまいます。
09:29しかし、里のおもやのようなかやぶき屋根の場合。
09:36かやが密集していることでシリアゲコバチが幼虫の位置を特定しにくく。
09:42卵を見つけるために入り込む隙間もないことから筒花鉢が天敵から身を守るのに最適なんですそんな筒花鉢は里の作物にとって実はとってもありがたい虫。
10:00どういうこと?
10:04あそこに来た。
10:05来ました。来てますね。
10:07筒花鉢。入ってきますよ、たぶん。
10:09ほら。
10:10本当に入った。
10:11母屋に住み着いた筒花鉢。
10:14里の作物にとってありがたい虫だそうで。
10:19ここでまたこの筒花鉢が増えるといろんな作物の受粉がね。
10:24そうですね。
10:26役に立ちますね。
10:27それこそイチゴは先生。
10:29イチゴにも来ますよ。
10:31あ、この筒花鉢は。
10:33はい。
10:35今年2月、里で初めて挑戦したイチゴの栽培。
10:41花が咲いた頃に来ていたのが。
10:44おー、来てる来てる。
10:47かわいい。
10:50花粉を集めに来た筒花鉢。
10:54分かってるのかなぐらい、全オシベとメシベ触ってます。
10:57実はこの筒花鉢、リンゴ栽培に欠かせない存在。
11:09リンゴ農家では、人工的に増やした筒花鉢の仲間を農園に放し、受粉に役立てています。
11:19蜜蜂は半径2キロほどの広い範囲で花粉を集めますが、この筒花鉢の範囲は、およそ半径60メートル。
11:29さらに、花粉を少しずつしか巣に運べないため、1日4000もの花と巣を行き来するので、狭い範囲の多くの花に接触。
11:41さまざまな作物を育てている科学の里から出ることなく働いてくれるというわけいちごもしっかりと実をつけ所さんと熊さんに味わってもらいましたいかがですか?
12:00うまい!
12:04めちゃ甘い!
12:07なんでこんな甘いの?おいしい!
12:11これから春初夏となると、今年出たものがまたさらに利用するようになるので、1年ぐらいしたらもう人よりも生き物がいろいろ住んでるっていう感じになると思うんですけどね。
12:24やっぱり熊さん、これ狙い通りっていう感じなんですか?そういうのも。
12:27うん。
12:28ここまで早いと思わなかった。
12:31これから、母屋にどんな昆虫が集まるのか楽しみ!
12:37続いては、毎年恒例、里の恵みを味わいます。
12:44はい、ということで、梅久保先生よろしくお願いします。
12:46お願いします。
12:47お待たせしました。
12:48あ、いちご作ったから。
12:49そうなんです。
12:50こちら、糸のいちごを使って作ったアイスクリームになります。
12:55うんね。
12:56ずいぶんシャレてきたいと思う。
13:00筒花鉢が油粉を手助けしてくれ、里で真っ赤に熟したいちごでアイス作り。
13:08本来は長い時間かけて冷やし固めていくんですけど、ここは化学の里ですので、化学の力を使って、もうここで物の数分でアイスを固めてしまうということをやります。
13:21化学の力でアイスを数分で固める?どうやって?
13:27まずは牛乳と、里の日本蜜蜂の蜂蜜を大さじ1杯加え、蜂蜜が溶けるまで温めます。
13:42お砂糖を使うっていう手もあるんですけれども、ここには、ここで取れた蜂蜜があるわけです。
13:48刻んだいちごと一緒にジッパー付き保存袋に入れたら。
13:53で、なるべく空気を抜くようにして、閉じます。
13:59で、ここからが化学の力。
14:03今氷がここにありますけれども、ここにですね、塩です。
14:09氷の量の3分の1ほどの塩を加え、全体になじませると。
14:17そうするとですね、温度がどんどん下がっていくんです。
14:22えー、ぐんぐん下がりますね。
14:25すごっ!
14:27うわたった数秒で氷点下12度になっちゃった。
14:33すごい!
14:36これは、凝固点効果というもの。
14:40食塩を溶かした水は、何も溶けていない水よりも、氷始める温度が低くなるという現象です。
14:48氷は溶けて、液体になるときに周りの熱を奪うので、氷水の温度が下がります。
14:56冷度になると、凍るはずの水が凍らないのは、水に溶けた食塩は、液体の水が固体の氷になるのを邪魔するから。
15:07そのため、氷が溶けるスピードが速くなり、熱を奪う速度も速くなります。
15:14それに加えて、食塩が水に溶けるときも、熱を水から奪うので、氷水の温度が下がります。
15:23食塩が多いほど、温度が下がり、およそ氷点下20度にまでなるんです。
15:29排水液を投入しまして。
15:32はい。
15:34はい。
15:36はい。
15:37で、あとは、このようにして、転がします。
15:40あー、全部の麺を冷たいところに当ててるんですか。
15:42そうです。
15:43あれ、後ろに所さんの姿が。
15:48はい。
15:49実は、あっという間に作ることができるので。
15:53みんなで昆虫を探していた、およそ10分前から、アイスを作り始めたんです。
16:01手を低温から守るため、タオルで包んで転がすこと、およそ4分。
16:08あ、触ってください。
16:11あ、触ってください。
16:13うわー。
16:14うわー。
16:15カチカチ。
16:17あっという間に、イチゴアイスができた。
16:21これは簡単に真似できて、うれしいかも。
16:26進んだね、おい。
16:29あら、おいしい。
16:31あら、おいしい。
16:35うん。
16:36クマさん、このフレッシュさがすごい。
16:39ね。
16:40本当ですか。
16:41普通に食べるストロベリーアイスと違うな。
16:43うん。
16:44おいしかった。
16:45えー、よかったです。
16:47いいね。
16:48この時期に来るのもいいね。
16:50本当にいい活だな、ここ今。
16:54本当に気持ちいいですね。
16:56気持ちいいね。
16:57クマさんもいかがでしたでしょうか。
16:59もうね、大山に虫が住み始めてるってのに感激した。
17:03自分の建物に使ってもらえるってそういう楽しいじゃない。
17:08虫でさえも喜んでくれるっていうのはすごい感激。
17:11自然のものがね。
17:12自然のものがね。
17:13彼らはね、もうそんたくなくね。
17:15好きだから来てるわけで。
17:17居心地がいいから来てるからね。
17:19居心地がいいから来てるからね。
17:20最高にうれしい。
17:22そんないい空気が流れてる中、
17:24なに?
17:25なんとまだまだあります。
17:26何がよ。
17:27西野さんのスペシャル料理がございます。
17:29やった!
17:30せーの。
17:33よいしょ。
17:34よいしょ。
17:35このあと、西野さんの絶品料理。
17:41レシピも特別に公開。
17:44うまいね。
17:47うまーいこれ。
17:51西野さんが用意してくれたのは。
17:54せーの。
17:56よいしょ。
17:57よいしょ。
17:58イノシシの串焼き。
18:04うわーめっちゃおいしそう。
18:09そのお味は?
18:12あーおいしい。
18:13ほんとにおいしいよね。
18:15うん、このイノシシ甘い。
18:17うん。
18:18うまいこれ。
18:20脂もうまいんじゃな、これ。
18:22うん。
18:23うん。
18:24うまーいね。
18:25うまーいこれ。
18:26うまーいこれ。
18:27うまそう。
18:28なんだこのイノシシ。
18:30うん。
18:31うん。
18:32もう、イノシシとか、取る人とか、料理する人とか、こう、全部の愛情がないと、おいしくなんないんですよ。
18:42うん。
18:43うん。
18:44うん。
18:45うん。
18:46うん。
18:48うん。
18:49It's good to eat, but it's not good to eat.
18:51It's good to eat, but it's not good to eat.
18:54It's good to eat, but I don't like it.
18:56So, yeah.
18:58It's good to eat.
18:58So, yeah.
19:00Toころさん、くまさんも大絶賛のイノシシの串焼き.
19:05I'll tell you that the recipe is great to share.
19:09イノシシは手に入りにくいけど豚肉でも美味しいって言うから
19:14お家で食べしてみたい!
19:20今回のイノシシ肉は西野さんの友人が
19:24料金に取ったものを冷凍して保存しておいてくれたもの
19:30オリジナルの味付けは出汁入りの味噌に飲むヨーグルトを入れ
19:37そこに里の日本蜜蜂の蜂蜜を加えます
19:44調理科学の専門家、梅久保先生によると
19:49ヨーグルトには乳脂肪分や乳タンパクが臭みの成分を吸着することで
19:55肉の臭みを消す効果があり
19:58さらに乳酸菌の働きによってお肉を柔らかくする効果もあるんです
20:05加えて、味噌の豊富な旨味成分と蜂蜜の高い補水性により
20:11焼いても肉汁を保ち、ジューシーで深い味わいになるといいます
20:22オリジナルのタレを分量にすると
20:25肉300gに対し、ヨーグルト20g、出汁入り味噌大さじ1、蜂蜜小さじ1
20:34ニンニク1かけとリンゴ4分の1を加えても美味しいんだって
20:41タレと肉を和えた状態で2時間ほど浮きます
20:53すると乳酸菌が働いて柔らかいお肉に
20:58串に刺して焼いたら
21:02完成!この絶品のイノシシの串焼きを
21:08おもやプロジェクトからおよそ3年
21:13おもや建築にその知恵や技を発揮してきた
21:17設計師や大工さん、かやぶき職人さんなど
21:21みんなで味わいます
21:23トロさんのわがままが演説になった
21:25いただきます
21:26いただきます
21:28うま!
21:29美味しい
21:30こんなのぐらいの大きいんです
21:32うまいですよね
21:33美味しい
21:34どう食べていいですか?
21:36いいですか?
21:37美味しい
21:38どうしてイノシシ?
21:39めっちゃ美味しいです
21:40果樹の専門家、井上先生も
21:44どうですか?
21:46美味しい
21:48地元の方々が用意してくれた美味しい料理で
22:02みんな笑顔に
22:07最高バッグに最高のもの食べて
22:11もう最高だね
22:13みんな里のものでできてるじゃん
22:15だから建築も里の野菜なんかの仲間だっていう気がしてきた
22:20そうですね
22:21普通の建築ってさ、外からコンクリート持ってきたり
22:24鉄持ってきたりするけど
22:25これって里の土から生えたものがそのまま建築になってるから
22:29野菜なんですよ
22:30野菜なんだ
22:32結局拾いものでできてるわけじゃん
22:35これ拾いも拾わなかったら
22:37この山の中にただただあるもので山にとしか感じないじゃん
22:41そうですね
22:42人の知恵ってすごいなと思うよ
22:44で、循環してるからね
22:46それでまたそこが新たな木が生えてきて
22:48また建築になってて
22:49こういう循環、里の循環になっている
22:52循環の一部になっているというところが素晴らしいな
22:55多様な生物たちと豊かな実りにあふれた科学の里
23:03里の風景に溶け込むおもやも着々と進んでいます
23:09次回は大人気企画鉄道シリーズ
23:21今回、藤田アナウンサーが迫るのは信号
23:25その仕組みを探るため、日本で3カ所しかないという
23:29珍しい光景を見ることができる
23:31百合高原鉄道へ
23:33実は道路の信号機とは少し違った仕組みを持つ
23:38鉄道の信号を掘り下げます
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