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  • 2 days ago

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00:00職人の技。それは決して派手なものだけではない。
00:08手切りの工程になります。
00:12ちょっと倒しっぽくなってきた。
00:14地味な作業で誰も気づいてくれないから見てほしい。
00:21これすごく見えないけどすごい技なんです。
00:27やってきたのは東京都墨田区。
00:30パツンとここ。
00:32えー、これお店だ。
00:35ここの一角がお店になってますよ。
00:38いい外観ですね。
00:39味があるやんか。
00:42いらっしゃいませ。
00:43失礼いたします。ありがとうございます。
00:46ごせんちゃんかわいいと申します。
00:48華やか。
00:50お箸がいっぱい並んでます。
00:53お箸屋さんということですね。
00:55うちは箸屋でも江戸木橋っていう木のお箸になります大正初期からこの界わいで作られてます昔からある技術を生かしてうちのこのこういうさまざまな形に利用させて今に至っております大黒屋で作られる江戸木橋は大正初期から続く伝統製法をアレンジしたものでその形は四角形から八角形とさまざまなの?なの?
01:22木の素材を生かし持ちやすさを追求して作られているその使いやすさにほれ込んだ料理店も多く予約困難な寿司の名店銀座八国などで多用されているそんな江戸木橋造りのすごい技を見てほしいそう名乗り出たのが職人歴25年丸川徳仁さん。
01:50一見すごく地味なのでこだわったぎゅっと詰まったところを見ていただきたいなって思いますピッタシのコーナーですよろしくお願いしますということで店の2軒隣にある工房へへえあっほんとだ作業場という感じなんですねそうですねはいそうなんですねめちゃくちゃ楽しみです
02:18この後8職人の地味だけどすごすぎる職人技が
02:24おーめっちゃきれい!わーすごい!大金の何か何ですかこれ?わーすごい!すごいでか!すごい期待したいです!
02:42今からお見せする江戸木橋の製造工程の中に丸川さんが見てほしい地味だけどすごい技が隠れています皆さんそれが何なのか予想しながらご覧ください
02:56最初の工程はどういったことでしょうか最初は製剤からこの機械を使うんですけどもこれに押し当てて切っていきますで材料なんですけどこちらのシマコクタンはい注意するところは目なんですけども目ちょっとこうグーッとありますよねシマ目ですねはいこの曲がってますよねここはい曲がってますよねこここっちを先の方にすると折れやすいんですよやっぱり力がちょっとこうはい加わってしまうので先の方をこっちじゃなくて折れやすいんですよやっぱり力がちょっとこう
03:26こっちにするっていうようなことをこっちにするっていうようなことをしながら製剤していきますシマコクタンを専用の添え木に当て電動ノコギリでカットしていくより折れにくい箸を作るために木目を計算しカットする繊細な作業じゃあこちらで1銭分のお箸の素ですねうわーできたもうお箸
03:55太い持ち手は曲がった木目細い食い先はまっすぐな木目原形が完成したら次の工程次はいよいよこの削りになるんですけども8角形に削っていこうと思います8角形ですかはい使うのはヤスリが高速回転するベルトサンダー
04:22まずは角を取ってあげる原形の角をヤスリに押し当て四角形を八角形にしていく八角形ってすごく辺が難しいはずなんだよな
04:44そして削ること5分すごい統一感あるここからさらに精度を高めていく
05:14どうぞ鋭くなるため指を保護しながらおよそ10分どうぞありがとうございますほかほかですうわ八やなあこれ一応ちなみに先の方も持ってってます八や大体八やなあほんまやなってると思います次はですね柄掛けっていう工程に入ります柄掛け?
05:44まずはゴムベルトに柄掛け用の木材を詰めそこに今回作る箸を入れる
05:54ありがとうございますいらっしゃい
05:57ここにポイントが
06:01でこれのすごく重要なところなんですけどもほどよく遊びのあるような感じで詰めていきます
06:10掛けたりすると隙間ができるんですね
06:13そうです
06:14これを水で湿らせ研磨剤をふりかけて準備完了
06:21こちらですね柄掛けの機械です
06:24これはもう柄掛け専用の機械になります
06:27柄掛け専用?
06:28はい
06:29箸を詰めたゴムベルトをローラーの上へ
06:32これをちょっとでスタートです
06:36はい
06:37はい
06:38えっ
06:40ローラーとローラーの上に乗ってるような形で
06:43そうです
06:44この音これガラガラしてるんで
06:47ガラガラ
06:48柄掛け
06:49へぇー
06:50箸と木材が擦れて角が滑らかになり
06:54押しやすい箸になる
06:56なめらかにしていく作業大事なんすねはい箸を回すこと5分どれほどなめらかになったのか何となく角が丸くなってるほんとだ全ての角がちょっと柔らかくなってるはい研磨剤を洗い影干ししたら最後の工程
07:26完成して完成となります
07:28漆を塗ることによって水の吸い込みが抑えられますね
07:32まあ水に強くなるってことが一番ですかね
07:35漆を塗れるのは1日1回
07:38和紙で拭くとより艶やかに
07:42もう色が変わってるのが分かります
07:44はい確かに
07:45艶やか
07:46この分コーティングされてる形ですね
07:493日間かけて漆を3回塗り重ねると完成したお箸になります
07:56収まってくれる感覚ですねそうですねはいいろんな工程を見させてもらいましたけども特に見てほしいという技があるということなんですねそうなんですよ実はかなりすごいことをやってると思いますえっこれ何なんやろこれ?
08:25では丸川さんがみんなに気づいてもらいたい地味だけどすごい技を駆使する一番難しい工程はどれなのか皆さんお考えください削りだと思いますよ鍵の方まだ八角形が気づかってやるからあれだと思うんだけど
08:42お箸の細さに真っすぐ切るってすごい難しそうだなと思って漆塗りが一番難しいかなと思ったんですけどね最後のえ
08:52だらがけが多分季節によって何か水分量の調節とか何か水分量の調整とか意外と難しいのかなとさあそれでは正解見てみましょうこちらです地味だけどすごい技発表お願いします
09:10実はですね八角形とか削り出すのも大変なんですけどもすごく重要な何かをやってるんですね私は。
09:28なんとこの削りの工程ただ単に端角形を作っているだけではないというこのお箸を見て何か気づきませんかえっこのお箸このラインとか見てもらってもいいですあれ極端に言うとですけどこうなのそうです極端っすよこれ結構パッと見分かんないっすよねはい
09:57そう一般的な八角形の箸は持ち手から食い先まで一直線なのに対し丸川さんの作った江戸木橋は持ち手から食い先に向けてほんの少しだけ膨らんでいるのだ
10:14この膨らみにこそ江戸木橋が持ちやすい秘密があるという
10:19重心ですねこの辺に持たせてるんですよ中心をそのために少し膨らませて作ってますうわ気がつかないねこれ持った時に重さも感じつつ操作性もいい
10:34持ちやすさ丈夫色々兼ね備えてるんですけどもうクワマンさんとか腹立ちますね
10:42気にはなりますけどではどのようにして平らなベルトサンダーで膨らみを作るのかまっすぐ押すんではないんですねこう極端に言うとこうを描くようなイメージになりますまさに見た目はマジで地味なのにやってることすさまじいということなんです理解した上で見たらめちゃめちゃ楽しいそれはい
11:12江戸木橋職人丸川徳一の地味だけどすごい技見てあげて
11:22機械が回っている状態これは平面です
11:27今もうスーってスライドさしてる方にしか見えないんですけどもう今やってます人差し指で中指ゆるく
11:37箸をなぞりながら微妙に力加減を調整する地味だけどすごい技それは分かんないこんな感じですねすごすぎる添えるとね今のところですねちょうどいるやんけいるやんけい
11:56今回お作りしたお箸が極上八角島極炭っていう名前のお箸でお値段が7700円になりますすごいこれこの技をプレゼントする贈答にはもってこいっすよね続いてやって来たのは兵庫県にある鳴門志沢
12:20こんにちはよろしくお願いしますずらりと並んでますねこれはハサミのはい美容師さんであったり美容師さんであったりの方が使われるハサミですね
12:31みんなお世話になってるやん
12:351963年創業のナルトシザーではビビオハサミを完全自主で年間6000兆生産 その成功さから世界中のスタイリストに愛されハサミ界のロールスロイスと呼ばれる
12:52その値段は一番人気の商品マチックラインSというものなんですがこちらで約18万円いたします
13:0218万何が違うんですかね
13:05ラルトシザーのハサミはですね切れ味がいいってことはもちろんなんですけど長く使えるっていうことがあの特徴なんですね
13:14そんなすごいハサミが作られている工房が
13:20やってありますね それぞれ
13:24この工場にはですねハサミがこの状態で届きます
13:28はい
13:29この原型を研ぐっていうことをやっています
13:32そうなんですね
13:34ここでは工場から届く原型を職人たちの手で唯一無二のナルトシザーへと研ぎ上げているのだ
13:43一口に研ぎといっても専門的になりますのでそれぞれのプロフェッショナルがいるっていう形
13:51今からお見せするハサミ研ぎの工程の中に地味だけどすごい技が隠れています
13:59皆さんそれが何なのか予想しながらご覧ください
14:05まずはハサミの表刃を研ぐ工程
14:10そのプロフェッショナルが
14:12表刃の北森です
14:14表刃の北森さん
14:16研ぎ続けて18年表刃の北森
14:22今表の部分を機械で磨いているという状況です
14:27そうですねこう削っていってるっていう感じです
14:30ヤスリが回転する研磨台に刃を当てて研いでいく
14:36厚いとことかがあるんでこう削っていって薄いところに合わせていくっていう感じで原型の表刃の先には目には見えないくらい厚さにムラがあるのだという
14:50厚みを均一にすることでどこで切っても同じ鋭い切れ味になるというそして研ぐこと25分
15:02そんなに時間かけない
15:04終わりですできました
15:06んーっちゃんでも分かるわ
15:09完全に葉に向かってシャープになっていくのが分かります
15:14表刃の先が均一な厚みになったら続いての工程へ
15:20担当は引き続き表刃の北森
15:24表刃をバフと呼ばれる研磨台に押し当て磨いていく
15:36現形に磨きをかけることで表刃に鏡のような輝きが
15:52そして
15:58マジですか
16:00ちょっとすいません
16:02ハンマーで叩いているのびっくりするんですけど
16:04せっかく滑らかに仕上げた刃をハンマーで叩く
16:10どういうことなのか
16:14弓矢のようなしなりを作ることによって切れ味をより鋭くより一定に
16:22調整前の刃は板との隙間がなくまったいら
16:28それをハンマーで叩き調整することで
16:34刃をしならせ隙間を作る
16:38組み合わさる2本を同じようにしならせることで鋭く切れるハサミになるという
16:48しっかりがアーチ状に取ってます
16:54そういう
16:56うわーすごいな
16:58次は裏の刃をつける作業
17:00えー
17:02裏もやっぱりしっかり仕上げていくんですね
17:04そうですね裏の刃をつける際はこの砥石という
17:08ちょっとこれはなんか包丁とかを研ぐあの砥石ですか
17:12そういう砥石です
17:14裏の刃は表刃と違い砥石で慎重に研ぐ
17:20この加減というのも難しくて
17:22この刃線というのをこれでつけることによって裏の刃が作るんですね
17:28裏の刃に均等に刃線をつける
17:32機械にはできない繊細な作業だ
17:36これだ線だ裏の刃をつけたよっていうでしょはぁー最後に研磨台を使い裏の刃全体を磨き上げ刃を組み合わせれば完成そしてこの濡れたティッシュが切れたらOKですえっ濡れたティッシュはとても切れにくく普通のハサミでは切ろうとしても引っ掛かせることができない
18:06加工を終えたハサミ果たして全ての工程を終え唯一無二鳴門志沢のハサミが完成
18:27もっとこれ見てほしいよという技っていうのがこの工程の中にあるということですね
18:34そうです
18:35ではみんなに気づいてもらいたい
18:38地味だけどすごい技を駆使する一番難しい工程はどれかお考えください
18:45調整だね
18:46アーチ同士で切っていくっていう調整だと思うんだけど
18:50曲がり方がおかしくなったらもう全部ダメになっちゃうんじゃないかなと思って
18:53ピカピカさ加減って結構難しいなと思って
18:57ちょっと削りすぎたりしたらもう使えなくなっちゃったりするのかなっていうので一番ですね
19:02正解発表お願いします
19:04はい皆さんに見ていただきたいのは渡辺が担当している調整の部分になります
19:11刃をハンマーでたたき調整しアーチを作る工程実はこの隙間にこそ地味だけどすごい技の秘密が新聞紙1枚分の隙間で作っていますそう隙間は厳密に新聞紙1枚分0.06ミリと決められている
19:40低い場合だと力強さがないハサミになってしまうんですよ切れるんですけど髪の毛を挟んでしまったりですとか高くすぎると次はテンションがかかりすぎてしまいますその切れば硬いハサミになってしまう
19:56ハサミを閉じる過程で歯が交わるのは常に1点のみ隙間を新聞紙1枚分にすることで歯にかかる力を最小限に抑え鋭い切れ味が長持ちするハサミになるのだこれは改めてあの噂を見たいっすもんねもう一度うん
20:26見てあげてさあハサミを持ってまずはチェックでございます
20:33この平面からしっかりとアーチを描くためのこの力加減意外と大胆に見えるんですけども
20:44あの新聞紙1枚と知っていたら余計この力強さが大胆と分かりますが
20:51ゆっくり確実にしっかりとアーチを描いていくもう今微妙な情勢に入っております
20:59できましたできたーお見事ー
21:04髪1枚だけが通る見事な隙間ができましたお見事です
21:14家帰って箸のバランスすってみたら家のさ箸をハサミも叩いてみたらこうやって
21:20調整
21:22所さんの学校では教えてくれないそこんところをもう一度見たい方はFever U-NEXTで
21:31ご視聴ありがとうございました

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