Anne Shirley Ep 14

Nsion Rashuil

7/5/2025

Transcript

00:00もう、キンブルさんの夕食のお誘いには間に合わないわね。

00:12せめてここがどこだかわかればいいんだけど。

00:17お友達の誘いを受けた私とダイアナは、深い森の奥で迷っていました。

00:25どうする?いっそ引き返して帰りましょうか。

00:29待って、家があるわ。

00:35山彦そうだわ。

00:40変わり者と評判のラベンダー・ルイスの家よ。

00:45ラベンダー・ルイス?

00:47ポールって子の父親はステファン・アービングですよ。覚えてるだろ?ミドルグラフトン街道の先のラベンダー・ルイスと付き合ってた。

00:59その名前聞いたことあるわ。

01:03これはこれはお嬢様方。ラベンダーさんはいらっしゃいますか?

01:10はい、ただいまお伝えしてきます。

01:13さあ、どうぞ。

01:17道を聞くんじゃなかったの?

01:19私、どうしてもミス・ラベンダーに会ってみたくなったのよ。

01:23どうぞ。

01:37ようこそ、山彦総へ。よろしければご一緒にお茶をいかが?

01:42でも、他にお客様がお見えになるのでは?

01:46いいえ、ここに訪ねてくる人は滅多にいないわ。

01:50私たちはただ、お茶会を開くふりをしていただけなの。

01:55きっと私のことを馬鹿げていると大思いでしょうね。

01:58そんなこと。

01:59いいのよ。本当に馬鹿げているんですもの。

02:03自分でも呆れるくらいにね。

02:16心が読めなくてよかった。

02:20ありえやしないこと。

02:22でも、好きにかけるから。

02:24心が読めなくてよかった。

02:28息遣いひとつ。

02:30愛しいと気付く。

02:33おしゃべりな草も。

02:35気まぐれな雲も。

02:37生まれた理由とか。

02:39だぶん知らないけど。

02:42教えてくれた世界が面白いこと。

02:48まだこれからも。

02:51ここで待ってるよ。

02:54ねぇ、待ってるよ。

02:56夢は照れあって。

02:58かくれんぼが上手。

03:00目をつむってるよ。

03:03あぁ、まただよ。

03:05あなたにも会わせたいから。

03:08ここで待ってるよ。

03:12ねぇ、待ってるよ。

03:14楽しみなこと。

03:16ならいくつでも数え。

03:19待ってるよ。

03:21あなたは大丈夫。

03:23迎えに来てくれる。

03:25そんな予感だけをずっと持ってるよ。

03:38ラベンダー・ルイスだって?

03:43かれこれ15年は見かけてないね。

03:47若い頃は指折りの美人でしたよ。

03:50これ、デイビー。

03:51確かに髪は白かったけど。

03:54若々しくて、美しくて、そして、面白い方。

04:00いい大人がママゴと遊びだなんて。

04:03でも、誰に迷惑をかけるわけでもないし。

04:07馬鹿げた真似ひとつできないのなら、

04:10独り者で暮らす甲斐がありませんもの。

04:13ラベンダーさんもいろいろ想像なさる方なのよ。

04:18それで帰りがけ、庭の花を摘んでくれているときに。

04:24つい、うっかり。

04:30ポール・アービング?

04:33私の小さな生徒なんです。

04:36去年ボストンから来て、

04:38今は海岸通りの家でおばあさんと暮らしてます。

04:45息子さんなのね。

04:47ステファン・アービングの。

04:50警察だったわ。

04:54おせっかいな真似をするんじゃないよ。

04:57本当にそんなつもりじゃなかったのよ。

05:01ラベンダーさんとポールのお父さんとの間に、

05:04昔何があったのかしら。

05:06婚約がダメになってステファンはアメリカへ行ったっきり戻らなかったんだ。

05:12何か大変なことがあったに違いないよ。

05:15ん?

05:17それとも案外些細なことだったのかも。

05:23改善会へ行く時間だわ。

05:25ラベンダーさんのこと、リンドのおばさんには言わないでね。

05:28言わないよ。

05:29トマスの具合が良くないからレイチェルもそれどころではないだろうしね。

05:34これ、デイビー。

05:35ウナギみたいに体をうねうねさせるんじゃないよ。

05:38あたしとダイアナは、その後もたびたび山彦荘を訪ねました。

05:47んふふふ。

05:50ダイアナが行かれない日は、あたし一人でも。

05:56ラベンダーさん!

05:59ああ、アン!きっと来てくださると思っていたわ。

06:03今夜は、シャーロッタ四世は戻らないのよ。

06:09もしあなたが来なかったら、ひどく寂しい夜を迎えるところだったわ。

06:14今日は山彦荘に泊めていただくって、マリラに言ってきました。

06:19ああ、嬉しいわ。

06:22あん、あなたってなんて綺麗なのかしら。

06:26ふふふ。

06:28シャーロッタ四世は、四姉妹の一番下の妹なのよ。

06:32本当の名前は…

06:36レオノラ!

06:38シャーロッタ四世がレオノラ?

06:41シャーロッタというのは、一番上のお姉さんの名前なの。

06:4516歳までこの家で手伝いをしてくれていたんだけど、

06:49次に来た妹の…

06:51その…

06:52うーん、そう、ジュリエッタがあまりにも姉さんにそっくりで、

06:57つい間違えてシャーロッタと呼んでばかりいたのよ。

07:01ジュリエッタも気にしてないし。

07:03私、本当の名前を覚えるのを諦めて、シャーロッタ二世と呼ぶことにしたの。

07:07その次に来たのが、エヴァリーナで、これがシャーロッタ三世。

07:13そして、今のシャーロッタ四世になるのよ。

07:16お?

07:18私、何かおかしなこと言って?

07:25ステファン・アービングと私のことは?

07:29はい、婚約されていたと聞きました。

07:33ウェディングドレスも出来上がっていたの。

07:37もう25年も前のこと。

07:40いいえ、もっと小さい時から婚約していたと言ってもいいくらい。

07:47私は6つ、彼は9つで。

08:01二度目に会った時、彼が言ったの。

08:05大きくなったら君と結婚することに決めたって。

08:09私は、ありがとうって答えたわ。

08:12でも、婚約をしてしばらくした時、

08:17ごくありふれた馬鹿げた言い争いをしたの。

08:21彼は繊細で感受性の鋭い人。

08:23愚かな私が、真面目な彼を怒らせてしまったの。

08:29ある日、仲直りをしようと訪ねて来てくれたステファンに。

08:33私は、耳を貸そうとしなかった。

08:44それで、ステファンは永久に行ってしまったのよ。

08:50あの時、戻って来てと言えてれば。

08:58でも、ダメだった。

09:01傲慢だったのね。

09:02私は、ステファンと結婚できないなら、一生独身でいようと思ったの。

09:11うん。

09:12ごめんなさい、私。

09:21あなたまだ17歳ですものね。

09:24でも、そんなに悲しまないで。

09:26確かに当時は、胸が張り裂けそうな思いをしたけれど、

09:30人生は人を惨めなままにはしておかないの。

09:34感傷に浸りながらも、私はこの通り、幸せに暮らしてるわ。

09:38夢や山彦やキャンディーを楽しみながら。

09:47あなたが初めてここへ来た日、

09:50ステファンの子供の話を聞いてドキッとしたのよ。

09:54どんなお子さんなの?

09:57とても可愛くて優しい子です。

10:02会ってみたいわ。

10:03その子はずっとここに住んでいる夢の男の子に似てるかしら。

10:09私の男の子に。

10:14いつかここへ連れてきますわ。

10:16本当?

10:18ええ。

10:20急がなくていいのよ。心の準備が必要だもの。

10:23ああ、私、また軽率なことしてない。

10:26おせっかいな真似をするんじゃないよ。

10:29マリラには黙っておくわ。

10:32ポールには…

10:34ポールにはなんて話そうかしら。

10:36そのおばさんは、どうして僕に会いたいんだろう。

10:46私たちみたいに、ラベンダーさんもいろいろ想像する方なの。

10:51だから、ポールとも話をしてみたいと思ったんじゃないかしら。

10:56そうなんですね。楽しみだな。

10:58楽しみだな。

11:06いらっしゃい。

11:08ポールですよ。ラベンダーさんよ。

11:11こんにちは。

11:13ええ、こんにちは。

11:20あなたはお父様にそっくりね。

11:23そっくりね。

11:24はい、みんなそう言います。

11:27父さんを知ってるんですか?

11:29ええ、昔に。

11:32この出会いがまさか、ラベンダーさんを苦しめることになるなんて、

11:38私には想像もできませんでした。

11:40その後、ラベンダーさんとポールはすぐに打ち解けたのよ。

11:56そうなのね。

11:58あの家がヤマビコ層と呼ばれる理由もわかったわ。

12:02私とシャーロッタ4世は、ここに座って、よくヤマビコを楽しむのよ。

12:16やっほー!

12:21お上手です。すごいわ、ポール。

12:24ポール!

12:26それで、ポールが帰りがけに、キスしてもいいですよって、ラベンダーさんに言ったの。

12:32ええ?

12:33もちろん、さよならのキスよ。

12:38私がキスしたがってるって、どうしてわかったの?

12:42おばさんが、僕の母さんと同じ目をして僕を見てたから。

12:47え?

12:48ラベンダーさん、もしよかったらだけど、僕とも友達になってくれませんか?

12:55ええ、もちろんよ、ポール。

12:59先生、僕、あのおばさん好きだな。

13:03あの人が僕を見るときの目とか、それから、あの石の家も、シャーロッタ4世も。

13:10ポールになんて言えばいいのかわからなかったわ。

13:14まるで先の見えない物語ね。

13:20真面目な質問よ。

13:22アンはギルバートを好き?

13:24友達としては大好きよ。

13:27でも、ダイアナが考えているような意味なら答えはノーよ。

13:31ダイアナもあたしの理想のタイプは知ってるでしょ?

13:35ふふふ。

13:36スラリと背が高く、義品のある顔立ちに、憂いをたたえた謎めいた瞳。

13:41そして、とろけるような優しい声。

13:45そんな人が現れたらいいんだけど。

13:49でも、理想は変わることもあるわ。

13:53たしかに。

13:54フレッドライトはダイアナの理想のタイプではないものね。

13:58でも、私の理想は変わらないわ。

14:02もしも、理想の相手に出会わなかったらどうするの?

14:06その時は…

14:07人生は人を惨めなままにはしておかないの。

14:12その時は独身のまま死ぬわ。

14:16そして、それは決して不幸なことではないと思うの。

14:20大丈夫。

14:21あんならきっと、理想の相手に巡り会えるわ。

14:24そうだといいんだけど。

14:26ああ、シャーロッタ四世みたいにうまく吹けないや。

14:39いいえ、初めてにしてはかなりお上手ですよ。

14:43ずいぶん背が伸びたんじゃない、ポール。

14:46たくさん食べて、父さんくらい伸びる予定なんです。

14:50父さんは6フィートくらいあるから。

14:51そうなのね。

14:54どうしたの、シャーロッタ。

15:01実は、ラベンダー様の体調がよろしくないのです。

15:07ポール坊ちゃまが初めてここへいらした時からずっと…

15:12いつも疲れて寂しそうなご様子で、想像でお客様をもてなすことができる。

15:15どうして僕をそんなに見るんですか?

15:27ごめんなさい。あなたを見ていると、つい昔のことを思い出してしまうの。

15:34それって、おばさんがもっと若い時?

15:36そうよね。私はもうおばあさんに見えるわね。

15:41うーん、わからないな。

15:43髪の色は少しおばあさんみたいだけど、笑うとアン先生と同じくらい若く見えるよ。

15:50おばさんがお母さんになっても素敵だと思うよ。

15:55どうしてそう思うの?

15:59ラベンダーさん、僕のお母さんみたいな目をしてるからー!

16:04ラベンダーさん、僕のお母さんみたいな目をしてるからー!

16:08ああー!

16:10ああー!

16:12ポールをラベンダーさんに会わせない方が良かったと思う?

16:15今更何を言うんだい。大体ラベンダーの方で会いたいと言ってきたんだろ?

16:29それはそうなんだけど、何かラベンダーさんを元気づける方法がないかしら?

16:35しょうがないかしら…

16:44ふぅ…

16:48ダーパッ

16:51うん

16:55私たちなんて軽薄なの?

16:57新しいドレスを作るからって、こんなに浮かれたりして…

17:01笑

17:02The way he is going to stay on the floor for 2 weeks

17:09I'm going to stay on the floor

17:12I'm going to stay here

17:15I'm going to stay here

17:20Oh, An-sen-sen!

17:26Hello, Paul

17:28I am from America from the United States!

17:30Father!

17:32I am the Lord!

17:34I am the Lord!

17:36Paul's father...

17:38And...

17:40Lavender's father...

17:42The letter...

17:44There are always you.

17:46I feel like you are very old.

17:48I feel like you are a little old.

17:50I feel like you are always very old.

17:52I feel like you are always very old.

17:54I feel like you are always so good.

17:56What do you need?

17:58I feel like you are really grateful.

18:02I am really grateful.

18:04Paul...

18:05Can you give me a gift for you?

18:08Yes!

18:10You are...

18:12You are...

18:14You are...

18:16You are...

18:18You are...

18:20You are...

18:21You are...

18:22You are...

18:24You are...

18:26What

18:29I...

18:32What are you...

18:34You...

18:35Are...

18:36ステファンが戻ってきたのね。

18:41え、誰から聞いたんですか?

18:44あなたの表情と話し方でそうじゃないかと思ったの。

18:48アービングさんはラベンダーさんに会いたいとおっしゃっています。よろしいですか?

18:55え、もちろんよ。ステファンは昔の友人として訪ねてくるんですもの。断る理由がないわ。

19:05アービングさんは今でもラベンダーさんを愛している。

19:09それは間違いないわ。

19:12そしてラベンダーさんも。

19:25この家も庭も、25年前と少しも変わらない。

19:35お待ちください。ラベンダー様はすぐにおいでになります。

19:42見て。もうすっかり白髪のおばあさんよ。

19:49アービング様とラベンダー様は結婚なさるでしょうか?

19:56見て。もうすっかり白髪のおばあさんよ。

19:58アービング様とラベンダー様は結婚なさるでしょうか?

20:05見て。もうすっかり白髪のおばあさんよ。

20:07アービング様とラベンダー様は結婚なさるでしょうか?

20:11アービング様とラベンダー様は結婚なさるでしょうか?

20:20そうね。どうかしら。

20:22ずっと心配だったのですよ。

20:24私が16歳になってここを去る日が来たら、ラベンダー様はお一人に。

20:30望みはあるはずよ。

20:32こんなに早くお帰りだなんて。

20:37ずっとダメだったんです。もうおしまいだ。

20:42見て、シャーロッタ。

20:44ん?

20:48あ、お嬢様!

20:50これはプロポーズしなせたに違いないです!

20:54私は預言者ではないけど、ここで預言するわ。

21:01楓の木々が色づく前に、この古い石の家で、何か特別な儀式が取り行われるであろう。

21:17この意味わかって、シャロッタ。

21:20え、え、わかりますと。

21:23なんで泣いてらっしゃるんです?

21:26さあ、なぜかしら。

21:28何もかもが美しくて、おとぎ話のようで、ロマンチックで。

21:33悲しいんですもの。

21:36ラベンダーさんは、とっても優しい人なんだ。

21:47母さんも、会ったらきっと仲良くなったと思う。

21:52それからね、母さん。

21:57ずっと、ずっと大好きだよ。

22:01だいじなものは心の隙間にしまっておくから。

22:12だいじなものは心の隙間にしまっておくから。

22:16jeemina monoha a kokoro no suki mani shima ta oku karai

22:25i tsumami ka sugi saru machi no

22:29hana no hitotsu nomi sugo sa ne yoni

22:34asa no hikari ni odoろide

22:39yuruno yami ni me o kolaしたら

22:44憧れてた世界を守ったの外側にもちゃんと見つけていける

22:55憂鬱が立ち込める夕立はいつか止むよ

23:05その目でその耳で感じたものが全てだと

23:15心が望んでる方へと歩いてゆくの君はたやすく

23:35憂鬱が立ち込める君のものが全てだと

23:42それは後ろ君は丁寧に隠れる

23:46時は向井一二重との骨にてくる

23:53深刻など福岡間と戦いがします

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