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00:00BSテレ東 25周年
00:046月28日日経里でニュースの疑問です
00:21それでは今日のゲストをご紹介します
00:23政治アナリストの伊藤敦夫さんです
00:27おはようございます
00:28そしてAIを活用し独自の世論調査で選挙予測を行うJX通信社代表
00:37米重勝博さんです
00:39よろしくお願いします
00:39第一生命経済研究所主席エコノミストの長浜俊博さんです
00:46おはようございます
00:47よろしくお願いします
00:48本日はこちらのご参加者と一緒に特集を見てまいります
00:53それでは早速中摺を見てまいりましょう
00:56こちらです
00:577月3日公示20日投開票決まりました参院選について考えます
01:03そうですね
01:04来週木曜日が公示日ということですけれども
01:07現時点での最新の情勢と
01:11それからどのあたりが想定になるのか
01:13いつにも増して今回の参院選の結果というのは
01:17これからの政治政局あるいは政策をね
01:19非常に変える可能性があるので重要なポイントを今日は整理してお伝えしようかなと思っています
01:26キーワードは3連休の真ん中
01:29ちょっとこれが残念ですよね
01:3120日というのが3連休の真ん中に当たってしまっていて
01:34ちなみに韓国なんかは
01:36連休にしないようにわざわざ水曜日とかに普通は選挙を持ってきて
01:42連休にして月曜日とか金曜日にしちゃうと連休にしてどっかに行っちゃいますから
01:46そうやってまで投票率を上げようとするんだけども
01:50ちょっとそれと真逆の日取りということで
01:54それどうなのかなとは思います
01:56そして関税についても動きがありました
02:00こちらも見てまいります
02:01赤沢経済再生担当大臣は
02:04ワシントンを訪れ7回目の日米完全交渉に臨みました
02:08まずラトニック省務長官とおよそ1時間会談しました
02:12赤沢大臣は日米の立場を改めて確認し
02:15双方の利益となる合意を実現できるよう
02:19精力的に調整を続けると語りました
02:22現地時間午後も会談予定のベッセント財務長官は
02:25FOXビジネスの番組に出演し
02:28交渉期限延期を示唆し
02:30各国・地域との完全交渉は
02:339月1日までにまとめられるとの見通しを示しました
02:37期限延長の対象は18の国・地域で
02:41日本には言及しませんでした
02:4310カ国ぐらいは早めに大枠の合意がまとめられるとも
02:49ベッセント財務長官が言っているみたいなので
02:51何とも言えないのに今情報も錯綜していて
02:54結構お互いの日米の溝が詰まっているんじゃないかという情報もあれば
03:00一方でかなり交渉が長引きそうだという情報もあるので
03:05最後はトランプ大統領が決めるんでしょうけども
03:08ちょっとはっきりしないところが続いてますよね
03:11ちょっとアメリカ側がこの延期をほのめかす
03:15強気になってきている一つの理由が
03:18マーケットがだいぶ落ち着いてきて
03:20戻ってきているんじゃないかというところが
03:22そこもちょっとありますよね
03:23金曜日の日経平均株価
03:25日本でもおよそ5ヶ月ぶりに4万円台をつけましたが
03:2827日のニューヨーク株式市場
03:31ハイテク株の比率の高いナスタック
03:32終わり値で2万273となり
03:35およそ半年ぶりに最高値を更新しました
03:39多くの基幹投資家が運用指標とする
03:41S&P500も6173をつけ
03:46最高値を更新しました
03:47アメリカの関税をめぐる過度な不透明感が
03:51後退したことや中東の知性額リスクが
03:53低下したことなどを交換しました
03:554月8日につけた安値を起点としますと
03:59上昇率は2割以上に及びます
04:01長山さんナスタックSPともに最高値更新ですけど
04:05そうですね
04:06今申し上げていただいた理由に加えて
04:08やっぱりアメリカの利下げ観測が強まっていて
04:11一方で経済指標も利下げ観測が後退しない
04:15適度な良い数字が出たりとか
04:17いうので上がっているんですけど
04:19ただ多分関税の実体経済の影響って
04:22これから出てきますから
04:23そうなるとマーケットがどう反応するか
04:25かなり注目かなと思います
04:26今のところ企業側があまり価格転嫁せずに
04:29頑張ってますけど
04:30これ時間の問題でやっぱりどこかで
04:32値上げせざるを得ない
04:33それがこれから出そうですよね
04:35前回の追加関税振り返ると
04:36やっぱり大体8月ぐらいから
04:38悪い経済指標が出始めてますから
04:40あと1ヶ月ぐらいかなと思います
04:427月3日に公示される参院選の行方を考えます
04:49政治と金という問題の重視をされたという
04:54都民の方が相当程度おられたということは
04:58重く受け止めなければいけない
04:59参議院選挙の前哨戦として注目された
05:03東京都議会選挙で大敗し
05:06都議会第一党の座を失った自民党
05:10立憲民主党は選挙前から5議席伸ばし
05:1517議席を獲得
05:17一時期の勢いを失ったと言われる
05:23国民民主党は9議席を獲得
05:26参政党も3議席と
05:30これまで都議会に議席がなかった政党が支持され
05:33自民党、公明党が支持を失った形です
05:40参院選について問われた石場総理大臣は
05:43物価高というものにきちんと対応するということ
05:48そしてまた安心して暮らせる日本というものを
05:53実現をしていかねばなりません
05:55いい改選と合わせまして
05:58関数というものを頂戴できますよう
06:01全力を尽くしてまいりたい
06:03注目の参院選
06:06報じは7月3日、投開票は3連休の中日となる
06:117月20日になることが閣議決定されました
06:15最も大きな争点は物価高対策です
06:22現金給付か、消費税の減税か
06:26与野党の攻防に注目が集まっています
06:30与党が打ち出している給付については
06:35選挙目当てのばらまきという批判が拭いきれません
06:38いまだに物価上昇を上回る
06:43値上げが実現をできておりません
06:46赤字国債に頼ることなく
06:49いわゆるばらまきではない
06:53本当に困っておられる方に重点化をする
06:57新たな給付金を公約にかけて
07:01実現をいたしてまいります
07:04と石破総理は強調
07:07財源には税収の上振れ分を当てるとしています
07:11一方、野党が主張するのは消費税減税です
07:18立憲や維新などは食料品の消費税ゼロを掲げ
07:22国民や共産は消費税の一律5%への引き下げを主張
07:29しかし、社会保障の財源が減るとの懸念から
07:33こちらにも批判の声があります
07:35物価高対策で国民の支持を得ることができるのは
07:41どの政党なのでしょうか
07:46参院選に向けての各党の勢いも気になります
07:50備蓄前放出で存在感を示した小泉農水大臣ですが
07:55自民党挽回の原動力として役割を果たすことができるのでしょうか
08:01東京都議選で勢いを取り戻したかに見えた国民民主党ですが
08:0824日には日本外国特派員協会で党の政策をめぐり
08:14女性にとって理解するのは難しいという趣旨の発言をし
08:18批判を浴びています
08:20参院選にはどう影響するのでしょうか
08:23都議選で躍進した賛成党は
08:28参院選でも勢いを維持することはできるのでしょうか
08:33参院選の争点とSNS選挙の動向
08:39そして参院選後の政局の動きを考えます
08:43来週公示を迎える参議院選挙について特集で考えます
08:49テーマは主に3つです
08:50まずは1つ目
08:51時効で過半数取れるという疑問を考えていきます
08:56改めて3年に一度行われる参議院選挙は
09:00来月3日に公示20日に投開票されます
09:04定数は248人で過半数は125議席です
09:09自民と公明を合わせた与党の非改選議席は75議席
09:14野党の非改選議席は48議席です
09:18時効の与党の改選数は66議席ですが
09:22石破総理大臣は自民党と公明党で
09:25非改選議席75議席と合わせて
09:28過半数を勝敗ラインとしています
09:31時効を合わせて50議席を取れば
09:33良い計算となります
09:35ポイントは今回選挙の対象になってないところでも
09:39自民党が75議席も取っているので
09:41非改選のところまで含めると
09:45全体として参院の過半数を取るのは
09:4850取ればいいですよということですね
09:52現状は時効で52プラス14ですから
09:5666持っているんだけども
09:58それを減らしても50取れば
10:02全体として過半数が取れる
10:04これを石破さんは一つの目標と
10:06設定したということなんですが
10:08伊藤さんいかがでしょう
10:09大体かなり低いハードルだなというのが
10:15皆さんの印象だろうとは思います
10:17ただこれね
10:21今回後からいろいろ議論出てくると思いますけども
10:25過半数を超えるか超えないか
10:27超えたとしてもですね
10:28逆に言うと3年後
10:30おそらく過半数割りするんですよ
10:34つまり時効で75も持っているわけですね
10:36そうですね
10:373年後の参議院選挙で
10:39この数を今のような状況が
10:41もし続くとすれば
10:43時効で75を取るなんてことは
10:46まず不可能に近いわけですから
10:48逆に言うと
10:49時効が3年後も過半数を維持するためには
10:5250議席からかなり上積みしておかないといけない
10:56なるほど
10:57ということになるんでしょうね
10:58米重さんはいかがでしょうか
11:00そうですね
11:01まさに今伊藤さんおっしゃったように
11:03本来はもっと高い目標を設定すべきだと思うんですね
11:06つまりその改選非改選
11:09合わせて過半数を取っていくということが
11:13普通の目標設定のやり方だとは思いますけれども
11:15今の参議院選全体の選挙情勢を展望した時に
11:19特に都議選でやはり見えたように
11:21なかなかこの自民党が議席を取れない
11:23投票を得られることができないということに加えて
11:27野党の側でも比較的以前の選挙よりは
11:30一本化が進んでいるとか
11:32あるいは三政党のような新しい
11:34もともと自民党支持層を謳ったような人たちが
11:37支持をしている政党が出てきていると
11:39こういったさまざまな変数によって
11:42若干この非常に守りの本当の本当の勝敗ラインというのを
11:46設定せざるを得ないというところに
11:47石破さんの苦しさ厳しさを感じますね
11:50それはもう米杉さんの現状分析の中でいうと
11:54この回線での過半数つまり60を超えるような取り方というのは
11:59今のところ難しくなってきているという
12:01そうですね結構低いと思います
12:03確率ということでいうと全く間隔値ですけれども
12:0610%ぐらいなんではないかなと思います
12:07それをちょっと占う上でこの都議選ですね
12:13ここをちょっと見てみましょうか
12:14参院選の結果を占うとされている都議会選挙の結果を見ていきます
12:19都民ファーストが31議席を取り第1党を奪い返しました
12:23自民はマイナス9で21議席にとどまりました
12:28公明も4議席減らしました
12:301993年の都議会選以来8回続けて全員当選してきましたが
12:369回目実現しませんでした
12:38立憲は5議席増えて17議席
12:41国民民主も9議席で初めて議席を獲得しました
12:45賛成党も3議席獲得しました
12:48自民党が敗北した理由の一つは
12:52支持者が自民党の候補者に投票しなかったからではないかと言われています
12:58今回の都議選では自民党支持者が自民党の候補者に投票した割合
13:04出物出ますでしょうか
13:05今回の都議選で自民党の支持者が自民党の候補者に投票した割合について
13:13こちらですね
13:1453%でした
13:17支持者が支持政党に入れる場合
13:20議席獲得数のトップは
13:22都民ファーストの会の88.7%
13:25公明党は79%
13:28立憲は54.5%と
13:30いずれも自民党を上回っている状況です
13:34確かに支持政党が自民党の人が半分強しか入れなかったという現実があるということです
13:42伊藤さんいかがでしょうか今回の結果
13:44トータルで見ると僕は今回の結果は勝者なし敗者あり
13:49トミーファーストが5議席増えて都議会第1党になったというのは大きく報道されていますけど
13:56実は前回の都議選と獲得議席は同じなんですね
14:00ですから勝者というのはなかなか見つけにくい
14:05立憲も微増だし国民も2桁行くという風な予想が強かったのが1桁にとどまった
14:11あえて言えば賛成党の3というのはちょっと注目点かもしれませんけれども
14:16一方で明確に負けだったのが自民党公明なんですね
14:19自民党の場合これ過去最低が23でしたから
14:24それを上回る負けになっています
14:28公明党は過去8回連続全員当選だったのが今回途切れた
14:33公明党は1つでも落とせば大ショックだって言ってましたから
14:373つ落としたというのは公明党にとってはものすごいショックだと思うんですね
14:43これは私自分で選挙なんかやってた時の1つのやり方が
14:47傾向値というのをものすごく大事にしていました
14:50伸びてるか下がってるか
14:52その意味で言うと前回の去年の総選挙それからこの都議選
14:57その後に参議院選挙があるわけですが
15:01明らかに自民公明は傾向値で言うと下落傾向にあるんですね
15:05これを回復するというのはなかなか難しいだろうな
15:09そんな印象ですかね
15:11米主英さんいかがですか
15:13そうですね今のまさに都議選のこの結果の議席で
15:16自民公明が13ぐらい減らして国民賛成が12ぐらい増やしたと
15:21これ偶然じゃないんですよね
15:24議席の入りくりでたまたま数字が一致しているように見えるんですけれども
15:27やはり国民民主党とか賛成党の支持層というのは
15:30安倍政権のもとにおいては自民党を支持していたような人たちというのが
15:34結構多数を占めるということが実は世論調査などでは分かっています
15:39つまり何が言いたいかというと前回の2022年の参院選や
15:43その前の2019年の参院選とこれらと比べると
15:46当時自民党の支持層だった人たちが今離れていっている
15:50特に年齢層で言うとやはり10代から50代ぐらいまでの
15:55比較的若いいわゆる現役世代と言われるような人たちの支持が
15:58失われているということがやはり大きなポイントです
16:02その受け皿が国民賛成に行っているんじゃないかという
16:05そういうことですね
16:06賛成党も非常に参議席ということですけれども
16:094人しか立てていないで参議席ですから
16:11これはかなり強いというふうに見なければならないと思います
16:14今回その都民ファーストがこれだけ取ったわけなんですが
16:17それが今度参院選になるとその票というのがどこに行くかというのは
16:21ここから何か占えますか
16:23そうですね
16:23今回自民党支持層が自民党に投票していないということと
16:27無党派層の多くが都民ファーストに行ったということによって
16:30都民ファーストのあの得票になっています
16:32ですから多くは非自民の投票先に分散するというふうに
16:37理解いただくのがいいと思います
16:39とりわけ国民民主党や賛成党あるいは野党大党である立憲民主党
16:43このあたりは東京で言えばその都民ファーストの票の受け皿になると思いますが
16:47それを小池さんが自民公明の候補者を支持するというか
16:52支援するということを示唆していますので
16:54どこまで自民党はそれを止められるかということが
16:57東京によっては非常に重要なゲームプランになるのかなと思います
17:00長浜さんはこの結果とかどういうふうに見ていらっしゃいます
17:04そうですねやっぱり参院選定全国になるわけですけども
17:09それで言うと私実は今週地方に3カ所公園に行ってきまして
17:14そこであくまで訂正的なヒアリングの話なんですけども
17:19もともと事故って米価格の対応で若干支持率を上げて
17:25結構追い風になったのかなと思ったら
17:27都議選でもこんな感じなんですけど
17:28地方で聞くとメディアなんかで騒いでいるほど
17:32実は地方は米価格の高騰には給油していなくて
17:36いろんな調達先があるので
17:38もう親戚からもらうとか
17:40さらに言うとやっぱり今後米を含めて
17:44関税交渉とかで農産品の輸入が増えるんじゃないかみたいなことで
17:48実はその米価格対応が多分東京以上に
17:51ポジティブに働いていなそうな感じなんで
17:54それだけで考えると結構厳しそうだなという印象を受けましたけどね
17:59都議選ですらあまり小泉選風が吹かないような結果になったのに
18:04今回参院選になると全国になると余計に吹かないんじゃないか
18:09そうですそういう印象を私は受けました
18:11それから都議選については
18:14SNSの影響をこれ米重さん分析していただいてるんですよね
18:18ちょっとこれ一つ説明していただけますか
18:21はい今ですね非常に様々な情報源
18:25特に昔のような新聞やテレビだけではなくて
18:28いわゆるYouTubeやXなど
18:29様々なSNSや動画プラットフォームを通じた情報収集というのが
18:34消費者は非常に分散をしているわけですね
18:36その中でいうと例えば従来からの長い歴史を持つ
18:41あるいは支持層が比較的高齢な政党である
18:43自民党ですとか公明党とか立憲民主党とか
18:46こういったような支持層はやはりテレビとか
18:49いわゆるオールドメディアとかマスメディアと言われるような
18:52メディアに情報収集の中心があるんですけれども
18:55一方で例えば直近伸びている国民民主党とか賛成党とかですね
19:00あるいは令和新選組とか
19:01やっぱりこういった政党支持層においては
19:04YouTubeを参考にして
19:06政治や社会の情報源としてしっかり参考にしているという人の割合が
19:10すごく高いんですね
19:11これは直近の年代ごとの政党の支持動向にも大きく影響していまして
19:16特にSNS選挙とかネット世論の盛り上がりということが
19:21進めば進むほど
19:22このメディアごとの情報源の違いによるですね
19:26政党の支持動向に影響してくると
19:28そんなデータです
19:30伊藤さんいかがですかこのグラフは
19:33支持政党を持っている人たちの年齢層がこれで明確に分かるということかもしれませんね
19:42一つはね
19:42それといわゆる大手メディアでの露出が少ない政党ほど
19:49やっぱりYouTubeが伸びている
19:51逆に言うと支持者たちはいわゆるオールドメディアを見ない
19:57あるいはオールドメディアで報道されない分をYouTubeで補っているという感じがするんですが
20:04ただこれまでの例えば石丸現象であるとかですね
20:10兵庫県知事選の問題であるとか
20:13そういうのを考えてくると
20:15このYouTubeによるその支持の拡大というのは
20:20どうも一過性のような気がするんですね
20:23わーっとこう盛り上がるけれども続かないみたいな
20:26それが持続するのかしないのかというのが
20:29参議院選挙の動向にもかなり大きな影響を与えるのではないのかなという気がしますよね
20:35本当そうするとその選挙投開票の直前までわからないところがありますよね
20:40私自身が選挙を戦った経験
20:43選挙を戦ったというか指揮をした経験でいうと
20:46本当に確証が持てる
20:49ここまで行ったあるいはここまでしか行かなかったというのが
20:52明確に分かるのが投票日の3日前なんですよ
20:54そうですか
20:55自分の経験でいうとね
20:57まして今回の場合やっぱりSNSの影響というのが
21:01ものすごく大きく出てくる可能性があるので
21:04これは我々オールド政治正解生息人間からするとですね
21:11なかなか予測できないということは言えると思いますね
21:16長浜さんいかがですか
21:17いやこれは選挙に限らないと思うんですけども
21:20最近はねテレビとかでもですね
21:23オンデマンドとかでいつも見れるようになってますけど
21:26でもやっぱりYouTubeの方が能動的に情報を探しに行けるというか
21:32リコメンド機能もありますし
21:33そういうことを考えるとやっぱり一過性になるのかもしれませんけど
21:37その時の瞬間風速的には
21:40やっぱり私はYouTubeの影響というのは相当大きくなっているという印象を受けますね
21:44それを踏まえて改めてこの情勢の方に戻りたいんですけども
21:49直近の世論調査の結果を一つ紹介しましょうか
21:52共同通信が調査した石場内閣の支持率
21:55長浜さんのご指摘もありましたが
21:57米問題で小泉農水大臣が登場して以降
22:00わずかに回復傾向でした
22:02こちらですね
22:04しかし直近では再び支持しないが
22:075割を超える結果となっています
22:10支持する政党は支持が多い順に
22:13自民国民立憲令和維新公明などとなっています
22:18内閣支持率は下がったんだけれども
22:20自民党支持率は少し上がったりとかもしているわけですね
22:25令和がかなり上がっているというところですかね
22:30ここはこれ米重さんどう見たらいいでしょう
22:33そうですね
22:34やはり石場さんというか石場内閣はあまり支持しないけれども
22:38自民党はやはり小泉さんだとかの効果とかもあって
22:41政党支持率に関してはこの前よりは若干上昇しているというか
22:46上がっているというところがポイントかなと思います
22:49ただ一方でやはりこの都議選もそうですし
22:52参院選もそうですけれども
22:53やはりその選挙の顔というのはあくまで総理大臣ですから
22:56やはりその総理総裁であるところの石場さんに対する評価
23:00これが基本的には投票行動に大きな影響を及ぼすと思います
23:03その時にやはり石場政権の特徴というのは
23:06かつての安倍政権とかと違って
23:08かなり支持層が高齢化しているということなんですよね
23:12これ高齢化しているというのは
23:13高齢者の方が熱々に支持するようになったわけではなくて
23:16若い人たちが逃げているということです
23:18その背景にやはり物価が高いとかですね
23:21生活が厳しいとか手取りが増えないとか
23:24こういったような有権者の声があるということが
23:27国民民主党が支持率が高止まりしているとか
23:30あるいは賛成党が伸びてきたとか
23:32そういった選挙結果につながっているというふうに
23:35捉えるべきだと思います
23:36そしてこの選挙区ごとに見ていくと
23:39やはり一人区ですね
23:41一人しか県の中
23:44基本的にはその選挙区の中で選ばれないという
23:47一人区のところがポイントになるんじゃないかと
23:50言われているわけですよね
23:51再選で今話にもありましたが
23:54この赤く塗られている場所が
23:56統制者が一人の一人区となります
23:59全国に32あります
24:01一人区の野党候補をまとめて自民党と戦えば
24:05野党の当選の可能性も高まりますが
24:07日本経済新聞が20日まとめたところ
24:10奈良は立憲、維新、国民、共産
24:144人の野党候補が立候補を表明
24:173人が立候補を表明している選挙区も
24:19福井、滋賀の2件あります
24:21そして野党候補が複数人
24:23立候補予定の選挙区は
24:2518選挙区に上ります
24:27一本化思うように進んでいないように見えます
24:31伊藤さんここはどうなんでしょうね
24:34この一本化については
24:35これから多少進む部分はあるとは思います
24:41すでに立憲と維新の間では
24:442つの選挙区調整が済んでいますから
24:48加えて言うと共産党と立憲との調整が
24:52これから進む可能性が高い
24:53残りについてはまだ極めて不透明ですが
24:58僕の肌感覚で言うと立憲と国民が調整する可能性は
25:02極めて低いと思っているんですね
25:03ただこれまでよりは国民の勢いが低下していますから
25:10一人区で立憲民主党を邪魔する度合いは低くなっていると
25:16従来であればそれこそ立憲と国民が競うような状況になってくると
25:21当然漁夫の利用の自民党なんですが
25:23そうとも言い切れなくなってきているなと
25:26国民の支持率って高止まりはしてますけど
25:30やっぱり勢いはもうなくなってきているので
25:33前回のような総選挙ですけど
25:38いきなり600何十万票も取るという状況が
25:42実はついこの間までは国民が今回の比例で
25:471000万票近づくんじゃないかという見方もあったぐらいなんですが
25:51それはもうかなり後退しています
25:55もう一つ言うともちろんポイントは一人区なんですが
26:00私はむしろ比例にかなり注目をしていて
26:04自民党って大体これまで参議院選挙
26:08総選挙もそうなんですが
26:09参議院選挙では1800万票から1900万票取ってきていたんですが
26:14昨年の総選挙で自民党は500万票を減らして
26:211460万票ぐらいしか取れていないんですね
26:23これが今の流れの傾向でいうともっと落ちる可能性がある
26:28そうすると100万票1議席と言われていますから
26:31比例でもしかしたら自民党は10議席ちょっと超えるぐらいまで
26:37落ち込んでしまう可能性があるので
26:39それが全体にかなり影響を与えるのではないのかなという気はしていますね
26:43ちょっと比例の話も出たんで
26:44その一人区だとか比例区だとか
26:46ちょっと整理しましょうかね
26:48はい参議院議員選挙は2つの選挙方式で選ばれます
26:52全国に45ある選挙区と政党と候補者の合計得票数に応じて
26:58議席を分配する比例代表です
27:00有権者は選挙区には候補者名を
27:03比例代表には政党名か候補者名を書いて投票します
27:07定数は比例代表が50議席選挙区が74議席です
27:12立候補予定者は25日時点で467人となっています
27:17今の投票の仕方でまず比例のところが決まって
27:21ここの選挙区というのが74とありますが
27:25ここが複数人の候補者が当選できる複数区と
27:30それから1人しか当選できない
27:321人区と呼ばれるところがあるという話なんですが
27:36米重さん1人区も比例も注目しているというのが
27:39今伊藤さんの話でしたが米重さんいかがですか
27:42そうですね同じですね
27:43やはり中選挙区制の複数人区においては
27:46これは大体各党のある意味指定席というか
27:48大体ここは各党が何議席ずつ取るというのが
27:52かなり見えやすいので
27:53あまり波乱要因は多くないんですね
27:55一方で1人区に関しては
27:57これ全国に32あるわけですけれども
27:59各選挙区で1人しか当選しないわけですから
28:01与党が勝つか野党が勝つか
28:03ものすごい大きな結果にインパクトがあるんですね
28:05そういうことで見たときに
28:071人区のこの今の擁立状況
28:09確かに右側の票をパッと見たときに
28:11なんとなく結構バラバラに見えるとは思うんですけれども
28:15本質的に考えるとですね
28:16結局共産党というのはもともと
28:18本来野党共闘とかという概念が生まれる前は
28:21あまりこういう選挙協力に付き合う制度ではなかったと
28:24一方で賛成党は全部立てているというところもあるんですけれど
28:28それを除くと大体結構まとまっているというのが
28:31前回の参院選からの適切な評価かなと思います
28:34賛成党というのは1人区に立った場合に
28:38それはどちらかというと自民党が不利になる
28:40自民党の票を取るような存在になるんですか
28:43そうですね
28:43自民党支持層だった人たちが支持しているというのが
28:47賛成党の特徴なので
28:48前回からの比較でいうとやはり自民党を圧迫する可能性が高いですね
28:52ですからそういった意味ではやはりこの自民党が
28:55単純にこの野党に対して事故を一本化しているので
29:00これはあまりこうなというか不利にならないんじゃないかという見方自体は
29:04賛成党という変数をちょっと過小評価している可能性があるのかなと思います
29:08はい
29:09CMの後は各党の物価高対策を考えます
29:14ここまで現在の情勢を見ていきましたが
29:23ここからはテーマの2つ目を見ます
29:25給付化消費税減税化です
29:28日経テレ東の世論調査で優先的に処理してほしい政策課題を聞いたところ
29:34物価対策年金経済成長子育て教育少子化対策
29:40医療介護雇用賃金の順になっています
29:44やはり物価高対策が最も有権者が望んでいる政策課題だという結果になりました
29:50それについて自民と公明の与党は2万円以上の給付を打ち出しました
29:57野党は現金給付に言及している党もありますが
30:01基本的には消費税の減税または廃止を打ち出している状況です
30:06米重さんやはり今回は物価高対策
30:10特に給付化減税化というところが一つの争点になりそうですか
30:14そうですね間違いなく今回最大の争点は物価高対策です
30:18というのも物価高対策というのは
30:20特に昨年の総選挙の時もそうだったんですけれども
30:23世論調査で見ると前年代の最大の関心事になっているんです
30:27普通こういうテーマってあまり多くなくて
30:30例えば景気雇用賃金みたいなテーマだったら
30:32これは比較的若い世代が
30:34一方で医療や年金福祉みたいなテーマであれば
30:37高齢層が重視するということで
30:40年代ごと各層ごとに比較的関心事というのは
30:43違うのが普通なんですけれども
30:44今回はあるいは前回の総選挙は
30:47物価高対策というところが
30:49一番大きなこの関心争点になっているということで
30:52それを基準にしてどの政党に投票しようかという
30:56投票行動する有権者がすごく多くなるのは間違いないと思います
30:59伊藤さんは争点についてはどういうふうに見ていらっしゃいますか
31:02私は結構有権者ってまだ冷めている部分があるような気がして
31:08最近
31:09物価高対策が大事だというのは
31:12それは当然皆さん思っていることだとは思いますけれども
31:16じゃあ具体的に減税なのか
31:19あるいは給付なのかというのを問いかけられた場合は
31:23私はどっちも選挙対策でしょというふうに見る人が多いんじゃないかなという気がするんですよね
31:28言ってみれば今の物価高に苦しんでいる皆さんにとって
31:37どっちにするにしろかなりスパンが先のことになります
31:42時間がかかることになりますよね
31:43その手前で何かできないのって思っている方がたくさんいるのではないのかなという気がします
31:50それからやっぱり選挙前になると政党というのは必ず減税言い出すんですよね
31:57有権者がそれに反応するというケースも多いんですけれども
32:01最近の傾向を見ているとどっちもどっちと思っている方の方が多いような
32:07僕は勝手な思い込みですけど
32:08そういう気はしないではないですね
32:11ただ自民党が1回引っ込めた給付を出してきたということに対する
32:16抵抗感反発みたいなものはかなり強いのではないのかなという気がしますけどね
32:21そして長浜さんからはその給付減税の効果についてですね
32:27試算したものを提供していただいているんですけど
32:30これは長浜さんどう見ればいいですか
32:32これは名目GDP比1%相当額の減税及び給付なんですね
32:38それで消費税減税と給付金なんですけど
32:42端的に言うと同じ金額1%6兆円なんですけど
32:45減税してもGDPの押し上げ効果は1年目で給付金の2倍以上
32:50押し上げ効果が高い減税の方がですね
32:53やっぱり使わなきゃ恩恵を受けられないので
32:54一方でやっぱり経済が良くなるので
32:57要は減税で財源が失われたとしてもですね
33:00景気が良くなって税収が戻ってくることもあるので
33:03財政赤字の悪化度合いで言うとですね
33:06同じ金額使っても給付金よりも減税の方が3分の2ぐらいで悪化がとどめられると
33:11そういう結果に内閣府のモデルではなります
33:14これつまりその試算としては約6兆円の財源を
33:18この減税に使ったか給付金で使ったかという形で
33:22前提として試算してみると
33:24経済効果はやはり減税の方が使って初めて出てくるものだから
33:30消費喚起効果があると
33:33それから財政に与えるインパクトという意味でいくと
33:36結局それだけ歳入を増やすので
33:39その分だけ減税の方が悪化させないよということですね
33:44右側ちょっと見てもらっていいですか
33:47この右側というのは
33:48これは財源はやはり国民民主なんかが言っている
33:53一律5%引き下げというのはかなり大きい財源になるという
33:57ちょっとこれは現実的じゃない気がするんですけど
33:59ただ逆に食料品を0%だと
34:02これ5兆円かかるんですけども
34:04さっきのモデルの計算によると
34:06結果的な財政赤字なんかは
34:073兆円台にとどめられる可能性もあるということですよね
34:10先ほど伊藤さんから結局その効果として
34:13かなり後になってくるんじゃないかという話もありましたけれども
34:17そこはいかがですか
34:18そうですねおっしゃる通り消費減税仮にやるとしたら
34:21多分最短でも来年度になってくると思うので
34:24多分給付と減税のセットになると思うんですけど
34:26ただ私これね多分
34:28世論的には減税指示の方が多いと思うんですけど
34:31じゃあそれによって例えば減税を出していない事項が
34:35大きく足を引っ張られるかというと
34:36私はそうは思ってなくて
34:38というのも要は野党がみんな消費減税出しているので
34:42そこが競合しちゃうので
34:43今日食い合っちゃうのかなと
34:45逆にやっぱり減税反対の層も一定数いますから
34:48そこを結構事項が取るような気もするので
34:52意外に私はこの物価化対策は中央化されているけれども
34:55なんか勝敗を大きく左右しないような気がします
34:58そこは与野志恵さんいかがですか
35:00非常に促物的な話ですけども
35:04減税を謳った方が投票行動については効くのか
35:09給付なのかあるいは両方とも全く効かないという
35:12どうなんですか
35:13世論の支持という観点で言うと
35:15減税の方に分があるのは間違いないですね
35:17それが選挙にどれくらい影響するかというのは
35:20選挙制度とセットで考えることだと思います
35:22一人区においてはやっぱり各党
35:25基本的にあまり当選する可能性がないわけですから
35:27やはり相当支持率が高い野党の中でも
35:31有力な政党がなるべく候補を絞って立てているというのが現状
35:34それに対して複数人区に関しては
35:37みんなで寄って戦って立てているわけですから
35:38これは支持の奪い合いというのが発生するだろう
35:41トータルに考えるとやはり減税ということにおいて
35:44野党勢力がある意味共通見解になっているということは
35:48野党が伸ばして減税が一定支持を得るという
35:50今トレンドにあるのは間違いないと思います
35:52そうおっしゃっているのは
35:53特に一人区のところはやはり減税か給付かという
35:56対抗軸ができる意味では
35:58影響があるんじゃないか
36:00影響を及ぼすと思いますね
36:01選挙情勢に対して
36:03それから日経新聞がちょっと興味深い調査をやってまして
36:07今回の立候補者に向けた調査ですね
36:11これね
36:11はい
36:12与党は消費税減成を行わない考えですが
36:15日本経済新聞が参院選の候補者にアンケートを行ったところ
36:19このズレが生じていることが分かりました
36:22自民党候補者の消費税率を維持すべきという人は
36:2640%にとどまり
36:28食料品などの軽減税率8%は
36:31引き下げるべきは32%
36:33引き下げ廃止すべきは11%で
36:36減税廃止は43%に上りました
36:40公明党の候補者は
36:42食料品などの軽減税率8%は
36:44引き下げるべきが7割で
36:46維持すべきはいませんでした
36:48つまりこれは党としては減税はしないと言っているんだけれども
36:54実際はこれ事故をともにですね
36:57候補者自身は減税すべきと言っている人が
37:02自民党で言うと約4割ぐらいいて
37:04公明党はもうこの
37:06もともとが食品の軽減税率下げるべきだという
37:10党の方針もありましたから
37:12本音としてはそこが出てきているということ
37:14ちなみにこれは無記名で特命ではなくてですね
37:18記名式で名前が後で公開されるという前提で
37:22聞いている世論調査ではあります
37:25それからもう一つ財源のところですね
37:27社会保障費が拡大する中
37:29増税や社会保険料の引き上げを検討するのか
37:33それとも給付の削減か
37:34また赤字国債の発行が増えることも
37:37やむを得ないのかなど
37:38財政規律について尋ねたところ
37:40多くの政党候補者がどちらとも言えないと
37:43判断を避けている様子です
37:46自民党の候補者の68%が
37:48どちらでもないと回答しています
37:51多くの党がどちらでもないが一番多いんですが
37:55よくよく見ると
37:57これ赤字国債の発行が増えることは
38:02やむを得ないと答えているのは
38:04黄色のところ
38:06自民公明の方が立憲より多いという
38:09そういう現象にもなっているということではあります
38:12伊藤さんこうした結果どう見ますか
38:15赤字国債をずっと増発してきたのは自民党ですから
38:21それを否定するわけにはいかないというのが一つと
38:26それからそれと関連してちょっと
38:29言っておきたいなと思っているのは
38:33今回の給付に関してもですね
38:35自民党は税収の上振れ分という言い方をするんですね
38:39それで補填するというような言い方をしていますけど
38:41これ私は差述に近いんだろうなと
38:45いつも思っていて
38:46上振れ分というのは本来
38:49財務省の予測が間違えただけの話であって
38:53別にその予想外の税収が増えたわけでも何でもなくて
38:56もしその予想より上回った分があるのであれば
39:01本来であればやっぱり財政再建の観点から言って
39:05国債の召喚に充てるとかですね
39:07あるいはもっと他の政策
39:09もっと最優先の政策
39:10教育であるとか
39:12子育てであるとか
39:14社会保障であるとか
39:15そっちに当てるべきであって
39:18上振れ分を国民に還元するという言い方が
39:22非常に僕は
39:23査術的な発言に聞こえて仕方がないんで
39:26その意味で言うと
39:29この赤字国債の発行が増えてもいいと
39:33自民党が思っているというのは
39:34確かに上振れ分は配っちゃえという発想と
39:39どこかで共通しているのかなという気がするんですけどね
39:42長山さんいかがですか
39:43多分2つ考え方があって
39:461つは毎年限定の給付金と言っておきながら
39:505年連続でやっているわけですよね
39:52ということから考えると
39:54そういった後ろめたさで考える人もいると思いますし
39:57あとは別に国債が発行して
40:00政府債務が増えても
40:03名目GDPの拡大の範囲内であれば
40:05むしろ政府債務残高GDPが下がるわけですから
40:08財政は改善するわけですから
40:10そういう国債標準的な考え方で言えば
40:13その範囲内であれば
40:14赤字国債の発行が増えても問題ないと
40:17そういうふうに考えている方もいらっしゃると思います
40:19よろしいですか
40:20いずれせよ党はこういう方針なんだけども
40:24自分はこうなんですよって戦おうとしているというところではありますよね
40:27そうですね
40:27結局選挙って政党を名乗りながらも
40:30人で選ぶという部分もありますから
40:32私は減税派なんですよみたいな顔をして
40:35戦いたくなる与党の候補者がいるという
40:37その新商風景みたいなのは
40:39お察しするところはあるんですけれども
40:41一方で考えるとやはり非常に分かりにくいのは
40:44やはり政党の政策と候補者が一致をしていないということですよね
40:48加えて言うとやはり減税とか給付かというところもありますけど
40:53この財政規律の部分に関しては
40:56今の世論調査で見ると
40:57比較的先を見通して長い目で考えようという観点で
41:02その財政規律を重視しようと言っている人は
41:04比較的年収帯でも少し高め
41:06生活水準の実感も高めの方がそうおっしゃっているんですけれど
41:10そうでないそれ以下の皆さんというのは
41:12基本的にはやはりかなり
41:14この財政よりは経済何とかしてくれ
41:16あるいは物価を下げてくれと
41:18やはりこういったその新商風景がすごく濃く移る
41:21これが私がやっぱり最近世論調査を見ていて
41:24すごく実感するところなんですね
41:26ですから今の物価高ということに対しての
41:29世論の意識というのはそれだけ強いと
41:32世界見渡しても物価が高いと失業率が高い
41:35政権与党にとって基本的にはかなりの逆風になりますし
41:39それで政権ひっくり返っているところたくさんありますから
41:41日本においてもそのような停留があるということは
41:44やはり非常に重要なポイントじゃないかなと思います
41:47CMの後は参院選後政権の枠組みがどうなるのか考えます
41:53ここからは3つ目のテーマに参ります
41:573つ目はこちらです
41:58選挙後の政権運営についてです
42:01時効の獲得議席数によって
42:05その後のシナリオが変わることが予想されています
42:08シナリオ1過半数に届かなかった場合
42:11衆参両院で野党が多数を占める状態となり
42:14野党の政策が通りやすくなります
42:16シナリオ2過半数を維持した場合ですが
42:20石破総理がひとまず続投する形となります
42:23ただ衆議院で少数なのは変わりがなく
42:26安定運営のため連立政権の枠組み拡大を目指すことになるかもしれません
42:31次の衆院選に向けた新しい顔選びも始まるかもしれません
42:36シナリオ1シナリオ2で仮に石破卸が実現した場合でも
42:41衆院で総理指名選挙があります
42:44野党がまとまれば政権交代につながります
42:47そしてシナリオ3は改選議席数で事項が過半数を取れた場合です
42:52石破総理の求信力が回復
42:55早期解散総選挙の声が出てくる可能性もあります
42:58伊藤さんまずこの決壊感で石破卸の圧力がどの程度出てくるのか出ないのかってそこなんですけど
43:07過半数があれば当然出てくるとは思いますね
43:11ただ今も説明にあったように首相指名選挙になった時に
43:16時効で衆参ともに過半数を割っているという状況になれば
43:22これは政権交代という話が当然浮上してくるので
43:24もし石破さんの首をすげ替えたとしても
43:29新たに自民党の総裁に就任した人は必ずしも総理になれるとは限らない
43:33ですから僕は逆に言うとよほど負けたとしても
43:39総理大臣って自分で辞めると言わない限り辞めさせることはできないんですよ
43:43ですからもうしばらくは続投するのではないのかなという気がします
43:48ただ例えば過半数をギリギリ維持したとしても
43:53衆議院の少数与党であるという今の構図に変わりはないわけですから
43:58どちらにしても維持しても維持しなくても
44:01つまりシナリオ3というのはまずあり得ないと思うんですが
44:04シナリオ1、2にしても選挙後連立の拡大に向けての動きが
44:11大きく前に進む可能性が高いだろうなとは思いますね
44:16米重さんはいかがですか
44:17そうですね今伊藤さんおっしゃったように
44:19シナリオ3の可能性というのはかなり低くなっていると思います
44:22これシナリオ1、2、3上から順番に確率を述べるとすると
44:271が40%、2が50%で3は10%いくかいかないか
44:31ぐらいの感覚で見ておくべきかなと思うんですね
44:35今の選挙情勢全体見渡した時に
44:38一人口にしても比例にしても
44:40やはりこの自民党が押されていて
44:42野党が比較的県庁にいくということを規定にして
44:46考えざるを得ないと思いますので
44:48その時には本当に2か1かわからないぐらいの
44:53今の状況だというふうに見た方がいいのかなと思います
44:56そうするとすごくこれは市場さんが続けるのかやめるのか
45:00微妙なところなのかなというそういう印象ですね
45:02もう一つはかなり過半数割れみたいになった時に
45:06どうなっていくのかというところで
45:09ここにいくつかシナリオを用意したんですけれども
45:12いわゆる少数与党のままで継続するパターンもあれば
45:17連列政権を拡大すると
45:18どこかとさらに組むということも考えられるわけなんですが
45:22ここは伊藤さんどう見ます?
45:25週刊誌レベルの話でよく立憲党の大連立なんていう噂が出てきています
45:30僕はこの感想はほとんどないと思っています
45:32立憲だってこれから政権を伺っている状況ですから
45:35それはないと思います
45:36ですから可能性としてあるのは維新か国民民主か
45:41あるいはそれ以外か
45:43それ以外とは何かというと
45:46その維新国民の
45:48むしろはっきり言うと維新の分裂ということもあり得る話で
45:53分裂した一部が合流するとか連立に入るとか
45:57あるいは立憲だって一枚までいられるかどうか分からない
46:01立憲から離脱する人間も出てくるかもしれません
46:04数合わせをしなきゃいけないんですけど
46:07そういういくつかの選択肢の中で
46:11ただ国民民主党との連立というのは
46:15最近私はかなり考えづらいなって
46:17いろんな状況を見ていると思い始めているので
46:21可能性としてみたら
46:22維新あるいは分裂した維新の一部というのが
46:26一番今の段階で可能性が高いかなと思いますね
46:29特集はここまでです
46:32番組でお伝えしきれなかった話題を
46:35さらに深く掘り下げるネットコンセンツ
46:37キャスター藤井優衣の
46:38唯一聞けるここだけの話を
46:40来週火曜日の夕方に配信します
46:42テレ東ビズに会員登録をすると
46:45全編ご覧いただけます
46:46今回のゲストは米重さんです
46:48どうぞよろしくお願いします
46:49テレ東ビズは現在14日間
46:52無料キャンペーンを実施中です
46:53放送で紹介しきれなかった詳しい解説
46:56ぜひこの機会にお試しください
46:58ではCMの後
47:00マーケット情報です
47:01明日の日経日曜サロンは
47:067月20日の参院選に向け
47:09シリーズで日本の課題を考えます
47:11初回は政府の経済財政諮問会議で
47:14民間議員を務める中空真奈さんに
47:16成長戦略を聞きます
47:18ぜひご覧ください
47:19ではマーケット情報です
47:2127日のニューヨーク株式市場
47:24ニューヨークダウは続進しました
47:25終わり値は432ドル高い
47:274万3819ドルでした
47:30ハイテク株の比率の高いナスタックは
47:325日続進し105ポイント上昇
47:342万273でした
47:362024年12月につけた最高値を更新しました
47:40演奏場の終わり値は25000円安の
47:431ドル144円の60銭から70銭でした
47:47シカゴ日経平均先ものは
47:494万545円でした
47:51日経平均の金曜日の終わり値に比べて
47:53395円高くなっています
47:56マーケット関係者に9月末の株価の見通しを聞きました
48:00日清基礎研究所の井出さんは
48:023万9000円と予想
48:04日経平均4万円は
48:074万円強は割高ではないが
48:09上値めどいっぱいの水準
48:11日本企業の業績回復が見込めないと
48:13値幅調整の可能性が高いと予想しています
48:16水保証券の三浦さんは
48:183万7000円と予想
48:20日経平均は3万8000円から
48:224万円を中心のレンジで揉み合い
48:259月はアメリカ株安円高で
48:27下値模索の動きが強まりやすいと予想しています
48:30では来週の予定です
48:34長山さんどこに注目しますか
48:36重要経済指標
48:37日銀単価とアメリカの雇用統計
48:40あとここに入っていないISMの提供指数が出ますから
48:43いずれも日米の金融政策に影響すると思うので
48:46非常にマーケットを反応する可能性があると思います
48:49アメリカの金融政策どうですかね
48:52トランプ氏がまた人事の話までしてます
48:54そうなんです
48:55今季節は9月利下げなんですけど
48:567月利下げも雇用統計次第では可能性が高まるかもしれないですね
49:00トランプ氏がFRBの議長の人事をやった瞬間には
49:04また利下げ観測が強まると思います
49:06強まると思います
49:06選ばれる人が
49:07それこそ7月利下げとおっしゃっている方が
49:10選ばれるとなると可能性が高まりますね
49:12伊藤さん米茂さん長浜さんありがとうございました
49:16ご覧いただきましてありがとうございました
49:42ご視聴ありがとうございました
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