プレイヤーにスキップメインコンテンツにスキップフッターにスキップ
  • 一昨日
NHK 2024年10月13日 放映

自転車だからこそ見える絶景が満載!
京都 知られざる京都を訪ねて(前編)

カテゴリ

📺
テレビ
トランスクリプション
00:00ご視聴ありがとうございました
00:30夏の京都
00:31コトの周りへと足を伸ばせば知られざる魅力があふれています
00:45出会ったのはフードに目指した暮らし
01:00心を一つに文化を継承する人々
01:07逆境でも諦めない強い心に触れました
01:24見たことのない京都を求めて走る400キロの旅
01:38いざ出発です
01:41宇治市から西へ丘を越えていきます
02:111.8キロにわたって竹林が連なっています
02:23亀岡市に入りました
02:49野菜や米作りが盛んで都の食を支えてきた地域です
02:55ポールはこの町で訪ねたい場所がありました
03:25すみませんちょっとあの面白い製品が作るって言われてるけど
03:40はい
03:41砥石というのを採掘してここをやっております
03:46土橋洋蔵さん71歳
03:52天然の石で砥石を作る職人です
03:57土橋洋蔵さん71歳
04:01ポールさんそしたらねこれ触ってみてください
04:03はい
04:05うわすごい
04:06ツルツルでしょ
04:07いやーすごい
04:08赤さんのね肌みたいなのがいておっしゃる方多いんです
04:11これを一回ここおっぺツルベースしてください
04:15うわすごい
04:16一回自分でやってみて
04:19ツルツルでしょ
04:20上岡で採れる石は粒子が細かく、刃先を鋭く研ぐことができます
04:44土橋さんは石の質を見分け、包丁や工具など用途に合った砥石に仕上げています
05:02電動ノコギリで成形します
05:14不純物を含まないよう、良質な部分を見極め、削り落とすのです
05:4010キロの原石から採れたのは、たったの2キロ
05:43最高の良いところを引き出してやって、料理員さんとか大工さんとか日本の研ぎ師さんに喜んでもらえるな、将棋に
06:00だから、大体ここで決まるんですよ
06:04この土屋江戸石あったの、世界に誇る日本の刃物なんです
06:10土橋さんの作る天然砥石は、特に料理人の間で高く評価されてきました
06:177年前から買い付けに来ているマリナさんは、フランス出身
06:39土橋さんの砥石は、世界40カ国以上で使われているのです
06:46人工砥石では出ない色合いとかやっぱり鋼の出方が全然違うので特に片刃包丁研ぐ時には天然砥石で研いで切った感じが違うというのも感じていただいたいので
07:05こちらからありがとうございます
07:08どうぞ
07:09特別に砥石の原料が取れる場所に連れて行ってもらいました
07:35お父さん、到着です
07:39空気がすごい冷たい
07:44電気が入って出てるでしょ
07:46行きます
07:49天然の石を採掘して砥石を作る職人は、今ではほとんどいません
08:05ここなんですわ
08:10ご覧ください、どうぞどうぞ
08:12こんな感じで
08:14ここがね、土石の採掘現場なんです
08:19幅30メートル、高さ15メートルの洞窟は、土橋さんが一人で掘り進めたものです
08:35こんな感じでね、ここまでは全部一人で
08:40一人でね、こんなハンマーを使いながら、ハンマーと矢で掘ったんですよ
08:45で、できることと思えない
08:47そうですね
08:48すごい
08:49はい、30数年かかりましたね、ここまで
08:52この場所
08:52はい、ここずっと掘ってるんですけどね
08:55大きな石の塊を傷つけずに取るため、重機は使いません
09:03ああ、くるくる、くる
09:15落ちる、すごい
09:17落ちますよ、全部
09:19きれいでしょ
09:24はい
09:25これは何キロぐらいかな
09:29これ、70キロぐらいあるかな
09:33これ、こういう感じで持ってもらう、きれいです
09:37アンベリーバブル、すごい
09:40もう、これはどんな刃物にも無くいしですね
09:46ここ一番には、絶対人道より天然道者という職人さんがまだまだたくさんおられるんで
09:53はい、あの、その
09:56そのためにもね、いいのを掘り出して、また残していきたいと思っております
10:02はい
10:054代続く砥石職人の家に生まれた土橋さん
10:09祖父と父に憧れ、同じ道へと進みます
10:17しかし、天然砥石は、次第に安価な人工砥石に需要を奪われていきます
10:24さらに追い打ちをかけるように、材料の石が枯渇し始めました
10:30それでも土橋さんは諦めず、新たな石の鉱脈探しに行きました
10:50職人たちが次々と廃業していく中、10年探し続けて、ついにこの場所を発見したのです
11:1110年探し続けて、ついにこの場所を発見したのです
11:21まあ、そういう鉱脈を見つけなかったら、今、こうして土井修業をやってないと思います
11:26はい
11:27父が本当に、ようやったいって褒めてくれました
11:30めったにね、息子、私のことなんか褒めてくれる父じゃなかったんですけどね
11:34その時ばっかりはね、ようぞ、ようやったら、いって言ってくれましたね
11:38いまだに忘れれません、はい
11:40はい
11:43京都の文化を支え続ける、強い思いに触れました

お勧め