プレイヤーにスキップメインコンテンツにスキップフッターにスキップ
  • 2025/5/26
2014年7月21日 放映
eo光 ニュースK
砥取家紹介番組 砥石にかける情熱 ~掘り続け 磨き続ける 伝統の技~

カテゴリ

📺
テレビ
トランスクリプション
00:00特集関西の匠です
00:08今回は刃物の切れ味を取り戻すための大切な道具
00:13砥石を作る匠をご紹介しましょう
00:16ここは天然砥石が取れる採掘場です
00:25ひんやりとした洞窟の中で
00:28岩をたたく音がこだまします
00:30土橋洋蔵さんは天然砥石作り一筋35年
00:39現在では全国でも数少なく
00:41また亀岡市では唯一の砥石職人として活躍しています
00:46京都府亀岡市の北西部丸大山で採れる天然砥石は
00:51日本各地にわずかしかない産筆子で採れる砥石の中でも
00:55最高品質のものと言われています
00:58包丁、カンナ、また日本刀などの刃物を尖る職人さんで
01:04ここ一番には必ず使うといって評価の高い砥石でございます
01:07日本、世界でも取れなくなっておりますね
01:13これは
01:14砥石は粒子の大きさにより
01:19穴と中と仕上げ土の3つに分けられます
01:22丸大山で採掘される砥石は
01:25粒子が細かくて硬い粘板岩で
01:28仕上げ土として使われるものの中でも最高のものといいます
01:32京都亀岡が最高級の砥石を産出する秘密は
01:37地球の成り立ちと大きく関わっています
01:41土橋さんが採掘する砥石は
01:43今から2億5000万年前に
01:46赤道近くの深海で堆積した鉱物として誕生しました
01:50その後、千年に1ミリという
01:53木の遠くなるような時間で体積を重ね
01:56日本の亀岡にだけ
01:58仕上げ土の粘板岩が地表に現れたと言われています
02:01意外とこの砥石って柔らかいもので
02:08割れやすいんです
02:09一番いい姿で起こしてある
02:11それがテクニックというか
02:13それが重要なポイントですね
02:17砥石は石器時代にまで
02:19遡ることができるほど
02:21人間が使うようになった
02:23最も初期の道具の一つです
02:25そもそもは天然の砥石を利用してきましたが
02:28現在では人工的に作ったものが主流となっています
02:47一番にはどうしても最高の木材だして
02:49いい仕上がりをするために天然砥石が必要だという方が多いですね
02:54採掘された砥石はその中でも最良の部分だけを裁断され
03:00専用の機械で角を丸められます
03:03その後、実際に包丁を使って砥石の表面を仕上げていくと完成となります
03:09天然の砥石の一般的な特徴として
03:13切れ味が格段に良くなり
03:15刃物の寿命が伸びるとされていることが挙げられます
03:18中でも最高品質といわれる丸尾山の砥石は
03:23どれほどの効果があるのでしょうか
03:25この写真は包丁の切れ味によって
03:30切断面が明らかに違ってくることを示しています
03:34天然の砥石で研いだ包丁で切った食材は
03:37細胞がつぶれることなくそのままの形をとどめています
03:42スーパーで例えばマグラの赤身を買ってくる
03:46天然仕上げ道をして仕上げますと
03:49スーパーの味がカップを
03:53お寿司屋さんの味にレベルアップするんです
03:55あらゆる刃物との相性が良く
04:00その研ぎ味と切れ味は折り紙付き
04:03和食が世界遺産に登録されるなど
04:07日本の伝統文化が見直される今
04:10土橋さんはそれらの職人を支える
04:13縁の下の力持ちとして
04:15砥石を作り続けます
04:17心ですね
04:22砥器って日本固有の文化といわれているんです
04:27いろんな大工さん、料理人さん、日本道徳医師さん
04:32いろんな関係の職人さんに使ってもらっているんですけれども
04:35これだけの仕上がりしたことない
04:37最高の門に仕上がりでいて
04:39喜びの声がどんどん聞こえてくる
04:42それがやりがいですね
04:44最高級の砥石は亀岡市でしか採掘できない
04:51まさに自然からの贈り物という言葉がふさわしいですね
04:55また土橋さんは砥石をはじめとする
04:58都議文化の魅力を各地で発信しています
05:01神岡市にある土橋さんの工房では
05:04都議体験を行っており
05:06観光客や外国人にも好評ということです
05:09以上特集でした
05:10それでは今日はこの辺で
05:12ご視聴ありがとうございました

お勧め