吉田類の酒場放浪記 2025年7月14日 藤沢本町「いりふね」

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00:00酒場という聖地へ酒を求め魚を求めさまよう吉田瑠衣の酒場放浪記。

00:20吉田瑠衣です。今日は小田急線藤沢本町に来ているんですが、藤沢と東海道の宿場町なんですね。

00:39結構古い宿場町らしさを残しているということで、かなり期待できるんではないかと思っております。

00:50こっちの方ですね。じゃあ行ってきます。

00:53新宿駅から小田急線で1時間の藤沢本町駅の近くには、旧東海道が通り、藤沢宿があった。

01:07名所の一つだった伊勢山からは江ノ島が望める。

01:14白旗神社と書いてあります。

01:16藤沢宿の名所、白旗神社は鎌倉時代に創建された。

01:25源の義経を祀っていて、歴史ファンに人気だとか。

01:29おー、ありますね。

01:32いやー、義経とこれはもう弁慶ですね。

01:36義経は僕たち子供の頃からね、すごい英雄というか、

01:42特に幼少期の活躍の五条大橋でね、いろいろ活躍ですね。

01:51弁慶を返り討ちにしたんですよね。

01:54あー、こんにちは。

01:56こんにちは、どうも、白旗神社の牧野と申します。

01:59こんにちは、ようこそお越しでございます。

02:02いや、あの、ここ、義経さんを祀ってるっていうことですよね。

02:07そうですね、社名の白旗神社というのも、源氏の白旗から由来となっております。

02:16数々の戦で奇跡的な勝利を収めた義経にあやかり、勝負運の御利益があるんだとか。

02:23お守りもいろいろとありますが、吉田さんは。

02:51なんか力がつくやつっていうのはこれですかね。

02:56そうです、そちらは弁慶校にあやかった力石のお守りということで。

03:00うんうんうん。

03:02健康ですとか病気が治りますようにといったお守りになっております。

03:06いや、もう、僕はもう相当ね、ガタガタと来てますんで、やっぱり健康ですかね。

03:13あれあれ?

03:15吉常ではなく弁慶のお守りですか。

03:17こちらのお守りは、境内にある弁慶が持ち上げたとされる力石に小石を乗せて、御利益を授かるんですって。

03:28これで、ね、ぎっくりこしになるわけにはいかないんで。

03:41入れます。

03:44へー、これで健康になりますよ。

03:47うん。

03:49健康があってこそ、おいしいお酒が飲めるんですから。

03:52酒場を目指し、おしゃれな名前の通りへ。

04:00えーとね、白畑神社からずっと歩いて、あ、そうですね、10分くらい歩いてきたとこかな。

04:06一本道です。

04:08あ、ありましたね、のれんが見えてきました。

04:11いやー、なんか、こののれんね、うまい具合にいい年季が入って、晒されてる感じがいいんですが、上の、ほんとはこっちにテント看板があったんだろうね。

04:28あらら、どうした?

04:30へー。

04:31あっ、お邪魔しまーす、さあ、こんにちは、こっちですか、はい。

04:41駅から歩いて5分。

04:47年季が入りまくった佇まいの入り船は、創業50年。

04:53半世紀変わらない、今となっては貴重な酒場。

05:00マスターは2代目。

05:02初代のおじいさんからお店を受け継いで45年となる。

05:07地元、藤沢出身のママさんがマスターを支えてきた。

05:11あれ、何飲んでらっしゃるんですか、お二人は。

05:14いい、その、いい、それ。

05:16あっ、水あり?

05:17はい。

05:18あっ、じゃあ、僕もそれでそれでそれでしません。

05:21いいですかね。

05:22はい、どうぞ。

05:23あっ、はい、すみません、ありがとうございます。

05:29お邪魔しますんで、ちょっと乾杯を。

05:31はい、お疲れさまです。

05:32お疲れさまです。

05:33お疲れさまです。

05:34お疲れさまです。

05:35あっ、奥もかなりあるんですね。

05:37そうですね。

05:37おー、ほーい。

05:38おー、ほーい。

05:39えー、かんばーい。

05:41かんばーい。

05:42かんばーい。

05:43かんばーい。

05:44奥は座敷だ。

05:46実家のような雰囲気。

05:48お通しはピーマンの肉詰め。

05:55なんか、おいしいんですが、どっか懐かしい感じがしますね。

06:09あー。

06:10あの、テントとか、あれ、年金が入ってますから。

06:15そうね、だいぶ。

06:16年金が入って消えちゃったっていう感じ。

06:18そうですね。

06:19タイプで来れたんだよね。

06:20うん。

06:21あー、ほー。

06:22去年ね。

06:23あ、去年まではちゃんとあったんですか。

06:25一応、ちょっと前まで。

06:27ありました。

06:28あー。

06:29テントの謎が解けたところで、メニューを拝見。

06:36じゃあ、おすすめなんかありますか。

06:38こちらのお客さんが映ってきてくれた。

06:41タチウオの一夜干しが今、あるんで。

06:44それと。

06:45それ、じゃあ、相模湾で。

06:47はい。

06:48そうですね。相模湾か、東京湾か。

06:51ご常連が持ち込んだタチウオを、大将が一夜干しにした。

06:58はい、これ。

07:00これ、うちで干したやつだ。

07:01一夜干しで。

07:02一夜干し。

07:03今日は一夜干しだが、刺身、フライの時もある。

07:12ほんのり薄々。

07:14そうですね。

07:15これが甘みを引き出すんですね。

07:17はい、じゃあこれ、木村さん、自分で釣った。

07:19ありがとうございます。

07:20いただきます。

07:21これ、生のバター焼きにしたやつ。

07:26そう言われると、絶対食べたくなるよね。

07:29はい、いいこと。

07:30あっ、すいません。いただきます。

07:32ありがとうございます。

07:33バター焼きをご商売にあずかる。

07:37うん。

07:38イタリアンっぽい味に変わってますね。

07:41ちょっとイタリアの海を泳いできました。

07:44っていう。

07:45で、お母さん、おすすめは何かありますか。

07:47あとね、手羽先のシェアティ。

07:4935年通うご常連のおすすめは、手羽先の塩焼き。

07:55自家製の柚子胡椒でスパイシーに。

08:02はい、じゃあこれ、手羽先にした。

08:04うわー。

08:05柚子胡椒、うちが作ってるやつなんですよ。

08:07あっ、そうなんですね。

08:09へー。

08:10はい、どうぞ。

08:11はい。

08:12ハイボールを合わせる。

08:14こわっ。

08:15これ、懐かしいトリス。

08:18昭和33年に誕生した、アンクルトリス。

08:22自家製柚子胡椒はどうか。

08:29うん。

08:30肉の旨味は当然なんですが、それにこの柚子胡椒はいいですね。

08:44私はトンガイションを育てて。

08:47ああ、そうなんですか。

08:49うち、加工するだけで。

08:50そう。

08:51うん。

08:53ここで、濁り酒をお隣のご常連とともにいただく。

09:03青森県、おいら瀬の酒蔵、桃川が作る、度数20度の濁り酒。

09:09濁りましょう。

09:10濁りましょう。

09:11はーい、濁りましょう。

09:13はーい。

09:14これはもうきっちりといい辛口です。

09:24見ても分かるように、もうそのままミルクのようになってます。

09:28マスターさ、昔ボウリングやったんだよね。

09:31前、ボール持ってたんだよね。

09:32はい、漬物餌使う。

09:34あの実業団で神奈川県のあれで上に行って全国大会に行ったことあります。

09:47これが漬物餌使ってます。

09:49おー、なるほど。

09:51すごい。

09:52いやいやいやいや。

09:53すごいじゃん。

09:54えー、それ何ポンド?

09:55これ16です。

09:56あ、16、じゃあ。

09:5916ポンドの玉は、ラッキョウをつけるのにちょうどいい重さなんだそう。

10:06あ、はい。

10:07いやー、これはいい香り。

10:09うわー。

10:10これがボウリング玉で漬けた、ラッキョウの塩漬けね。

10:17うわー。

10:20でもパンチがありますんで、ボウリングのボールで頭殴られたような。

10:27あのー、なんか、カレーパンだっけ?

10:32はい。

10:33でもそれがあるっていうのは、もうちょっと不思議なんですよね。

10:36そうですね。

10:37作りすぎたカレーをカレーパンにしたことからメニューになったとか、揚げたて熱々をいただける。

10:46はい、どうぞ。

10:50えっ、これはカレーパン?

10:52熱いんで気をつけてください。

10:55うわー。

10:56お酒のつまみになるよう、三角のミニサイズがうれしい。

11:01うわ、辛くはないけど、インパクトは強いです。

11:12もう、喉にわーっと香りと、その刺激と広がります。

11:16合わせば、合わせば。

11:18濁り酒に合う?

11:19うん。

11:20うわー、合います。

11:22そうですね。

11:23これはあの、昭和っていうのをつけてもいいんでしょうかね。

11:29昭和カレーパン。

12:01いやー、いいよね。素晴らしいですね。

12:11あのー、やっぱり常連さんのお話もそうだったしな。

12:20普通のことが、普通のというか、日常的な楽しみが、お酒が入れば、こんなにいい酒場ないじゃないかという。

12:35ええじゃあ入船僕はこれから出船ですじゃあ行ってきます味わいは破れテントの西日かなオールウェイズ本町4丁目の夕日なんてね

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