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江戸時代、人々はどんなふうに夏をしのいでいたのか。自然とともに涼しく暮らす知恵と工夫をお届けします
たおやかインターネット放送HP:http://taoyaka.at-ninja.jp/
How did people survive the summer in the Edo period? We bring you the wisdom and ingenuity of living coolly with nature.
taoyaka Internet Broadcasting HP: http: //taoyaka.at-ninja.jp/
トランスクリプション
00:00おやかインターネット放送
00:30厳しさを増す夏、気候変動の影響もあり、猛暑日が続くのも当たり前のようになってきました。
00:40エアコンをつけて冷蔵庫から冷たい飲み物を取り出す、現代の暮らしはとても便利です。
00:49でも、ちょっとだけ立ち止まって考えてみませんか?
00:54電気のない時代、人々はどんな風に夏をしのいでいたのか。
01:02今回の風の散歩道では、江戸の人々の知恵と工夫から、自然とともに涼しく暮らすヒントをお届けします。
01:12まずご紹介するのは、すだれとよしず。
01:20細く割った竹やよしを糸で編み、窓辺や軒先に吊るしたり、立てかけたりして、直射日光をさえぎります。
01:30室内の気温が上がるのを防ぎ、風はそのまま通してくれる。
01:39まさに、自然のブラインド。
01:44江戸の人々は、風の道を読む感覚を大切にしていました。
01:49パシャッと音を立てて水をまく、内水は江戸の夏の風物詩。
02:00路地にまかれた水は、日差しで蒸発するときに、周囲の熱を奪い、体感温度を下げてくれます。
02:10科学的な理屈を知らずとも、彼らは経験で涼しさを手にしていました。
02:19内水には、ほこりを抑える効果や、お清めの意味合いもあったといいます。
02:29江戸の人々は、目や耳で涼を感じる工夫もしていました。
02:38軒先に吊るされた風鈴の音、チリン、チリンと涼しげな音が、夏の始まりを知らせました。
02:49そして、金魚。
02:52水の中を泳ぐ姿を見るだけで、ひんやりとした気分に。
02:58小さな金魚玉に入れて、風通しの良い縁側に吊るす。
03:04それは、暮らしの中のささやかな贅沢でした。
03:10涼しさは、味覚にも宿ります。
03:19江戸の夏、スイカは、井戸水やたらいで冷やして食べていました。
03:24ひゃっこいひゃっこい、ひゃっこいと呼びかけながら歩く、冷水売りの姿も風物詩。
03:35冷たい湧き水に、白玉や砂糖を入れた冷水は、当時の夏のおやつ。
03:41麦湯、美和用糖、そして甘酒。
03:50実は、甘酒は、夏バテ防止の栄養ドリンクとして人気だったのです。
03:55では、そんな江戸の知恵を、私たちはどう現代に生かせるでしょうか。
04:06例えば、風鈴の音を録音して、スマホで再生する。
04:13すだれやよしずで、エアコンの効率をアップさせる。
04:19甘酒を、炭酸で割って、すっきり夏ドリンクに。
04:25打ち水を、朝夕のルーティーンにすれば、ヒートアイランド対策にも、
04:34小さな工夫が、心も体も優しくすずませてくれます。
04:44涼を感じるのは、温度だけじゃありません。
04:48風の通り道、揺れるすだれ、水の音、
04:55風鈴の音、
04:58江戸の人々は、自然のリズムに寄り添って、夏を暮らしていました。
05:06現代の私たちも、そんな感性を取り戻してみませんか。
05:13電気に頼りすぎない量の工夫は、
05:16私たちの心と地球にも、優しい時間を運んできてくれるはずです。
05:25風の散歩道、
05:26次回も、涼やかな物語をお届けします。
05:31ご視聴ありがとうございました。
05:39ご視聴ありがとうございました。
05:46チャンネル登録をお願いいたします。
05:48ご視聴ありがとうございました

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