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00:00.
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00:16.
00:17.
00:22.
00:27いやー、6万7000人の人が埋め尽くしたこのスタジアムですよ。
00:48選手の皆さんからはこの景色どう見えてたんですかね。
00:55まさにここで日本ラグビーの歴史が変わったんですよね。
01:00その世紀の一戦にも出場されていたあの方に今日はお越しいただいています。お願いします。
01:10ナイスパスです。
01:12元ラグビー日本代表の田中文明さんです。よろしくお願いします。
01:18田中さん、ここに立つと僕たちもあの興奮がよみがえってくるんですけど。
01:21もう思い出しますね。この会場がファンの皆さんで埋め尽くされて、そして国歌戦勝がもう涙もんでしたね。もう鳥肌立ってます。もう本当に立ってます。
01:31思い出しただけで。思い出しただけで。あの皆さんの応援っていうのが本当に僕たちをサポートしてくれましたね。
01:37大躍進を遂げた日本ラグビーだったんですけれども、かつては世界の足元にも及ばない存在だったんですよね。
01:46今日の新プロジェクトXはそれまでの常識を覆し、どん底から世界に挑んだものたちの物語です。
01:55君の中での遊びにくれました。
02:08風の中のスバル、砂の中の銀河。
02:18Everyone, where are you? I can't be able to see you.
02:28The sun is shining, the sky is shining.
02:37Everyone, where are you? I can't be able to see you.
02:47The sun is shining in the sky.
02:50I can't remember the sun.
02:52The sun is shining in the sky.
02:56It means that the shadow of the sky is shining.
02:58You can't see me in the sky.
03:02I can't remember the sun.
03:07The sun is shining in the sky.
03:12今どこにあるのだろう
03:24日本中がラグビーに熱狂していた80年代
03:31一際輝きを放つ選手がいた
03:36さあ平尾は行ったオーンのステップとどめのトライ
03:43さすがに日本を代表する平尾
03:49軽やかなステップ天才的なテクニックそのプレーは見るものを魅了した
04:05平尾と同じ伏見工業高校出身の田中文明
04:12平尾のプレーに憧れた
04:18いやもうラグビー界の神ですね本当に
04:22やっぱり何かこう運命を感じるというか
04:26伏見だったからそして平尾さんの後輩だったからこそ
04:30やっぱり世界を目指せたのかなと思います
04:35中学でラグビーと出会った平尾自分がボール持ってどこ走ってもいいし当たるのもOKだしタックルしてもいいと僕がどっちかというとこう押しつけられてやるのがものすごく嫌いな性格なんですよ結構そういうものに魅力感じて僕がラグビー始めたんですけど
04:55高校大学社会人すべてで日本一を達成
05:02ミスターラグビーカリスマだった
05:11次は世界に打って出る
05:21臨んだラグビーワールドカップ相手は強豪ニュージーランドジェイミー・ジョセフを擁するオールブラックス圧倒的なパワースピードで日本を粉砕日本を相手に練習をしているような感じです
05:50得点差実に128点試合にならなかった
05:59全部足りなかったよこれっていうことはないと思いますよ
06:05もうさらに技術的なものだとか体力的な面ですねあとはもちろん精神的な面っていう
06:17大敗をきっかけに国内のラグビー人気も超楽
06:23スタンドから人影が消えていった
06:29折しも90年代半ばバブルが崩壊
06:35多くの日本人が自信を失い肩を落としていた
06:41世界に勝てなくても仕方ない
06:48だが平尾は前を向いた
06:54いつか必ず雪辱を果たす
07:02同じ悔しさを抱く男がいた
07:06日本ラグビー協会の職員
07:09徳増工事
07:11128点差の大敗を目の前で見ていた
07:18あの時日本大王が惨敗して
07:21日本が未来英語海外の競合チームに勝つことなんかあるんだろうかっていう気持ちで
07:28日本ラグビーがどうすれば変われるのか大会期間中平尾と語り合っていた
07:40今までの常識を破ろう何か破ってやろう違ったことをやろうっていうのは平尾さんもあるみたいでそれ面白いねって話になってラグビーっていうのはいろんな可能性があるっていう
07:54人気衰退を憂えたラグビー協会は切り札として平尾にすがった
08:05代表チームの監督を任せたい
08:09何年かかってもいい日本代表を変えてくれ
08:16最年少34歳での代表監督就任
08:22自分の持っている最大のですね能力といいますか力を出してぶつけていきたいというふうに思います
08:34目指すはワールドカップ決勝トーナメント進出
08:42日本に何が足りないのか
08:47平尾はある男に電話をかけた
08:54相手は
08:56日本が128点差で大敗したニュージーランドのジェイミー・ジョセフ
09:06あなたの強さや経験を生かして日本代表を助けてほしい
09:15それまで日本ラグビーで重視されてきたのは組織と規律
09:27選手に求められたのは監督の指示のもと決められた役割を確実にこなすこと
09:46そのやり方をジェイミーたちと変えたかった
09:55一人一人が考え自ら判断して動く
10:01それがこれからの時代に必要だ
10:06当時代表でコーチを務めた土田正人僕の信念は肩にはめてサインプレー重視でこうやっていくパターンもあるしでも平尾は全く違ってもう選手が考えて発想しないとチームは強くならない
10:30平尾はさらに外国人選手を招集
10:36先発メンバー15人のうち6人が外国人となった
10:44平尾は外国人選手一人一人に手紙で思いを伝えた
10:58だがその改革はすぐに反発を買った
11:18日本代表はまるでオールブラックスならぬチェリーブラックスと揶揄された
11:34さらに社会人チームは代表メンバーに主力の選手を出すことをしぶった
11:47なかなかその代表チームにも選手集まってこない
11:51社会人大会で優勝してた方が気持ちいいですしそっちの方がまあ目立つ
12:002年後監督となって初めて迎えたワールドカップ
12:09チームは
12:11一時リーグ全敗
12:18さらに育成を兼ねて若手主体のチームで海外でのテストマッチに挑むが
12:26またしても連敗
12:32苦渋の決断を迫られた
12:41ここで一つ責任を取るというような形でですね
12:45ナショナルチームの強化に関しましてですね
12:48一度また白紙に戻すということを今日お伝えさせていただいたわけです
12:53就任から3年9ヶ月
12:57失意の中で監督辞任を決意した
13:02ワールドカップで決勝トーナメントに進出する
13:10はるかな夢が遠ざかっていった
13:15ゲストにお越しいただいています田中史明さんと日本ラグビー協会でワールドカップ招致事務局長をなさっていた徳増浩二さんですよろしくお願いいたしますよろしくお願いしますよろしくお願いします
13:32あのニュージーランドとの一戦で128点差で敗れるっていうこの点差の大きさ私はちょっとよく分からないんですけど100点取られることっていうのが基本ラグビーではそこまでないのでそれがまた世界の代表クラスでなってしまうとやっぱりプライドもずたずたになってしまうと思いますねなるほど日本ラグビーと世界のラグビーっていうのはどんな違いがあったんですか?
14:01そうですね日本のラグビーは練習が大事なんですね練習で型を決めてそのとおりに試合に出すっていう一人一人にも役割が決められていてそれを集団で出していくっていうだからそれが一貫このシナリオが崩れてしまうとですねどうしていくか分からなくなると思うんですよ
14:19一方でじゃあ外国人の選手たちっていうのはどういうふうなプレーなんですかそうですね形にはめるんじゃなくて個人を大事にしていく個人を大事にするか集団を大事にするかっていうところが大きな違いだと思います
14:31平尾さんは世界にチャレンジできる日本ラグビーにする世界と肩を並べる日本ラグビーにするっていう改革だったわけですよね
14:42平尾さんの意思ってどこにあったんでしょうか?
14:44ラグビーそのものをやはり変えていきたいっていうのがあると思うんです世界にチャレンジするためにそれまでのやっぱり日本のラグビーが上から言われたとおりになっていくそういうラグビーから自分たちが考えるラグビーに乗ってさらに強くなっていく平尾さんがやろうとしたその個人の判断を大事にするラグビーってやっぱり時間がかかるんですね
15:04それをですから2年間ちょっとでそれを変えていくっていうことはかなり難しいものがあったと思います強い外国人を呼んできたからといってすぐに勝てたわけじゃないんですねそれがラグビーですね1人がすごくても絶対勝てないですやっぱりまとまらないと勝てないですしだから1人違う考えを持っている人がいるとそこからつけ込まれて負けるっていうのもラグビーですね
15:282002年
15:34国内はサッカー一色に染まっていた
15:40その熱狂をじくじたる思いで見るものがいた
15:50128点差で大敗したニュージーランド戦を
15:57悔しい思いで見つめていた
16:00トクマス・コウジ
16:02改革半ばで身を引いた平尾の悔しさを痛いほど感じていた
16:11大学でラグビーを始めたトクマス
16:18目の前で見た本場ウェールズのラグビーに心をつかまれた
16:27もう一人一人がボールを展開してある時が飛ばしていくステップでいく
16:33グラウンド全体を使って自由を無人にプレーをするんです
16:37もう個性の塊なんですね
16:39大学卒業後は新聞社に就職
16:44だがどうしてもラグビーを忘れられず
16:503年で退社
16:51単身ウェールズに留学し
16:56住み込みで掃除人をしながら本場で学んだ
17:00その後高校ラグビーで監督となり
17:09ウェールズ仕込みのプレーでチームを日本一に導く
17:14次は日本ラグビーを盛り上げたい
17:22ラグビー協会の職員となったトクマス
17:28とてつもないことを提案した
17:31日本でラグビーのワールドカップをやりましょう
17:38ワールドカップが日本に来たら
17:42みんなが試合を見るし中で見るし
17:45ラグビーって面白いなと思って始める人も増えてくるし
17:47ただ国内の試合ももうガラガラの状態で
17:51とてもワールドカップを呼べる状態ではなかったんですね
17:54それから夢のまた夢
17:56同僚は悪気に取られた
18:01だがウェールズに留学経験もあるトクマス
18:10英語での交渉には自信があった
18:14各国のラグビー協会にも顔が利く
18:21同じ思いを持った理事たちも立ち上がり
18:28招致運動が始まる
18:32そしてあの男を招致の顔に据えた
18:39オールジャパン体制となった
18:43しかしこれまでワールドカップは
18:51強豪国でしか開催されていない
18:54日本が勝ったのは一生のみ
19:01弱小だった
19:04攻撃開始
19:11自分がやるしかない
19:15トクマスはプレゼン資料を5ヶ月かけて準備
19:23海外へ飛び
19:29面会を申し込んだ
19:32しかし強豪国に働きかけると
19:38こんな言葉を浴びせられた
19:41100点差で負ける国で
19:45ワールドカップはできない
19:48巧妙を見つけては失望する毎日
19:55それでも下を向くことはなかった
20:02国際ラグビー協議会の役員に
20:07泥だらけで練習する
20:09高校生の姿を見せた
20:12This is crazyって
20:15ささやしてるんです
20:17こんなところでラグビーやってるよと
20:19初めて見た光景ですよね
20:21ラグビーは普通芝生でやるもんですから
20:23日本の高校生はこういうところでも
20:25ラグビーやるぐらい
20:26ラグビーに熱心なんです
20:27情熱があるんですって言って
20:29とっさに思いついた言葉で言いました
20:32そして
20:382009年
20:466年にわたる
20:48トクマスたちの招致活動が実り
20:51日本がワールドカップ開催を
20:55見事勝ち取った
20:56一方の平尾は
21:01選手を強化する構想を練っていた
21:05日本大会こそ
21:10決勝トーナメントに進める
21:12最大のチャンス
21:14日本を強くしなければならない
21:17そして全国の12チームが競い合う
21:25新しいラグビーリーグが誕生
21:29試合数が大幅に増えた
21:34世界トップクラスの外国人選手も
21:40相次いでやってきた
21:42その中で
21:47頭角を表した者がいる
21:50田中文明
21:52外国人選手に揉まれ
21:58実力をつけていった
22:04日本人として
22:05南半球のプロリーグ
22:07スーパーラグビーに参加した
22:10第1号となった
22:12身長166センチと小柄ながらも
22:25自ら考え
22:26瞬時に突破口を見出す
22:29司令塔に成長した
22:31そして
22:36教会も世界の名称をヘッドコーチに招く
22:41エディ・ジョーンズ
22:45地へどを吐くような
22:51トレーニング
22:52世界と戦う
22:57肉体と戦略を
22:58作り上げていった
23:01そして
23:08日本の進化が問われる大会が
23:11やってきた
23:13前半の40分です
23:172015年
23:19イングランド大会
23:21初戦は優勝候補の南アフリカ
23:26またクリエル
23:28相手のボール
23:29いいタッキルだ
23:292人で止めます
23:30そして田中が
23:34ゴールです
23:35いいタイミングで出る
23:36田中のパスから
23:38数少ないチャンスを生かし
23:40日本は南アフリカに追いすがる
23:44日本が3点差を追う
23:51終了間際
23:52南アフリカがスクラムでの反則
23:56ペナルティだ
23:58ここで時計は80分を回った
24:01日本どうする
24:03ラストチャンス
24:08キックで同点の引き分け
24:12勝つか負けるか
24:22リスクの高い勝負を
24:25賭けた
24:26広いスペースにボールを運ぶ
24:31マフィー
24:32外2人
24:33数的には余った
24:34行け
24:35行け
24:361トライ
24:371トライ
24:38日本逆転
24:41この瞬間を
24:47平尾は病院のベッドで
24:50見守っていた
24:521週間前に
24:56末期顔を告知されていた
24:59周囲には病を隠していた
25:06平尾
25:07長年の友人
25:10山中信也には
25:11打ち明けた
25:13どうして
25:17彼なんだという思いは
25:20すごいありました
25:22だが平尾は
25:27うなだれてなど
25:28いなかった
25:30理不尽で当たり前だ
25:33ということを
25:34よく言っていて
25:36でも
25:37ラグビーが
25:38そもそもそんなもんだと
25:40ものすごいナイスキック
25:41したつもりが
25:43どっちに入れるか
25:44分からないので
25:45相手の有利な方に
25:47転がってしまって
25:48トライされてしまったり
25:50することもあるのが
25:51ラグビーで
25:52それをいちいち
25:53投げても仕方ないと
25:56彼はそういう時は
25:57笑いって言うんですね
25:58理不尽の時は
25:59友人を投げくんじゃなくて
26:01笑い飛ばそう
26:02みたいなところが
26:03あったので
26:04一時リーグで
26:083勝した
26:09日本代表
26:11しかし
26:13スコットランドに敗れ
26:14決勝トーナメント進出は
26:17またも
26:19叶わなかった
26:29南アフリカに大金星
26:32こみ上げてくるものが
26:33やっぱりありますか
26:34はい
26:35見てないんですよね
26:37この映像を
26:38なんで
26:39その
26:40録画された
26:41試合を見ないんですか
26:43見てしまっても
26:44別にそこで
26:44僕たちが
26:45強くなるわけじゃないので
26:46次に向かって
26:48ベスト8に向かって
26:49やらないといけない
26:51って思いがあるので
26:52見ないようにしてます
26:53そうなんですね
26:54もう終わった瞬間
26:56あの携帯でのが
26:58鳴り始め
26:58ガンガンになって
26:59このアジアの国々に
27:02やっぱ応援してくれたんですね
27:03おめでとう
27:03おめでとう
27:04っていうことで
27:05応援の電話対応で
27:06これ夢だったら困るので
27:08早く今日寝てしまおうと思って
27:09次の日朝新聞出てたら
27:13本当に勝ったんだ
27:14そういうくらいの衝撃でした
27:17やっぱり自国で開催することによって
27:20責任感が出て
27:22今まで以上にやっぱり
27:23強くならないといけないっていう
27:25みんなの思いがあるので
27:26だからこそやっぱり
27:27しっかりした結果を
27:28残さないといけないなと思って
27:29みんな全力で頑張ってました
27:30じゃないと
27:31チヘド吐くほどの
27:32練習ももう見てられない
27:35って言って
27:36見たくないって
27:37おっしゃってましたけど
27:38本当にしんどかったです
27:40本当に
27:40妻にも
27:41もうやめていい
27:42っていうのも
27:43何回も言いましたし
27:44やっぱり日本代表だから
27:46こんだけしんどいことをしないと
27:47勝てないっていうのも
27:47分かってたので
27:48ひと言
27:49妻が
27:50もうちょっと頑張ろうって
27:51言ってくれたんで
27:52ずっと続けてこれましたね
27:53本当にやめていいよって
27:55言われたらすぐ
27:56ありがとうございましたって
27:57言ってたかもしれないです
27:58それぐらい本当にきつかったです
28:00へえ
28:01まさにその転換点ともいえる
28:04南アフリカ戦ですけど
28:06そもそもですね
28:08ワールドカップを
28:09日本で開催しようって
28:11考えた時の
28:13最大の目的っていうのは
28:14何だったんですか
28:15日本のラグビーはもう
28:174年に1回
28:18ワールドカップに出て
28:19負けて帰ってくるっていう
28:20そういうサイクルを
28:21繰り返したので
28:21もう今
28:22日本にワールドカップを
28:23持ってくるっていうことを
28:24決めることで
28:25やはり日本代表も
28:26頑張らなきゃいけないと思って
28:27頑張って
28:28努力をしていくって
28:30そういうことを考えると
28:30何かを根本的に変えないと
28:33変わらないなと思って
28:34しかし高校生の練習を見て
28:37クレイジーって
28:39うるさいって感じするんですけど
28:41あれは情熱ですっていう
28:44アピールは通じたんですか
28:46いや通じました
28:47日本人のラグビーに対する
28:50情熱を訴えるしか
28:51訴えるものがなかったんですね
28:53だから日本でやらせてください
28:55やらせてくれたら
28:56必ず成功しますって
28:58言うしかなかったんです
29:00聞いて
29:01言うしかなかったんです
29:02なんと正直
29:03このラグビーっていうスポーツが
29:06もっと世界に広がるためには
29:07ぜひ日本でやりましょうっていう
29:10今日の皆さんの一票は
29:12ラグビーの将来のための一票です
29:13ってことを訴えたんですね
29:14しかしスコットランドには負けた
29:17あの時あの後
29:20代表選手たちは
29:22田中さんは
29:23何をこう思ってたんですか
29:25シンプルにベスト8
29:27日本チームでもできるんだっていう
29:29自信を持てるような言葉を
29:31ずっとお互いにかけてましたね
29:32なるほど
29:33末期がんで入退院を繰り返す平尾
29:41抗がん剤の治療を受けながらも
29:45考えていたのは
29:47ラグビーのことばかりだった
29:50次が大切だと
29:53次が日本の進化
29:55相手もいろんな競合国が
29:57南アフリカの二の前になってはいけないということで
30:00今度は本気で来るから
30:02次が本当に日本の進化ですわって言って
30:07課題は日本大会を率いる代表のヘッドコーチを誰に託すか
30:16当時
30:20教会の理事となった土田
30:24平尾に意見を求めた
30:27平尾は迷わず
30:31一人の男の名を挙げた
30:36ジェイミー・ジョセフ
30:39かつて日本を128点差で叩きのめしたニュージーランド代表
30:50平尾の元
30:52日本代表にも名を連ねた
30:55あの男だ
30:57彼ならやってくれる
31:01俺は絶対に譲らへんで
31:04一人一人が考え
31:10自ら動くラグビー
31:12ジェイミーになら
31:14託せるという
31:16確信があった
31:172016年
31:42動き出した
31:44ジェイミー・ジャパン
31:45国籍を問わず
31:48国内リーグで活躍する
31:50有望な選手を招集した
31:53ジェイミーが求めたのは
31:57選手自らが考えて動くラグビー
32:02それを実現するために導入した練習メニュー
32:09メンバーを4つのグループに分け
32:12競争させた
32:14どうすれば自分たちのグループが勝てるのか
32:21徹底的に議論させ
32:24考えさせた
32:25さらにこれまで禁じていたプレーも取り入れた
32:42タックルを受けた時
32:45タックルを受けた時
32:46すかさずボールをつなぐオフロードパス
32:50成功すれば攻撃が続くビッグプレーとなるが
32:57ボールを失うリスクも高い
32:59選手自らの判断が最も重要となる
33:06しかし戸惑いの声が上がった
33:13監督とはあまりうまくいったわけで
33:17実は15年でプロセスがあって勝った
33:21同じようなプロセスやれば当然勝てると思って
33:27そこでちょっと慣れる時間が必要でした
33:32ジェイミーと選手たちの溝
33:37心配した土田は病床の平尾を訪ね相談した
33:45ジェイミーに僕はもう少し型にはめろって
33:49でも平尾は逆に
33:51いやそれじゃジェイミーらしくないと
33:53ジェイミーに任せて
33:55選手たちが考えないと
33:57一つ上にいけないということを
33:59やっぱり信じろということ
34:02言い続けてましたね
34:03選手たちが考えてやらなきゃいけないということを
34:07彼は信じてたんでしょうね
34:09それはジェイミーができると
34:11ジェイミーなら決勝トーナメント進出を
34:23成し遂げてくれる
34:25最後まで信じ続け
34:31平尾は旅立っていった
34:35チームを一つにする
34:50動いたのは田中文明らベテランたち
34:56海外経験を生かし率先して対話を重ねていった
35:05周りの人とのコミュニケーションが取れなくて
35:08チームとして全然成り立ってなかったんですけども
35:11そこを日本人外国人関係なく
35:13自分が喋ったことない人と常に
35:16毎日違う席で
35:18コミュニケーションの部分から返ってきましたね
35:20日本人も外国人も関係ない
35:25ただ日本が世界で勝つために
35:29一つになった
35:30変化を恐れず
35:35ぶつかり合いたどり着いた
35:37自ら考えて動くラグビー
35:41ジェイミーがワンチームと名付けた
35:46新たな姿だった
35:502019年9月
35:59日本大会の幕が開けた
36:02世界トップレベルが国内12会場に集結
36:10日本中がラグビーに熱狂した
36:14日本代表は会心劇を見せる
36:24初戦ロシアを圧倒
36:26さらにアイルランド
36:29サモアを倒し
36:31史上初の決勝トーナメント進出に
36:35大手をかけた
36:37一次リーグ最後の相手は
36:42強豪スコットランド
36:43前回
36:47日本の決勝トーナメント進出を阻んだ
36:51因縁の相手だ
36:53日本は勝つか引き分けでも
36:58決勝トーナメントに進める
37:01その時
37:06記録的な大雨や暴風で大雨の特別警報が発表され
37:11甚大な被害が発生する恐れがあります
37:13大型台風が日本列島を直撃
37:19スコットランド戦は
37:21中止の可能性が高くなった
37:24中止になれば
37:27一次リーグ敗退となるスコットランド
37:30激しく反発した
37:33一方日本は中止なら
37:48また悲願の決勝トーナメント進出となる
37:51戦って負ければ
37:54一次リーグ敗退となる
37:57だが中止を願う者は
38:01一人もいなかった
38:03スコットランドをぼこりたいので
38:08自分から盛り上げて頑張りたいと思います
38:11勝って決勝トーナメントへ
38:17それは平尾の悲願でもあった
38:21試合会場には
38:30台風で増水した河川の水が流れ込み
38:36至る所が水浸しの状態だった
38:40しかし復旧作業にあたるスタッフからは
38:48できます
38:50大丈夫です
38:54熱のこもった声が相次いだ
39:00絶対に中止にはさせない
39:06徹夜で泥水をかき出し続けた
39:11ピッチを超えた
39:14ワンチームの姿が
39:16そこにはあった
39:18みんなが一つになって
39:22絶対にやってのけるんだという
39:26プライドというか
39:27気概を感じました
39:28みんなで水をすくい出して
39:31早朝から徹夜でできるようにした
39:34という話を聞いて
39:35そしてあの舞台ができたんですね
39:38午前10時45分
39:43試合実施決定
39:47スタジアムは
39:506万7千人の監修で埋め尽くされた
39:54日本のキックオフ
40:04前半の40分です
40:06前半18分
40:12リスクを恐れずに挑んだ
40:24オフロードパスからの得点
40:27さらに26分
40:32ゴール中央を突破したのは
40:48守りの要
40:49プロポープの稲垣圭太
40:52自らの判断で攻撃に参加し
40:57オフロードパスで繋いだボールを最後に受けた
41:01代表初トライだった
41:05スコットランドの中央に参加し
41:06スコットランドの中央に参加し
41:07スコットランドの中央に参加し
41:08Ivalu
41:28しかし
41:29競合国のプライドがかかる
41:31スコットランド
41:33猛攻で
41:34わずか1トライ差まで
41:36食い下がる
41:38The R-Each, and the R-Each, the NAKA, and the NAKA, and the NAKA, and the NAKA, and the NAKA.
41:49We were all fighting, but we were all fighting, and we were fighting.
41:56I wanted to win this team and win the best 8 team.
42:02And...
42:03馬村後半40分!
42:07合図が鳴った!
42:11ノーサイダー!
42:15日本ワードカップ史上初めての決勝トーナメント進出!
42:23日本のラグビーが世界に肩を並べた歴史的瞬間だった
42:33それは平尾が願っていた日本代表の姿だった
42:43いやー、感動しましたね。
42:53よく勝ちましたね。
42:57平尾が勝ちましたね。
42:59最高でしたね。
43:03鳥肌立ってますね。
43:07オフロードパスの稲垣選手のトライ。
43:09あの試合、私はすごく美しいものを見た気がしたんですね。
43:15これが私たちが求めていく姿なんじゃないかなと。
43:21すごく新しいチームっていう感じがしたんですね。
43:23今までに見たことがないようなチームっていうか。
43:25私の後ろにいたラグビー協会の幹部もみんな空いてましたね。
43:31もう、なんて言ってるのかな、言葉に出ない時間を過ごしました。
43:41なんかラグビーって美しいスポーツですけど、やっぱりパス、選手と選手のアイコンタクトで、最後の瞬間にパスをつなぐってこともやっぱり、そうですね。
43:55あそこに稲垣選手がいるっていうのもまたかっこいいですね稲垣選手の勝ちたいっていう気持ちがあそこに表れたんだと思いますね基本的にはプロップはあそこにはいないです昔はああいう危ないリスクのあるプレーは全然しなかったですしそこをやっぱりチャレンジする精神というのがジェイミーがしっかり持ってきてくれましたねそれをみんなで努力してしっかり体得して試合で使えるっていう本当に進化しましたねなるほどもし
44:25平尾さんがあの試合をご覧になってたらってやっぱり思うんですけれどはいいや本当に褒めてくれはると思いますね平尾さんがやったからこそこの結果が得られたっていうことなので僕たちもやっぱりありがとうございましたってはいしっかり伝えたいと思いますねうんなんか日本人やればできるじゃんってこう思いましたいや組織と規律から自ら考えて自ら動くって大変化じゃない?
44:55はいできるんですできるんです初めからできないって思ってやってるからできないだけでもっとチャレンジしてほしいですしもっと自分たちの可能性を大きく持ってほしいなと思いますね
45:09もう泣けますなんか田中さんより泣いちゃうよね日本中が熱狂したラグビーワールドカップその大会は東北の町岩手県釜石でも開催されていた
45:32震災で大きな被害に遭った釜石にワールドカップを呼ぶ
45:41それは阪神淡路大震災を経験した平尾さんの願いだった
45:51この日でラグビーを持って開催した時に見た人たちが現役作っていうのは通知ができないんですよね
46:00そのことによる価値はおそらく金額では計算しきれないものなんです
46:04それが一番の価値だと思って
46:07試合が実現したスタジアムには歓声が沸き街には笑顔があふれた
46:22田中文明さんはおととし現役を引退
46:39どんな体格でもラグビーはできる
46:43その魅力を伝えている
46:47楽しい
46:52どんなとこが?
46:53トライとか
46:54友達と一緒に日本代表になる
46:59おはようございます
47:03徳松浩二さんは日本人と外国人がラグビーを一緒に楽しむインターナショナルクラブを開講
47:15自ら考え動くラグビーを教えている
47:20パスはこれからも繋がれていく
47:30次回の不審プロジェクトXは冤罪との戦い
47:49どうして孤独死をすることになったのか?
48:05親に就活させておかねば好きなんです
48:10ふざけんなよ
48:12今夜のゲストはあの櫻坂46ワンエンオンリー放送は今夜11時ラービーが来た100年ぶりに南米に帰ってきた王様ペンギンでもそこには新たな厄介者が波乱万丈の帰還に放送されますねえ
48:31大河ドラマ
48:43日本橋の主に俺はそぐいませんよもそう長くはないかもしれません
48:54NHKスペシャルフジテレビの一連の問題を機に注目集める物言う株主その知られざる思惑そして私たちの会社への影響は29日日曜夜9時30日のプロフェッショナルは石川祐希
49:21やっぱり世界一のプレーヤーになりたいからただそこに向かって
49:25歴史的偉業知られざる孤高の戦い
49:30歌コンは火曜夜
49:33出演は石川さゆり
49:35チューブ
49:37ビギン
49:38モーニング娘2.5
49:407月1日夜7時30分生放送
49:45歴史探偵テーマは江戸グルメ
49:48大河ドラマに登場した幻の高級料亭の味とは一体これはうまいわ日本料理の魅力の原点に迫ります
50:00おやすみなさい

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