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ショートトランスクリプション
00:00:00園長は多田さん、女性です
00:00:02私、こういう場面に出くわすといつも
00:00:26子供は国の宝だなって思うんですよ
00:00:30プラブクロ
00:00:44はい
00:00:45去年の合計特殊出生率、数字落ちてる
00:00:48はあ、申し訳ございません
00:00:52いちいち調べなくても数字覚えておく
00:00:55申し訳ございません
00:00:58あんた本当にこんなお役所言葉のオンパレードで
00:01:02一般聴取を引きつけられると思う
00:01:04合計特殊出生率と申しますのは
00:01:13女性が一生の間に産む子供の数のことです
00:01:16これが1.39
00:01:19先ほど申し上げましたように
00:01:21昭和22年の時点から半分に減ってきてます
00:01:251.39
00:01:27男性はもともと子供を産めませんからね
00:01:31夫と妻と2人から
00:01:34次の世代は1.39人に減ってしまうということです
00:01:39さあどうしますか皆さん
00:01:41朝よりのラッシュが緩和されてよかったな
00:01:45休日交絡に行く車の渋滞
00:01:48なくなってよかった
00:01:50そう思っている人は即刻退場してください
00:01:52このように人口が減るということは
00:01:59国を支える力が弱くなるということです
00:02:03少子化は国民の活動を萎縮させ
00:02:07経済を萎縮させ
00:02:09引いては国を萎縮させる
00:02:11悪役の一種なんですよ皆さん
00:02:13お疲れ様でした
00:02:17大変楽しかったです
00:02:18笑ってた目になりました
00:02:19お願いします
00:02:20こちらこそ皆さんの貴重なお時間を頂戴して
00:02:22ありがとうございました
00:02:23ありがとうございました
00:02:24どうも
00:02:25質問コーナー長引かせるから
00:02:3440分も下じゃない
00:02:36新幹線間に合うの
00:02:38大丈夫だと思います
00:02:40車はすぐ回します
00:02:41お疲れ様でした
00:03:11あひろみさん
00:03:13お久しぶり
00:03:15うん
00:03:16今高崎に出張中
00:03:18たまにはうちにも遊びに来て
00:03:20主人も喜ぶ
00:03:21え?
00:03:26主人
00:03:27死んだ?
00:03:29お疲れ様でした
00:03:31お疲れ様でした
00:03:33お疲れ様でした
00:03:38お疲れ様でした
00:03:40お疲れ様でした
00:04:08お疲れ様でした
00:04:10お疲れ様でした
00:04:12お疲れ様でした
00:04:12この度は誠にご愁傷様でございます
00:04:15お疲れ様でした
00:04:16わざわざお疲れ様でした
00:04:17お疲れ様でした
00:04:18お疲れ様でした
00:04:20お疲れ様でした
00:04:22お疲れ様でした
00:04:23お疲れ様でした
00:04:24お疲れ様でした
00:04:25お疲れ様でした
00:04:26お疲れ様でした
00:04:27お疲れ様でした
00:04:28お疲れ様でした
00:04:29お疲れ様でした
00:04:30お疲れ様でした
00:04:31お疲れ様でした
00:04:32お疲れ様でした
00:04:33お疲れ様でした
00:04:34お疲れ様でした
00:04:35お疲れ様でした
00:04:36お世話になりました
00:04:38そうでしたか
00:04:39兄は時々
00:04:42俳句を教えるのが俺の天職かもしれないって
00:04:46冗談めかしてよく言ってました
00:04:48自分でも最近は小説より不作に熱中して
00:04:55せめてお骨だけでも拾わせていただこうと
00:05:00ずるしくここまで
00:05:02ぜひ拾ってやってください
00:05:04主人もきっと喜ぶと思います
00:05:06では後ほど
00:05:09初めて聞いた
00:05:20え?
00:05:25俳句を教えるのが天職だなって
00:05:27お姉さん忙しすぎるから
00:05:31ではお箸をお持ちください
00:05:36それではこちらのお骨の中から大きめのものを選んでいただきまして
00:05:50お二人ご一緒に
00:05:53同じものを挟んでいただいて
00:05:54一緒にお収めください
00:05:56お酒に休かしていただきまして
00:05:58どんにより多くの事をog人々にお手を書くと
00:06:00どんどんどんいか
00:06:00ッとしていただきまして
00:06:03ちょっとのような
00:06:05急准させていただく
00:06:07えーということで
00:06:09お姉さんお茶飲むでしょ?
00:06:39お姉さんお姉さん
00:06:53微熱の咆哮お兄ちゃんの受賞作
00:07:09もう小説書く気なかったのかな
00:07:15俳句作ってたって言ってたけど
00:07:20確か
00:07:25これこれ
00:07:33お兄ちゃんの俳句ノート
00:07:36うまいの?
00:07:44でしょ?
00:07:46一応人に教えてたわけだから
00:07:48ちょっと怖いわね
00:07:54人を育てるどころか潰してしまう
00:07:58それも人によりけりだと思うけど
00:08:02お兄ちゃん弱かったから
00:08:08私もいつかまた傑作が書けるって信じてたけど
00:08:15そのうち忘れちゃった
00:08:20でもお兄ちゃん
00:08:23お姉さんに感謝してたのよ
00:08:26あんな立派な書斎まで与えてもらって
00:08:32世間の評価はどうであれ
00:08:36一発の小説家気取りでいられた
00:08:40くたびれた
00:08:54私帰りますね
00:08:57お姉さんも少し休んでくださいね
00:09:00疲れが出ないように
00:09:04それがそうもいかないのよ
00:09:06明日から出勤しないと
00:09:09仕事が山のように溜まってる
00:09:13お姉さん
00:09:15忙しいでしょうけど一度時間作って
00:09:18大塚に行ったほうが
00:09:20大塚?
00:09:21お兄ちゃんが倒れたとき
00:09:23大塚の坂の薬局のご主人が
00:09:25救急車呼んだり世話してくださったから
00:09:29一応私お礼に行ったけど
00:09:31やっぱりお姉さんが行ってお礼行ったほうが
00:09:34スケジュール立て込んでるのよ
00:09:37行くなら私も行くから
00:09:39広美さん
00:09:47どうして大塚なの?
00:09:49えっ?
00:09:51何であの人大塚にいたんだろう
00:09:54知ってる?
00:09:55知らない
00:09:57何か用があったんじゃ
00:09:59どんな?
00:10:00知らない
00:10:01誰か知り合いでもいたんじゃないかしら
00:10:04誰?
00:10:05誰?
00:10:06知らない
00:10:08じゃあ
00:10:20大塚
00:10:22何度考えてもそこは
00:10:25主人からは
00:10:27聞かなかった場所だった
00:10:29何?
00:10:30何?
00:10:31何?
00:10:32何?
00:10:33何?
00:10:34何?
00:10:35何?
00:10:36何?
00:10:37何?
00:10:38何?
00:10:40何?
00:10:41何?
00:10:42何?
00:10:43何?
00:10:44何?
00:10:45何?
00:10:46何?
00:10:47申し訳ございません
00:10:48あんたそれしか言えないの
00:10:49申し訳ございません
00:10:50申し訳ございません
00:10:51申し訳ございません
00:10:53いちくら審議官
00:11:02主人のチャーに足を運びいただいて御礼申し上げます
00:11:07葬儀の翌日から出てきてるんだって?
00:11:10君らしい
00:11:12まだ家の中落ち着かないでしょ
00:11:15うちでぼんやりしているより仕事していた方が紛れますから
00:11:20あ
00:11:21ご主人小説家だったんだって
00:11:23君に会ったら聞こうと思ってた
00:11:25文庫本で出てる
00:11:27ご主人の作品読んでみたいと思って
00:11:30出版の話は何度かあったんですけど
00:11:33あいにく
00:11:34何か
00:11:36このサービスの費用構成の資産なんだかね
00:11:40はい
00:11:40この予算ベースの推計値ですね
00:11:51お姉さんこの先です
00:12:21こんにちは
00:12:27マムシは体にいいから
00:12:49本当にどうぞもうお構いなく
00:12:51いやーわざわざご丁寧に
00:12:53お礼に来ていただかなくても
00:12:54いやー店の中からね
00:12:57ご主人が歩いてくるのが見えて
00:12:59そしたら突然倒れてね
00:13:03ほっとくわけにはいかないでしょ
00:13:11これも何かの縁だと思って
00:13:16お世話させていただいただけで
00:13:18主人も
00:13:20あなた様にご親切にお世話していただいて
00:13:24安らかに天国に旅立てたと思います
00:13:29安らかかどうか
00:13:31え
00:13:34それは寝台取るしか分かりませんよね
00:13:36奥さん
00:13:37あの兄は表からこちらに担ぎ込まれて
00:13:46そちらの奥に寝かせてもらったんですよね
00:13:49ああそうです
00:13:50ああそうです
00:13:50見せていただいても
00:13:52ああ
00:13:52男をやめめで散らかってて恥ずかしいです
00:13:58あすいません
00:13:59どうぞ
00:14:02えっとね
00:14:09この辺に
00:14:10こっちを頭にして
00:14:12ご主人をね
00:14:13こうやって
00:14:14寝かせました
00:14:16ゆっくり
00:14:19おいちょっと何だ
00:14:23しっかりしろ
00:14:24ちょっと待ってろ
00:14:26あっ
00:14:27あっ
00:14:28あっ
00:14:29あっ
00:14:30あっ
00:14:31もしもし
00:14:31あっ救急車
00:14:32あっ
00:14:33あっ
00:14:34住所は
00:14:34えーと島区西大塚
00:14:36どこの17の子
00:14:37あっ
00:14:38頼みます
00:14:39あっ
00:14:40終わった
00:14:42おい
00:14:44どうも
00:14:47あの
00:14:50最後に一つだけ
00:14:52主人どうして大塚に来たんでしょう
00:14:56何かご存知じゃ
00:14:58さっきもお話ししたように
00:15:00私が助けようとした時にはもうううん苦しむだけで
00:15:04何も話せなかった
00:15:05主人が来るのを店の中から見てたっておっしゃいましたよね
00:15:10主人どっちの方から
00:15:13それは
00:15:15見てたって
00:15:17見てますよ
00:15:19あっ
00:15:23思い出した
00:15:24あっち
00:15:27坂の上から歩いてきた
00:15:32もういいだろう
00:15:40私は頭に来た
00:15:50若い頃文学賞をもらった一作だけで
00:16:03一向に目の出なかった浅井秀夫を
00:16:06ずっと変わらず支え続けたという自負が
00:16:09私にはあった
00:16:10小さいながらも家を買い
00:16:15書斎を与え
00:16:16食べさせ
00:16:18飲ませ
00:16:18小遣いを持たせ
00:16:20私は主人の移植中
00:16:23全ての面倒を見てきたのだ
00:16:27なのに主人が私の目を盗んで
00:16:36女と父繰り合っていたなんて
00:16:39許せない
00:16:41違う
00:16:45きっと違う
00:16:47主人が女とラブホテルなんかに行くはず
00:16:51だったらどうして
00:16:54主人は大塚のあの坂を
00:16:57降りてきたんだろう
00:16:58次長
00:17:00浅井次長
00:17:03よろしいですか
00:17:06決定をお願いいたします
00:17:11この人なんですけど
00:17:40さあ
00:17:44うちらのホテルは
00:17:45めったにお客さんとか
00:17:46会わせないから
00:17:47この人が来たかどうか
00:17:51このホテルに来たことがあるらしいんです
00:17:58知らないね
00:18:00この人
00:18:02あんたの旦那さん
00:18:03いえ
00:18:04知り合いです
00:18:05ちょっといい男だね
00:18:08私窓遠ばかけるやんね
00:18:10夜めいたかもしれない
00:18:11どうも
00:18:14あんたの旦那さん
00:18:18ご視聴ありがとうございました
00:18:48そうです
00:19:09119番通報で高橋薬局に駆けつけました
00:19:13ご主人は店の奥に寝かされてまして
00:19:15もうすでに心臓は停止していました
00:19:17典型的な心筋梗塞です
00:19:20よく覚えてます
00:19:23強いトップが吹いて嵐みたいな木でしたから
00:19:26そうですか
00:19:47ありがとうございました
00:19:48私たちカルチャーセンターの同期生で卒業した後も時々集まって勉強会をその時も浅井先生手弁当で来てくださってご指導を手弁当どころじゃないわよほら終わった後の飲み会もういつも浅井先生がおごってくださって
00:20:18お酒が入ると陽気で愉快で歌まで歌うんですよ
00:20:24そういえば飲んで帰ってきてよくトイレでゲーゲーやってました
00:20:29主人もともとお酒はあんまりたしなまない方なんで
00:20:34酒場のお付き合いは苦痛だったんじゃないか
00:20:37いいえ
00:20:38とっても楽しそうでしたよね
00:20:39私仕事を持ち帰ってまして片付けなければならないんで
00:20:47奥様私たちも時期おいてもいたしますが今日は奥様からぜひお借りしたいものがありまして
00:20:56何でしょう
00:20:58私たち今お話しましたように生前浅井先生にお世話になりっぱなして何のお返しもできなかったものですから
00:21:07せめてものを先生に対するお礼と罪滅ぼしといってはなんでございますが
00:21:14浅井秀夫先生の俳句の本を私たちで慈悲出版しようと相談がまとまって
00:21:21俳句の本追悼苦習です
00:21:24先生が残された俳句をできるだけたくさん集めて
00:21:29そこで奥様にお願いなんですが
00:21:33先生の俳句ノートをお借りできないかと
00:21:37俳句ノート
00:21:54ごめんくださいませ
00:22:08それからしばらくして主人の書斎を
00:22:12それからしばらくして主人の書斎を
00:22:22わあ素敵だ
00:22:26それからしばらくして主人の書斎を自分の書斎に変えた
00:22:40思えば一銭も富を生み出さない自称小説家でなく
00:22:47カッ
00:22:48朝江は休養ができて懇親会は失礼するって
00:23:03主催者に言って謝っておいてちょうだい
00:23:05連日連夜じゃん体が持たないわ
00:23:06わかりましたじゃあお車
00:23:07いいわタクシー拾うから
00:23:09じゃあお疲れ様でした
00:23:11運転手さん悪いけど大塚行ってくれる
00:23:25はい
00:23:26お疲れ様でした
00:23:56当店は夏季に移転しました
00:24:01私は我が目を疑った
00:24:24古い潰れかけた薬局で年老いてくすんだ人生を送っていた男が
00:24:31今新しい制服に身を包み若々しくはつらつと働いている
00:24:38それよりなぜあの坂道の小さな店から駅近くのこんな大きな店へ移転できたのか不思議だった
00:24:54館が働いて高橋薬局の古い店と新しい店の土地の陶器部を調べてみた
00:25:14高橋薬局の高橋千代吉はわずか15坪の古い店の土地を売却
00:25:35駅近くの60坪の土地を入手
00:25:39新しい店を開業させていたことがわかった
00:25:42高橋が狭くて安い土地を売却し
00:25:49広くて高い駅近くの土地を購入できた理由がわからなかった
00:25:55久保隆子
00:26:06高橋が購入した駅近くの土地の名義人
00:26:13久保隆子の名前に見覚えがあった
00:26:17かつて私の部下に同姓同名の女がいた
00:26:23久保隆子
00:26:32豊島区西大塚七の一の一
00:26:37大塚
00:26:40久保くん
00:26:47久保くん
00:26:49はい
00:26:50これデータにして
00:26:53分かりました
00:26:54お疲れ様です
00:27:05ご視聴ありがとうございました
00:27:35私の主人知ってますよね
00:27:53見たことありますよね
00:27:55久保隆子の父
00:28:04久保聖三郎は知る人ぞ知る実業家だ
00:28:08経済界の表舞台には出ないが
00:28:12日本を代表する大企業十数社の大株主であり
00:28:16いまだに政権与党に陰前たる力を持つ経済人の一人だ
00:28:22だからその娘の久保隆子が役所のノンキャリアの一職員だとしても
00:28:30大塚の広大な屋敷に住み
00:28:32駅近くの一等地に自分名義の土地60坪を持っていてもおかしくはない
00:28:38しかしそれでも疑問は残る
00:28:42なぜその土地が高橋千代吉の手に渡ったのか
00:28:48次長
00:28:53今大臣官房より連絡があり
00:28:58大臣との会食の日時が決定いたしました
00:29:01分かった
00:29:02沼袋
00:29:05はい
00:29:06久保聖三郎死んだ
00:29:10久保聖三郎ですか
00:29:13不法は聞きませんが
00:29:15確か病気療養中じゃなかったかと
00:29:18うちの福祉園業局に一人娘が
00:29:21知ってる
00:29:22昔私の下に行ったことが
00:29:36久保さん
00:29:37ご無沙汰しております
00:29:40元気そうね
00:29:41フロアが違うとなかなか合わないわね
00:29:44今は支援局の次長ですよね
00:29:46すごいですね
00:29:47給料はさして変わらないのに仕事ばっかり増えて
00:29:51いいことなんてずっとも
00:29:53すいません急ぎの書類が
00:29:57聞いた?
00:30:00主人死んだのよ
00:30:02心筋梗塞
00:30:06持病だったから
00:30:07知りませんでした
00:30:10ご愁傷様でした
00:30:12ほら
00:30:13昔よく家に書類届けに来たり取りに来たり
00:30:17主人と馬があったのかよく話してたじゃない
00:30:20なんと申し上げていいか
00:30:23一度お邪魔でなければお線香でも
00:30:26残念ながら
00:30:35久保隆子の表情から何も読み取れなかった
00:30:38浅井秀夫先生ツイート復習
00:30:47へえ
00:30:49立派なのができたんですね
00:30:54へえもうみんなで手分けして
00:30:57不眠不休って言ったらオーバーなんですが
00:31:00一刻も早く先生のご霊前にお供えしたいと思って
00:31:04これ全部いただいたらいいんですか
00:31:09おいくらですか
00:31:11とんでもない
00:31:13もう本は非売品です
00:31:15先生の奥様からお金をいただこうなんて
00:31:19そんなことは
00:31:20ただじゃできないでしょ
00:31:23主人のためにこんな立派なご本を作っていただいて
00:31:27いくらかでもお支払い
00:31:28奥様おやめください
00:31:31では皆様の心温まる善意を
00:31:37ありがたくお受けします
00:31:51善意の押し売りか
00:31:53いいんだか悪いんだか
00:31:58今時期の山賀灯籠花の食
00:32:10山賀灯籠
00:32:14テレビの仕事
00:32:27泥山賀灯籠
00:32:31もしもし
00:32:54お姉さん
00:32:57どうしたのこんな時間に
00:32:59一つ聞きたいことがあって
00:33:03うちの人
00:33:05熊本行ったことある
00:33:07熊本
00:33:09そう熊本
00:33:11山賀ってところ
00:33:13山に鹿って書いて山賀
00:33:16山賀
00:33:17聞いたことないな
00:33:21大地お兄ちゃんデブ症だったじゃない
00:33:24小説も取材して書くっていうより
00:33:27詳細派っていうの
00:33:29旅行もあんまり好きじゃなかったみたいだし
00:33:32そうよね
00:33:34どうかしたの
00:33:37作った俳句よく読むと
00:33:39結構日本全国各地の民芸品なんかが出てくるのよ
00:33:44あなたなんか知ってるかなと思って
00:33:47想像でしょ全部
00:33:49作家なんだものを
00:33:52資料やなんかで想像して書くのよ
00:33:54そうかしら
00:33:58次の休みの日
00:34:05また大塚に行った
00:34:08久保孝子の家を訪ねようと思った
00:34:18そこにもしかしたら
00:34:21死んだ主人の痕跡があるかもしれない
00:34:25ごめんなさあお休みのところ
00:34:51近所で用があって
00:34:53確か久保さんの家ってこの辺りだったなと思ってうろうろしてたら
00:34:58やっぱりあった
00:34:59以前いらしたことありましたっけ
00:35:02確か一度だけ飲み会の帰りか何かに
00:35:09タクシーで回って先にあなたをここで下ろしたことがある
00:35:13覚えてません
00:35:15お邪魔だったかしら
00:35:18いいえ退屈してたのでゆっくりなさっていってください
00:35:22いい匂い
00:35:31小真子さん
00:35:37コーヒーか紅茶でも
00:35:46ではコーヒーを
00:35:49コーヒーと何か甘いもの
00:35:51確かまりました
00:35:53一杯いただいたら引き上げるわね
00:35:58でも家政婦さんだなんて
00:36:01さすがリッチな人は違うわ
00:36:04私家事が苦手なもので
00:36:07それに
00:36:09父が私に悪い虫がつかないようにって
00:36:13あの人
00:36:14父が私の見張り役に雇ったんですよ
00:36:19お父様
00:36:21お体のお加減があんまり良くないって
00:36:24どこかの習慣して
00:36:26歳ですから
00:36:28なんやかんやガタが来てるみたいで
00:36:31その時
00:36:41突然ある考えが浮かんだ
00:36:44ねえ久保さん
00:36:47今思いついたんだけど
00:36:49私も家政婦さんのいる暮らしがしてみたくなったわ
00:36:55彼女
00:36:58どこかの圧戦所から来たんでしょ
00:37:01電話番号か何か
00:37:03浅井次長はこれからますますお忙しくなられるから
00:37:07家のことは人に任せた方がいいかもしれませんね
00:37:10小野子さんに聞いてみます
00:37:13家政婦にこっそり会って聞けば
00:37:23久保貴子の私生活が手に取るように分かるに違いない
00:37:28悪い虫がつかないように見張っている家政婦なら
00:37:32久保貴子のそばに男の影があったかどうか知っている
00:37:37その影が浅井秀夫という自称作家だったかどうかも
00:37:44山賀灯籠
00:37:53今時期の山賀灯籠花の色
00:37:58家政婦は戦所の連絡先です
00:38:12ありがとうすみません
00:38:14ガラクタばかりで
00:38:16この前の嵐の日に窓を閉め忘れて
00:38:19床に落ちたり壊れたりしたんで少し減ったんですけど
00:38:24旅行が好きなの
00:38:27ええ記念にいつもつまらないものばっかり買って
00:38:31とても楽しい趣味ね
00:38:35食
00:38:45今時期の山賀灯籠花の食
00:38:55今時期の山賀灯籠花の食
00:39:03私はそれからタカコと何を喋ったのか
00:39:17全く覚えていない
00:39:19タカコの家にあった山賀灯籠を見てから
00:39:24音が聞こえるほど激しく心臓が打って仕方なかった
00:39:29そちらに所属の家政婦さんの連絡先を教えていただきたくて
00:39:40あのコマコさんっていう
00:39:42そうです
00:39:44花井コマコさんです
00:39:45母がとても親切にしていただいて
00:39:50一言お礼を申し上げたくて
00:39:52どうも妙な話だと思った
00:40:03私が人助けをしてお礼を言われるなんて
00:40:07全く覚えないから
00:40:09すみません
00:40:10騙して呼び出したりして
00:40:12でもどうしてもお尋ねしたいことがあって
00:40:16久保さんのお嬢様のことでしょ
00:40:18それならお断りです
00:40:21雇ってもらってるお家のこと
00:40:23あんたペラペラ喋ったんじゃ
00:40:24信用ってものがないですよ
00:40:26あの私の方が一方的に質問しますんで
00:40:29首を縦に振るか
00:40:30よくしてください
00:40:31そんなことできませんよ
00:40:34お嬢様どころか
00:40:37お父様にも叱られますよ
00:40:39この男性に見覚えありませんか
00:40:43時々訪ねてきたんじゃないですか
00:40:48知りませんよ
00:40:50見たこともありません
00:40:51もうよろしいでしょ
00:40:53囚人です
00:40:56私の
00:40:59お前さん
00:41:03私の主人知ってますよね
00:41:07見たことありますよね
00:41:09私もこの仕事を始める前は
00:41:19どこにでもいる平凡な仕事で
00:41:22離婚することになって
00:41:26一人で食べていかなくちゃいけなくなって
00:41:31主人の浮気が原因
00:41:34あの日の翌日
00:41:41確かに気にかかることがあった
00:41:45あの日っていうのは
00:41:47うちの主人の死んだ日ね
00:41:48うん
00:41:51その日私が行くと
00:41:55今のカーペットが大きく黒焦げになっており
00:41:59なぜかバケツが3つもあって
00:42:01周りも水で濡れてました
00:42:05あらかに火をつけたままおたたねしちゃった
00:42:12家政婦は高子の言い訳を全く信用していない口ぶりだった
00:42:22報道によると
00:42:30主人が死んだあの日の東京は
00:42:33荒れた天気で
00:42:35嵐のように突風が吹き荒れていた
00:42:38ご視聴ありがとうございました
00:43:08ご視聴ありがとうございました
00:43:38主人が高子の家を訪れ
00:43:47二人が大瀬を楽しむ間に
00:43:50閉め忘れた窓から恐怖が吹き込み
00:43:54民芸品がサイドボードから落ち
00:44:03アロマキャンドルの火に燃え移ったに違いない
00:44:07アロマキャンドルの火に燃え移った
00:44:19お!
00:44:19お!
00:44:33お!
00:44:33水!
00:44:38カーペットが焦げ
00:44:56周りも濡れていたと家政婦は言っていた
00:45:00中でもバケツが3つあったというのは引っかかる
00:45:04高子1人で消化したならバケツは1つか2つ
00:45:092人でやったからバケツを3つ使ったのだ
00:45:16思わぬ消化活動で激しく動き回ったため
00:45:26主人の予想以上に心臓に負担がかかり
00:45:30キロ心筋梗塞を起こしたのだ
00:45:33おいちょっとあんたしっかりしろや
00:45:36主人もあなた様にご親切にお世話していただいて
00:45:44安らかに天国に旅立てたと思います
00:45:48安らかかどうか
00:45:50それは死んだ人にしか分かりませんわね
00:45:53奥さん
00:45:54あ、違う
00:46:01キロさん
00:46:15すみませんお願いします
00:46:23主人が倒れたのは坂の途中
00:46:36高橋の店の前ではなく
00:46:39高子の家ではなかったのか
00:46:41高橋の途中
00:46:54高橋の途中
00:46:58高橋の途中
00:47:11大手
00:47:12ああああああ
00:47:14うん
00:47:15うん
00:47:17あとはお願いします
00:47:26ああ
00:47:27ああ
00:47:29救急車お願いします
00:47:39住所は年うまく西大津か
00:47:43弾線は長手さん
00:47:46はいそうです
00:48:09そう考えると
00:48:18高橋が駅近くの
00:48:21久保高湖名義の土地を入手した
00:48:23謎がきれいに解ける
00:48:25高橋は著名人の父の手前
00:48:54対面を気にした高湖に手を貸し
00:48:57その高湖の弱みを責め
00:49:00脅迫し
00:49:01自分のこれまでの惨めな人生に
00:49:04別れを告げたに違いなかった
00:49:06私はこの私の推理に
00:49:13どれだけ信憑性があるか
00:49:15町本人に直接ぶつけてみることにした
00:49:20はい社会福祉課です
00:49:26分かりました
00:49:32私の友人が言うには
00:49:40ご主人と愛人が2人で火を消したんじゃないか
00:49:43っていうのよ
00:49:45バケツが3つあったのが動かぬ証拠だって
00:49:48私の友人
00:49:51私にアドバイスしてくれっていうの
00:49:54バケツ3つの証拠だけで
00:49:57ご主人をとっちめてもいいのか
00:49:59私はねよしなさいって言ったのよ
00:50:04だってそんな
00:50:05こじつけだらけの推測で
00:50:08わざわざ夫婦仲を壊すことないもの
00:50:10三久保さん
00:50:14あなたはどう思う
00:50:15母屋を3つのバケツで消したっていう想像だけで
00:50:20ご主人と愛人の関係見破れたと思う
00:50:24さあ私には
00:50:27あ
00:50:31私
00:50:32デザートパス
00:50:34会議なのよ
00:50:35あなた
00:50:37ゆっくり召し上がってらして
00:50:38支払いはしとくわ
00:50:43久保さん
00:50:45あなたの言い分
00:50:47聞かせて
00:50:49待て
00:51:05あ
00:51:08あ
00:51:10あ
00:51:12あ
00:51:13相手に手の内は全部見せた
00:51:35あとは向こうがどう出るかを待つだけだ
00:51:38久保隆子が何を言ってきても
00:51:42あらゆる手段を使って完膚なきまでにたたき潰してやる私をだまし欺き翻弄し恐らく夫と一緒に私を嘲笑した小悪女に手ひどく仕返ししてやると決めたしかし隆子は何も言ってこなかった
00:52:09それどころかそ知らぬふりをする
00:52:30浅井君
00:52:34つかのことを聞くが君はもう一度家庭もつきはる
00:52:42何ですかやぶからぼうに
00:52:45ご心配なくその可能性は限りなくゼロに近いです
00:52:49ここで天然まで小器使われる予定です
00:52:53そんな君に
00:52:57まもなく事例が出ると
00:52:59我が厚生副市長始まっていられる
00:53:03女性局長の誕生だ
00:53:05本当ですか
00:53:06何だあまり嬉しそうじゃないな
00:53:09いえそんなことは重責に身の引き締まる思いです
00:53:14相変わらず優等生だな浅井君
00:53:17飛び上がりたいほどの朗報だったが
00:53:27久保孝子との決着がまだついていないので気が晴れなかった
00:53:32そうですかありがとうございますではまた後ほど
00:53:36次長先日の
00:53:41後にして
00:53:41分かりました
00:53:43久保生三郎氏のことで少し分かったことがあったのですが
00:53:46待って
00:53:47引くわ
00:53:55自生会八王子病院で療養中とのことです
00:53:58自ら理事を務める医療法人の病院です
00:54:01久保生三郎
00:54:02ちょっとリサーチかけてみました
00:54:04病状は重いようですが
00:54:07もはや忘れ去られたのか
00:54:09病院へ見舞いに訪れる人もなく
00:54:11唯一娘だけが定期的に通っているだけとか
00:54:15久保孝子
00:54:18一人娘です
00:54:20タカコさん
00:54:27話があるの
00:54:35話があるの
00:54:48年が回り始まっています
00:54:51そうできたようなら
00:54:54これは
00:54:54好きですか
00:54:55一人君も
00:54:57りながら
00:54:59車椅子
00:55:29どこまで行くんですか
00:55:32何の用ですかこんなところまで
00:55:37あなたの答え聞きたいの
00:55:42まだでしょ
00:55:45答え
00:55:47この前ランチの時私の友人の話したでしょ
00:55:53愛人に夫を寝取られた友人の話
00:55:59どんなアドバイスをしたらいいのか
00:56:03そんな間抜けな女にアドバイスなんかないわ
00:56:08何ですって
00:56:10そんなに亭主が大事なら
00:56:12首に縄付けて家に縛り付けとけばいいのよ
00:56:16私の答えお気に召したかしら
00:56:19待ちなさいよ
00:56:24触らないで
00:56:25間抜けはどっちよ
00:56:28男を引っ張り込んでるうちに
00:56:33ぼや騒ぎ起こして
00:56:35おまけに男は親近拘束でおだぶつ
00:56:39世間体考えて小細工したら
00:56:43今度はその相手に付け込まれて
00:56:45売れば確実に1億はする土地を
00:56:50あっさり持っていかれたからって
00:56:52私にやつ当たりしないで
00:56:53何が言いたいの
00:56:55くだらない話の答えなら出したわ
00:56:57物足りない
00:56:59私はあなたに謝ってもらいたい
00:57:04地面に頭をすりつけて
00:57:06謝ってよ
00:57:07どけざして謝ってよ
00:57:08あさり死なせたこと謝ってよ
00:57:10嫌だって言ったら
00:57:11そしたら一緒に病院行って
00:57:14あんたの大事なお父様に
00:57:17今までの戦いを洗いざるせめて
00:57:18父はもう意識不明で
00:57:22天国へ行くまでのカウントダウンに入ってるの
00:57:25あなたが泣こうがわめこうが
00:57:27お父さんじゃなくさって
00:57:28世の中にはね
00:57:29この手の話が好きな人がいっぱいいるのよ
00:57:31どうぞどなたにでもお話ください
00:57:33開き直る気
00:57:35間もなく父が死ぬ
00:57:38新田久保製座風呂の一人娘の話なんて
00:57:42最初興味を持つかもしれないけど
00:57:45すぐに忘れるわ
00:57:47それに引き換え
00:57:50浅井次長さん
00:57:52何よ
00:57:54あ、もう次長じゃなくて
00:57:56局長に昇進されるんですってね
00:57:58私なんかより
00:58:02ご主人の謎の死に苦悩する
00:58:06厚生副首相初の女性局長の話の方が
00:58:09面白くないかしら
00:58:10あることないこと書き立てられて
00:58:14何より対面を気にするお役所から
00:58:17あなたはたちまち鋼鉄
00:58:20官房好きに
00:58:21その打ち方を叩かれて退職完勝
00:58:25気がついたら
00:58:27人に惨めな老後を送ることに
00:58:29でもそれじゃあまりにかわいそうだから
00:58:34私が父が残してくれた巨額の財産から
00:58:38少々融通してあげても構いませんけど
00:58:41盗っただけだけ死とこのことね
00:58:45盗った?
00:58:48誰が?
00:58:49あんたよ
00:58:50浅井を盗んで
00:58:52私あんなくたびれた男
00:58:54盗みませんよ
00:58:56私だって被害者なのよ
00:58:58僕は寂しいんだ
00:59:05孤独なんだって
00:59:07近づいてきたのに
00:59:09同情したのが運のつきよ
00:59:12私があなたの代わりに
00:59:17あの小説格連れの
00:59:19くだらないうち聞いてあげて
00:59:22一緒に食事してあげて
00:59:26感謝されこそすれ
00:59:29泥棒呼ばわりされる覚えはありませんけど
00:59:33そんな優子
00:59:36浅井局長
00:59:39お忙しいのはわかりますけど
00:59:41そんな目ばっかり釣り上げて
00:59:44出世出世なんて言ってたら
00:59:45どんな男も寄りつかないわ
00:59:48ご主人おっしゃってましたよ
00:59:54あいつはとっても下手だって
00:59:58あいつはとっても下手だって
01:00:00あいつはとっても下手だっても
01:00:01あいつはとっても下手だっても
01:00:02あいつはとっても下手だっても
01:00:03あいつはとっても下手だっても
01:00:04あいつはとっても下手だっても
01:00:05あいつはとっても下手だっても
01:00:06あいつはとっても下手だっても
01:00:07あいつも下手だっても
01:00:08あいつも下手だっても
01:00:09あいつも下手だっても
01:00:10あいつも下手だっても
01:00:11あいつも下手だっても
01:00:12あいつも下手だっても
01:00:13あいつも下手だっても
01:00:14あいつも下手だっても
01:00:15あいつも下手だっても
01:00:16あいつも下手だっても
01:00:17あいつも下手だっても
01:00:18おやすみなさい。
01:00:48おやすみなさい。
01:01:18おやすみなさい。
01:01:48おやすみなさい。
01:02:18おやすみなさい。
01:02:48おやすみなさい。
01:03:18おやすみなさい。
01:03:48おやすみなさい。
01:04:19その被害者の久保隆子さんは、かつて浅井局長の下で働いたことがあると伺いましたか?
01:04:23おやすみなさい。
01:04:53久保隆子さんの事件の一刻も早い解決を望んでいると、記事のどこかに入れてもらえませんか?
01:05:00分かりました。
01:05:10久保隆子の父親も死んだのか。
01:05:40はい。
01:06:12どうなったか。
01:06:13そのことを申します。
01:06:15そのことを申しますと。
01:06:45さあ、そこまでは、私は、私は警察関係にあまり人脈がないものでして、市川審議官の大学の同期が、警察庁の幹部だそうですが。
01:06:56バカ!そんなこと、市川審議官に頼めるわけないでしょ。
01:07:05同じ職場の仲間が突然命を奪われたのよ。
01:07:08それも、長勝って私の部下だった。
01:07:13憐れてならない。
01:07:15局長の心中、お察し申し上げます。
01:07:19これは余談ですが、あの日、局長は休まれましたね。
01:07:25いつ?
01:07:27その、うちの職員が八王子で殺された日です。
01:07:32めったにお休みになられない局長が休まれたので、よく覚えております。
01:07:36あの日は主人の脳骨で。
01:07:38そう伺っております。
01:07:43何が痛いの。
01:07:45対話はございません。
01:07:47失礼します。
01:07:57主人の脳骨だなんて、後から調べれば分かる嘘をついたのはまずかった。
01:08:15でも、あいつにバレるわけ。
01:08:27ご苦労様。
01:08:45お帰りなさい。
01:08:55夜は冷えますね。
01:08:57お邪魔します。
01:09:09ああ、ここで。
01:09:12何もしませんよ。
01:09:14何のお話でしょう、手短に。
01:09:17久保孝子さんのことだよ。
01:09:21このままじゃ彼女を浮かばれない。
01:09:24どういう意味ですか。
01:09:27ご存知かどうか知りませんが、今の大塚の店の土地、わしは彼女から破格の安値で譲ってもらった。
01:09:34あんたのお主人、つまり彼女にとっては大切な愛人なんだけれども、その最後を見とっていただき、ご迷惑をかけたと、格安で土地を売ってくれたんだ。
01:09:49わしは何とか彼女の親切と恩に報いたい。
01:09:53お返しがしたいと思ってて。
01:09:55彼女が唯一大理にしてきた父親、久保勢三郎さんも死んだだろう。
01:10:02このままだと彼女は死ぬものもなくて、彼女の事件も風化し、犯人も捕まらず迷宮入りになるかもしれない。
01:10:11わしは何とかしたいと考えたんだ。
01:10:18大変心温まるお話を聞かせていただいてありがとうございました。
01:10:26話が済んだらお帰りください。
01:10:28そんなんじゃけんにしていいのかな。
01:10:31あの日、久保隆子さんが殺された日、あんた仕事休んでた。
01:10:38わしね、夕方ここに来たんだよ。
01:10:43しばらく待ったけど、あんた、帰ってこなかった。
01:10:46あははは。カバーかけたって無駄よ。
01:10:50あんた、寝室鬼没だからな。
01:10:52あんた、旦那が死んだ後も、何度も大塚に現れた。
01:10:56一度だけです。
01:10:57いや、わし、何度も見たよ。
01:11:08旦那は死んだ。
01:11:18心筋梗塞で倒れて死んだ。
01:11:22なのに、なんで、何度も何度も大塚に。
01:11:28主人の死に方が気になったからです。
01:11:35みなさんのおっしゃることがみんな、嘘に思えてきて。
01:11:41わしはうすのといちども。
01:11:43そうでしょうか。
01:11:45うそをついたことがないっていうのが、世の中で一番のうそだっていうな。
01:11:49あははははは。
01:11:50お引き取りください。仕事があります。
01:11:53また来ますよ今度来たら警察呼びますよ呼んだらどっちが困るか楽しみだね香水お邪魔様
01:12:14おやすみなさい。
01:12:24おやすみなさい。
01:12:33おやすみなさい。
01:12:53あ、沼袋。
01:12:56はい。
01:12:57ちょっと調べてみて。
01:12:59なぜかこの自生会八王子病院の看護師チームだったはずよ。
01:13:03ネットのニュースで見たんだけど、地域ぐるみの訪問看護の緊密なシステムを作り上げて、地域の高齢者に喜ばれてるそうよ。
01:13:12それが。
01:13:13いぶいわね。
01:13:16今年の地域看護育成大賞の候補、いまいちだって言ってたでしょ。
01:13:21この看護師チームに大賞を与えたら。
01:13:24あ、はい。
01:13:26ですが、局長は表彰式に出席することはできません。
01:13:30八王子の講演会がございます。
01:13:33局長、ご存じでしょうが、八王子は大臣の選挙区です。
01:13:39大臣の大臣市長より直々の依頼があり、
01:13:41もちろん私は八王子の講演会に出席します。
01:13:45霞ヶ関の表彰式は審議官にお願いしたら。
01:13:49あ、はい。ですが看護師チームの方…
01:13:52看護師チームは、霞ヶ関の表彰式に出させなさい。
01:13:56八王子で私の講演を聞くのと、霞ヶ関で大賞を受賞するのと、彼女たちにとってはどっちがうれしい?
01:14:07それはもう自分たちの活動を評価してもらった方が。
01:14:12早速、手配してちょうだい。
01:14:14残念ながら私は表彰式には出席できないけど、
01:14:18確か、立花っていう四十前後の看護師が中心だったはず。
01:14:27さっそく調べてみます。
01:14:30話は全部でたらめだが、病院ならきっと何らかの活動はしている。
01:14:48それを過大評価して、何としてもご利用して大賞を受賞させなくては。
01:14:55あの橘という看護師と決して顔を合わせてはならない。
01:15:00そのためなら何でもしよう。
01:15:03この椅子を何としても支出せねば。
01:15:25***
01:15:40申し上げました。
01:15:45八王子の皆様
01:16:10厚生福祉省
01:16:12女性子育て支援局長
01:16:14浅井知恵子でございます
01:16:16表彰状
01:16:21医療法人自政会
01:16:23自政会八王子病院
01:16:25訪問看護部との
01:16:26既団体は多年にわたり
01:16:29地域における看護活動に従事し
01:16:32その功績は顕著なものがあります
01:16:34よってここに
01:16:36第11回地域看護育成大賞を授与します
01:16:40おめでとうございます
01:16:43ありがとうございます
01:16:44皆さんの子どもたちに
01:16:52輝かしい未来が待っています
01:16:54私はそのことを皆さんに
01:16:57固くお約束して
01:16:59私の講演を終了させていただきます
01:17:02ご清聴ありがとうございました
01:17:05次の日の朝
01:17:16私はすっきり目覚めた
01:17:39少し疲れが残っていたが
01:17:46それがまた心地よい
01:17:48すがすがすがしい朝だった
01:17:50野田が
01:17:52おはようございます
01:18:06近く通りかかったもので
01:18:09嘘はたくさん
01:18:10何か
01:18:11今日もあげてもらいませんか
01:18:14すぐ出勤なんです
01:18:15お引き取りください
01:18:16朝日さん
01:18:17黒いコートをお持ちですよね
01:18:20いいえ
01:18:22例の
01:18:23久保高くさんを山道へ引っ張り込んだ女
01:18:26黒いコートに帽子にサングラスだったらしい
01:18:30見てきたような嘘
01:18:32あなた黒いコートをお持ちでしょ
01:18:34持ってません
01:18:35持ってますよ
01:18:36私は何度も
01:18:38あんたがそのコートを着て
01:18:39店の前の坂を
01:18:40上がったりおいたりするのを見てるんだよ
01:18:43知りません
01:18:54嘘つくんじゃねえよ
01:18:58朝日さん
01:18:59私はあんたをとばめる気はないのよ
01:19:03ただここに来た時ね
01:19:06玄関で酔っ張るんじゃなくて
01:19:10中にあげてもらってさ
01:19:13飯食ったり
01:19:19酒飲んだり
01:19:21あんたとさ
01:19:24仲良くやりたいだけなんだよね
01:19:28夜
01:19:34もう一度来てください
01:19:37その時
01:19:38ゆっくりと
01:19:41うちの中で
01:19:44お食事でもしながら
01:19:48よく話し合いましょう
01:19:51話せば
01:19:52お互い
01:19:54分かり合いすと
01:19:57私もそう思うよ
01:20:02なんて
01:20:19なんとかしに
01:20:19なんてかしに
01:20:20すみません、なんとかして
01:20:22なんとかない
01:20:24なんとかない
01:20:26なんとかない
01:20:28なんとかない
01:20:50なんとかない
01:21:20アサイ教授
01:21:505分間だけお時間いただけますか
01:21:52何
01:21:54俺って誰
01:22:00昨日の受賞者です
01:22:02対象受賞を
01:22:04アサイ局長は強く押してくれたのを聞いて
01:22:06ぜひ一言お礼を言いたいと
01:22:08今日八王子から
01:22:10再度足を運んでくれたって
01:22:12八王子
01:22:14さあどうぞ
01:22:16局長お見えですよ
01:22:18さあさあどうぞ
01:22:20ありがとうございます
01:22:22ありがとうございました
01:22:24地域看護育成大賞の
01:22:26次世会八王子病院の看護師チームの皆さんです
01:22:28立花です
01:22:30この度は私たちの活動を
01:22:32高く評価していただきまして
01:22:34あの
01:22:38確か以前どこかで
01:22:42お会いしましたよね
01:22:44お会いしましたよね
01:22:46ご視聴ありがとうございました
01:22:48ご視聴ありがとうございました
01:22:50ご視聴ありがとうございました
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