略過至播放器跳至主內容略過至頁尾
aucsx0063
  • 昨天
文字稿
00:00温森さんの事件について全ての告白が行われた翌日
00:06彼女の座席には一輪の花が置かれた
00:12温森さんの席にお花を置こうと思うんだ
00:15ずっと忘れたりしないように
00:19それから卒業式の日まで
00:21その机の花は一度も
00:25途切れることなく温森さんの席を彩り続けることになった
00:3010月中頃警察の聴取を終えた
00:34野辺さんと金沢さんの副学が許可された
00:37おかえり
00:39事件への直接の関与をしていない彼女たちに
00:43法律的な罰が与えられることはなかったが
00:46二人は自らの意思で
00:48ごめんなさい
00:49その出来事と向き合い続けた
00:5311月下旬
00:54家庭裁判所にて事件は突発的に起き
00:58悪質性はないとされ
01:00保護観察処分とされた西野さんも副学し
01:04私も?
01:06綺麗なカモミールの花を教室へ持ってきた
01:09絶対に忘れないように
01:11冬休みに入ってからも
01:13学校へ自習をしに来た生徒たちが
01:16一人また一人と新たな花を飾り
01:202月に入り
01:24それぞれの進路が決まると
01:26生徒たちはみな
01:28ウグモリさんの席へ
01:30自分の将来の報告をするようになった
01:32誰かが傷つく世界を少しでも変えられるように
01:36頑張るね
01:38後夜さんおめでとう
01:41そして生徒たちの人生とともに
01:44月日は足早に進んでいき
01:46あの卒業式の日まで残り2日となった今日
01:50私はその日を私が意識しすぎないように
01:58でも確かに優しく寄り添ってくれる夫にも
02:01言えない事実を抱えていた
02:04それは
02:05ウグモリさんの言っていたことが
02:07少しだけ
02:09現実味を帯び始めているということ
02:12自分に明日が来る実感が
02:15ないんです
02:17自分に明日が来る感覚がないと言っていた
02:22その感覚が私の中にも
02:26芽生え始めていた
02:28ついに明日卒業式を迎えることになりましたが
02:32私たち蓬莱高校のね
02:34締めの漢字を
02:36はい
02:37決めてきました
02:39ジュースかけます
02:40京都の締めの漢字
02:42Bっすよ俺やりますよ
02:45やるか
02:46当たったら俺一語俺一年間ね
02:48一応
02:49締めの漢字は
02:50刻む
02:52ですね
02:53今年一年
02:55とてもいろんなことがありました
02:57ですが
02:59また新年度となって新規一点
03:02ではなく
03:04この学びを
03:06刻み続けたいと思います
03:08それでは
03:09明日は
03:10元気に卒業生を送り出してあげてください
03:13よろしくお願いします
03:15ごめんお待たせ
03:17おーす
03:17メッス
03:18はい
03:19遅いから
03:20ごめんごめんごめん
03:22おめでとう
03:23ありがとう
03:24こういうの
03:26周年イベントみたいなのやんなくていいの
03:28確かに
03:28そういう店じゃないし
03:30この日は二人と会って
03:31自分のご褒美にしたいって思ってんの
03:34腐るほど会ってるけどな
03:35うん
03:35あんたたちとだけ会って
03:38目一杯飲んで食べる日ってことよ
03:40うーん
03:40あ
03:41あ
03:42りな
03:42そういえば
03:43あんたの夫に声かけたら
03:45友達とだけの時間
03:47邪魔したくないからとか
03:48また意味深発言かましてたけど
03:50なんかあったりした
03:51ううん
03:52全然何もない
03:53最近見るからに愛されてるから
03:56大丈夫でしょ
03:57いかが本当に何の心配ばっかしてるよね
03:59いつも
04:00そう
04:00そう
04:01いつもしてるよ
04:03それはな
04:04さおとめのせいでもあんだぞ
04:07なんで
04:08あんたが勝手に高校辞めた時
04:10私泣いたマジで
04:13人間ってさ
04:14近くにいるやつ
04:16二人だけ助けられればいいって思ってんだ私は
04:19それが全員できたら
04:21助けを求める数より
04:23助けようとする数の方が多くなるからさ
04:26でも
04:28その絶対助けたい
04:30二人のうち
04:31一人見逃した
04:33うーん
04:34悔しかった
04:35だから
04:36二人が困ってる時は
04:38力になりたい
04:40これだけはマジで思ってんだ
04:42私の神
04:44カズマサオダに誓って
04:47な
04:48なんでよ
04:49ちょっとうるうるしちゃったじゃん
04:51脂がった
04:53臭み警報なってた
04:55なってない
04:56あの時は
04:57二人ともごめんね
05:00ほんと
05:00いや正直さ
05:02二人のことはずっと親友だって思ってるけど
05:05高校のあの時は
05:07まだそんなにそう思い切れてなかったのかもしんない
05:09友達って存在がさ
05:12周りの人たちにも
05:14当たり前にありふれてたから
05:16でもそれで
05:18一人になって思ったの
05:20一生で
05:23おっかい会いたいって思える人って
05:25十何年の学生時代の中でも
05:27あの二人だけだな
05:29いやそんなもんなんだ
05:30でもその二人が
05:33いてくれたおかげで
05:34私はこうやって
05:35自分の店を持つっていう夢を
05:38叶えられました
05:38二人とまた
05:40集まる場所作ろうっていう
05:42思いだけで叶えてから
05:44ピピピピピピピ
05:47私の
05:47臭みスカウターが
05:49完走していますね
05:50いいでしょ別に
05:52とにかく
05:53うん
05:53これからもよろしくね
05:56はい
05:5780歳になっても
05:58この店で
05:593人で
06:00この日にお酒飲むのが
06:02私の目標だから
06:03ダメでした
06:04やっぱり二人には話せなかったんだ
06:08うん
06:09うぐもりさんの言ってた通りだった
06:12ん?
06:13危険な目には絶対に巻き込みたくない
06:15私もそう思ったの
06:18だから
06:18天にも
06:20お願いします
06:21これは私の挑戦だから
06:24絶対に巻き込まれようとしないで
06:26明日卒業式だし
06:28今日早く寝るだろ
06:29うん
06:30もしよかったら
06:31明日の朝
06:32ゆっくりご飯食べない?
06:35おはよう
06:35おはよう
06:37ちょっと寝れた?
06:39うん
06:40だよな
06:41まずは飯作ったから食べようか
06:44うん
06:44はい
06:45サンキュー
06:45はい
06:46はい
06:47ありがとう
06:48懐かしい
06:50覚えてた?
06:51うん
06:52それ俺が作った
06:53記念すべき料理第一号な
06:55結婚してすぐに
06:56私が熱で寝込んだ時なんだよね
06:59そうそう
06:59俺全然実施なんかしてこなかったからさ
07:02急いで作ったら
07:04ザ男にぎりなおにぎりが無数に出来上がってな
07:07でもそっから料理ハマって
07:09今や手打ちで蕎麦作るまでになってんだから
07:13やっぱ最初の一歩で大事だな
07:15ほんとだね
07:16じゃあ
07:17いただきます
07:18はい
07:18いただきます
07:19重っ
07:20すごい
07:21昨日さ
07:23これの具材買いにスーパー行ったら
07:25隣の斎藤さん夫婦が揉めてて
07:28なんか
07:28花見の団子は
07:30粒かコシかで
07:32センスのありなし問われるくらい喧嘩になってて
07:35リナーはどっち
07:37粒
07:38え
07:38マジで言ってる
07:39嘘
07:40嘘でしょ
07:41あんな豆なんか必要ないじゃん
07:43いや
07:43あの豆があるから一口ずつに味が変わるんだよ
07:47え
07:47コシだったもん
07:48断然
07:49そうなんだ
07:50じゃあ私たちはあの良さが共感し合えないんだね
07:54じゃあ来週花見行って
07:55両方食うか
07:58で品評価やな
07:59ないのか
08:01うふん森さんが言ってたみたいに
08:03明日が来る感覚が
08:05やばい
08:06俺Wi-Fi返してない
08:08いやこの前の出張で使ったレンタルのWi-Fi
08:10あーやっぱ
08:11来週までだった
08:12一人のどっかで今度は郵送しててくんない
08:15あとさ
08:16今年結婚5年目だし
08:18初めての海外にでも行くか
08:20イタリアとかな行きたいな
08:23でも俺の友達がベネチアで
08:25すっげーでかいエビ食わされてぼったくられたらしいよ
08:29未来の話をそんな顔で聞くな
08:31みんなは生きてるよ
08:33生きてる
08:35生きる
08:36もしその感覚がないって言うんだったら
08:38俺がいつまででも未来の話する
08:41よくさ
08:43なんか名言で
08:44明日がないと思って生きろみたいなこと言うじゃん
08:47なんか俺あれ見て思うんだよね
08:48知らねーよって
08:51死ぬかもしれないから頑張るよりさ
08:55死にたくないって思って頑張る方が
08:58俺は応援できるし
09:00共感する
09:01だから
09:03俺は今までリナの挑戦を応援し続けた
09:06なあ
09:08行かない選択肢はないのか今日
09:09最後かもしれないから
09:14行くわけじゃない
09:17宇宙森さんの
09:18あの日の話を聞いた時に思ったの
09:21宇宙森さんもきっと
09:24最後だと思ったから
09:27戦いに行ったわけじゃないなって
09:29彼女はずっと
09:31明日を信じて
09:34今を変えようとしていたんだって
09:37ずっと
09:39言えなかったんだけどね
09:41私が一周目の時は
09:46私たち
09:48離婚してました
09:50だから
09:51もう一回このおにぎりが
09:53食べれるなんてって
09:55頑張って変えてよかったよなあって
09:57これからも絶対バカみたいな話するんだよ
10:00腰案の良さだって教えなきゃいけないしな
10:02もう
10:02言えないのかもしれないから
10:06今度はレンにだけ
10:07言いたい
10:10好きだよ
10:11もしも
10:12そういう運命が待っているんだとしても
10:16どうしても変えなきゃいけない
10:18今があるの
10:19私だって死にたくない
10:21死ぬ気もない
10:22でもだから行くの
10:24運命を変えるために
10:27本日は
10:28ご卒業おめでとうございます
10:30いつからだろう
10:32私がこの日に
10:35少しの涙も流さなくなったのは
10:38生徒のために命をかけて
10:41私力を尽くす教師
10:43私は
10:44なぜだか与えられた
10:47二週目の一年で
10:48自らの死の未来を変えるため
10:50そうなる覚悟を決めた
10:53生徒のために本気で
10:57何でもする教師になるのだと
11:01ある生徒は伝えた
11:05この世界は変わると
11:07だから今日
11:09私はここに来た
11:11教師とは
11:13私とは
11:14一体何者なのだろうか
11:16やっぱり
11:17あなただったんですね
11:20九条は
11:21やっぱり
11:23あなただったんですね
11:25星崎くん
11:29え、なんで分かったの
11:31俺が先生のことを突き落とそうとしてること
11:33やっぱり
11:36二週目でしょ
11:37あなたの
11:39期待通りです
11:41一週目はここで
11:42あなたに突き落とされ
11:45修行式へと戻りました
11:48二度は
11:49させません
11:50いや
11:51でも俺力なら負けないよ
11:54今からでも
11:56ドーンって
11:56え?
12:03あの事件の後
12:04落下対策で火弾が設置されたんです
12:07私は
12:08ウグモリさんに救われることになりました
12:11そっか
12:12やっぱかっこいいね
12:14ウグモリさん
12:15先生いつから分かってたの
12:17一週目で
12:19俺が先生のことを
12:21落としたってことは
12:22もしかして俺のことずっと
12:24やばい奴だと思って見てた
12:25あの時は
12:26あなたが犯人だとは
12:28分かっていませんでした
12:30え?
12:31どういうこと?
12:33顔が見えなかったから
12:34だから私には
12:3630人の生徒全員が
12:39だから私には
12:4130人の生徒全員が
12:44容疑者に見えたんです
12:45それで
12:46教室を変えようと
12:48え?
12:50待って
12:50え?
12:51じゃあ先生は
12:52一週目では
12:53俺のヒーローじゃなかったってこと?
12:57あなたは
12:58本当に不思議な人ですよね
13:00以前
13:01青春とは何かを
13:04あなたに聞かれた時も
13:06思いました
13:06あなたと話をしていると
13:09教師と生徒ではなく
13:11人と人との距離で
13:13話をしてしまうんです
13:15とても不思議で
13:17素敵な人だなぁ
13:21と思いました
13:22私が
13:24あなたが犯人だと
13:27確信したのは
13:28あの瞬間
13:29顔が見えなかったからです
13:31西野さんの話を聞いて
13:34思いました
13:35事故でそれが起きたとしても
13:38人は
13:39思わず
13:40見るんです
13:41意思を持って落としたならば
13:44なおさら
13:44その瞬間を
13:46確認する
13:47でも私は
13:49地面に着くその時まで
13:52顔が見えなかった
13:54そのことに気がついた時
13:56あの出来事は
13:58明確な殺意もなく
14:00起きたのではないかと
14:02もしかしたら
14:04無感情に近い状態で
14:07そう思って
14:08この日々を振り返った時
14:10あなたの顔が浮かびました
14:12他の生徒たちが
14:14言葉に
14:16思いに
14:17感情が揺さぶられていく中
14:19あなたは一人
14:21すべてを客観的に見ているかのようでした
14:24この世界が
14:27作り物かのように
14:28私が一周目の時も
14:31そうだったんでしょうね
14:33あなたは
14:35私を殺した後
14:38自らの命も
14:40立とうとしていませんか
14:41だから今日
14:42私はここに来たんです
14:44あなたに会いに来ました
14:46今日会わないと
14:48この運命は変えられないと思ったから
14:52星崎君
14:54私を殺すのを
14:56やめてください
14:57そして
14:58自分を殺すのを
15:00やめてください
15:02先生やっぱやばいね
15:04なんで俺が死のうとしてるって分かったの
15:06だって俺がこの世界をぼんやり生きてるのと
15:09死のうとしてることって別に繋がんないじゃん
15:12うぐもりさんの
15:14生き様を通して
15:16私は思いました
15:19その選択の瞬間というのは
15:22苦しい状況が変わらないと
15:25絶望した時なのだと
15:27あなたが
15:28笑っている時も
15:30楽しそうにしている時も
15:32絶望に近い危うさを
15:34ずっと感じていました
15:35この世界が退屈で
15:37こんなものかと
15:39たっかんしてしまう
15:40小学生の頃にさ
15:41結構流行ってた遊びがあったんだよね
15:44坂道を
15:45自転車でブレーキかけずに
15:47どれだけ進めるかって遊びなんだけど
15:49よーしと思って
15:50自転車乗って
15:52もう一回もブレーキかけずに
15:54壁にドーンってぶつかったの
15:55みんな笑ってるって思ったんだよね
15:59で
15:59ボロボロな体でみんなのこと見上げたら
16:03みんな
16:04ヤバい奴を見る目で俺のこと見てたの
16:07その頃かな
16:08自分がおかしいって気づいたの
16:10もし先生が一周目で
16:13俺のヒーローじゃなかったら
16:14落としたのも分かるかな
16:16だってずっと思ってたんだよね
16:19なんで誰も変えてくんないんだろうって
16:22俺さ
16:23ずっと我慢してたんだよね
16:26俺なりに
16:28一生懸命空気読んで
16:31出過ぎないように
16:32自分を殺して
16:34みんなの真似してないと
16:36邪魔しちゃうから
16:39でもね
16:40なんか
16:41それに慣れてくると
16:43流れが
16:44なんか景色みたいに見えてくんだよね
16:48それもなんか
16:49白黒の映画みたいな
16:51どこにも自分がいないような
16:54虚しい世界
16:56自分を殺す
16:59虚しい世界
17:01でも
17:03今年一年は
17:05本当に違った
17:06白黒の景色の中にさ
17:08一人
17:09色付きの人間が出てきたんだもん
17:12そっからもう
17:13俺の周りは
17:14どんどんどんどん変わっていってさ
17:15先生が書いてくれたのか
17:18すっごい楽しかった
17:21だから
17:22俺も
17:23先生の力になりたいなって思って
17:27浜岡先輩に話したの
17:29西野のこと
17:29あ、それ知らなかった
17:32お前のクラス
17:33おかしいことになってんだろう
17:34って言われて
17:35その時に
17:36居場所のおかしり
17:37西野のこと話したの
17:38先生がまた
17:41なんかぼっこしてくれるんじゃないかな
17:43って思ったから
17:44そしたら
17:46五森さんが
17:47ああなっちゃった
17:49悲しかったな
17:51だから
17:52俺にも何かできることないかな
17:55って思って
17:56浜岡先輩の動画見つけたの
17:58でさ
18:00それ見つけた時
18:01気持ちが
18:03うわーってなって
18:04これで
18:05俺もみんなのこと変えれるかもしれない
18:09って思って
18:10こっちゃんに話したの
18:11俺もさ
18:13誰かのために生きてみたかったんだよね
18:15でも
18:16先生がさ
18:17それぞれ
18:18考えて向き合うって言ってたじゃん
18:21俺は
18:21何を考えればいいんだろう
18:24って思って
18:27俺
18:28全く
18:30何も変わんないんだよね
18:33変えてほしいって
18:35ずっと思ってたのに
18:38いざ先生が変えてくれたら
18:39変わんないの俺だけじゃん
18:41って
18:42小学生の時も
18:43みんなに
18:44合わせられない時の感覚が元に戻った
18:46ああやっぱ俺っていない方がいいんだな
18:49って
18:49その頃よく母ちゃんに言ってたの
18:52俺なんて生まなきゃよかった
18:54アニメって
18:55めんどくさいでしょ
18:56って
18:56俺の父ちゃんも母ちゃんも
19:00めちゃくちゃいい親でさ
19:01別にお金に困ってるとかも
19:04ないんだけど
19:05よくさ
19:06事件とか起こると
19:08それについて調べるでしょ
19:09犯人はこんな不幸の生い立ちだったんだとか
19:12こんなに恵まれない環境だったんだとか
19:14だけど
19:15俺
19:16それ思うんだよね
19:17それって
19:18見る側の人間が欲しい理由であってさ
19:21ダメなことした人が別に特別な理由がない
19:25だから
19:26ダメなことした人が別に特別な理由がないことだってあるの
19:32だから
19:32変えられないんだよね
19:34最近は
19:36お酒式みたいな世界をただ歩くだけになってさ
19:39それが
19:40もし永遠に続くって思うとさ
19:43怖いんだよね
19:45先生さ
19:46なんでもするって言ってたよね
19:47先生
19:49俺と一緒に死んでくんない?
19:51お願い
19:52押崎くん
19:54うん
19:56それは
19:56できない
19:59私が何でもするのは
20:00生徒が変わるため
20:02終わらせるためじゃない
20:05それに私は
20:08死にたくない
20:09そうだよね
20:10こんなこと思うのも多分
20:11俺がおかしいから
20:12おかしくないよ
20:14押崎くんだけじゃない
20:16そう思うことも
20:18あるでしょ
20:20色を失った世界を
20:23淡々とこなす日々が虚しくなる
20:25私が一周目の時も
20:27そうでした
20:29でもね
20:30この一年をやり直してみて
20:34色を失って
20:35知らせていたのは
20:38世界じゃなくて自分だったって気がついたの
20:42変わらないと諦めるあなたへ
20:45一つだけ
20:48知らける前に
20:50してほしいことがあるんですが
20:52自分だけでも
20:55自分を信じてみてくれませんか
20:58無理だと知らける前に
21:01できると信じ
21:02伝わると信じ
21:04無謀でも挑戦してみる
21:06達観して
21:08我慢して
21:10引いて見過ごすのではなく
21:12心を
21:14思いを
21:16解き放ってみる
21:18誰かに笑われてもいい
21:20バカにされてもいい
21:23理屈や
21:23根拠がなくてもいい
21:25理屈や
21:27根拠がなくてもいい
21:29まずは
21:30自分だけが
21:32自分の思いを信じてあげる
21:34そうすればきっと
21:35変えようと動けるはず
21:39星崎くん
21:41変わらないなんて
21:43散らけないで
21:46もう少し
21:48一緒に
21:49楽しんでみませんか
21:51この世界を
21:53ごめん
21:54先生
21:54すっごいってこと分かるんだけどさ
21:57やっぱ動かないんだよね
21:59俺の心
22:00悲しいね
22:02先生
22:02話してよ
22:04ほら
22:05ぐ、ぐ、ぐもりさんの家団が守ってくれるかもしんないじゃん
22:09あ、でも
22:10俺みたいなやつ助けてくんないか
22:13ほら
22:14先生は一瞬死んじゃうよ
22:17私は死なない
22:18待ってくれてる人がいる
22:20いいなあ、先生は
22:22いる
22:23いるよ
22:24あなたにも
22:26あなたにも見えてないだけ
22:27あなたが一人だと思っても
22:29あなたの味方になりたいって
22:31あなたをもっと知りたいって
22:33私が
22:34私たちが
22:35思ってる
22:37だから
22:39なにしてるの
22:42今に来たら
22:44あなたが
22:44あなたが
22:45色がついてるの
22:46みんなに
22:48関わったね
22:49行ったら
22:50やばい時は絶対助けるって
22:53あ
22:54殺業式を終わってずっと探してた
22:56飽き職悪かった
22:57ふざけ
22:58お前ふざけんなよ
23:01何でこんなことすんなよ
23:02浜岡
23:04お前
23:04浜岡から
23:05お前が西野のことを吹き込んだって話を聞いたんだ
23:09で
23:10いつか何かしでかすかもしれないと思ったから
23:13今日
23:14ずっと探してた
23:16みんなに声かけて
23:18九条とお前のことを
23:20なあ
23:21悲しかったろうぐもりのこと
23:23たら
23:25たら
23:26俺たちのために死ぬの
23:28星崎くん
23:30この
23:30クラスメイトたちがいても
23:33やはり
23:34あなたの世界は
23:35虚しいですか
23:38色のない世界に
23:40見えてますか
23:43わかんない
23:43でも
23:44今みんなの後ろで
23:46見えてる
23:48この真っ赤な太陽は
23:50きっと一生忘れないんだろうね
23:53十分だと思います
23:54生きていくのには
23:56お前の
23:57お前のせいで俺の人生が変わった
24:00お前のせいで俺の人生が変わった
24:06お前のせいで俺の人生が変わった
24:07いらっしゃいで俺の人生が変わった
24:09お前の人生が変わった
24:10いらっしゃいで俺の人生が変わった
24:11お前のせいで俺の人生が変わった
24:14みんな大丈夫か
24:19みんな
24:20みんな
24:22みんな
24:22我心裡有什麼聲音
24:52中間自分を信じて立ち上がることの強さを教師の私の方が教えてもらうようになっていたのは
25:01二週目の人生で教室を変えると宣言した私だったが
25:08いつでも苦しい状況を変えてきたのは生徒自身だった
25:14私は本気で生徒とぶつかることを決めた
25:19でも反対にその本気に答えてくれたのは生徒の方だった
25:26私は生徒に教えられた
25:28知らけず本気で向き合うことでそれを誰かが答えてくれるということを
25:37私にとっての最高の教師は生徒の方だった
25:43先生にバトンタクします
25:45過去の私みたいな生徒が生まれないような教室に
25:50無自覚に人を傷つける世界を少しでも変えてくれることを
25:57リナ分かるか
25:59生きてるぞ
26:01星崎くんを助けた卒業式の続きだ
26:05先生
26:06目を開けるとそこにはこの一年で私が必死に変えてきた
26:11みんないる
26:14よかった
26:15ほんのによかった
26:16レン助けてくれて
26:18ありがとう
26:21みんな改めて卒業おめでとう
26:262週目の人生から1年後
26:28私は生徒に託された
26:30この世界をこれからも生きて
26:34変え続けることを
26:36始まったままの