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00:00夫の健康管理は私がしていました副作用の強いお薬を飲んでいたら私が知らないはずありません では事故の原因はご主人の過失ではないとはい突然誰かにぶつけられたとか
00:22バスの整備に問題があったとかそういうことしか考えられませんなのに ずさんな捜査で片付けられて
00:31全部責任が夫にあるみたいになっちゃって 事故の原因については警察がすでに結論を出していますそれがデタラメだって言ってるんです
00:41純子さん 落ち着いて
00:46失礼しました 薬を服用しなかったと
00:51見える証拠がありますか
00:5930年 夫は真摯に仕事に向き合ってきました
01:04お酒だって 休みの前の日しか飲まなかったんです
01:11そんな薬を飲むはずありません 裁判
01:15バス事故の
01:18親父のお目を晴らしたくて バス会社を訴えようと思ってる
01:24それで
01:26母ちゃんに原告になってほしいんだ
01:28私に
01:29俺は
01:30代理人として法廷に立つから
01:33驚かないで聞いてほしいんだけど
01:40うん
01:41実は
01:43轟さんは
01:44あのバス事故の被害者遺族なんだ
01:48それで?
01:50それで?
01:51え? 驚かないの?
01:52いや それで
01:53何?
01:56あーごめん
01:57いやーなんかもう
01:58話さなきゃいけないことがありすぎて
02:02今日までのこと全部話すから
02:04それでもし母ちゃんが納得いってくれるなら
02:06いいわよ別に
02:07え?
02:08え?
02:09私が原告になればいいんだよね
02:11うん分かった
02:12いやいやいやまだ説明が
02:13いいいいもう難しいことは母さん分かんないから
02:17やるならやるで決めちゃいましょう
02:20ああ
02:21ご協力感謝します
02:23何か思ったよりあっさりオーケーしてくれて皆さんには散々お世話になってますし整さんどうかよろしくお願いします勝ちますよ必ずここからが本当の戦いです
02:50あくまで薬は飲んでいないというご主張ですね
03:02ではここでオツ4号書
03:04宇崎披露師の司法解剖結果を示します
03:07こちら宇崎披露師の体内から抗不安薬に含まれる成分の反応が示されています
03:13これらの成分は注意力集中力の低下などの副作用がありまた薬の効果が切れると
03:19時として幻覚などが見えるという専門状態になる人もいる
03:24これらの症状が運転中に起こりバス事故が起きた
03:29というのは整合する話ではないですか
03:31そんな症状長く一緒に暮らしてきて一度も見たことがありません
03:36あなたに打ち明けられず一人で苦しんでいた可能性だってありますよね
03:42ありえないです
03:43実際社員にヒアリングしたところ
03:45あなたのご主人は過度な正義感から社内で煙たがられ孤立していたと聞いています
03:52ストレスでメンタルを崩し抗不安薬を服用した十分に考えうる話では
03:58じゃあ薬はどうやって手に入れたんですか
04:01病院に行かないともらえない薬ですよね
04:03正規のルートでなくとも薬を手に入れる方法はいくらでもあります
04:07この証拠がある以上
04:09宇崎博夫さんが運転中に薬を服用していたことは動かし難い事実です
04:14今更それを整備不良とするのはかなり無理があると言えませんか
04:27港中央バスの所長である濱岡さんに伺います
04:31車両の定期点検整備はどのような体制で行われていましたか
04:36国交省の規定に沿って定期的に実施しておりましたよ
04:40その頻度は?
04:42ああ、3ヶ月ごとの点検に加えて
04:451年ごとの大掛かりな点検を実施していました
04:483ヶ月?
04:50そのくらいの頻度でしか行っていなかったんですか?
04:53いや、もちろん日常の点検は毎日やってますよ
04:56あなたが定期点検と聞くから3ヶ月ごとと答えたまでです
05:01定期点検と日常点検は別物ですから
05:04事故を起こした車両はその2つをクリアしていたと?
05:08はい、問題ありませんでした
05:10それを証明できますか?
05:11もちろんですよ
05:13営業所に整備点検の記録簿があります
05:17でないと行政に罰せられるんでね
05:21なるほど
05:23間違いなく整備表通りに点検は行われていた
05:29でも整備表の改ざんをすることなどなかったと
05:31そういうことですね
05:33逃げあり
05:35先ほどから適切に整備がなされていたと述べている
05:37ではここで被告提出証拠であるオツ8号所
05:41港中央バスが当時つけていた整備点検表を示します
05:45こちらは事故当日を含む1週間を遡った整備記録ですが
05:51確かに全ての項目に丸がついています
05:53そりゃそうですよ
05:55うちはしっかりやってますから
05:57走っていたバスの中には古い車両もあったのでは?
05:59そりゃもちろん
06:01その場合、この整備表のように
06:03全ての項目が問題ないという方が不自然ではありませんか?
06:07それは日々の整備の賜物です
06:10全ての車両に一度も不具合がないことがありますか?
06:14日常点検を怠り、適当に丸をつけるといった
06:18ずさんな管理が横行していたのではないですか?
06:21いい係はやめていただきたい
06:23裁判長、ずさんな管理というのは被告を侮辱するものです
06:27撤回を求めます
06:29こっからが本当の勝負だ!
06:34OK、まずはどうやって石倉を攻略するのが最も賢いかだ
06:39GIテクノロジーズにさくり入れるんじゃないんですか?
06:41バカが、それができんなら最初からやってるわ
06:44あいつらが開発した自動運転システムが暴走して事故が起きたんだろ?
06:48それを証明できるカードが揃ってないの
06:50今、本丸を攻めるのは危険
06:52いや、追い詰めてんのこっちだろ
06:54戦と同じだよ
06:56敵の本陣に近づけば近づくほど死ぬ確率はぐんと跳ね上がる
07:00下手に動いて詮索してんのがバレてみ?
07:03得意の権力使って潰されちゃうよ
07:05じゃあどっから攻めるんです?
07:06巨人の倒し方は相場が決まってんだよ
07:09足元を狙ってアキレス腱から崩していく
07:12アキレス腱?
07:13石倉を倒す上で俺たちがまだ手をつけていないルートがある
07:17事故を起こしたバス会社
07:19港中央バスか
07:20そう足元を崩せば敵将の首はおのずと近づいてくる
07:27お父さんここで働いてたんだね
07:34初めて来た親父の会社
07:38気合入りすぎだって
07:41気持ちは分かるけどいきなりケンカ越しじゃ聞ける話も聞けないからね
07:47はいはい
07:48すいません少しお話を聞かせてもらいたいんですが
08:02えっとどちら様ですか?
08:04弁護士の宇崎と申します
08:06ちょっと…
08:075年前の事故について話を聞かせてもらいたくて
08:10宇崎弁護士…
08:13もしかして宇崎さんの息子さん?
08:16はい
08:17悪いけど何も話すことないよ
08:20どういうことですか?
08:23どうもこうもないよ失礼
08:26なんで拒否するんですか?
08:28何か都合が悪いことでもあるんですか?
08:30あのね、はっきり言おうか
08:33あなたの父親の事を
08:35心よく思ってる奴は会社に一人もいないんだよ
08:39何が弁護士だよ
08:41あれだけ会社に迷惑かけて
08:43どの面下げてって話でしょうか?
08:45いや、今のはあんまりじゃないですか
08:47宇崎っていう名前はこの会社じゃ
08:49それぐらい印象が悪いんだよ
08:51あのー…
08:58ダメだ…全部文字払い…
09:00最初の奴らが知らせたんだろ?
09:15もういきなりあんな聞き方するからでしょ?
09:18悪い…
09:19まあでもあれはひどかった
09:22腹立っても仕方なし
09:25本当に悪かった
09:27出直すか?
09:29あっ、よかった、まだいらっしゃった
09:33初めまして
09:35あの…
09:36整備士の堀切といいます
09:38残業してたらあなた方が来てると聞きましてね
09:41そうですか
09:47息子さん、本当に弁護士に…
09:50お父さんには随分お世話になりました
09:56あの…
09:58私でよければ、何でもお話しします
10:04堀切さんの役職を教えてください
10:10港中央バスのメカニック、整備を担当しています
10:15担当直入に伺います
10:17港中央バスの整備は十分だったと思いますか?
10:27いえ…間違いなく…不十分だったと思います
10:34しかし、整備点検表には全ての項目に丸がついています
10:38これは事実と違うということでしょうか?
10:42はい
10:43実際の車両のコンディションとは、かけ離れた整備表と言わざるを得ません
10:48つまり…
10:50改ざんされていると?
10:52情けない話ですが…
10:54そうなります
10:58事故より前の期間、車両に不具合はありましたか?
11:02あの期間と言わず、3ヶ月点検の度に
11:05複数車両に故障や消耗がありました
11:09会社に報告しなかったんですか?
11:13も、もちろんしましたが…
11:16取り合ってもらえませんでした
11:18お願いします
11:19はい
11:20へへへへ
11:22堀切君の査定は厳しいね
11:25君にかかったら、どんな車両もオンボロ扱いだ
11:28安全な運行を続けるためには、最低限のメンテナンスが必要です
11:32うちもギリギリやってんだよ
11:34余計な経費をかけて、みんなの給料を下げるわけにもいかないだろ
11:38しかし…
11:39本当に危ない車両があったら、ちゃんと直すさ
11:42とりあえず、これ見てチェックしておくよ
11:45お願いします
11:46特に8号車のブレーキと10号車のエアタンクだけ…
11:48見ておくと言っただろ
11:49私も次に会って忙しいんだよ
11:58ただいま戻りました
12:02あ、おかえりなさい
12:03あ、あ、ウサキさん
12:05ブレーキの具合どうです?
12:07ああ、注意しないと危ないね
12:09次の定期点検までの寿命かな
12:12それ以上はまずいかもしれない
12:14ですよね
12:15いや、所長には何度か言ってるんですけど
12:18事情は分かってるよ
12:20まあ、まだ大丈夫
12:23僕らの方も注意しながら運転するから
12:25すいません、負担かけて
12:27いや、ホリキル君が悪いわけじゃないよ
12:30お客様の安全を確保しながらお運びする
12:33それが僕らの仕事だしね
12:35おっしゃる通りです
12:37ウサキさんは頑固なくらい安全運転だから安心です
12:42おいおい、ちゃんとダイヤは守ってるぞ
12:45間違いないです
12:46いつも大変な作業
12:49ありがとうね
12:51じゃあ
12:55運転手にも負担をかけたと思います
13:02せめて最低限の安全だけは確保しようと
13:07私たちは毎日残業していました
13:10では、なぜ整備表には丸が並んでいるんでしょう?
13:14私は点検のたびに正確な状況を書き込んでいます
13:17そしてそれを毎回署長に提出します
13:20しかし
13:21翌日の整備表には全て丸がついている
13:26署長に提出した後で全て丸がついた状態に改ざんされていたというわけですね
13:33はい
13:36ありがとうございます
13:38原告代理人の高井戸です
13:44これから高16号書堀切さんによって当時書かれた本来の整備表の画像を示します
13:50こちら、先ほどと同じ車両の改ざんされる前の整備表で間違いないですか?
13:56はい
13:57書き換えられると分かってから画像に押さえるようにしていました
14:01日付を見て分かる通り、事故の前、最後に行われた点検において
14:06複数車両の不具合が見られます
14:08しかし、港中央バスはまだ大丈夫と判断し
14:13経費削減のためこれを放置、整備表を書き換えていたと
14:18はい
14:19では、お伺いしますが
14:22事故が起きた車両についてはいかがですか?
14:26残念ながら、あの車体は私が整備しておらず
14:31当日の正確なコンディションは分かりません
14:34しかし、ここまでの証言を元にすると
14:38事故を起こしたバスにも整備不良があったと考えられませんか?
14:42意義あり
14:43事故車両とは無関係な話だ
14:46では、質問を変えますが
14:48なぜ、あなたは今までこの事を言わなかったのですか?
14:54事故があった時、言えたはずです
14:56そうですね
14:57今となっては、後悔しています
15:06改ざんに対して抗議はしなかったのですか?
15:12事故はしました
15:13でも、貴重面すぎると煙たがられて
15:16私を嘲笑するムードが会社に漂いました
15:20そのうち私も黙るようになって
15:24でも、そんな中でたった一人、一緒に掛け合ってくれたのが
15:30宇崎博夫さんでした
15:32宇崎博夫さんでした
15:34もう黙ってられません
15:36これは、経費の節約というレベルを超えています
15:40万が一のことがあったらどうするんですか?
15:42だから、次の3カ月点検でやるって言ってるんだろ
15:46そこまで持ちません
15:48堀切君の正しい整備表に沿って
15:50すぐに車両の修繕をお願いします
15:54宇崎君、肩の力抜いたらどうだ?
15:58業務の中で目をつぶらなきゃならないことは
16:00多少なり出てくるもんだ
16:02君は真面目を取り越して
16:04クソ真面目なんだよ
16:08少しぐらいの不具合走らせても問題ない
16:10現に事故起きてないじゃないか
16:12事故が起きてからでは遅いんです
16:14宇崎さんは真剣に掛け合ってくれた
16:16侮辱されても諦めず
16:18主張を続けてくれました
16:20宇崎さんのために私は
16:22もっと早く行動すべきだった
16:255年間も泣き寝入りして
16:30申し訳ないです
16:34私がもっと強く言っていれば
16:39あんな事故は
16:41あの宇崎さんが
16:51規定違反にあたる薬を飲んだとは
16:54到底思いません
16:56間違いなく
16:59車両に問題があったと思います
17:01折り切さん
17:02貴重な証言
17:07ありがとうございました
17:09裁判長
17:10今の証言にもあった通り
17:11事故を起こした車両にはやはり整備不良の可能性があり
17:25何よりそれを浜岡所長が認識していた可能性が出ています
17:29お伺いしたい点があるため
17:31今一度尋問の機会をください
17:33被告としてはその必要性はないと考えます
17:36認識はすでにお話しさせていただきました
17:38裁判所としては
17:43当該車両の整備状況について再度確認したいので
17:48それに限って尋問を認めます
17:51では改めて浜岡さんにお伺いします
18:10事故が起きたバスに不具合はありましたか
18:14いいえありません
18:16堀切さんの証言や高16号証をもとにすると
18:20やはりあなたの会社で整備不良は横行していたんじゃないですか
18:24ありませんよ
18:26実際うちの会社であの件以外に事故は起こしてないわけです
18:30浜岡さん
18:32もしあのバス事故が起きた原因が整備不良にあるんだとしたら
18:37あなたの社会的責任は計り知れません
18:40尻尾を切るのは
18:45権力者の上等手段ですよ
18:49和解金ですか
18:53そうだ石倉大臣が用立ててくれた
18:56大臣が
18:57ということは
18:59事故の原因はやっぱり
19:01運転していたのは運転者本人だぞ
19:03自動運転モードはオフのまま
19:05AIに地域の道を覚えさせるだけと説明があったら
19:09だから誤作動で
19:10いいか
19:11これはあの方がリスクヘッジの一環としてやられているだけのことだ
19:15死者まで出して
19:17許されるんでしょうか
19:19大丈夫だ
19:21石倉という屋台骨さえあれば
19:23我々が沈むことはない
19:25今後もあらゆる面でサポートしてくださる
19:29いいな
19:31あなたが何にすがっているかは知りませんが
19:37歪んだ被害はいつまでも続きません
19:40全てを失うことになりますよ
19:42つい最近
19:44身近な人物がそれを証明しましたよね
19:48整備不良なんてありえない接待に
20:05間違いなく入念に点検してたはずだ
20:12なぜそう言い切れるんですか
20:16あのバスには自動運転システムが搭載されていたんです
20:21その正確なデータを取るために管理されていた
20:26何ですか唐突に
20:28言い訳ならもっとマシなことを言ってくださいよ
20:30事実なんだよ
20:32GIテクノロジーズの自動運転システムで
20:36試験運行の走行データを取ってたんです
20:39事故の2週間前から当日まで
20:41場所に整備不良がないことは確実に証明できます
20:45私の責任問題なんて発生しない
20:47法廷でいい加減な証言は許されませんよ
20:50裁判で嘘をつけないのは
20:52弁護士先生が一番知ってるでしょう
20:55私はここではっきりと言い切れます
20:58整備不良の可能性はゼロだ
21:01あの事故は運転手の過失で間違いないんですよ
21:08例の裁判ですが
21:23圧倒的有利な状況で閉じたようです
21:25ほぼ勝利で間違いないかと
21:27そうですか
21:29まあ勝つに越したことはないが
21:31どっちに転ぼうが影響はみじんもない
21:34加害者の家族が遺写料を求めてバス会社を訴えるとは
21:39どんな読み筋だ
21:43的外れすぎて笑い話にもならん
21:46おっしゃる通り
21:48何一つ捉えていないようで
21:50いずれにせよ
21:51港市を切り捨てた甲斐はありましたね
21:54余計な遠回りをしたが
21:56不毛な土地で粘るよりは良かったわけだ
21:58的確な損切りだったかと
22:00結果的に国内における自動運転の広がりは
22:03加速しておりますので
22:05ようやくだ
22:08私の悲願達成まで
22:10あと少し
22:13がんばーい
22:17いやでもほんと狙い通りだったっすね
22:20試合に負けて勝負に勝つってこういうことだな
22:23完璧な運びだったな
22:25見事に計画がハマった
22:27一番欲しかった自動運転システム導入の証拠も
22:31敵が自ら証言してくれた拍手
22:34あの人と言ったよな
22:36事故のバスにはAIが搭載されずさって法廷で言ったよな
22:40しかもそこにGIテクノロジーズが関与してるってことまではっきりと
22:44あの証言は裁判記録としてちゃんと残る
22:47本丸の裁判を戦う上で有効な証拠になるね
22:51オッケオッケいい感じになってきた
22:56今回でヒロさんのお命返上とはいきませんでしたけど
22:59分かってますまだ途中ですもんね
23:02もちろんです
23:03息子から説明を受けてますからこの先が楽しみです
23:08ありがとうございます
23:09でもびっくりしました
23:11とんでもない作戦思いつくもんなんですね
23:15石倉を倒すためなら何だってやりますよ
23:18親父のバス会社を
23:21署長相手に安全配慮義務違反の訴訟を起こす
23:24車両の整備不良という立て付けでな
23:26整備不良でどうやって自動運転の暴走を証明するんですか
23:30狙いはあくまで石倉ですよね
23:33石倉を倒すための手順には大きく分けて2つの段階がある
23:381つ目は事故を起こしたバスに
23:51GIテクノロジーズの自動運転システムが搭載されていたことの証明
23:552つ目はそのシステムが暴走して事故の原因となったことの証明
23:59この2段階の突破が必要だが1つ目を確定しない限り石倉を倒すためのリングに上がることはできない
24:06裁判の中で社長に喋らせるってこと?
24:09そう
24:10出現を引っ張り出すための安全配慮義務違反だよ
24:13しかし1回きりの勝負
24:16相当なギャンブルになるな
24:17でも悪くない賭けだろう
24:19うまくいけば石倉が俺たちのことをなめ腐る誘導になるかもしれない
24:24まずは裁判で追い込むための素材が必要ね
24:28だったら俺がバス会社に乗り込みます
24:32賭けに勝ちましたね俺たち
24:35うん計画どおり第1段階突破だ
24:38改めてご協力ありがとうございます
24:40あっもうこんなに緊張したの初めて堂々とされてましたよ息子とは大違いえっやだもうあっお前俺のシリアスな演技見たかあれのおかげで証言引き出すようなもんだわあっひどかったよな何ですか唐突に言い訳ならもっとマジのこと言ってくるぜいよ確かに余計な小芝居打ちやがってファイラッとしたわイラッとしたわ
25:07俺は大芝居だからそんな顔してねえからな俺お調子すぎだっすよ
25:14会えてうれしい部屋汚くないきっとカナちゃん怒ってるよそう
25:43そう思って日々頑張ってる結果がこれだカナもあきれて笑ってるさでしょうね何話したんだやっとここまで来たよって見ててねってそうかありがとな長かったが目標地点にはたどり着いた戦えるだけのカードはそろったあいつらが頑張ってくれたおかげだうん?
25:45確かにヤングチームは思った以上な
25:47確かにヤングチームは働きをしたなぁ
25:49確かにヤングチームは思った以上の働きをしたなぁ
25:51じゃあここからアダルトチームの出番ねえ
25:53まずは石倉の影が見えてから今日まで私が水面下で進められますねえ
25:55私が水面下で進めた成果を発表するねえ
26:01この戦いのキーマンは。
26:29法医解剖医、久野信之、宇崎博夫さんの紹介簿を担当した男。
26:35こいつから責めれば石倉と警察のつながりを暴けるはず。
26:40一体どういう仕組みだったんだよ。
26:42大物政治家といっても警察は別の組織だろ。
26:46なんであんな無茶な揉み消しが曲がり通った。
26:49夏の出身大学の同門会、報奨会の会合写真。
26:53この石倉の隣にいる男が現警視庁副総監、青柳康二。
26:59副総監?何のメリットがあって協力した?
27:02青柳は警察内の出世レースに敗れ、警視総会の道を完全に断たれていた。
27:08それは警視庁でも有名な話。
27:11そんな状況下であの事故が起こった。
27:14そこで石倉は甘い蜜を垂らして交渉した。
27:18十分考えられるな。
27:20恐らくピンチに陥った石倉は青柳に政治家への転身を持ちかけた。
27:26協力を条件に自分が後ろ盾になると。
27:30中央省庁から政治家への転身か。
27:32タイミングとしてはもってこいだな。
27:34確かに通るなそれは。
27:36しかしもみ消しはどうやって実行した?
27:40そうね。
27:42副総監から交通部長に指示を出す。
27:44現場の管理官は上司の指示どおり改ざんを実行する。
27:50手続きとしては以上ね。
27:52ふざけやがって。
27:54でもこのクノってやつは警察内はそれでコントロールできたとして医者はまた別だろう。
28:00なぜ医者までがもみ消しに加担する?
28:02弱みにつけ込まれて飼い慣らされたのよ。
28:05弱み?
28:06クノは医師としてのでは確かのようだけどそこに問題があった。
28:11私が着くのはそこよ。
28:15いい? 君たち。
28:17あの雑居ビルの地下の店。
28:20君たちのお仕事はそこに潜入して常連になること。
28:25そこが何の店か知ってんのかよ。
28:27闇カジノ。
28:30知らないわけないでしょ、坊や。
28:33不定期開催のカジノがいつ開催されるか調べてきてちょうだい。
28:38お前ふざけてんの。
28:40誰がそんな面倒くさいことしなきゃいけない。
28:42まだあるから黙って。
28:44うまく潜入できたら、この男と仲良くなること。
28:48そして確実にこいつが闇カジノに来る日、時間を掴む。
28:54ここまでが君たちのお仕事ね。
28:56なんでそんなことしなくちゃいけねえんだ、これ。
28:59よくしゃべる犯罪者。
29:01なんだっけ、この子らの罪。
29:04こいつが葉っぱで、こいつがパパ活しきってて、こいつが詐欺だったかな。
29:12全員うちのクラブで見つけました。
29:14てめえ覚えてやるわよ。
29:16オッケー。覚えておく。
29:18ほら、やるわよ。
29:19ほら、生きがってると逮捕しちゃうぞ。
29:25どうやって入店するんだ。
29:27セキュリティめちゃくちゃ厳しいぞ。
29:30偽名なんか簡単にバレてから。
29:32偽名は使わないよ。
29:33本名で。
29:34身分書持って行ってらっしゃい。
29:36はぁ?
29:37パクらったらどうすんで。
29:38ここで私にパクられるよりマシだろ。
29:40無事に情報取れたら見逃してあげる。
29:43まだ若いんだし、可能性を追った方が良くない?
29:46招待状。
29:51なんか聞かれたら、うちのクラブで知り合った人柄って言えばいい。
29:56じゃあよろしく。
30:02あ、あさみさん。これ何を調べる気ですね?
30:05いいから付き合って。
30:07どういう条件で摘発に動くのか、上に掛けようために把握したいな。
30:12でもこれうちの管轄じゃないですね。
30:15関係ない。
30:16悪い奴は捕まえるでしょ。
30:18あっ。
30:19一課長。
30:28あさみ。
30:30また余計なことしてるようだな。
30:32余計なことを申しますと。
30:35保安課の資料を持ち出したんだろう。
30:38何を調べてる。
30:39ちょうどよかった。
30:41ちょっととある闇カジノを摘発したくて、相談したかった。
30:44管轄外だ。
30:45我々が扱う犯罪の温床になっている場所です。
30:48管轄外とは言い切れません。
30:50どかすければ、見逃せないこともある。
30:53その闇カジノの情報、どうやって掴んだ?
30:57独自の調査方法なんて、教えられませんね。
31:03お前は何に執着してる。
31:06決まってるでしょ。
31:08善良な市民の声を守ることです。
31:15それで、パンツアースと話してくれます。
31:17それは、パンツアースです。
31:18お前は、パンツアースをにぴったりと、
31:19あなたは争いに置くことです。
31:20それから、パンツアースをにぴったり、
31:21ワースで教えたり、
31:22とても上手に満たり、
31:23あなたは、パンツアースをかけたり、
31:24どこで隣で食事をしてくれます。
31:25お前は、プログをに行きます。
31:26掴み分けないが、
31:27ヽビを使ったり、
31:28ペビを置くことです。
31:29I don't know.
31:59緊張したけど楽しかった。
32:02何だよそれ。
32:03何だよそいつ何を。
32:05母さん協力したのよ。
32:07あんなやり方普通心臓バクバクするもんです。
32:12うん。
32:13ごめん。
32:15今までいろいろ黙ってて。
32:20でもなんかこういう事務所に俺が入ったのも偶然じゃないと思うんだよね。
32:295年間俺も母ちゃんも必死に生活してきたでしょ。
32:39そうね。
32:42普通なら消化できない気持ちを無理やり消化して進んできた。
32:53それで何とか笑って暮らせる程度にはなった。
32:58そうね誰が何と言おうと私たちは頑張ってきた。
33:06でもやっぱさどれだけごまかしてもここにあるなんかもやもやって消えないじゃん。
33:19もちろん。
33:20もやもやしてるよ。
33:25ようやくそこに向き合えるところまで来たと思ってる。
33:295年もかかったけど。
33:325年もかかったけど。
33:35こっからこのもやもやぶっ倒すために戦うよ。
33:40この傷本気で直しに行くぞって。
33:45だから今の仲間は最高だし、このやり方も俺絶対正しいって信じてて。
33:57涼大丈夫。
34:02母さんも同じ気持ちだから。
34:05そっか。
34:09ならよかったあのあのね実は母さんとどろきさんとあれからずっといろいろ連絡取り合ってたんだ。
34:27えっあの事故は私たちからたくさんのものを奪っていった。
34:39あまりに唐突で理不尽な別れ方だったでしょ。
34:46私たち、残されたものはどうしたらいいか分かんなかった。
34:53だけど、たどろきさんは私たちを許してくれた。
35:00その上、救いの手を差し伸べてくれた。
35:05救いの手?
35:07ほら、あんたが暴行事件を起こしたときに助けてくれた弁護士さんがいたって話したでしょ。
35:14えっじゃあ俺が弁護士目指すきっかけになったのってとどろきさんよはぁとどろきさんが戦う方法を教えてくれたの黙っててごめんねうんあの頃はさ毎日が。
35:43嵐の中にいるみたいだったでしょ間違いないねとどろきさんのおかげで嵐は過ぎ去ったけど返せってわけにはまだまだいかないよねずっと悔しいまんま母さん。
36:13お父さんの胸を腫らしたい。
36:18うん。
36:21誇りと覚悟を持ってんでしょ。
36:28うん。
36:32どんな手を使っても石倉を倒す。
36:35だったら母さんだってなんだってできる。目には目を今に見てらっしゃいってね。
36:44母さんはとっくに覚悟決まってます。
36:53さあ。
37:02さあ。
37:03さあ揚げ物食べて元気出すよ。
37:07うん。
37:08うん。
37:09うん。
37:10うん。
37:11うん。
37:12うん。
37:13うん。
37:18うん。
37:22うん。
37:23りょう。
37:25入るぞ。
37:26母さん悲しませるようなこと言っちゃダメだろだって揚げ物ばっかもう嫌なんだもんお前なそこは無理してでも食わなきゃダメだろなんでそんなことしなきゃなんないの母さんが大切にしているものだからだそれが
37:55母さんの誇りなんだよ
37:58いや家族とか仲間ってどういう人のことだと思う
38:05わかんない
38:11父さんはな大切なものが同じ人のことを言うと思うんだ
38:19あの揚げ物は寮のおばあちゃんから母さんに大切に引き継がれた誇りなんだよだったらお前も大切にしなきゃダメだろ
38:32家族なんだから
38:35大切な人を悲しませないそれが正義なんだよわかるか
38:47うん
38:57行ってきまーす
38:58あれ?今日は随分早いじゃない?
39:00まあ嫌い入ってるからね
39:01おー
39:05うーんうまいなやっぱ
39:07当たり前でしょ?
39:08いや
39:09皆さんによろしくね
39:10はいはい
39:11そんなとこで手拭かない
39:12はいはい
39:13はいはい
39:26おはようございます
39:28おーウザギ
39:29随分早いな
39:30何見てんだよ気持ち悪いなぁ
39:41いや
39:43トドロキさんこそ来んの早いなと思って
39:46それだけ気合いが入ってるってことだよ
39:49そうっすよね
39:50
39:51あのトドロキさん
40:00ん?
40:03今日まで本当にありがとうございます
40:07何だよその訳のわからん感謝の言葉
40:11あっ
40:14
40:15戦力に慣れてますかね
40:18え?
40:19ほら
40:20前に言ってたじゃないっすか
40:23いつ大勝負が来てもいいように成長しとけって
40:26どうなのかなって
40:28もろもろ状況が整ったと判断して
40:32G.I.テクノロジーズに損害賠償請求をたたきつけることにした
40:41満足か?
40:44あざっす
40:46訴訟に向けて証拠と証言集めないとな
40:50いよいよ攻略開始っすね
40:53なんか策はあるんすか?
40:55まずはG.I.テクノロジーズを辞めた元社員へのアプローチから始める
41:00全員そろったらすぐに作戦会議だ
41:04よし
41:05社長
41:15今よろしいでしょうか?
41:17忙しいの見てわかるでしょう
41:19今必要な報告?
41:21はい
41:25じゃあ何でしょうか?
41:26訴状が届きまして
41:28訴状?
41:30訴えられたってこと?
41:31ええ、そのようです
41:33原告と代理人は?
41:35原告は宇崎純子
41:37代理人はピース法律事務所代表
41:40轟健次郎とあります
41:41ふーん
41:42そうですか
41:45君のところを相手に訴訟を?
41:48ええ
41:49ってことはいろいろ見えてる可能性がありますね
41:53なぜそう思うんですか?
41:56港中央バスの裁判記録を調べたら
41:59バスにうちのシステムが搭載されていたことを
42:03署長が証言しちゃってるんです
42:05割と用意周到だなと
42:07なるほど
42:09検討違いに見えた裁判は
42:11証拠固めのプロセスだったわけですね
42:13うまくはめられましたね
42:15被害者遺族と加害した家族が
42:19ただのネズミじゃないということは認めてあげましょう
42:22イノベーションには犠牲が必要だってこと
42:25なんでわかんないんだろうな
42:27馬鹿な連中です
42:30全く同感です
42:31それは誤作動のエラーを報告されてましたけど
42:34現実では起こらないレベルの確率です
42:37100%の技術なんてこの世にはありえない
42:42すごく真っ当なボルテンだ
42:45その偶然の1回が
42:47走行データを取ってるときに起こってしまった
42:50要は運が悪かったんですよ
42:54崖崩れや飛行機の墜落レベルの確率ですから
42:58そんな馬鹿げた数字を恐れて
43:00技術革新はありえない
43:02実際に2週間は
43:04いい感じのデータが上書きできてましたから
43:06ここまで迫られたのは初めてだな
43:11敵はとんでもない執着で臨んでいます
43:16どう対応しましょう?
43:23では、同じレベルの執着を持つ男に
43:28弁護を依頼するとしましょう
43:31いるんですか、そんな人
43:33一人だけ心当たりがあります
43:38はい
43:43いえ、貴重な機会を与えていただきありがとうございます
43:48はい
43:50先進全霊で臨ませていただきます
43:53それでは失礼いたしましょう
43:56それでは失礼いたしましょう
44:26T.I.テクノロジーズ区 闘館
44:28C.I.テクノロジーズ EARCE
44:31B.O.J.Y 수가
44:33ning
44:35隠岐の真途に
44:36大系電子
44:38G.Iテクノロジーズが犯した罪を
44:39あの家族が背負ってきたんですね
44:41This is the right thing.
44:43I'm not sure what you're watching.
44:45I'm not sure what you're watching.
44:47This country's future.
44:49I'm a person who was the greatest man.
44:51I'm going to say that.

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