TAYFUN：トルコで最長射程を誇る弾道ミサイルがIDEF 2025で注目の的に

イスタンブール（トルコ）– トルコの防衛産業がこれまでに開発した中で最も強力な弾道ミサイル「TAYFUN（タイフン）」が、2025年7月22日から27日までイスタンブール・エキスポセンターで開催される**第17回国際防衛産業見本市（IDEF 2025）**で大きな注目を集めている。

TAYFUNは、**短距離弾道ミサイル（SRBM）**に分類され、トルコ国内で初めてこのカテゴリーに到達した国産システムであり、射程は約300〜1000kmとされている。

射程300km未満のミサイルは**戦術弾道ミサイル（TBM）と呼ばれ、それ以上の距離はSRBMに分類される。TAYFUNは、エンジン・燃料・誘導システムといった重要な構成要素をロケツァン（Roketsan）**がすべて国内開発している。

2月の試射で成功

TAYFUNの発射試験は継続的に行われており、今年2月にリゼ＝アルトヴィン空港で実施された演習では、TAYFUNが海上の標的を正確に命中させた。これが3回目の成功した試射となる。

この成果により、TAYFUNはトルコで開発された中で最長射程の弾道ミサイルとしての地位を確立した。業界関係者によると、今後の計画には新型ミサイル「CENK（ジェンキ）」の開発が含まれており、トルコの戦略的能力がさらに拡張されるとみられている。

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