AFRL、XQ-58Aヴァルキリーの進化型「XQ-67A」の初飛行映像を公開

2024年6月26日 — アメリカ空軍研究所（AFRL）は、2024年2月28日に実施された第2世代の自律型協働プラットフォーム「XQ-67A」デモンストレーターの初飛行に成功したと発表しました。この航空機は「オフボード・センシング・ステーション（OBSS）」プログラムの一環として設計・製造・飛行されました。

AFRLのOBSSプログラムは、「XQ-67A」の開発に至る設計・構築・試験プロセスの妥当性を証明するものです。この機体は、共通の車台または「ジェヌス」（genus）を基に構築された初の機体であり、自動車のフレームのような構造を採用しています。初飛行の成功により、このジェヌス・アプローチの有効性が示され、航空機の迅速かつコスト効率の高い複製が可能になるとされています。

わずか2年あまりで設計・製造されたXQ-67Aは、自律飛行も遠隔操縦も可能です。この機体は、XQ-58Aヴァルキリーの成功を土台に開発され、空軍テストセンターが進めるX-62 VISTAおよびF-16 VENOMプログラムと連携しながら、協働戦闘機（CCA）の配備加速を目指しています。

文：アリーア・カストレホン（空軍研究所 広報）| afrl.af.mil