ブガッティ・ミストラルが速度記録を更新、世界最速のオープントップカーに

ブガッティ・ミストラルは、8.0リッターW16クワッドターボエンジンを搭載し、ドイツのパーペンブルク・トラックでのテスト中に453.91 km/hを記録し、オープントップ量産車として史上最速のタイトルを獲得しました。

この結果は、当初の予測である420 km/hを上回り、さらに33 km/hも速い記録を樹立しました。これにより、2013年に408 km/hを達成したヴェイロン16.4グランドスポーツ・ヴィテッセの記録を塗り替えました。この記録を達成したのは、ブガッティのテストドライバー、アンディ・ウォレスです。

ミストラルは、2016年に427 km/hを記録したヘネシー・ヴェノムGTスパイダーも上回り、現在、オープントップカーの速度記録保持者となりました。

ミストラルは99台のみが生産される予定で、今回の記録を樹立したモデルは、ジェットオレンジのアクセントが施された唯一の特別仕様車であり、ヴェイロン16.4スーパースポーツなどの記録車を彷彿とさせます。このミストラルの所有者は、ブランドの他の3台の記録車も所有しています。

今回の速度テストは、フォルクスワーゲングループ所有のエーラ・レッシエン・サーキットを使用できなかったため、パーペンブルクで実施されました。同サーキットでは、以前ヴェイロンやシロンの記録が達成されました。

一方で、ヘネシーは、ヴェノムF5ロードスターが482 km/hに到達できると主張していますが、現在のところ、ミストラルがオープントップカーの速度記録の王者です。

写真・動画：Instagram @bugatti