映画『ドント・ウォーリー』メイキング
  • 5 年前
映画『ドント・ウォーリー』メイキング
今は亡きロビン・ウィリアムズが映画化を熱望した風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を、名匠ガス・ヴァン・サント監督が描く『ドント・ウォーリー』。

オレゴン州ポートランドの風刺漫画家ジョン・キャラハン。辛辣なユーモアを失わず、決して人生を降りない、車いす生活の破天荒な男。そんな彼に魅せられて、自伝の映画化権を獲得したのは、2014年他界したロビン・ウィリアムズだった。監督にと相談を受けていたガス・ヴァン・サントは、ウィリアムズ亡き後、自ら脚本を手掛け、企画から20年の時を経た2018年ついに映画を完成させた。

当初キャラハンを演じることを熱望していたウィリアムズの遺志を受け継ぎ主人公キャラハンを演じたのはホアキン・フェニックス。彼の仕草、話し方等を研究し見事に演じきっている。他にルーニー・マーラ、ジョナ・ヒル、ジャック・ブラックが、キャラハンの人生にやさしく寄り添い、世界に背を向けていた彼を支えていく周りの人々を演じている。

今回、ガス・ヴァン・サント監督やキャストのインタビュー、そして貴重な撮影現場風景が満載のメイキング映像が解禁となった。

『誘う女』(95年)以来、2度目のガス監督作品への出演となったホアキン・フェニックスについて、監督は「ホアキンは俳優として完全に役に成りきっていた。原作をいつも持ち歩いて、何か書き込み、撮影の度に読み返した。ジョン・キャラハンを演じる情熱はすごかった」と貴重な舞台裏も明かした。「私はドキュメンタリーの手法に興味を持っていた。実際におこっているような、現実感を出したかったんだ」と話すガス・ヴァン・サントが描き出す風刺漫画家ジョン・キャラハンの不屈の半生。個性溢れるキャストが集結した話題作となっている。
2019年5月3日公開