守屋元事務次官の実刑が確定 防衛省汚職

  • 14 年前
防衛省をめぐる汚職事件で収賄などの罪に問われた元事務次官・守屋武昌被告が、最高裁への上告を取り下げ、懲役2年6か月の実刑判決が確定した。

 守屋被告は防衛装備品の納入をめぐって、防衛商社の元専務からゴルフ接待や現金などのワイロを受け取った収賄罪などに問われた。守屋被告は執行猶予付きの判決を求めていたが、去年12月、東京高裁で1審と同じ懲役2年6か月、追徴金約1250万円の実刑判決を受け、最高裁に上告していた。守屋被告の上告取り下げにより実刑が確定し、今後、収監される。

 上告取り下げの理由について弁護人は、量刑不当を理由に上告しても、期待する結果が出る見通しが立たないことなどを挙げている。