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00:00BSテレ東25周年
00:047月19日日経サタデーニュースの疑問です
00:21それでは早速今日のゲストをご紹介します
00:24大和証券チーフテクニカルアナリスト兼シニアストラテジストの木野内英二さんです
00:31よろしくお願いします
00:31おはようございます よろしくお願いします
00:33そしてPWCコンサルティング合同会社チーフエコノミストの片岡豪志さんです
00:39よろしくお願いします
00:40はい よろしくお願いします
00:41政策経済アナリストのジョセフ・クラフトさんです
00:45よろしくお願いします
00:46よろしくお願いします
00:47こちらのお三方とともにお伝えします
00:50それでは早速今日の中吊りを見ていきましょう
00:54特集は明日投開票の参院選その後の経済マーケットを展望していきます
01:03マーケット経済目線で参院選を今日は取り上げたいと思うんですけども
01:09参院選の結果次第でマーケットがどういう反応を示しそうなのか
01:15その見立てそれから経済政策この減税化給付化ということそれから関税の交渉ですね
01:23このあたりがこの結果にどう作用されるのかこのあたりを今日は取り上げたいと思っています
01:29そして経済政策必要な経済政策提言もいただきます
01:35そうですね市場関係者特にね外国人の投資家なんかがねこの選挙をどう見ているのか一般的に言えば与党が勝てば政権が安定しているということでね
01:46マーケットプラスに反応するんですが今回の場合は本当にそうなのかどうかそこも取り上げたいと思います
01:53ではCMのあとは特集です参院選の結果がマーケットにどう影響するのか考えていきます
01:59明日投開票を迎える参議院議員選挙
02:04各党は最終盤の支持拡大に全力を挙げています
02:08日本経済新聞社が13日から15日に実施した参院選についての世論調査で
02:16自民公明両党は序盤よりも苦戦し
02:20非改選を合わせた過半数の維持に必要な50議席の獲得は微妙な情勢です
02:27気になるのは参院選後のマーケットの先行きです
02:33各党の公約を見てみると与党は現金給付
02:37野党は消費税減税を掲げていて
02:41政局次第で日本の財政悪化が懸念されています
02:4715日には長期金利の指標である新発10年もの国債の利回りが
02:52一時1.595%まで上昇し
02:562008年10月以来およそ17年ぶりの高い水準となりました
03:02財政悪化が懸念され金利の上昇につながったとみられています
03:11日本経済にとって最大の懸念であるトランプ関税については
03:16日米の交渉は硬着状態のまま
03:20そうした中アメリカのベッセント財務長官は
03:25大阪関西万博のアメリカナショナルデーへの出席を前に
03:30昨日石破総理を表敬訪問しました
03:34会談後に石破総理は
03:39私からは米国の関税措置について
03:43双方の利益となる合意をまとめるように
03:47中沢財政との間で精力的に協議を続けてほしい
03:51一方ベッセント財務長官はSNSで
03:56急いで合意するよりも
03:59良い合意の方が重要だ
04:01アメリカと日本の互形的な合意は
04:06なお実現可能なところにあると投稿しています
04:10しかしトランプ大統領は16日に
04:16と述べていて
04:22関税交渉の先行きはまだまだ分からない状況です
04:27参院選後相互関税の上乗せ分が発動すると言われる
04:338月1日まではわずかな期間しかありませんが
04:37日米の交渉はどうなるのでしょうか
04:41そして参院選の結果によって
04:45大きく変わりそうな経済政策とトランプ関税は
04:49マーケットにどのような影響を与えるのでしょうか
04:53さらに日米ともに金融政策の次の一手が打てない中
05:00円安ドル高の流れはどこまで続くのでしょうか
05:04専門家と参院選後のマーケットを読み解きます
05:09今日はこちらの3つのテーマで議論していきます
05:151つ目のテーマ参院選後のマーケットは
05:19まずは選挙の終盤の情勢を改めて確認しておきましょう
05:24明日投開票が行われる参議院議員選挙
05:27日本経済新聞が7月13日から15日に行った
05:31終盤情勢調査では
05:33与党の自民党は改選数52に対して40程度
05:37公明党も改選数14に対して
05:4010議席に届かない可能性もあります
05:42野党では共産党は改選数7に対して
05:465に届くかどうかという戦いです
05:48日本維新の会は6議席以上とする目標が微妙な状況です
05:53一方で国民民主党は改選数4に対して
05:573倍増を視野に入れています
05:59賛成党は改選数1に対して10議席を超える勢いです
06:04立憲民主党は改選数22から横ばいの見通しです
06:09事項で全体の過半数を得るためには
06:1250議席が必要ですが微妙な情勢です
06:15まずこの結果について
06:17クラウトさんどう見ていらっしゃいますか
06:19まさしく外国投資家が注目しているんですけれども
06:24いろいろ選挙結果の予想等が憶測が走っているんですけど
06:32私はむしろもっと重要なポイントは
06:35結果が何であろうが石破総理石破政権がやめるのかやめないのか
06:41個人的にはたとえ40前半にいってもやめられないというのが現状で
06:49それであればあまり結果に一喜一憂する必要はないんじゃないかなというふうに思っています
06:57過半数いくかいかないかじゃなくて
06:59その結果を踏まえて過半数いかなくても
07:03石破総理がやめない可能性は非常にあるので
07:06そっちの方が大事だと
07:08そういうことです
07:08どうなるかという
07:09今おっしゃったのはでも40というのは
07:12今最新の情勢で言った時に
07:14例えば自民党の場合というのは過去で言うと
07:1736議席というのが過去最低ですけども
07:21確か宇野大学の時だと思うんです
07:23それに近づいた時でもやめざるを得ないんじゃないかという感じもします
07:27さすがに聴名政治アナリストの人何人かと話して
07:33そのシナリオ誰も考えてないですよね
07:37そこまで本当にいくとは思いにくい
07:40ただ情勢としてはおそらく幹事長がやめられて
07:48責任を取って総理はそのまま残るというのが
07:52僕的には一番あり得るシナリオかなというふうに思います
07:55片岡さん
07:57私自身は自民党公明党さん含めた与党が
08:03どこまで議席を落とすのか
08:05そこ次第によってどういう相手と組んでいくのか
08:09そういったところがやっぱり政権
08:12その参院選後の政権という話を聞かれる上では
08:15非常にポイントになると思うんですね
08:17ですからあまり議席を落とさないと
08:19そういう話になりますと
08:21おそらく現状とそれほど変わらないような展開
08:24石場さん続投しますし
08:26政治情景的にも現状とあまり変わらないでしょうと
08:30ただかなり議席を落とすという展開になってくると
08:34石場さんは辞めたくない辞められないというのは
08:39これは変わらないとしても
08:40組む相手が変わってくるのかなというふうに思うんですね
08:43ですからそういったところのどのあたりが
08:47節目なのかなというのが個人的に注目しているところです
08:50組む相手によっては給付か減税かとか
08:53そういう経済政策だいぶ影響を受けますよね
08:56そうですね
08:56ですから立憲さんとかそういったところと組んで
09:00いろんな政策を行っていくと
09:02そういう話になりますと
09:03社会保障の部分はやや同じような路線ですよね
09:07あと給付についても
09:09消費税減税云々については
09:11自民党と立憲さん
09:12意見は違いますけれども
09:14当座給付しますというところは変わらないかなと思いますし
09:18経済観みたいなところでも
09:20石場さんと野田さんは意外と近いと思っていますので
09:24ですからやっぱりそういった可能性も含めて
09:26どうなるかというのを見ていきたいなと思っています
09:29木野内さん
09:30セロン調査の内容を見ますと
09:32多分2つの軸があって
09:341つは経済を支えてほしいと
09:36こういうようなセロンが強いんだろうと思いますから
09:40これが反映されるようでしたら
09:41当然経済にも株価にもいいんだろうと思います
09:45もう1つが少し右寄りの票を獲得しそうな
09:52セロン調査になっています
09:53これはアメリカとの交渉が
09:57今経済にとって大変重要なんですけれども
09:59やはり左側の方よりは
10:01右側の方がトランプさんとは交渉がしやすいと
10:06これは防衛費とかいろんなことも含めて
10:08そういうことを考えますと
10:09この点でも実は選挙の結果次第では
10:13経済にいいと思います
10:15ただ問題は今もお話ありましたように
10:18今回の投票結果が
10:20どれほど首相の行動を規定するかどうか
10:25石破さんがお続けになるのか
10:28あるいはそうでないのか等で
10:30これは実際のところは
10:32政策に民意が反映できるかどうかというのは
10:35また別物になりますから
10:36ここのところがポイントだと思います
10:38どことを組むかによって
10:40関税の交渉もまたしやすいかしにくいか
10:45トランプ氏がどういうふうに受け止めになるか
10:47そこも影響を受けるということですね
10:49そういうことですね
10:50今も出てきましたけど
10:52まずマーケットのところを抑え直しましょうか
10:543.1005のマーケットがどうなるのか議論を深めていきます
10:57こちらは石破総理が就任してからの
11:00日経平均株価と円相場です
11:02日経平均株価は2024年末には4万円台をつけていましたが
11:073月末の自動車関税や4月初めの相互関税の発表を受けて
11:12大きく下げ3万1000円台まで下落しました
11:15その後は相互関税の上乗せ分の一時停止などもあり
11:196月末には4万円台を回復
11:22その後も高値圏で推移しています
11:24川瀬相場は今年の1月から基本的に円高
11:28ドル安方向に動いてきましたが
11:30足元では野党の勝利で財政支出が拡大するのではという思惑から
11:35円安が進んでいます
11:37それでは10年祭も見ておきましょう
11:40財政出動のリスクは長期金利の上昇にも表れていて
11:4515日には長期金利が一時1.595%まで上昇し
11:5017年ぶりの高水準となりました
11:52日本とアメリカは5月のG7財務省会合で
11:56国際市場の安定化で合意し
11:59財務省は国債の発行計画を変更して
12:02超長期債を減らし短期債を増やしました
12:05石場総理は消費税増税を強く否定し
12:10しばらくは長期金利は低下傾向にありましたが
12:13与党が負けそうだという観測が大きくなる中で
12:17財政悪化の懸念が出て再び金利上昇傾向です
12:21長期金利の上昇は政府の利払い費が増加するだけでなく
12:25家計や企業の負担が増えることにもつながります
12:29このグラフを見ると一旦金利下がった
12:32これは4月のあたりでアメリカのトランプ関税の話が出たので
12:36その時にかなり利上げは難しくなったということで
12:39金利が下がったんですが
12:41その後は今説明があったように
12:43ちょっと選挙結果を踏まえて財政拡張の方に行くんじゃないか
12:48規律が緩むんじゃないかということで
12:50金利がじわじわ上昇しているということではあるということですよね
12:54ここは片岡さんどう見ますか
12:57そうですね
12:58基本的に今の長期金利の動きというのは
13:02これは30年ぶりの経済が
13:05デフレからインフレの方向に変わっていく流れの一環だというふうに思います
13:10物価についてはすでに3%超という形で
13:14もちろん物価の中身を見ると食料品やエネルギー価格の上昇が主体ですから
13:19まだまだ十分需要が拡大した結果として
13:22インフレになっているわけではないと思うんですけれども
13:24いずれにしても物価が上がってきている
13:26そうした中で金利についても
13:28ゼロ金房だったものが1.5%強ぐらいまで長期に上がってきていて
13:34これは過去の物価上昇率の状況
13:38それからアメリカとの名目の長期金利の兼ね合いから見ても
13:42だいたい妥当なラインです
13:44ですから短期的にいろいろ政治的な要因とか
13:47そうしたところで上下はあるんでしょうけれども
13:49流れ的には私はそんなに不自然な動きだとは思わないですね
13:54気にする必要はまだないレベルだと
13:56水準だというふうに見ていらっしゃるということですか
13:59クラフトさんはどうですか
14:00これは政府としては簡単に財政出動は受けられないのは
14:05アメリカの兼ね合いがあるんですね
14:075月21日のG7財務省会合で
14:11日米での国際市場の安定化を図るという話をしているわけですね
14:17それを受けて財務省が発行計画を変えたり
14:20自民党が消費減税を否定したり
14:23日銀というふうに関連しているわけです
14:26何も金利が上がってはいけないということではなくて
14:29緩やかに安定した形で相場が動くというのが求められている
14:36スコットベッセント財務長官の今の最重要課題は
14:40やっぱりアメリカの長期金利が上がらないことですから
14:45そこに日本の国際市場が下落して金利が上がると
14:49波及効果でアメリカにも波及するということで
14:53アメリカ側も日本の財政出動には非常に注目をしている
14:59ですから私は推測ですけど
15:01今回ベッセント長官は日本に来られて
15:04もともと関税の話はしませんが
15:06やはり彼からすると関税よりも財政出動の方が
15:11個人的には注目しているんだと思います
15:14消費税減税というのは
15:16アメリカとの兼ね合いもあって言わないといけない状況でも
15:20そこまでではないですけど
15:21別にアメリカに約束しているわけではないですけど
15:23長期金利を冒頭しないように抑えましょうねという中で
15:29いきなり赤字国債発行となると市場が反応すると
15:35約束したのになんだこれってなってしまうので
15:38決して金利を上げてはいけないということではないんだけど
15:42無造作に野党の要望を何でもかんでも受けられる
15:47体制ではないということですね
15:48なかなか複雑な心境ですね
15:52アメリカのためにも連動して金利を抑えなきゃいけない
15:56でもその金利が抑えたまんまだから
15:58アメリカがいい気になって
16:00関税政策で強気になっているというね
16:02そういう確かに伴い折れになっちゃいけないんでしょうけど
16:05なかなか難しいところではありますよね
16:07そこはベッセント長官
16:09今回運がいいのは財務長官と関税担当交渉担当が
16:13同じ人であるのが日本にとっていいんですが
16:16どれだけベッセント長官が日本の事情を理解していたとしても
16:20結局決めるのがトランプ大統領なんで
16:23閣僚からどれだけトランプに情報そして説得が上がるかというのが
16:29今問題ですね
16:30木下さんはこの金利の上昇についてはどう見ていらっしゃいますか
16:33これはですね今もビデオであったように財政悪化懸念ですと
16:38これはそういう面あるんだと思うんですけども
16:40一部でですねこの野党のいうような消費税を大幅に切り下げた場合
16:47財政破綻の懸念が高まるんじゃないかっていうですね
16:50日本売りだと選挙の後は日本売りじゃないかって
16:53こういうようなことをおっしゃる方もいなくはないんですけども
16:56ただですねマーケットではですね
16:58そんなふうに思われて多分いないんですね
17:00グラフご覧いただきますと
17:02これクレジットデフォルトスワップっていうですね
17:05国がですね破綻した時の保険料みたいなものなんですけども
17:11ご覧いただきますと青のアメリカなんかは格下げが5月にあったもんなんで
17:15一時期保険料が値上がりしてるんですけども
17:19一方でですね赤の日本見ていただきますと
17:22大変定位で安定してるんですね
17:24そういうことを考えますと
17:26この野党の躍進によって日本が財政破綻で
17:30日本全部売りですと
17:32こういうようなですね考え方っていうのは
17:35少し飛躍なんだろうと思いますね
17:37そう考えますとやはりですね
17:40財政の景気刺激的なものっていうのはですね
17:44が採用されるならば選挙の後はですね
17:49株式の強い動きになってくるのかなと思いますね
17:53そして今日一番知りたいのは
17:55選挙の結果によってどういうふうにマーケットが動くかというところですから
18:003人に予想をしていただいたので
18:03まず一斉に出していただきましょうかね
18:06これ場合分けをしていまして
18:09まず一番これ水原さん一つ目が
18:11一つ目はこれは事項が過半数維持
18:16これが最上段ですね
18:18次過半数割れしますが石破政権続投
18:223段目が事項過半数割れで石破政権どうなるか
18:28この3つの場合分けして
18:31それぞれ株為替金利これがどうなるかというところを
18:36示していただいたということでまず片岡さん
18:38はい私自身はですね
18:40基本的に先ほどの為替とですね
18:43貯金利図を出していただいていると思うんですけど
18:47石破政権以降の流れというのは
18:49基本やっぱり上下はするんですけども円高の方向だと思うんですよね
18:53ですから石破さんがその続投するというような前提であればあるほど
18:59やはり円高の基調は変わらないのかなと思います
19:02あと足元のやっぱり物価動向等々を見てもですね
19:06長期金利の流れはこれは緩やかに上昇していく方向感かなというふうに思います
19:12日本株文みたいなところで申し上げると
19:16ここはですね過半数を維持するとあんまり情勢は変わらないので
19:19大きく株は動かないかなと思いますけれども
19:22やはり石破総理継続事項過半数割れ
19:27そういった話になるとやはり現状の政権の組み替え
19:31ないしは参加する主体が変わってくると思いますので
19:35このあたりは実は私自身
19:37日本株に対してはネガティブに捉えられるんじゃないかなと
19:40そういう気がしますね
19:41むしろ選挙等で言われているような財政出動とか
19:45そういったような話は
19:46いろいろな事情で行われない可能性が逆説的ではあるんですけれども
19:50高いような気がします
19:52なのでそういったことを考えると
19:55あまり株は上がらないかなと
19:57そんなふうに見ています
19:58木下さん
20:00私はですね今回の世論調査に現れるような
20:06経済を刺激してほしいという話
20:08あるいはですね少し右寄りで
20:11そうなりますとトランプさんともうまくいくんじゃないかというのは
20:14右が反映されればですね
20:16これは株高の方向に反応しやすいということですね
20:20こちらかな
20:21株高の方に反応しやすいということですが
20:25そういう結果でないこの2つですね
20:28その場合はですね
20:29全く真逆になるということなんだろうと思います
20:32やはりこのタイミングではですね
20:35本当に日米交渉はすごく大事なんですけども
20:39残念ながらこれ打開できない状態が続いていますので
20:44そうしたものが打開できるですね
20:46新たなですね
20:47体制というのが構築されるかどうか
20:51あるいは経済政策が景気をですね
20:54サポートしてくれるかどうか
20:55これ以下によって
20:57全くマーケットは真逆の反応かなと思いますね
21:00これ木野内さん
21:01一般的に言うと
21:03いわゆる与党が過半数を握るというか
21:06政権が安定した方が
21:08株価はプラスというのが
21:10これまでのどちらかというと定席だったと思うんですけども
21:13逆に見ていらっしゃるということですね
21:15そうですね
21:15一般政権が
21:17総理が退陣した場合の方が
21:21逆に言うともっと
21:22財政拡張的な総裁に変わる
21:25あるいはどこかそこと連立を組むということで
21:28むしろ株価はプラスになるんじゃないか
21:30そう思いますね
21:31その方がこのタイミングではですね
21:33例えば内閣府なんかはですね
21:36機械的に計算すれば景気が悪化していると
21:39こういう状態ですから
21:41このまんまですね
21:42緊縮的な予算でいくよりは
21:45刺激的なですね
21:47予算というものが必要になってくる
21:49タイミングなんだということですね
21:51クラフトさんいかがでしょうか
21:52この1週間外国投資家から投資がすごくて
21:56この3つのシナリオを
21:58いろんな大手のヘッジファンドとか
22:01投資家と話して
22:03それをちょっと集約させていただいた見方で
22:06一番上の50議席以上というのは
22:10もう今や工事当初は
22:12これがベースケースシナリオだったかもしれないですけど
22:15今やサプライズですね
22:16一番上はなかなかもう起きにくいというふうに
22:20もう無理だと
22:20織り込んでいるわけです
22:21ですから今までの流れ
22:23今日までの流れが円安金利高
22:25これが巻き戻される可能性があるので
22:29円高そして金利安ということになります
22:33なぜか株価が上がっているのか
22:34ちょっと理解できないんですけども
22:36今2番目のシナリオが
22:40本来であれば円安金利
22:42つまり財政出動が
22:44過半数割れして財政出動しなきゃいけないと
22:48ただもうこのシナリオは今
22:50折り込まれてしまっているので
22:52果たしてこの予想通りになって
22:55さらに円安金利高になるかというと
22:59ちょっと微妙なのかなと
23:00逆にサプライズ下振れした場合には
23:05これトリプル安
23:07特に政局不安ということですぐに
23:11政局が見えてくれば
23:13あるいは反応はできるんですけど
23:15政局不安というのは
23:16基本的に外国投資が嫌いますので
23:18株売りそして債権売り円売りという状況になるのではないかな
23:26クラフトさん一番下のシナリオで株売りになってましたけれども
23:31先ほど木内さんはどちらかというと
23:33リフレ派の総裁なり
23:36そういう野党と組んだ場合は
23:38プラスじゃないかという見立てでしたけど
23:40そこはやはりまずは目の前
23:42かなり大敗してしまうと差があるという
23:45まず21日に次の総理は決まりませんよね
23:48だから混乱が起きます
23:50総理が決まった後
23:52でも総理って多分数週間は決まらないんで
23:55その中での混乱
23:57この予想が短期的な予想なのか
24:01長期的な予想なのかによって変わってきますけど
24:03私は短期的に見ていて
24:05短期的というのは2週間から1ヶ月ぐらいの間で
24:08とても政局がガチッと
24:12次の政権にきちっと変わるわけはないので
24:15混乱が少なからとも数週間は続く
24:19そういう意味での株安ですね
24:21片岡さん改めて
24:22この片岡さんのシナリオ見立ての中で
24:27この石破政権がかなり負けた場合ですけども
24:32連立はどこと組むという前提で
24:35そういう予想を
24:35これは2つパターンがあると思うんですけども
24:39ここで書かせていただいているのは
24:41かなり事故の負けが混んでですね
24:45立憲さんと組んだ場合は
24:48ちょっと経済的にはですね
24:50ネガティブに捉えられやすいんじゃないかなと
24:52逆なんですけれども
24:54木下さんの見方に近いと思うんですが
24:57根本的にですね
24:59石破さんではない経済に対して
25:03非常に神話的な総理になりましたと
25:06その結果今の参院選の結果を受けてですね
25:10財政出動を増やそうとか
25:12景気を良くしていきたい
25:14現役層に対して負担感を弱めてですね
25:17その需要を喚起すると
25:18そういうような政権が本格的に誕生すると
25:22こういう事態になれば
25:23展開は全く変わってくると思います
25:25ではCMを挟んで各党の政策と
25:29必要な財源について考えていきます
25:31ここで訂正です
25:33先ほど日本の10年祭入り回りの紹介をした際に
25:36石破総理の日本の物価高対策へのスタンスとして
25:40消費税増税を否定とお伝えした箇所がありましたが
25:43正しくは消費税減税を否定でした
25:45失礼いたしました
25:46では続いてのテーマです
25:482つ目はどうなる減税・関税交渉です
25:52まずは物価高対策各党を見ていきましょう
25:56現金給付や減税を公約に掲げています
25:59金額はそれを達成するための規模と
26:03括弧内は実施の条件です
26:05与党は1人当たり2万円以上の給付を掲げています
26:09必要な金額は3兆円台半ばとみられます
26:12野党は消費税の減税を掲げています
26:16食料費金0%を掲げているのが
26:19立憲民主党、日本維新の会、社民党、日本保守党です
26:24必要額は5兆円程度です
26:26国民民主党は次元的に5%を主張し
26:30共産党もまずは5%と訴えています
26:32必要額は15兆円程度です
26:35廃止や段階的廃止を主張するのは
26:38令和新選組賛成党です
26:41必要額は年間30兆円程度です
26:45立憲民主党と令和新選組は
26:47給付も必要と訴えています
26:49その財源はどうするのかというと
26:52財源については
26:54事項をはじめ税収の上振れ分を使うと考える政党が多くなっています
27:00そのほか大企業富裕層の増税を考える野党も目立ちます
27:04まず片岡さん
27:05この選挙結果を踏まえて
27:08この給付か減税かという
27:10この辺りがどう動いていくのか
27:12あるいはどうあるべきか
27:13その辺りはいかがですか
27:14そうですね
27:15先行きというところで申し上げると
27:17やはり石破さんが続投される可能性が高いという前提に立ちますと
27:23政策という意味では給付策が主軸になるというふうに考えたほうがいいかなと思うんですよね
27:30あとは給付策の規模感ですとか期間とか
27:34そういったところが次の話題になるのかなというふうに見ています
27:38べき論で申し上げると
27:40私自身は消費税減税をしたほうがいいというふうに思っています
27:44というのは現状その食料品やエネルギーといったですね
27:48エネルギーちょっと若干足元で下がってきてますけれども
27:50食料品の価格の上昇というのが家計の不安のやっぱり根本要因ですので
27:56ここを系統的に下げるには消費税減税が一番最適解かなというふうに思います
28:02あといろんな形での減税を言ってますけれども
28:05片岡さんのイメージされているのは
28:08まずは食料品について高級的に8%をゼロにすると
28:12これは一時的ではなくてですね
28:14もう消費税に関しては食料品は税目から除外すると
28:19そういうことも前提にまずやってみると必要があるんじゃないかなと思いますね
28:23木下さん
28:25経済政策としてですね
28:28給付金って今年もあるわけなんでしょう
28:30これ5年も続けてやってるんですけども
28:331年限りの給付金ですよっていうと
28:35経済効果っていうのはやっぱり半減されてしまうんですね
28:38それ5年も続けるぐらいだったら
28:40もう最初からですね
28:41何年間か消費減税
28:43例えば食料品のところは下げますよということがあってもいいんだろうと思います
28:48ただですね
28:49今のこの組み合わせでいうと
28:51どちらかというと
28:53お安いのは左側の方の方が財政的には安く済むということですよね
29:00そうなりますと
29:02組み合わせとしては
29:04立憲維新というところが考えられることになります
29:08そうするとですね
29:09景気刺激的な効果っていうのが
29:12あまり大きくないかもしれません
29:13特に立憲の野田さんは
29:16超党派のですね
29:18社会保障改革会議
29:19これを提唱されてですね
29:21それにですね
29:22市場総理もですね
29:24加わってですね
29:26今議論をしようと
29:27こういう体制ですから
29:29選挙後の体制としては
29:32市場総理が継続されるならばですね
29:35立憲の野田グループと
29:38野田さんのグループとですね
29:40組み合わせということになると
29:42その場合はですね
29:43随分とですね
29:44景気刺激効果が小さい
29:47むしろですね
29:48緊縮的になってしまう可能性があるんで
29:50これはですね
29:51ちょっと注意が必要だなと思いますね
29:53組み方としては大連立
29:55立憲との組み方が
29:57可能性としてはあるんじゃないかと
29:59大連立というのはですね
30:00歴史を遡ってもですね
30:02与党と組む野党さんというのは
30:04どうしてもですね
30:05一枚岩になれないですね
30:07これは各選挙区で戦っているわけですから
30:10そうすると多少分裂的な動きというのも
30:12あるんだろうと思いますが
30:14あるいはパーシャル的なですね
30:16サポートという形で
30:17立憲の野田さんのグループと
30:19組むケースというのが
30:21結構考えられるかなと思いますね
30:23クラフトさん
30:24この結果を踏まえて
30:27連立を拡大するという前提に立った時に
30:32石破政権が減税を条件としてのんだうえで
30:37その連立拡大に向かうのか
30:40その辺りどう見ていらっしゃいますか
30:42先ほど申し上げたように
30:44アメリカとの金山って
30:47自民党は大幅財政出動はできない
30:51ということは
30:52今の自民党政策に近い政党と
30:56組みたいというのがありますよね
30:58そこで2つの案が出てくるんですけど
31:021つは立民
31:03野田さんですね
31:04ただ立民といっても
31:06左派と中道保守で
31:08分かれているので
31:10ここを分離できるのかと
31:12さらに立民が今回検討すると
31:16なかなかそれは情報して
31:18連立に入りにくい
31:20現有の議席数を拡大したという中で
31:23責任取るという話は当然出ないし
31:25分裂するというのも
31:26おかしな話になっていますよね
31:27そこで難しい
31:28そうすると今回の参院選は
31:33政局選択選挙じゃなくて
31:35連立を示唆する選挙だと
31:37私は思っていて
31:38そこで選挙に伸びなかった党
31:42あるいは負ける党が
31:44どれだけ自民になびくかとなると
31:47維新になるんじゃないかと
31:49維新が代理演説を組むことはないんですけども
31:53維新の中のババグループが
31:55非常に政策的には自民党に近いので
31:58ここが抜け出すという可能性は一つ
32:02あともう一つの可能性は
32:05一本ずり
32:06要はあと13議席ぐらい必要なんですけども
32:12無所属とあと各党から何人かを一本ずりして
32:18自己を単独で衆議院過半数を奪還すると
32:22ただこれも大幅に負けた自民党に
32:25誰が入りたいのかというところの問題はありますけど
32:28こういった選択肢が出てくるのではないかなと
32:31私は思いますね
32:31結局政策ごとに本当に連立を組むというよりは
32:35政策ごとに強調するかどうかみたいな話になった時に
32:40減税の話がどこまで進むのかということですよね
32:42そうですね
32:43だから自民党が消費減税を受け入れたとも
32:47極めて限定的なもの
32:49だから食料品に限定するとか
32:51あともう一つ正直申し上げないけど
32:53政治家が消費減税を次元的にやるというのは
32:57もう私はどうしても嘘としか思えない
33:00誰もこれ一回下げたものを上げることはできないんで
33:04そういうところはちょっと不本意というか
33:07選挙にらみのあれかなという印象が否めないですね
33:12そうですね
33:12加えて言えば消費税減税するのに1年ぐらいかかります
33:17ということを言っているわけですよね
33:19そういう状況で2年間次元的にやるというのは
33:22これいつの時期にどういう形でやるんですかと
33:25また元に戻すという時に
33:28これコストがかかるという理屈になりますよね
33:31すぐ減税できないのであれば
33:322年間やるために1年間期間が必要ですという
33:36これやっぱり政治的にも非常に非効率だという話なので
33:41クラスターの話じゃないんですけど
33:43やっぱりやる気があるようにはちょっと私は思えないんですよね
33:48それからもう一点結果を踏まえて今度は関税交渉ですね
33:52そうですね3位戦後の重要なテーマトランプ関税です
33:55総合関税の上乗せ分の発動が8月1日に迫っています
34:00そんな中ベッセント財務長官が来日しました
34:03今日大阪関西万博で行われるイベントに出席するためですが
34:07それに先駆けて石破総理と会談し
34:09記者団に対して必ずいい合意ができると語りました
34:12また自身のSNSで合意を急ぐよりいい合意の方が重要だ
34:18日米間の互形的な貿易合意は可能な範囲にあるとの認識を示しました
34:24ただ先行きは不透明です
34:26トランプ大統領は16日
34:27日本は新税率を通知した所管に従うことになるだろうと語っています
34:328月1日の日付に変更はないとも強調しています
34:36石破総理は大統領と直接話をする機会は当然あると語っていますが
34:42参院選後10日余りの間に着地点を見つけるのは難しい状況です
34:48クラフトさん関税交渉はどうなりそうなんでしょう
34:51まず8月1日ですべてが終わりで
34:54もう恒久的にそれでいくんだというふうに思わない終わりです
34:588月1日にたとえ発動されてもその後交渉を続けて
35:04またアメリカでインフレが顕在化した時に
35:10またこれトランプは有権者から批判を受けて
35:13中間選挙を見据えて
35:15関税を一方的に下げてくるという可能性があるので
35:19日本企業は何も8月1日で終わりだということではなくて
35:24この半年1年ある意味時給線でこの期間を頑張って
35:29やがて関税がゼロにはなりませんけど軽減されるということ
35:34もう一つはいろいろ関税交渉に関して言われてますけど
35:39最終的にはもうトランプが決めるんで
35:42閣僚からどうも情報がうまく上がっていない
35:46あるいは忖度して言えない
35:48あるいはトランプが聞く耳を持たない
35:50なかなか日本の主張がトランプに上がっていないという現状の中で
35:54もうそろそろ選挙後は石破総理が直接電話なり会談して
36:02トランプに交渉トップダウンでやらなきゃいけない時期になったかな
36:06ただそれって逆に言うと選挙結果で
36:08より力が弱い石破政権になった時に
36:11今トランプ氏は米の話なんかしてますよね
36:13日本がまとめられるのかという
36:15米とかトランプの要求というのは別に
36:19政権基盤が弱い強いで求めてるわけじゃなくて
36:23ただ求めてるわけですから
36:24おっしゃる通り政権基盤が弱くなると
36:27そういう米を押し切って
36:29情報できないという部分はあるかもしれないですけども
36:33必ずしもトランプ政権が今回の選挙の結果を見て
36:37石破政権に対して姿勢を変えるということは
36:41僕はむしろないと思っていて
36:43むしろ逆にトランプ政権が
36:46他の総理になった時の方を嫌がっていると思います
36:52石破は予想できるし
36:55トランプ大統領はある程度石破さんのことを好んでいるので
36:58アメリカとしては今の現状維持が
37:01むしろ好ましいというふうに見ていると思いますね
37:03木下さんはこの関税交渉はどう見ていらっしゃいますか
37:06はい これはですね
37:08有識問題なんです
37:09例えばですね
37:11アメリカ向けの自動車の単価
37:14年初の段階ではですね
37:16448万円ぐらいだったんですが
37:18直近の統計を見ると110万円も値下げして
37:21アメリカに輸出しているんですね
37:23当然その分はですね
37:25日本企業が板手を受けていると
37:29こういうことですよね
37:30で 関税交渉をしますと
37:33大国っていうのは大変な購入量がありますので
37:37他に買ってくれるところがないんですよ
37:40そんなにアメリカほど買ってくれるところがないので
37:42どうしてもですね
37:43輸出する側が値段を下げなきゃいけないっていう
37:46これは経済の教科書で習う話なんですが
37:492018年の米中貿易戦争の時も
37:52日本は景気の後退期になったり
37:541920年代にアメリカ関税やった時は
37:57やっぱりイギリスがですね
37:58大変なことになったりとかしました
38:00これ経済にとってですね
38:02日本の経済にとって大変大きな影響があります
38:04ということで何としてもこれ交渉をですね
38:07しなきゃいけないんですが
38:08アメリカが経済構造を変えようとして
38:11その第一のお客さんが変わるんですから
38:13それに合ったビジネス環境に
38:15日本もしなきゃいけないんですね
38:17となると日本の利害関係
38:19国内の利害関係を調整しないと
38:21交渉にならないんですね
38:23この交渉
38:24利害関係を調整するためには
38:27どうしても予算が必要なんです
38:29泣いてもらうところにはですね
38:31あるいは激変が起きるところにはですね
38:34予算が必要です
38:35ということで柔軟な予算編成が
38:38求められるところなんですが
38:40現状のですね
38:41緊縮的な考え方をしていると
38:43そもそも交渉の余地が
38:45自分たちが切れるカードがないと
38:47こういう問題を抱えていると思いますね
38:49片岡さん
38:502つポイントがあると思うんですけれども
38:52やはり日本側として問題になっているのは
38:55自動車関税の部分だと思うんですね
38:57これは逆にアメリカにとっても
38:59非常に重要なカードだと思うんですね
39:01やはり品目別で25%関税を課しています
39:05これ日本とアメリカはですね
39:07非常に貿易関係という意味でも
39:10自動車の貿易
39:11日本から多いわけですよね
39:12ですからここの部分を日本が
39:16例えば25ではなくてですね
39:1715とか10とかそういう形で減らすような展開になりますと
39:22例えばドイツや韓国といった
39:24他の国々も下げてくれって話になるので
39:26そうすると品目別の関税率というのは
39:29これは意味をなさなくなってしまいます
39:32ですからおそらく自動車のこの25%の関税
39:35この辺りを打開するというのは結構難しいのかなという気がしますね
39:40こういったものはある意味
39:42デフレ圧力を我が国から見た場合にはですね
39:46もたらすわけです
39:47実際下げてますからね
39:48実際下げてます
39:49もう関税が上がる前からも
39:52そういう話になっているわけですから
39:53そうすると雇用の拡大ですとか
39:57ないしは売上げの拡大
39:59そうした日本の物価上昇を支えている要因が
40:02これを剥落することになります
40:04それからもう一点は
40:05アメリカの物価の動きです
40:08予想インフレ率が非常な勢いで今上がっているんですよね
40:11中長期の予想インフレ率も上がっているんだけれども
40:14ただ実際の物価上昇率は
40:163%弱ぐらいのような感じで
40:18CPRに見ますと
40:202%半ばとかそれぐらいのシーズンにあまり上がっていない
40:23これがどのタイミングで上がってくるかによって
40:27トランプさんの関税へのスタンスが
40:30変わってくるかなと思いますね
40:31ではこの後は今必要な経済政策は何か伺います
40:36ここからは必要な経済政策伺っていきます
40:40まずはこちらご覧ください
40:41今回の参院選で自民党は
40:44物価上昇を上回る賃金上昇を必ず実現すると訴えています
40:49しかし実質賃金の伸び率は
40:525ヶ月続けて下がり続けています
40:54どんな選挙結果になろうとも
40:57この賃金上昇を伴った好循環を作るという
41:00この大目標というのは変わらないと思いますし
41:03また経済成長しなければ税収も増えないわけですよね
41:06じゃあそのために何が必要なのかということを
41:093人のゲストの方に今日聞きました
41:11まず一斉に挙げていただいていいですかね
41:14まず片岡さんからいきましょうか
41:18内需拡大と書きましたが
41:21やはり足元ですね
41:24日本の景気状況はやや踊り場から
41:27下落の方向に行くか行かないかという
41:30瀬戸際にあると思います
41:31そうした中でトランプ関税も含めて
41:34対外要因というのはこれは逆風が吹きそうな予感が非常に強いです
41:39そういう中で先ほどの実施賃料の話もそうですけれども
41:43日本経済としては物価も上がり
41:46予想インフレ率も上がってきて企業利益も増えました
41:49それが賃上げに結びついているわけですけれども
41:52ただこの賃上げから消費拡大という話が十分ではない
41:56だからディマンドプルのインフレが起こらないので
41:59所得と支出の好循環がうまく回らないわけですよね
42:03ですからこれをやるためには内需拡大をしないといけない
42:07そうすると財政支出が必要であるということになると思います
42:11これ減税もそうですし公共投資を含めた債出の拡大
42:15ありとあらゆる手段で内需を拡大させることが私は必要だと思います
42:20輸出がこれからだんだん難しくなっていくので
42:23一番信用できるのは内需ですから
42:25そこを拡大しないといけない
42:26内需拡大はこれはアメリカとの関係を考えた場合でも
42:31これは日本側にとってはやるべきことなんだと思うんですよね
42:34木野内さんは2つ
42:36はい 上段は今の片岡さんのおっしゃっていることと同じです
42:41輸入物価の悪影響というのは年の後半剥げ落ちてきますので
42:47内需の好循環が回る可能性はなくはないので
42:51ここは消費をサポートするべきと思います
42:54もう一つは賃上げを確固たるものにという話なんですけども
42:58今年の企業業績が悪くなりますと
43:01来年度の賃上げ春闘というのはもう期待が全くできなくなっちゃうんですよね
43:06そういう意味では対米交渉をやる対策の予算
43:10これを喫緊に組んでアメリカと交渉を早期に
43:17日本に有利な形でまとめてほしいと思いますね
43:21もうすでにトランプ関税の影響で先行きが見通せないからということで
43:25目の前のボーナスを少し削減したりとか
43:28あるいはサプライヤーに対してちょっと価格引き下げみたいな要請が出ている
43:33いろいろ聞きますよね 既にね
43:34実際ですね 春闘はすごく良かったんですけども
43:374月5月の賃金見たらですね 意外に伸びてないんですね
43:42これはもう労働時間が短くなっているとか
43:45労働組合が抱えてない規模のですね 事業会社ではですね
43:51割とですね 厳しい状況になり始めていると思います
43:55クラフトさんは
43:56一つ整理する必要があると思っていて
43:59これ物価対策ですよね 皆さん話したので
44:02物価対策で経済 消費減税して経済を促進するということは
44:09インフレを上げるということですよね 論理上
44:12矛盾しているわけですね
44:13いつも議論は要するに給付金は経済に
44:17経済効果がない それはそうです
44:20だって社会保障対策と景気対策と分けてみなきゃいけないです
44:26給付金というのは社会保障なんです
44:29生活保障ですよね
44:31そうです だから渡せばいいんです
44:32それが経済にどう影響するか関係ないですね
44:35消費減税やってしまうと
44:38これ富裕層優遇にもなりますし
44:41経済を促進して消費需要をすると
44:44余計インフレが上がるので
44:46物価対策にはならないわけです
44:48そこで給付金はまず低所得者に限定して
44:53より手厚く 例えば10万円600万円以下の所得とか
44:57消費税は食品 要するに生活保護に影響するものに限定した
45:06減税の合わせ技でやると
45:10消費減税は先ほどおっしゃったように
45:12時間がかかりますから
45:14今じゃない 今のために給付
45:17そしてゆくゆく来年以降から
45:20消費の食料品と薬
45:22先進国で唯一食料品と薬の消費税が
45:28一番高いのは日本ですから
45:30これを下げてもいいんではないかと私は思います
45:33加藤川さん 今のクラフトさんの意見はどうですか
45:36私自身は消費税はすぐできると思います
45:39減税はですね
45:40諸外国の事例を見てもですね
45:42法律論で1年と言っているけれども
45:45それは方便であって
45:46それはもっと早くできると思います
45:48クラフトさんのおっしゃる話は
45:50食料品に関しては私もアグリですね
45:52木下さんいかがですか
45:54私もですね 食料品の減税とかですね
45:59本当にあっていいんじゃろうと思いますね
46:01先ほどちょっと言いかけましたけれども
46:04年の後半は輸入物価のですね
46:06悪影響というのは落ちてくる予定になっているんです
46:09これはもう日本銀行もかねてよりおっしゃっている話で
46:12これそのまんまですね
46:14物価が落ちてしまいますと
46:15実質金利が上がって景気をですね
46:18圧迫しかねないんですね
46:19これは悪い方向
46:20いい方向だとすると
46:22輸入物価の分がなくなるんで
46:24内需が好循環にいける可能性もあるんです
46:27大変ですね 分岐点を迎えていてどちらにも行きそうなので
46:30ここは刺激してあげるべきだと思いますね
46:32さて 今日の番組では
46:35参院選後のマーケットへの影響を考えてきました
46:37日経サタデーニュースの疑問は
46:39テレトビズで配信中です
46:41現在テレトビズは14日間無料キャンペーンを実施中です
46:45この機会にぜひお試しください
46:47CMの後はマーケット情報です
46:50明日の日経日曜サロンは
46:5520日の参院選に向け
46:57日本の課題を考えるシリーズの4回目です
46:59政治学者で中央大学教授の中北浩二さんに
47:03政治の役割を伺います
47:05ご覧ください
47:05ではマーケットです
47:0718日のニューヨーク株式市場で
47:10ニューヨークダウンは3日ぶりに反落しました
47:12終わり値は142ドル安い
47:1444,342ドルでした
47:17ハイテク比率の高いナスダックは5日続進しました
47:2010ポイント高い2万895でした
47:23連日で最高値を更新しました
47:26ニューヨーク外国為替市場の円相場の終わり値は
47:2925,000円安の1ドル148円80,000から90,000
47:33シカゴの日経平均先ものは3万9,700円でした
47:37日経平均の金曜日の終わり値に比べて
47:40119円安くなっています
47:42マーケット関係者に9月末の株価の予想をしていただきました
47:47楽天証券の久保田さんは4万1,000円
47:50関税が影響し日米で景気減速インフレ再燃
47:54財政金融の横断振る舞い続き景気下支えと予想しています
47:58ピクテジャパンの糸島さんは4万円
48:01アメリカの対中国関税は8月12日が停止期限
48:06上乗せ分24%の行方次第で乱高下もと予想しています
48:11では来週の予定です
48:14木野内さんアメリカでも決算ありますけれども
48:18また改めて来週の株価も含めて
48:21先週は台湾のTSMCの高決算で半導体のところ注目が集まりました
48:27そう考えますとこのGoogle、Intelというところも
48:30どうなのかなというのが注目になりますし
48:33加えまして日本でも新越科学とかスクリーンとかニデックとかキャノン
48:38ここ書いてないですけれども
48:39こうしたテクノロジーの企業の決算発表を待っていますので
48:43どういうような好影響が日本の企業にも出てきているのか
48:48これ注目できるなと思います
48:49片岡さんは改めて
48:51そうですね
48:53参院制の結果非常に明日どうなるかというところは
48:59やはり私もドキドキしながら見ていますね
49:01あと金融政策というところで申し上げると
49:037月末に日銀の決定会合もございます
49:07去年のことを考えるとですね
49:09ちょっと大丈夫かなという心配もありますが
49:12今年は大丈夫だというふうに期待をしています
49:15期待をされているというのは
49:18それは今はまだ利上げをするようなタイミングではない
49:21そうですね
49:22接続な利上げはしないというふうに思います
49:25木野内さん、片岡さん、クラフトさん
49:28今日はありがとうございました
49:31ご視聴ありがとうございました
50:01ありがとうございました
50:03ご視聴ありがとうございました
50:04ご視聴ありがとうございました
50:06You

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