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00:00〈エチオピアの旅の途中写真家佐藤が立ち寄ったのは野生のハイエナを餌付けする男通称ハイエナマンのもと〈佐藤も餌やりを体験させてもらうと〉
00:29何とも恐ろしい寄り道となったさあ始まりましたクレイジージャーニーでございますよろしくお願いいたします
00:59今夜のジャーニーは世界中の奇妙な風景や光景を写真に収める佐藤さんです。
02:38イジェン火山
02:40生肉を食べる風習を持つネレツ族など
02:47世界各地の不審な景色や文化を機械遺産と名付け
02:55〈これまで100日各国を巡り撮影してきた〉
03:04そして時には結構パンフレットを見てると意外とあの日本のガイドブックとか載ってない面白い場所が結構見つかるものでいつもだからホテルとか行ったらこういうとこ見るんですけど本来の目的から外れたアドリブで思いもよらぬ光景と出会えるのもこのたびの醍醐味
03:34ただ即興で行う寄り道なので放送はカットになることもしばしばちなみにスタッフが提案したこの取材は全カット!
04:04何やってんのかよく思った
04:06しかし今回の寄り道がやばかった
04:12旅のついでにちょっとせっかくだったら寄りたいくらいのつもりで立ち寄ったんですけど
04:18ああいったものが展示されてるのは本当たぶん世界ではあそこだけだったと思います
04:24それはブラジルサンパウロで出会った佐藤も驚く奇妙な博物館
04:32おそらくそのヨーロッパよりも制限が緩かったと思うんですよね
04:3620世紀初頭とか19世紀末とかわりとめちゃくちゃな世界っていうんですけど
04:40の中でどさくさに紛れてそういう研究をできたっていうのはおそらく事実としてあるのかなと思います
04:50ということで今回は寄り道が主役に偶然が引き寄せた不思議な旅に皆様をお連れします
04:58さあということで機械さんフォトグラファーの佐藤健二さんですよろしくお願い致します
05:04お久しぶりですねよろしくお願いします
05:08佐藤さんこれね今さっきちょっと触れたんですけどこれは本来の一番の目的地じゃない立ち寄ったスポットの写真ということでこれサイエナマンとかって記憶の中にすごい残ってるけどこれは寄り道した時期だったんでしたっけ?
05:22そっか近くまで行ったあのそうですねあれですよね高校ともあれがああそっか絵力が強かったからどうしても出てくる種の貯蔵庫をこれも俺がこれメインがこれだった記憶がすり替わっちゃいました分かる分かるこれもあのピラミドの廃墟ですね
05:46何かロシアの像とかがあったとこでしたっけそっかそれがメインだったけどここ何かすごい恐ろしい私寄り道だとすごいインパクトがあの兄弟で芸術家みたいなそれもこのロケのときでこのロケでしたっけはいあのお兄さんはすごい有名な有名な彫刻家彫刻家でその弟は彫刻家なんですけどほとんど知られてなくて
06:16みたいなものを作っていてあれもすごい印象的に残ってるなあれも寄り道なんだもんな 今回はブラジルに行ったそうなんですけども本当は一番の目的っていうのは何だったんですかあの一番はですね双子村と呼ばれるあのブラジルの南部の田舎にあるんですけども他の地域に比べると10倍双子の出生率が高いっていう場所がありまして10倍双子ばっかりじゃいるそうですね双子の出生率が異常に高い
06:46まあまたそこでさらにナチスドイツってありますナチスドイツの双子を研究してた何だろう研究者がいたんですけどもその人がその双子村を作ったんじゃないかというようなまあ都市伝説的な噂がありましてブラジルにはいそこが本当の目的だったとそうですね今回はそこではなくて寄り道のワンシャープ分ということですかそうですね1分それで寄り道で行くんですかだから取れ高がやばかったんですよ寄り道の
07:16自分も多分なんか本編の5分とか10分のコーナーになるんだろうなと思ってそのぐらいのつもりで行ったんですけどなんか後で聞いたらあれで1本やります
07:25えー自信作なんだねそれだけ興味深いだからところに偶然立ち寄ったってことですか一応予定には組み込んでたんですけどまさかそんな場所だと思ってなかったんで行ってみたら予想以上で世界でも類を見ないような場所なのかなということで心してみます
07:45はいじゃあVTR行きましょうどうぞ
07:46飛行機を乗り継ぎ27時間
07:50うわー27時間
07:51ブラジル一の大都市サンパウロへ
07:54いやー到着しましたよ
07:57はい
07:58ちょっと長かったっすけど
08:00長かったっすね
08:02えー
08:02しかもあの
08:04ちょっとトラブルが起きまして
08:06えー
08:06カバンがついてない
08:08あれ
08:08やばいっすよね
08:10なんか遅れて明日来るそうなんですけど
08:12えー
08:12来るならいいが
08:14幸先の悪い佐藤が到着した町サンパウロは
08:191100万人が暮らす南半球最大の都市で
08:25そこで暮らす人々にはある特徴が
08:31いろんな人種いますね
08:33そうですね
08:34なんかもう
08:35いろんな人種が混ざりすぎてるから
08:37誰がマジョリティなのかよく分かんないっていうか
08:40それは世界各国から多くの移民が集まっていること
08:46へー
08:47この町は1880年頃からヨーロッパ系を中心に大量の外国移民を受け入れ
08:561910年には人口45万人のうちほぼ2人に1人が外国生まれ
09:03およそ4人に1人がイタリア人であったとされ
09:08現在でも70以上の民族が生活する
09:12人種のるつぼといわれる
09:15世界的にも珍しい都市
09:18そんな町だからこそ
09:25今回我々は世界的にも珍しい場所に巡り合うことになる
09:31双子群れまではここからまたさらにどっか行くって感じなんですか
09:40そうですね ここからまた国内線に乗って結構離れてるんで
09:46飛行機までちょっと時間があるんで
09:49どこに立ち寄るんですか
09:51これからサンパウロ大学のところにちょっと変わった博物館がありまして
09:58そこに行こうと思います
10:00変わった博物館ですか
10:02そうですね なんかこの番組だと昔
10:05アメリカで無駄博物館というところで
10:07そういうところに過去行ってますけど
10:10今回もそういう場所です
10:12そう立ち寄ったのは
10:16過去の機械遺産旅でもたびたび登場した
10:21世界の博物館
10:23アメリカでの
10:25これがあなたのお目当てのアインシュタインの脳みそです
10:30スライスされたアインシュタインの脳みそや
10:37タイでの
10:38すごい有名なミイラ
10:40タイ史上最悪って言われてるシリアルキラーとか連続病気殺人者
10:45犯罪者をミイラにするっていうのは
10:47タイ以外ではあんまりありえないんだな
10:51などなど各国で貴重な展示物に出会ってきた博物館シリーズ
10:58今回はそのブラジルサンパウロ編だが
11:05ここですね
11:07ちょっと読めないですけど
11:09医学生医学博物館みたいな
11:13簡単に言うと
11:15人体解剖とかの医療サンプルとか
11:18そういうものを集めた博物館でそうなんですよ
11:21やってきたのは人体解剖学の博物館
11:25しかも
11:27名門サンタウロ大学が運営する施設
11:32そこまで機械なものがあるはずないと思っていたが
11:37いやでも本当に
11:39結構今までいろんな場所の医療系博物館で行ってきたんですけど
11:43群を抜いてすごかった感じがしますね
11:46佐藤も驚愕したその内部とは
11:52おぉ
11:57解剖学の博物館が凄そうだね
12:00すごい
12:02結構人が凄い
12:04撮影のためまず通されたのは
12:11後に知ったが
12:34ここは世界中の医者や研究者が訪問する
12:38解剖学会随一の博物館
12:43飛行機までちょっと時間があるんで
12:45飛行機までちょっと時間があるんで
12:48まさに寄り道だもんね
12:49暇つぶし感覚で来てしまったが
12:53待っていたのは
12:55一流研究者たちによる取材対応
12:59あっちはもう研究所がついてるんですかここに
13:03大学のそうですね医学部があって
13:06我々も軽いノリではいけない
13:10お願いします
13:16よろしく
13:18お名前はシルビアラッキー
13:24シルビアラッキー
13:25シルビア
13:26こちらが博物館館長で人体解剖学教授のシルビア先生
13:36そうでしょうか
13:37佐藤
13:38佐藤
13:39佐藤
13:40佐藤も恐る恐る挨拶
13:43すると
13:45取材依頼を受けたあとあなたのインスタグラムを拝見したのですがとても興味深かったわ、早速フォローしました。
14:04よかったなんとシルビア教授は佐藤の作品を見て今回のガイド役を買って出てくれたというさすがは佐藤
14:20ゴンザレスじゃこうはいかなかった。
14:33では、どのように皆さんをご案内すればよろしいですか?
14:48中がいろいろ変わった展示があると思うのでそれを見させていただいて何か興味深いものに関してはちょっと質問させてもらったりとかして完璧よ、そうしましょう。完璧です。
15:05しかも博物館内洗面撮影OKということでここからは本格的な人体解剖の世界へ。
15:16早速だけど何か質問はある?
15:23ブラジルの方ですね。
15:26イタリア出身です。
15:28私もここを設立したボベロ教授もイタリア人です。
15:33私は6歳の時にトリノからブラジルに移住してきました。
15:40僕昔、フィレンツェにラスペコラっていう同じような医学学物から行ったことがあるんですけど、イタリア人は解放標本を作るの得意なんですか?
15:55ええ、ルネサンス時代からイタリアは人体学に熱心な国でした。
16:01レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなど、芸術家の影響が大きいんです。
16:08彼らはアートで人間を表現するために人体の研究をしていました。
16:15面白いですね。
16:17面白いですね。
16:18結局、医学の発展の元々はルネサンス時代に、美術の研究から筋肉をどうやってデッサンするかとか、彫刻するかとかっていうところの興味から始まって、それがだんだん医学に転用されていって、今はこういうものになっている。
16:35すごい納得できました。
16:37うん。
16:38すごい。
16:39ルネサンス時代から続くイタリアの人体解剖学。その起源は芸術家たちの探究心だったという。
16:51昔は解剖とかするときに、今でいうとこの劇場みたいなところで、真ん中でお医者さんがこうって解剖して、それをこうオーディエンスがみんなでこうって見るっていう解剖劇場っていうのがあって、そのぐらいみんなその人体の中っていうのに興味があったんですよ。
17:07ちなみに世界初。医療研究のために解剖劇場が設置されたのもイタリアだった。
17:17さらに。
17:19昔は写真が発展してなかったので、ある症状があったときに、例えばここに貼るものができたとかっていうときに、それをどうやって学生とか他の人にサンプルとして伝えるかってなったら、老人魚を作るしかなかったんですよね。
17:32まあ全部のそのいわゆる老人魚文化がそうなのかわからないですけど、医学に関してはそういうことです。
17:37写真の代わりとして、もう実物モデルを作って、ワックスモデルとか言いますけど、そういう職人がまたイタリアが多かったりするんですよ、昔から。
17:46なんでだろうっていうのをずっと思ってたんですけど、まさか館長がイタリア人。
17:50そういうことだった。
17:51ミケランジュロとか、ダ・ヴィンチからスタートしてるとかでした。
17:55ブラジルで出会ったのは古くからイタリアで研究された人体解剖学の世界これも人種のルツボサンパウロだからこそ起きた偶然早速100年前に作られた人体解剖学博物館その内部へ。
18:17あの今回ちょっと放送できるのかみたいな内容だったんですってだからTBSのいわゆるコンプラいろいろ審査するようなところにこれ大丈夫かっていうのをやってでも一応審査通ってるんですよね。
18:32ちゃんと大丈夫なものをお見せしますよとえらいスーツ着てる人が一応ってちゃんとOKOKいただいたのでうんそういうことですねリアルなこの後人体解剖学の世界へえすごいこんなふうになってんのよえ?
19:01入り口から人体の謎に迫る
19:30貴重な展示物が数々並ぶ
19:38これは胎児の人骨です。
19:41これ、これは本物なんですか?
19:44ええぇ、博物館にある検体は全て本物です。
19:49えぇ、本物ですか。
19:51えぇ、本物ですか。
19:53えぇ、本物です。
19:55すごいですね。
19:56博物館創設者のボベロ教授は解剖技術はもちろんその保存技術でも高い評価を得ていました。
20:12この検体はどういう方か、ボランティアなのかそれとも。
20:17時代によって違うのですが、昔は身柄が特定できない死体で解剖の研究をすることが法律で許されていました。
20:28近年は生前に寄付を申し出てくれた方の検体が多いです。
20:35結構アジアとかヨーロッパとかでこういう場所をたくさん見てきましたけど、南米のとこ初めてなんですけど、なかなかこんなないですね。
20:47今、思いっきり人体標本を使って、しかもこれ割と一般公開されてるじゃないですか。
20:55今、多くの博物館は実物の検体を公開はせず、模型や写真で展示している。
21:05しかし、およそ100年続くこの博物館では。
21:10ここは他の医学博物館と違って実物を展示しています。
21:16理由はその方が学生たちの教育により役立つと考えているからです。
21:25医学を学ぶもののために公開しているこの博物館は、
21:31イタリアの人体研究の歴史とブラジルの医学教育の思いから成り立っている貴重な施設。
21:40館内はテーマごとに分かれており、各エリアで貴重な検体を見学できる。
21:47まずは、当然目視などできない神経と骨のゾーンへ。
21:56そうです。神経に色をつけ、目視できるようにしている犬体です。
22:09これは神経がここだっていうのが分かってどういうふうに生かされるんですか?
22:20神経は人によって違います。
22:24解剖によってどのような違いがあるのかを学び、
22:28事前に把握することが手術の際重要になってきます。
22:34そして、骨のエリア。
22:45スケルティコって何ですか?
22:49スケルティコって何ですか?
22:51いや、骨です。
22:52骨、あ、骨。
22:53あ、そうか、スケルトン的に。
22:54そう、まさにそう。
22:56えっ。
22:57その展示は、人間が成長する過程で、骨がどのように変わっていくか。
23:04胎児から大人に成長する過程を見られます。
23:08ここでは、胎児から成人までの骨盤の成長過程が分かる展示が。
23:18そして。
23:21それは、大人と子どもの骨格の比較です。
23:27この方は日系人の女性で、2人は親子ではありません。
23:42骨格を比較し、研究させていただいています。
23:48さらに。
23:50これは背骨です。
23:59上の方は大人になり、病気で曲がってしまった骨です。
24:07そうです。
24:10背骨が曲がり、極端に背中が折れ曲がってしまった病気の検体です。
24:17このように正常な検体だけでなく、病に侵された検体も数多く展示されているという。
24:26続いて見学させていただくエリアが、さまざまな状態の心臓。
24:36これが通常の心臓ですか?
24:43はい。動脈と腸脈が見えるよう加工した検体です。
24:48へぇー。
24:49へぇー。
24:50シャンプルになります。
24:51これちょっと、あれのブラックフェアンで見たことあるの?
24:52へぇー。
24:53へぇー。
24:54へぇー。
24:55TBSのドラマ。
24:57医療ドラマで見たことあるんですか?
24:58医療ドラマで見たことあるんですか?
25:00こういうので、そういうお医者さんとかが見て、あ、こういうことになってんだみたいな研究に課されるってことですか?
25:07手術とか。
25:08そうです。
25:09検体と患者のCT画像を重ね、心臓の動脈と腸脈が通常の場所にあるのか確認することができ、いい手術の準備ができます。
25:21お医者さんってすごいですよね。
25:23形になります。
25:25まさにそういう仮名ですよね。
25:27そういう仮名ですよね。
25:28あんまり若いお医者さんとかで経験がない人が、ある日何かの病気でそういうのを心臓を見たときに、何でも前例がないと。
25:35そうだよね。
25:36何も分からないけど、こういう前例があるってことで。
25:38確かに。
25:39病名の推測ができるっていう。
25:41必要なんだ。
25:42です。
25:44そして心臓には珍しい病に侵された検体も。
25:50右のサンプルはシャーガス病の心臓です。
25:54かなり大きくなっているのが分かりますよね。
25:57通常のものと比べるとかなり膨張し変色している。
26:07シャーガス病っていうのは。
26:10おそらく日本の病名があると思いますが、虫に刺されて害虫が体に入り、心臓に宿るとどんどん膨張していくんです。
26:22そんな病気があるんだ。
26:23シャーガス病って、日本でもシャーガス病気みたいですね。
26:26そうなんですか。
26:27やっぱり南米に多い病気みたいで、サシガメという虫で寄生虫が入って、体のいろんな場所に、あんまり症状が劇的には出ないらしいんですけど、ゆっくりゆっくり体に影響していって、実施率が徐々に上がっていくみたいな。
26:32昔、南米で流行った病気でだいぶ治まりましたが、残念ながら今も感染者は出ています。
26:41ここまでも希少な検体がかつかつ出てきたが、この後はさらに創設者の研究テーマでもあった胎児のゾーンへ。
26:56ここまでも希少な検体がかつかつ出てきたがこの後はさらに創設者の研究テーマでもあった胎児のゾーンへいやすごい実物で飾ってあるっていうのがやっぱすごいですねすごいですねこういう人体解剖のもの世界中にあるけども本物を使ってるとこにあるんですよ。
27:26ここはあんまりないんですか?日本にも実は東京大学にもあるんですよ。例えば夏目漱石の脳みそが保管されてるとか。
27:35普通に見に行けるんですか?昔は行けたんですけど、今はもう無理ですね。この後がじゃあどういったゾーンになるんですか?
27:45今のところ、さっきの映像ぐらいまでのところは結構割とあるんですけど、ヨーロッパにもアメリカにもあるんですけど、ここから先のエリアが今ヨーロッパとかではもうあんまり展示、もともとされてたものを多分引っ込めちゃってるんじゃないかなとか。
28:02ここから先のエリアがそうですね。
28:07続いては実物検体が展示されることが珍しい、正規のエリア。
28:14こちらは正規の展示で、男性の暴行と前立腺です。
28:23そしてこちらは女性の生殖器です。
28:27妊娠していない子宮が妊娠するといかに大きくなるか、この比較展示で見ることができます。
28:36本当に子宮を切って取り出したんですかね、大児。
28:41そうです。
28:43亡くなったときに妊娠していることが判明したので、解剖し、大児と一緒に研究させていただいています。
28:51当然見ることなどかなわなかった人体の内部にこうして保存することで人の構造を深く理解するための重要資料となる。そしてその中にはとても希少な検体も。
29:09こちらは非常に珍しい検体です。
29:13アンドロギュヌス。
29:15アンドロギュヌスではなく、ヘルマフロディーテです。
29:20男性器と子宮の両方を持った、とても得意な検体です。
29:29検体があること自体もとても珍しいと思います。
29:33アンドロギュヌスとヘルマフロディーテどちらも男女両方の身体的特徴を持つ身体だというがそこには大きな違いがあるという。
29:52アンドロギュヌスは外見は男女どちらか分からないんですが、生殖器など生物学的には性別が決まっています。
30:02一方、ヘルマフロディーテはインターセックスと呼ばれ、男女両方の生殖器を持ちます。
30:11一般的な男女の性別に明確に当てはまらない状態です。
30:17なるほど。
30:19えっ、子供も埋めるんですか?
30:21ってことだよね。
30:22埋めません。子宮はありますが卵巣がないんです。
30:27男性と女性のホルモンバランスが非常に特有で、男性ホルモンが分泌したことで卵巣ができなかったんです。
30:38このサンプルは男性器も発達し子宮も持った非常に珍しいケースなんです。
30:46多くのインターセックスは男性器はなくて、女性として普通に暮らしていたら、大人になったときに生理が来ず検査をして判明します。
30:57なので、10万人に2人から5人ほど現れる症状なんですが、気付くのが遅いケースが多いです。
31:06一般的にはあまり知られていない症状だが人口の1%程度に見られるともいわれ現在も存在するインターセックス。
31:18これはこのご時世非常にデリケートなテーマで医学的に患者にどうアプローチするべきか問題になっています男性器と子宮が一緒にっていうのもちょっと話では聞いてたけどやっぱこうやって具体的に見るとなるほどなあって確かに分からないですもんね成長過程でいつっていうのが。
31:45これでもあと何割合結構いるんだって。
31:51だから我々がこう知ってるというか考えるよりも実は結構いろんな症状って発生していて、ただそれが現代では割と早い段階でいろんな形で対処してしまうのでなかなか目にすることもないですし。
32:08もちろん医学論文とかでいろいろ発表とかってされていると思うんですけど、それがこういう公開された形で今も展示されている場所ってあんまりないのかなとは思います。
32:20次は研究室へご案内します。
32:24この写真が創設者のボベロ教授とお弟子さんたちです。
32:30続いてはおよそ100年前に活躍していた博物館の創設者、ボベロ教授の研究室。
32:39こちらが教授の研究室を再現したエリアになります。
32:46ここにあるのはすべて実際に使っていたものです。
32:50解剖台ですか?
32:52そうです。
32:54マーベル?
32:55マーベル。
32:56大理石です。
32:57大理石。
32:58屋内ですか?超リアルだよ。
33:02メスとかめっちゃあるし。
33:04その上を見てください。
33:07ボベロ教授は特に大臣の解剖のスペシャリストでした。
33:13そしてその保存技術もすごかったんです。
33:17こちらに教授の技術で保存した女性のミイラがあります。
33:23100年近く前に作られたものです。
33:27私には彼女が眠っているように見えます。
33:32ミイラが見えます。
33:34本当に老人形みたいな、確かに。
33:38子供のとは覚えないなぁ。
33:40すごいなぁ。
33:41ここまでのミイラっていうのは、見たことないですね、正直。
33:46結構いろんなミイラ見てきましたけど。
33:49ここまでリアリティ。
33:51ガラスを外しましょうか?
33:53外せますので。
33:55いいですか?
33:56さっきポイテンコも違います。
33:57ええ、もちろん。
33:58反射しちゃう。
34:00というと。
34:02何キロぐらいあるんですか?
34:07ここに入ったやつ。
34:08ああ、なんかすごい。
34:09ああ、部品の優位が。
34:115キロぐらいかな?
34:125キロか。
34:135キロくらい。
34:14でも。
34:155キロあるんだよね、あたりしてるね、頭が。
34:20いや、すごいな。
34:22この少女はブラジル人なんですか?
34:24イタリア人です。
34:261932年にボベロ教授がミイラ化したんですが、保管方法がものすごく特殊で、4つの化学物質を使い、特殊な蒸気を発生させて保管しています。非常に複雑な方法なんです。
34:44確かに。
34:45博士は人間のミイラ化っていうのも研究してたんですか?
34:48この時代の人体学者は保管方法を熱心に研究し追求していました。
34:55中でもミイラ化は最も用いられた保管方法です。
35:00教授も追求しこのような状態のサンプルを残すという成果を挙げられました。
35:07従来は戦争後に兵士の遺体を故郷に戻す時に多く用いられた、数ヶ月の防腐処理ができるエンバーミング砲や、エジプト式の乾燥技術が主流だったミイラ化。
35:22ボベロ教授が導入した新たな手法によりミイラの保存期間は飛躍的に伸び医学界に革新をもたらしたのだ。
35:35いや100年たっても伝わる解剖学者たちの研究とその技術最後のエリアはボベロ教授が専門としていたここが胎児のエリアです。
36:05通常の成長過程を示すものや特徴を持った検体がありますこれは胎児の成長過程が分かる展示です。
36:22昔中絶された胎児はまあ言い方は悪いですがゴミのように処理されていました。それをすべて医学部が引き取り解剖学の授業や研究に生かしています。
36:39多くの人々の協力によって進んでいる医学研究だが、胎児の解剖学に長けたボベロ教授のもとには様々な症例の胎児が世界中から集まってきたという。
36:56現代医療の研究に重要な資料ではありますがここからは障害のある胎児の映像が出ますのでご注意ください。
37:08こちらは脳に障害がある胎児で左上の検体は脳がない状態で生まれてきた子どもです。
37:25これは頭の外に脳ができてしまった検体ですそうです5歳まで治療を受けられず亡くなってしまった検体です
37:46生まれつき脳の欠損が見られる脳に大量の髄液がたまり肥大してしまう現代でも発生頻度は低くない疾患だが。
38:03長年の研究もあり今では水筒症は胎児の時に発見し手術も可能になりました逆にここまで大きく育っている水筒症の標本というものが珍しいということです現代だってなかなか起こり得ないということですそしてこちらはサイクロプスです。
38:31顔面の中央に目が1個しか形成されない単眼症
38:38症例はごく稀でほとんどが出生直後に死亡してしまう
38:44顔が十分に発達しない珍しい症状です
38:59シレノメリアっていわゆる人魚症とか言われたりしますけど足がくっついている状態
39:06この足が一つになるんです。
39:13ギリシャ神話の中に出てくる人魚なんですか。
39:16妖精とか言われていますけどそこから来ている。
39:20シレノメリア
39:22そうです。
39:23あちらのサイクロプスもそうですが呼び方の多くはギリシャ神話に登場する人物や物語を使って説明している場合が多いです。そして。
39:38この検体は非常に珍しく胎児の中に胎児がいるケース。近くで囲まれた場所にもう一人の胎児がいます。
39:53この胎児の胎児が成長していない状態でくっついているというか、お腹の中にいたというか。
40:10双子として生まれて成長過程で片方が成長しなくなってっていうすごい医学的な不思議なさらに得意な双子の検体は他にもこちらは双子に関するケースです。もともと双子だったのですが分裂できず結合をしています。
40:35双子です結合性ソーセージっていうそうですこちらの検体は顔以外ほとんど結合した検体そしてこちらは首から舌が結合していますシャイアミーズっていうのはタイの双子で有名な体がくっついた人がアメリカの昔19世紀見世物小屋っていうのがあってそこですごい有名になったんですよ。
41:04全米中を渡り歩いて最後お金持ちになるんですけどその2人がサイアミーズツインって呼ばれて昔日本日本でもテレビとかでたまにあのいわゆるベトちゃんロクちゃんっていうことかあと首がこうくっついたタイプとかなんかそのくっつき方がいろんなタイプがあるそうです。
41:23サイアミーズとも呼ばれる結合ソーセージは数万人から数十万人に一組の割合で発生し結合の程度や場所はさまざま。中東やアフリカでより発生率が高いといわれるがその希少性から今も謎が多い症例。
42:17足も4本ある検体です。
42:25超い場所がありましたね。
42:26すごかったですね。
42:27実は?
42:28いやとんでもなかったです。
42:29ちょっと軽く夜ぐらいの気持ちでしたもんね。
42:31そうですね Тут3倍ぐらい時間かけてw
42:33宮内解をえると。
42:35帰ろうとすると?
42:39It's a copy of the bones that they read.
42:49It's 100 years ago when the bones were a body.
42:53There are also various different types of bones such as many different sizes.
42:59Same with a bone?
43:01It's a copy of the bones that they read.
43:07特別に見せてくれるってこと。
43:10というわけで。
43:19ここでは、およそ100年前から頭蓋骨を保管しています。
43:25世界的に珍しくさまざまな人種がそろっています。
43:32日本人すごい多いですね。
43:34日系移民が多いからです。
43:38一番古い検体は1913年のイタリア人のものです。
43:44一番古いのと現代の何が違うんですか。
43:48100年ほどではあまり変わりはありませんが、
43:52最近見受けられるのは親知らずが生えてこない子どもです。
43:58進化生物学的に今注目している点ではありますここにはさまざまな人種の子どもから大人まで500人分の頭蓋骨がありますから今も世界中から研究者や医師が訪れますすごいっすねでもこれ全部だもんなあ
44:28身元が特定できない人や寄付により世界中から集まった頭蓋骨は、解剖学はもちろん、法医学、進化生物学などさまざまな分野の研究に生かされているという。
44:50でも本当に結構今までいろんな場所の医療系博物館で行ってきたんですけど、群を抜いてすごかった感じがしますね。
44:58本当に興味深かったですね。やっぱそのイタリアの美術の歴史からの医学への流れがあって、
45:04約100年ぐらい前に作られてその時のものがいまだにそのまま少女の頭部とかちょっとすごかったですね。そして次回いよいよ本題ブラジル謎に包まれた双子村の旅へ。
45:54病気だったら治したりとか、世界の研究者とか訪れていろいろ研究してるんだってこと分かりましたけど。
46:02あとびっくりしたのが佐藤さん、詳しいです。
46:04昔結構こういう人体のいろんな奇病であるとか突然変異とか何か興味持ってて、結構調べたことがあるんですか。
46:14だから逆に向こうの人がちゃんとここ訪れるに値する人みたいなよかったよねうわ何すかこれ何すかこれになっちゃうじゃないですか分かんなかったらそして来週来週ですが本来の目的の双子村はい。
46:36謎の現象を追う旅2時間スペシャル機関遺産佐藤賢治がブラジルの双子村へ一体なぜ?
46:46双子の水が原因じゃないかしら?
46:49村にまつわる伝説に迫る。
46:52急に怖い感じになってきましたね。
46:54さらに南アフリカの大砂漠に。
46:58数年に一度咲き誇る奇跡の花園へ。
47:02今後期待。
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