IGNITE - Hou no Muhoumono Episode 8 English Sub - video Dailymotion

Bread TV

Watch IGNITE - Hou no Muhoumono Episode 8 English Sub - Bread TV on Dailymotion

Transcript

00:00何が聞きたい?

00:05お前の知ってること全部だ

00:06首を突っ込まない方がいい

00:08あそこはいろいろと

00:10いいから全部言え!

00:12こっちは聞き飽きてんだよ

00:14その類の忠告は

00:16G.I. Technologies

00:19その会社のシステムが

00:21あのバスに入ってたってことですか?

00:22そう

00:23しかもそれだけじゃなくて

00:25当時はまだ小さなベンチャー企業だったのに

00:27政府の後ろ盾を得て

00:29自動運転の開発を急いでたらしい

00:32当時のG.I. Technologiesの開発スピードは

00:35外から見ても異常でした

00:36早くテスト走行がしたかったんでしょう

00:39テスト走行?

00:41自動運転って

00:42実際の走行データがあればあるほど

00:44精度が増していくんで

00:45だから行動でのテスト走行を急ぐんです

00:48他にはまだ知ってることあるだろ

00:51その殺し屋みたいなのやめてくださいよ

00:54あとは

00:58政府からやけにデカい補助金が出てたな

01:01モビリティのベンチャー企業なんてたくさんあるのに

01:05社長が正解とパイプがあるって聞きましたけど

01:09正解パイプって何だ?

01:12そこまでは知りませんよ

01:14じゃあこのG.I. Technologiesって会社に何かあるってことですね

01:20この会社AIテクノロジーを軸に車の自動運転とか病院の運用システムとか手広くやってますね

01:29最近の導入事例としては鈴ヶ谷自動車東亜病院四ツ場信用金庫

01:34ああちょっと待って東亜病院ってあれ?

01:40うん? あやっぱり

01:42どうした? あこの東亜病院で先月起きた医療加護の遺族から相談があって今週話を聞く予定だった

01:48マジ? いつもならウケるけど今は状況が状況だから

01:52いややろう俺も行くいやでも今は事故の件が優先でしょ?

01:55でも病院にこのG.I. Technologiesって会社が関わってるなら間接的に近づけるかもしれないだろ

02:00すぐ突っ込んでいくなよイノシシか

02:02だからってここでぼーっとしてもしょうがないだろ

02:04それも一理あるかもしれないねな

02:07その東亜病院は政治家御用達の病院だ

02:09もしかすると何かあるかもしれない

02:12まあ確かに何かあるかもしれないですね

02:16そうある人はこれを見てここにドーナツがあると喜ぶ

02:22だが別のある人は同じものを見てもこんなところに穴が開いていると悲観する

02:28この意味分かるか?

02:30哲学か何かですか?

02:32物事をどう見るかによって未来は変わるってことだよ

02:36行っていいってことっすね?

02:42うーんまあそういうこと

02:44うんもう

02:48ドーナツを喜ぶ歯ってことっすね

02:50わざわざ来ていただきありがとうございます

03:02ご家族の件はご愁傷さまでした

03:06おつらいところだと思うのですが

03:08敬意をお伺いしてもよろしいですか?

03:10はい

03:123月10日に父が東亜病院で脳動脈瘤の手術をしました

03:18手術してすぐは元気だったんですが2日後に蜘蛛膜下出血が起こってしまってまだ58だったのに病院側からはどのような説明を手術は成功したけど術後に治療箇所とは離れた場所で蜘蛛膜下出血が起こってしまったと手術は成功それで鷲見さんは医療加護だとお考えで?私も何がほんとに?

03:24蜘蛛膜下出血が起こってしまってまだ58だったのに病院側からはどのような説明を手術は成功したけど術後に治療箇所とは離れた場所で蜘蛛膜下出血が起こってしまったと手術は成功それで鷲見さんは医療加護だとお考えで?私も何がほんとか分からないんですけどずっともやもやが流れました

03:54それでお母様は何と?母には話していません病院を訴えるなんて言ったらきっと反対すると思いますでもすいません頭では納得しているんですけど父が死んだ時の病院側の言葉が頭から離れなくて

04:24治療をしたら治療した箇所と離れた場所で蜘蛛膜下出血が起こっておりました我々としては運が悪かったとしか思えません何かマニュアルみたいに淡々と言ってくるんです説明を受けたのも執刀医の河野先生からじゃなかったし

04:54どうの?まだ事実はわかんねえけど何か腹立つえ?

04:59だって家族が死んだことあんな風に言われたら許せねえだろ?

05:05調査続行ってことね?

05:09結構でかいなさすが政治家御用たしで死といの情報は?

05:25手術をしたのは脳神経外科の医師河野良平一応この病院の最年少部長らしいてか結局手伝ってくれるんだこの人の言うようにぼーっとしててもしょうがないし

05:38互いとやっぱキャラ変わったよね?

05:40うん前なら絶対来なかった?

05:42ねっ

05:43じゃあ別れて行きますか?

05:46行きますか?

05:49なんか腹切ってんの?

05:51もう鼻息荒めだよ

05:52郷野医師ってそんなにすごい先生なんですか?

05:55そうだよこの辺じゃ脳外科の名医って言われてんだから

05:59でもこの前患者さん亡くなったんですよね?

06:02手術は成功したんだろ?

06:04まあ脳の病気は怖いってことだ

06:07あ、あれが河野先生だよ

06:10どうもこんにちは

06:12河野先生に手術頼みたいのか

06:14数ヶ月待ちだぞ

06:16そんなに待つんですか?

06:18なんか予約の取れない店みたいっすね

06:20だって河野先生はここの看板ドクターだからな

06:24次の看板です何時から?

06:26え、授業生です

06:28あやしさん、知ってるんですか?

06:33あ、いけねいけね、検査いかねえと

06:35あ、そうです

06:37ありがとうございました

06:38いいえ、どうも

06:39お疲れ

06:46お疲れ

06:47どうだった?

06:48こっちで分かったのは、河野医師はかなり人気で忙しいってこと

06:53あと、医者ってのは本当に白い巨頭みたいに歩くってこと?

06:59え?

07:00それだけ?

07:01ほんと、ちゃんと本丸のこと調べてくれよ

07:04この病院、やっぱり院内にGIテクノロジーズの運用システムを導入していた

07:10院長の一存で決まったらしい

07:13マジ?

07:14よくそんなことまで聞けたね

07:16まあ、情報収集は得意なんで

07:19看護師さんから聞き出した

07:21ああ

07:22そこからシステム担当者までたぐれないの?

07:24できますけど

07:26けど

07:27あれ?

07:28キリシさん?

07:30え?

07:31あっ

07:33なんでお前たちここにいるんだ

07:35ああ、いや、ちょっと今、ここの病院を調べてて

07:38えっキリシさんこそ何でここに?

07:45はじめましてあやです皆さんとどろきくんの事務所のはいキリシさんにはいつも大変お世話になってます聞きたいことありすぎて逆に何も出てこないわ分かるそれすいません入院中に突然

08:01いいの私この人に仕事仲間に合わせてってよく言ってたから来月の手術の検査入院なのだ検査入院そう脳動脈理由って分かる?

08:12いいじゃな隠すことじゃないんだから何の動脈の一部がこう風船みたいに膨らんじゃってんだってでもしそれが大きくなりすぎるとパッってあや大丈夫そうならないように手術するのこの人いつもこんな感じでまるで私が死ぬみたいなそんなこと言ってないだろうだいたいお前は病気のことを軽く考えすぎだ軽くなんて考えてないわよ病は気からっ!

08:19そんな心器臭い顔されたら治るものも治らなくなります!

08:26心器臭いあのもしかしてその手術って河野先生ですか?

08:33そうよ何してんの?

08:41あいやあのこの病院の看板ドクターって聞いてん~!

08:48私の手術が少し難しいらしいんだけど、知り合いから経験豊富な河野先生紹介してもらえたの。

09:08さっき病院のことを調べてるって言ってたが、事件か。はい。今追ってる事件の証人がこの病院に入院してて。

09:22あー、びっくりした。あんなキリシさん初めて。キャップ燃え。やめとけ。

09:30ってか、綾さんの手術、河野医師なんだな。言わなくてよかったのかな。

09:36いやー、言えないだろ。どうする?河野の件このまま調べる。

09:42ってか、そもそもこの病院からシステム会社のことをたどるんじゃなかった?

09:48まあ。

09:51綾さんと会ったんだって。はい、偶然。

10:01元気にしてると思ってたんだが、まさか入院してるとはな。しかも、よりによって東亜病院か。

10:10トトロキさん、綾さんのことよく知ってるんですね。

10:13綾さんと桐石は、俺も働いてた前の事務所で出会ったからな。

10:19桐石、このあとどう?

10:21今日は綾とディナーだ。

10:22ほんまえ、先週もそう言ってただろ。

10:25たまーに誘う同期とどっちが大事なんだよ。

10:27綾だ。そして俺は下子だ。

10:30はいはい、そうでした。

10:33そのネクタイ、子猫?

10:36悪い顔。もらったんだよ、綾に。

10:39悪いとは言ってないけど。

10:41お先に。

10:43あいつ、昔から綾さん第一だった。

10:47病院の件、どうするつもりだ?

10:52うんいやまだ分かんないっすね俺も友人としては綾さんに手術を受けてもらいたいでも河野って医者がお前がにらんだとおりならいろいろと複雑だなはい。

11:22先生と病院を訴える?

11:26あいや、まだ可能性の話です。

11:29待ってください、訴えるなんてそんな。

11:32お母さん聞いて。私、やっぱり納得いかないの。

11:37納得がいかないって、河野先生はあんなに頑張ってくださったのに、そんな恩をあだで返すようなこと。

11:44紗友理さんはそれで納得されていますか?

11:47それも夫の運命だったと思っています。

11:49運命?

11:51お父さんまだ58だったんだよ。

11:54分かってるわよ。

11:55でも他の病院で難しいと言われた手術を先生がやってくれたんじゃない。

12:00誰かのせいになんかしたらバチが当たるわよ。

12:02でも病院などの説明だって。

12:04もうやめて!

12:05もういいのよ。

12:07私だってお父さんのことを受け入れようとしているの。

12:16突然の話で驚かれたと思います。

12:20こちらでももう少し調査を進めてまいりますので、また改めてお話しさせてください。

12:33これは非常に珍しい脳動脈瘤の一例で、先日うちの東亜病院で行われたものです。

12:402つの動脈瘤がくっついており、蜘蛛膜下出血も確認している症例です。

12:45動脈瘤のサイズはこのようになっております。

12:48解凍術も考慮されますか。

12:50キャス…キャサーター…キャ…キャッチャーター…テクニ…

12:57ちゃうちゃうちゃうちゃうちゃうちゃうちゃうちゃうちゃう。

13:00カテーテルな。カテーテル手術や。

13:02え?

13:03脳血管手術の時に頭切らんと、カテーテルちゅう細い管を血管の中に通すんや。

13:08ほんでその管の中からコイルちゅう針金みたいなものを使って、血管の中から手術を行う方法やで。

13:14管を血管に通す。

13:17どういうことっすか。

13:18解凍手術とは違うて、頭に傷跡も残れんから、今の脳血管手術の取れんで。

13:24そうなんすね。

13:26コイルコンパクションはなく、想定どおりの動脈流速線ができておりました。

13:31東亜病院の看板ドクターか。ご立派なこっちゃ。

13:39素晴らしかったです。

13:41ありがとうございます。

13:42変な場所やろ。医者が自分の功績自慢してな。

13:47まあ。

13:48学会中の医者とか病院の自慢合戦。

13:53マウント取りの場や。医者のステータスって何か知ってるか。

13:57失敗しないことですか。

13:58そう、私失敗しないんで。ちゃうっちゅうねん。

14:01お兄ちゃん、それはドラマの話や。

14:04あんな難しい手術をやってますいうこっちゃ。

14:08むちゃ難しい手術を成功させたほうが功績が大きいって医者同士の中では思われてんねん。

14:15そやから、中には自慢できる手術ばっかしやる医者もおるくらいやで。

14:20なんか、バカバカしいっすね。

14:23お兄ちゃん、医者ちゃうやろ。

14:26記者か。

14:27いや、一応弁護士っす。

14:29弁護士っす。

14:30弁護士っす。

14:31なんですか。

14:32なんか、裁判か。

14:34まあ、そんな感じっす。お医者さんですか。

14:37まあ、そんな感じですね。

14:40いや、なんで真似するんですか。

14:42脳動脈瘤手術絡みの裁判か。

14:46はい。

14:48それ、なかなか難しいわ。

14:50そうなんすね。

14:51だいたいやな、医者っちゅうのは自分の失敗を医療加護とは認めへん。

14:57お前、全力で走ったやつを間に合わへんから言うてミスしたって責めるか?

15:02いや、全力だったら責められないっすね。

15:04なんそやろ。

15:05医者かってそういうことや。

15:07手術結果が全部医者の責任やったら手術しようっちゅう医者はおらへんようになるで。

15:12うん。

15:14ただな、治療箇所と離れた場所で蜘蛛膜下出血。

15:21運の悪さで起こることとはちょっとちゃうわな。

15:27これ俺の電話番号や。

15:32なんか聞きたいことあったらいつでも電話してくれ。

15:35ありがとうございます。

15:36ほらな。

15:37ほらな。

15:38はい。

15:39ほらな。

15:40ほらな。

15:41ほらな。

15:42ほらな。

15:43イカリ先生。

15:44私、こういうものです。

15:58私、こういうものです。

16:02私に何かこういうんですか?

16:04突然すいません。

16:05先生は澄隆さんの手術を担当されていましたよね。

16:17姉ちゃん、誰が探してんのか。

16:20この前の。

16:21しゃべらなくていい。

16:23何かのっぴきならない理由があるんだろう。

16:25ああ、実はこの看護師さんを探していて。

16:30ああ、この人はオペカンだな。

16:33オペ看護師、手術専門だからめったに会えないんじゃないか。

16:37ああ、なるほどそうなんですね。

16:40手術当日のことについて詳しく教えていただけませんか?

16:44カルテに書かれた以上のことは何もありません。

16:46ご遺族が納得されていないんですよ。

16:47お答えすることはありません。

16:49ご質問があれば病院を通してください。

16:52ああ、ダメだ。何にも引き出せなかった。

17:01こっちも空振り。

17:04河野のほかに手術に関わったのは、

17:09後輩のイガリー氏、看護師と放射線技師2人。

17:15あと麻酔科医。

17:17この誰かから証言を手に入れないと。

17:19手術担当者しか真実を知らない。

17:23だから医療裁判難しいんだな。

17:25その顔じゃ収穫ゼロって感じ?

17:29そんな感じ。

17:30高井さんの方どうだった?

17:32一つだけ見つけた。

17:34ほころび。

17:35一つだけ見つけた。

17:37ほころび。

17:38ほころび。

17:39じゃねえ、教えろ。

17:40今日の手術どう思いました?

17:45どうって?

17:47結構強引に家庭手に進めてませんでした?

17:50ワイヤーで血管を引っ掛けて、

17:53気をつけたようにお見えたし。

17:55問題ないって河野先生も言ってただの。

17:58でも。

17:59フライトの時間があるって、

18:01オペ中にしっかり観察もしなかったし。

18:04余計なこと考えるな。

18:07やっぱりトイレは秘密の花ぞろだな。

18:20澄さんの手術のことじゃん。

18:23私河野の当日のスケジュール調べてみる。

18:26やっぱりあいつら隠してやがったな。

18:31先日も言いましたが、私たちは訴えるつもりはありません。

18:38治療箇所と離れた場所でのクモマック出血は、そう簡単に起こることではありません。

18:44お母さん、やっぱりおかしいって。

18:47あなた、黙ってなさい。

18:48なんで黙るのよ。

18:50ねえ、お父さん死んだんだよ。

18:53もしかしたら、まだ生きてたかもしれないんだよ。

18:58小百合さん病院側から手術中に家庭手術を進める過程で血管を損傷した可能性についてお話はありませんでしたか?

19:11なかったですがどういうことですか病院が手術中に起こった事故を隠している可能性がありますえっ?

19:24お母さん一つ思い当たることが何ですか手術の次の日病院にいる夫と話したんですがその時に何か頭痛がするって頭痛がするたかしさんがそう言ったんですか何それ何で言わなかったの隠していたわけですよ。

19:53隠していたわけじゃなくて術後の痛みじゃないって言ったらお父さんもそうだなって言ってたから一応看護師さんにも伝えたって言ってたし。

20:02病院からはその説明は?

20:03ありませんでした。手術後本人はいたって元気だったと。

20:08高橋さんに起きていた症状がなかったことにされてる。

20:12小百合さん、真実を明らかにしませんか。

20:18でも仮に裁判をして勝つことなんてできるんですか。お医者様相手に。

20:25家庭テレ手術は血管撮影をしています。

20:28ましてや甲の医師なら発表用に手術中の動画を保存しているはずです。

20:32もしそれが手に入れば真実に近づけます。

20:36お二人の思いを俺たちに預けてもらえませんか。

20:43もういいなんて言わないでください。

20:49お母さん。

20:56私、訴訟したい。

21:34医療裁判の場合、訴訟前に裁判所に証拠保全の申立てを行うケースも多いんです。

21:41通常、証拠となり得るカルテや診療記録は病院側にしかないので。

21:46院長の伊藤です。

21:47一体何なんですか。

21:49現在、午前10時30分、証拠保全決定を提示します。

21:54訴訟提起後に証拠を破棄されたり、改ざんされたりするのを防ぐために、事前に抑えるんです。

22:00これから隅隆氏の診療記録などの保全手続きを行いますカルテを含む診療力一式を対象としますのでご準備ください。

22:10なかった手術の動画がうん正確には録画ボタンの押し忘れで撮影できてなかったみたいんなことあるわけねえだろカルテにも隆さんが頭痛の症状を訴えていたという記載はなかった動画は撮れてなくてカルテはしろ証拠保全

22:30ってのは相手に隠蔽される前に証拠を抑えることなのにこれじゃ何か先読まれてるみたいだな。

22:37キリイスさんですよね。おかげで証拠保全の前に証拠消されましたよ。

22:44悪いが東亜病院の件は降りる。

22:51言ったはずだ。

22:53愛はもうすぐ手術なんだ。

22:58それは知ってますよ。

23:00正義を気取るのはやめろ。

23:01正義を気取るって。

23:03河野は医療家具を隠蔽してるかもしれないんですよ。

23:10それはお前がそう思いたいだけだろ。

23:12は?

23:13お前はただ原告側の気持ちに影響されているだけだ。

23:15それを言うならキリイスさんだって。

23:18河野は医療家具を隠蔽してるかもしれないんですよ。

23:22それはお前がそう思いたいだけだろ。

23:24は?

23:25お前はただ原告側の気持ちに影響されているだけだ。

23:29それを言うならキリイスさんだって。

23:31河野がそんなことしてないって思いたいだけなんじゃないんですか。

23:34だったらなんだ。

23:36お前が何とかしてくれるのか。

23:39綾野手術は高難度で頼める医者が少ないんだよ。

23:43こっちにはもう時間がないんだ。

23:46部外者は黙ってろ。

23:50部外者じゃないから黙りませんよ。

23:55まだ方法はあるはずです。

24:00しつこいんだよお前は。

24:03遅かったね。

24:10どうかしたの?

24:12ああ。

24:13ああ。

24:14ああ。

24:15ああいえ。

24:16なんでもない。

24:17和菓子買ってきたから。

24:18お茶いれる。

24:19和菓子買ってきたから。

24:22お茶いれる。

24:24なんか方法が。

24:28なんか方法が。

24:35ごめんね。

24:44こんな体になっちゃって。

24:46仕事忙しいのに。

24:48そんなこと気にしなくていい。

24:57あなたはいつもそう言うから。

25:00昔からろくにつきあいもせずうちに帰ってとどろきくんにも言われてたでしょあいつは断っても気にしないねえもし私がいなくなっても再婚とか気にしないでしたよね何言ってるんだ急に?

25:09映画とかでもよくあるじゃん死んだ妻の思いを背負って生きていくとかそんなことされたらこっちが気を使うからだからそんなことにはならないだろだって死んじゃったらそれも伝えられないでしょあなた変なところ理事来たから。

25:39だから先に言っておくの。

25:44もちろん私は生きる気満々ですよ。

25:48それにもし手術がうまくいったらまたオーロラを見に行きたいの。

25:54オーロラ?

25:57新婚旅行のリベンジ。

26:01オーロラを見たくてわざわざフィンランドに行ったのにいざ見るって日に私が風邪ひいて寝込んじゃって。

26:08あなたも私に付き添って見られなかったでしょ?だからリベンジ。

26:17行けるぞ必ず。

26:26うん。

26:31なんや。受注の動画なかったか。

26:36はい。

26:37まあ動画が撮れてませんでしたっちゅうなお世やろ。

26:41でしょうね。

26:43このまま裁判続けるんか。

26:46お前の仲間は手術待ってんねやろ。

26:51患者ってすがるしかないんですよ。

26:56当たり前ですけど手術って本人や家族にできることは何もないんです。

27:03目の前のドクターだけがその運命を握ってて患者側はそれにすがるしかないんです。

27:13だからそんな気持ちを裏切るような人間がいるとしたら俺は許せないです。

27:23それがお前の正義っちゅうやつか。

27:26すいません気持ちだけじゃダメっすね。

27:30あとな方法があるんやったら手術に直接関わったメンバーやな。

27:39でも誰もそう簡単に口割らないっすよ。

27:42お前な医者っちゅう意気も分かってんな。

27:47え?

27:48あんな医者の世界中は常に妬みそねみが渦巻いとんねん。

27:55どういう意味ですか?

27:57河野は農芸科会のホープで東亜病院の看板ドクターやろ。

28:04逆に言うたらその下に居る医者は何をやっても河野の功績になってしまえやろ。

28:10じゃあからそういうポジションにおるやつは常に上が落ちるのを待ってるもんね。

28:17なるほど。

28:19つまりやな唯一突破口があるんやったら河野のすぐ下の医者やで。

28:28猫野の下いがり。

28:35あっ待ってピンクいってみよ。

28:41ピンク。

28:43そっきりすぎないでね。

28:45そう。

28:46上手。

28:48よう。

28:53とどろきくん。

28:54とどろき。

28:55久しぶりだね。

28:57大丈夫どう?

28:58まだ検査入院だから大丈夫よ。

29:00えっ急にどうしたの?

29:01いやいやお見舞いだよ。

29:03何これ?

29:05とどろきくんが手見やけなんて。

29:08でもありがとう。

29:10うん。

29:11今日は?うさきくんたちは?

29:12ああ。

29:13ああ。

29:14相手ら今ちょっと立て込んでて。

29:16人と交わらない2人が部下を持つなんて。

29:19ほんと感慨深い。

29:22相変わらず手厳しいね。

29:24あっ。

29:252人ともパワハラとかはしてない。

29:29今の若い人たちに昔の感じで言ったら一発アートだからね。

29:34ほらその顔。

29:35今の子は厚さを押し付けちゃダメなんだから。

29:38だね。

29:39うん。

29:41桐司。

29:43ちょっと。

29:44ちょっと。

29:45あやさんはどうなんだ?

29:52脳動脈流のサイズも大きくなってる。

29:58今手術しないと危ない。

30:00そうか。

30:02そんなことを聞くために来たのか。

30:08いや。

30:15今後は始まる。

30:17お前の気持ちは分かる。

30:21正直俺もあいつらを止めるべきか。

30:26迷ってた。

30:28迷ってたの?

30:31桐司。

30:32綾さんのことは俺たちに任せてくれないか。

30:38え?

30:41あやさんは絶対に助ける。

30:44その代わりと言っちゃなんだが。

30:49お前には一緒に動いてほしい。

30:54担当直入にお聞きします。

31:01すみさんはたかしさんが亡くなったのは何が原因だとお考えですか?

31:07今は手術のミスだと思っています。

31:11今はと言うと以前は違ったのですか?

31:13当初病院側からは手術は成功したと説明を受けていたので。

31:17しかしその二日後にたかしさんが亡くなったのは何が原因だとお考えですか?

31:20今は手術のミスだと思っています。

31:23今はと言うと以前は違ったのですか?

31:26当初病院側からは手術は成功したと説明を受けていたので。

31:33しかしその二日後にたかしさんはクモ膜下出血で亡くなりました。

31:38病院側から何と説明を受けましたか?

31:41手術は成功したが、術後に治療箇所とは離れた場所でクモ膜下出血が起こってしまったと。

31:49病院はクモ膜下出血の原因についてどのように説明していましたか?

31:54偶発的に起きたものだと。

31:56クモ膜下出血が起きたのは家庭テル手術からたった二日後のことになります。

32:01それでも偶発的という説明しかなかったのですか?

32:05素人の私たちは医師から言われたことを信じるしかないので。

32:11もしこれが手術中のミスが原因だとしたら、ご遺族としてたかしさんの死をどう思われますか?

32:18父は、なぜ死ななければならなかったのか。

32:24残された母の気持ちを思うと、許せないです。

32:29原告代理人からは、以上です。

32:36亡くなった澄隆さんが抱えていた大型の重大脳動脈瘤には、通常、頭蓋骨の一部を開いて行う手術がより良い手術法だとされていますね。

32:49はい。

32:50しかし、あなたは今回、家庭テル手術を選んだ。それは、自らの術令を増やそうとしたからではないですか?

32:58いえ、ご本人の動脈瘤を見て、その方法が適切だと思ったからです。

33:03では、クモ膜下出血はなぜ起きたとお考えですか?

33:08術後に偶発的に起こったクモ膜下出血は想定外でしたが、それは手術とは無関係で、手術自体は成功しました。

33:16なるほど。

33:18手術からたった2日後に起こったクモ膜下出血は偶発的であり、あくまで手術は成功だったと主張されると。

33:26はい。

33:27では質問を変えます。

33:30家庭テルを動脈の中に通す過程で、血管を傷つけてしまったという事実はありませんか?

33:36そんな事実はありません。

33:38カルテにもそんな内容は書かれていません。

33:41そうなんです。

33:42カルテには何も書かれていないんです。

33:45でもそれは本当に何もなかったことの証拠になりますか?

33:51もし意図的にその事実を記載していなかったとしたら。

33:54意義あり!裁判長、代理人は証拠もなしに勝手な憶測を繰り返し主張しています。

34:00勝手な憶測じゃないですよ。

34:03原告代理人の宇崎です。

34:05裁判長、これから提出する音声データを再生します。

34:09こちらは河野医師と共に高橋さんの手術を担当した猪狩医師が所持していたものです。

34:16河野先生、実は僕のところに澄さんの弁護士が来て。

34:20弁護士?何もしゃべってないよな。

34:22はい。でも大丈夫なんですか?

34:24何が?やっぱりあの時、カテーテルを強引に進めたから血管変わりが起こったんじゃ。

34:29こんなこと、医者の俺たちにしか分からないんだ。

34:32術後に頭痛を訴えていたことは看護記録からも消した。

34:37手術は成功した。分かるな。

34:39血管の損傷、頭痛の症状、どちらもカルテにはない内容ですが、これはどういうことでしょうか。

34:45なんであいつが。

34:48河野さん、夜道と野心ある部下にはお気を付けよう。

34:54すみません。

34:56いや、でも猪狩が突破号だとして、今の病院を裏切らせるようなカードはこっちにはないですよ。

35:06そんなもん心配しすな。

35:08え?

35:09その猪狩って医者、うちで受け入れたるわ。

35:14具でええんやん。

35:15うちで?

35:17ああ。

35:18俺んとこの病院な。

35:21経過病院院長?

35:23え、おっちゃん院長なんすか?

35:25はいおっちゃんは院長。

35:26誰がおっちゃんや。

35:27よしー。

35:28まあ一応な。

35:29お前と大田学会でも喋っとったんやね。

35:32えー。

35:33今うちにはな、脳血管外科があんねんけど、もう一個、脳カテーテルの治療に特化した皮を作ろう思ってたとこやね。

35:41本当ですか?

35:43猪狩さん、あなたは実に優秀な脳外科医だそうですね。

35:48にもかかわらず、この東亜病院内では看板ドクターと持ち上げられる甲の医師の影に隠れてしまっている。

35:56それがなんなんですか?

35:58そろそろ猪狩さんもスポットライト浴びませんか?

36:03猪狩さんは今回の隠蔽を見て見ぬふりをする罪の意識に苦しみ、甲の医師との会話を録音したデータを私たちに提供してくれました。

36:13こんなの、でっち上げな!

36:17手術が行われた3月10日は午後に福岡で脳神経外科の大きな学会がありましたよね。

36:23あなたはそこで大事な発表を控えていた。

36:26あと何分ある?

36:28あと25分です。

36:32本当は手術中にカテーテルを進める過程で血管を傷つけてしまった感覚があったんじゃないですか?

36:42時間に焦ったあなたはそれを軽視し、経過観察もせず手術を終わらせた。

36:47あなたはたかしさんが術後に頭痛を訴えているという報告を受け、実際に病室まで行きましたか?

36:54それは…

36:56同じ病室の患者さんに確認したところ、一度も来なかったようですね。

37:02術後の看護記録もスマホを確認しただけなんでしょう。

37:06実際に検査の指示もなかった。

37:09しかし遺族には、

37:11手術は成功したが、

37:13治療した箇所とは離れた場所でクモ膜下出血が起こってしまったと説明した。

37:18そのように言われたら素人がわかるわけがない。

37:21しかし、

37:22あなたほどの医師なら、

37:25そのわずかな傷からクモ膜下出血が起こることは予見できたはずです。

37:31あなたは、

37:33高難度の家庭テル手術を数多く手掛け、

37:36医学界でもホープと言われてきました。

37:39しかし、自らの名誉を優先するばかりに、

37:42患者の命という最も大切なものを置き去りにしていたのではないですか。

37:49通常できたはずの処置と対応をしていれば、

37:54住隆さんは、

37:56今日も元気に生きていたんじゃないですか。

37:59河野さん、

38:05何か反論があればどうぞ。

38:10本来、医師を管理する病院側にも、

38:25看板ドクターの行いを咎める人物は誰もおらず、

38:28公正な内部調査も行われませんでした。

38:30このような管理体制にも、大きな責任があったと思われます。

38:33原告代理人からは以上です。

38:40さて、尋問はこれで終了ですが、

38:42これまでの真理を踏まえて裁判所としてはここで、

38:45両者の和解を試みたいと思います。

38:48被告代理人としては裁判所からの提案があれば。

38:58原告代理人のお考えはいかがですか。

39:07遺族としましては、相当の賠償金とともに、

39:11今回の医療加護について、

39:13病院側からの謝罪を前提とするものであれば、

39:16和解を検討する余地があります。

39:25お疲れさあ。

39:27おっちゃん。

39:29船木さん。

39:31お前、意外とやるやんけ。

39:34まあ、一応弁護士なんで。

39:36大きいな。

39:37俺が今、医師の世界に憂いてることをやな。

39:42全部お前がぶつけてくれだわ。

39:46私たち医師は、

39:48聖火や名声の獲得ばかりに躍起になっています。

39:52今一度、医師の倫理観を問うべき時代ではないのでしょうか。

39:59ほな。

40:01あ、船木さん。

40:03例の件。

40:04わかっとるっちゅうね。

40:05シューズのほどは任せとけ。

40:09ありがとうございます。

40:11ありがとうございます。

40:22大丈夫です。

40:23無事に終わりました。

40:25よかった。

40:27よかった。

40:29ありがとうございます。

40:30ありがとうございます。

40:35ありがとうございました。

40:36ありがとうございました。

40:38失礼します。

40:40寝れる?

40:41うん。

40:42来週には退院できるって。

40:44てか、宇崎の友達すごいね。

40:45数ヶ月待ちの名医を連れてきて、すごい手術させてくれるなんて。

40:49やっぱ持つべきともは医者と弁護士か。

40:51弁護士はメリットないっしょ。

40:52それ自分で言う?

40:53言う。

40:54どっちの正義も守れたら。

40:55はい。

40:56はい。

40:57はい。

40:58うん。

41:00私は、いい。

41:01私は…。

41:02はい。

41:03私は…。

41:04私は…。

41:05私は…。

41:06その人たちの名医を連れてきて、すごい手術させてくれるなんて。

41:08やっぱ持つべきともは医者と弁護士か。

41:12弁護士はメリットないっしょ。

41:14それ自分で言う?

41:16言う。

41:18どっちの正義も守れたら?

41:21はい。

41:23はい。

41:25Oh.

41:28Oh.

41:32Uzaki.

41:35Just行か?

41:41To dorokiから聞いた.

41:43Omaeが

41:45医師を探してくれたと?

41:47手術成功してよかったです。

41:56すまなかった。

41:59俺が間違っていた。

42:04弁護士として間違ったことをした。

42:08彩のことだけを…いや…

42:12自分のことだけを考えていた。

42:17いや…羨ましいっすよ。

42:22え?

42:24それぐらい…

42:26桐石さんが彩さんのこと愛してるってことですよね。

42:29俺もそんな人見つけたいわー。

42:36ごちそうさまです。

42:47全員集合だなんて。

42:49いよいよってこと?

42:50ああ。

42:52宇崎たちがやった東亜病院の一件でもう一歩本丸に近づくことができた。

42:57改めて事件についてまとめるぞ。

43:005年前、港市でバス事故が起きた。

43:02表向きは運転手が薬を飲んでその副作用で運転操作を誤ったことが原因とされた。

43:10だが、そのバスにはGIテクノロジーズという会社の自動運転システムが搭載されていた。

43:18走行中、そのシステムが何らかのエラーを起こしてバスは突然暴走した。

43:24おお、そうした。

43:25その後、GIテクノロジーズは政府の後ろ盾を得て、自動運転技術では国内優勢の企業に成長した。

43:32そしてそこの大株主は、石倉の妻が代表を務める会社でした。

43:37え?

43:38俺と宇崎が病院の院長を問い詰めた。

43:41やはりGIテクノロジーズのシステムを院内に導入したのは、石倉のお願いだった。

43:47若いうちらつかせて、いろいろ吐き出させたいよ。

43:50GIテクノロジーズは近く上場を狙っているらしいです。

43:53つまり、会社が高く評価されればされるほど、株主である石倉側に巨大な利益が流れる。

44:00だから石倉は、国交大臣時代から多額の補助金をあの会社に出して、システムの開発を急がせた。

44:08そんな時、あの事故が起こってしまった。

44:11自分の思惑がパーにならないよう、石倉はもともと派閥の後輩だった港市の音場市長に手を回した。

44:19じゃあ、警察にはどう手を回したんですか?

44:22そっちは今、私が追ってる。

44:24でも、本当にあるの?

44:26相手がこの国の官房長官だよ。

44:33争いは、起こせばいいんだよ。

44:40今まで数々の争いを焚きつけてきた。

44:55全てはこの戦いのためだ。

44:57高一の娘の誕生日のプレゼント、何をあげればいいと思う?

45:01カナは、なんで死ななきゃいけなかったんだ。

45:04俺たちだけじゃ真相にはたどり着けない。

IGNITE - Hou no Muhoumono Episode 8 English Sub

Category

Transcript

Recommended