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  • 2025/6/2
桃枠ヒナ名入「平成のシンデレラ・3LDKのプリンセス・紀子様物語」6大倍音量版sm244154ニコ13㎆15分640x360clideo

カテゴリ

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教育
トランスクリプション
00:00お父さん、お母さん、長い間本当にお世話になりました
00:21そして今日まで見守ってくださった皆さんありがとうございました
00:26ありがとうございました 私は今とても幸せです
00:31ありがとうございました
00:38いらっしゃいませ こちら1200円になります
00:45ありがとうございました
00:56かわしま教授のお嬢さんですね
01:03ああ、そうですか、かわしま教授の
01:06とても素敵なお嬢様ですよ
01:08ああ、きこさん
01:09はい
01:10はい
01:11さあ、さあ
01:16ご紹介しましょう、かわしまきこさんです
01:19こちらは綾宮殿下です
01:21あの、はじめまして、かわしまきこと申します
01:24綾宮です、よろしく
01:26こちらこそ
01:28それが、私と綾宮様との初めての出会いでした
01:40きこさん
01:42あ、こんにちは
01:43あ、あの、その、実は僕が主催している自然文化研究会というサークルがあるんですが、あなたにぜひ参加してもらいたいと思って
01:53はあ
01:56お願いします、みんなの承諾もとってやりますし
02:00でも、あの
02:01だめですか
02:04本当は嬉しかったんです
02:06でも、私には素直に、はいとお答えすることができませんでした
02:17かわしまきこさんですね
02:19はい
02:20殿下にも誘われたと思うんですが、僕たちの自然文化研究会に入っていただけませんか
02:27はあ
02:28何か不都合なことでも?
02:30いえ、そんなことはありません
02:32じゃあ、ぜひお願いします
02:35はい
02:36よかった、きっと殿下も喜ばれるでしょう
02:39それからしばらくすると、あやのみや様は私を、ご自分の主催なさっているテニスクラブやスキーサークルに誘ってくれるようになったんです
02:51いいですか、ボールをよく見て
02:53いきますよ
02:54はい
02:55おめん
02:56はい
03:00ナイスショット
03:01それでいいんですよ
03:02今のタイミングを忘れないで
03:04はい
03:05はじめは、あやのみや様に対して、もっと違った印象を持っていたんです
03:11でも、あやのみや様のお人柄と、その優しさに接するうちに、私の印象はどんどん変わっていきました
03:19そして、その年の冬
03:29びっくりしたんじゃありませんか、突然電話してしまって
03:32いいえ
03:34あの、迷惑でしょうか
03:36とんでもありません、迷惑だなんて
03:39よかった
03:42あやのみや様との2人だけのドライブ
03:45この時、私はとても緊張していました
03:50でも、同時に、あやのみや様といられることを、嬉しく感じていたんです
04:03何を召し上がりますか
04:04はい、あのー
04:06ここのカレーライスはとても美味しいですよ
04:08僕はカツカレーにしようと思いますが
04:10はぁ
04:11もし、お嫌いでなかったら、シーフードカレーも美味しいと思いますが、いかがですか
04:16はい
04:27寒くありませんか
04:28はい
04:29この時、風の冷たさをあまり感じなかったのは、きっと、あやのみや様の優しさに触れたせいだと思います
04:36それからは、私にとって、あやのみや様といられる時間が、とっても楽しいものになりました
04:47日田高山でも
04:49スキーサークルでご一緒させていただいた時も、あやのみや様のそばにいて、お話している時が、すごく楽しい、充実した時になっていたのです
04:59そして、私は、やがて、あやのみや様のことばかり考えている自分に気がついたのです
05:10あの方とは、住む世界が違うんだから、と、そう囁きかける自分が小さくなっていったのを覚えています
05:18あやのみや様と一緒にいると、なぜか、自然と心が優しくなれる、微笑むことができる
05:28いつの間にか、私は、あやのみや様に強く惹かれ、お会いしたい、と、そう思うようになっていたのです
05:36でも、それでいいのでしょうか
05:40私の心は、とても揺れ動いていました
05:44私は、平凡な家の娘
05:47あやのみや様のことが、誰よりも好きです
05:50でも、もし、私と一緒にいることで、あの方が、つらい思いをするようなことがあったら、私、どうしたらいいのかわからない
05:59どうかしたのですか?
06:11最近、キコさんに元気がなくて、一緒にいてもなんだか沈みがちなんだ
06:16もしかしたら、あんまりよく思われていないのかもしれない
06:20まさか、殿下のことを好きだからこそ、いろいろ悩んでいるんじゃありませんか?
06:24そうだろうか、殿下は、そんなにキコさんのことを?
06:29確かにいろいろ障害はあるよ、でも、僕はキコさんと一緒にいたい
06:33自分でもどうしていいのかわからないほど、キコさんが好きなんだ
06:38久しぶりですね、こうして一緒に歩くの
06:41先週の金曜日ですね
06:43そうですか、なんだかとても久しぶりのような気がします
06:54あの、その、あの、キコさんは僕たちのことをどういう風に考えていますか?
07:03あの、その、よかったら僕と結婚してくれませんか?
07:08私はそのとき、とても動揺していました
07:13綾宮様の言葉に驚いて、でも、すごく嬉しくて
07:19それでも、いろいろなことが頭の中をぐるぐると巡っていたんです
07:25あの、だめでしょうか?
07:26もちろん、今すぐにとは言いません
07:30しばらく考えてもらって結構です
07:35決心がついたら、返事をください
07:37ただ、これだけは覚えていてほしい
07:39僕は真剣なんです
07:41どうか、僕の気持ちを受け止めてほしい
07:47そうか、それはいろいろと悩んで当然だろうな
07:51私は小さい頃から、キコを独創性と主体性のある人間に育ってもらいたいと思っていた
08:00幸い、キコはその通りの娘に育ってくれた
08:04それは、キコの人生なのだから、自分で決めなさい
08:08どんな答えを出したとしても、私たちはキコのそばにいて、見守り続けているから
08:14ありがとう、お父さん
08:15お父さん
08:19キコはどうするつもりなんでしょう?
08:22うーん
08:23このお話、お受けしたほうがいいのかどうか、なんだか心配なんです
08:28もちろん、私だって心配さ
08:31でも、本当に好きな人と一緒にいるのが、一番幸せなんじゃないだろうか
08:35プロポーズされてから、私の綾宮様に対する気持ちは、次第に大きく膨らんでいきました
08:49普通のカップルのように、寄り添うことも、思うように話すこともできない
08:56その寂しさが、思いをより深く確かなものへと変えていったんだと思います
09:01でも、その思いが募れば募るほど、私の不安もまた大きくなっていったのです
09:08ヒコちゃん、ここにいたの?探しちゃった!
09:19どうかしたの?
09:20これ見てよ
09:21私のことで、綾宮様に迷惑はかけられない
09:38好きだからこそ、このままさよならを告げたほうがいいのかもしれない
09:51キコさん、今おかえりですか?一緒に帰りましょう
09:58でも…
09:59何か?
10:01申し訳ありません、私まだ学校に用事がありますので
10:07キコさん
10:21さて、そろそろ寝るとするか
10:28ちょっと酔っちゃったなぁ
10:30外の空気でも吸いに行くか
10:42キコさん
10:43はい
10:44星がとてもきれいですよ
10:46ちょっと見に来ませんか
10:48はい
10:51わぁ、素敵
10:56ね、きれいな星でしょう
10:57ええ
11:07考えてくれましたか、僕との結婚のこと
11:10君がいろいろと思い悩んでいる気持ちは僕にも分かります
11:14でも、どうか承知してほしい
11:17キコさん、僕には君しかいないんだ
11:19僕が皇室の人間だから二人の間がダメになるなんて、そんなこと考えられない
11:25僕が両親を説得する、僕が皆さんに理解してもらう
11:30だから、だからどうか僕と…
11:32でも、私と綾宮様とでは、住む世界が…
11:35人間が…
11:36人間が住む世界に違いなどありません、キコさん
11:40綾宮様は、本当に幸せでしょうか
11:45私なんかと結婚して、殿下は本当に幸せになれるんでしょうか
11:50君じゃなきゃダメなんだ
11:51他の誰でもない、僕が本当にそばにいてほしいと思うのは、キコさん、君だけなんだ
11:59どうか僕と…
12:01君を悲しい目になんて、絶対会わせやしない
12:04誰よりも幸せにしてみせる、キコさん
12:07どうか、うんと言ってほしい
12:09綾宮様…
12:12それでも、やはりダメでしょうか
12:19それじゃあ…
12:25喜んで、お受けします
12:28本当に?本当ですか?
12:30二つかものですが、どうかよろしくお願いいたします
12:35ありがとう、キコさん
12:36キコさん
12:49綾宮様のプロポーズを受けして、しばらくすると
12:53綾宮様が再びイギリスへと旅立つ時がやってきました
12:59たとえ、少しの間でも、君と離れているのはとても辛いことです
13:03でも仕方がないんだ、分かってほしい
13:07はい、分かっております、殿下
13:10どうか、お気をつけて
13:12ありがとう
13:14私には、そうお答えするしかありませんでした
13:18たとえ、どんなに寂しくても、それを顔に出すことはできません
13:23綾宮様が、何も心配なさらずに、イギリス留学を終えられるよう、私はただ、笑顔でお送りするしかありませんでした
13:32綾宮様、キコはただ、あなたが無事お帰りになる日をお待ちしています
13:40それは、とてもお待ち遠しい長い日々でした
13:46でも、その後には、本当の喜びが待っていたのです
13:51私、今、とても幸せです
14:02今日まで温かく見守ってくださった皆さん、本当にありがとうございました
14:07私、幸せになります
14:11ご視聴ありがとうございました
14:12ご視聴ありがとうございました

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