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ショートトランスクリプション
00:00スーキーな星の下に生まれた運命の子 葉月美香
00:10美香は今クラシックバレーを断念し
00:14未知の世界であるシンクロナイズスイミングの選手になることを決意していた
00:20それは顔も覚えていない自分を捨てた母に対する挑戦であった
00:27おはよう
00:29おはようございます
00:30おはようございます
00:31みなさん森谷先生からお話があります
00:39みんなに改めて紹介するわ
00:42今日から葉月美香さんが私たちのクラブのメンバーになりました
00:48美香さんもシンクロをやるんですか
00:52ええそうよ
00:53今日からあなたたちの仲間になります
00:55森谷先生
00:56先生は水気を負傷の子にシンクロをやらせるつもりなんですか
00:59美香さんは自分自身の意思の力で水気を負傷を克服したわ
01:04美香さんみんなにご挨拶なさい
01:07はい
01:07私はバレーをやっていたけれど
01:11シンクロナイズスイミングをやるのは初めてなので
01:13皆さんの練習の邪魔にならないように
01:16一生懸命頑張りたいと思います
01:18どうぞよろしくお願いします
01:19こちらこそ
01:20美香さん私たちと一緒に頑張りましょう
01:26ありがとう
01:29私も握手
01:30ありがとう
01:32感激
01:33天才バレーリーナの美香さんと握手しちゃった
01:35私もついでに
01:37ありがとう
01:37よろしくね
01:38私シンクロは何も知らないから
01:40大丈夫よ
01:41私みたいに何年やっててもうまくいかないのもいるけど
01:45美香さんならすぐうまくなるわよ
01:47そうなるといいんだけど
01:48よろしくお願いします
01:56頑張るだけ頑張ってみるといい
01:58森谷先生
02:00先生は私たちのコーチに戻ってくれるんですか
02:03森谷先生は
02:06当分の間美香さんに専念してもらいます
02:09そんな
02:09私たちは東関東地区大会に向けて
02:12最後の仕上げに入ってるんです
02:14新人を藤木先生に任せたらいいじゃありませんか
02:18領子さん
02:18あなたたち一人一人の練習カリキュラムは
02:22私たちが毎週ディスカッションして決めてます
02:24練習に一生を吹き出すようなことはないはずよ
02:28でも
02:28森谷先生にも
02:31随時見てもらうことになってるから
02:33心配しなくていいわ
02:34先生
02:35カリキュラムの打ち合わせをしたいんですが
02:38そうね
02:39ストレッチン
02:40はい
02:41本当に水恐怖症が治ったのかしら
02:59プールの中に入ってみれば分かる
03:01そうね
03:021,2,3,4,5,6,7,8,1,2,3
03:13リッカ
03:185,4,5,5.5,7,7,9,1 Son
03:29、2,3,4,5,6,8、1,2,1
03:322,1,3、 yellow,…"
03:34ミカさんが泳いでる
03:56それもすごくきれいなフォームよ
03:58スピードもあたしより早いじゃん
04:04先生
04:17ミカさんがあの人に泳いでます
04:20すげえ
04:34やったわねミカさん
04:36分かったね
04:38分かったね
04:39行ってきまーす
04:42いらっしゃい
04:44行ってくね
04:44いらっしゃい
04:45ちえさん
04:47あなたって割とミーハンなのね
04:50何のことかしら
04:52ちょっとマスコミに乗ったことがある子に言うと
04:55すぐ友達になりたがる人っているわよね
04:57ミカさんはあたしのクラスメイトよ
04:59それにあたしミカさんが好きなの
05:02驚いた
05:03ちえさんにレズキがあったなんて知らなかったわ
05:05失礼なこと言わないで
05:07森谷先生もフェアじゃないわ
05:12ミカをシンクロの選手にするつもりなら
05:15初めからそう言えばいいのに
05:16ミカもフェアじゃないわよ
05:18水強不詳だなんて言っちゃってさ
05:20何泳げるんじゃないのよ
05:22私たちみんな馬鹿にされたような気分よね
05:25ミカなんか問題にすることないわよ
05:27問題になんかしてないわ
05:29ただ私はあの子が嫌いなの
05:31あの子見てると無性に腹立たしいのよ
05:34そのうち値を上げて逃げ出すわよ
05:36逃げ出さなかったら
05:37こっちで値を上げさせてやってもいいんだし
05:43久しぶりに泳いだ気分はどう?
05:45初めは怖くて死にそうでした
05:48でももうみんなの前で
05:49みっともない姿は見せられないと思って
05:51楽しそうな顔して泳いでたわ
05:54楽しくと泳いだんじゃありません
05:56負けたくなかったんです
05:58水にもあなたにも
06:03泳げると分かって安心したわ
06:06トレーニングマニュアルを作っておいたわよ
06:11クロールキックビートバーリー
06:141からやるんですか?
06:151からじゃないわ
06:17ゼロから始めるのよ
06:20あの程度の泳ぎではシンクロには通用しないわ
06:24少なくとも5年間はみんなより遅れてると思った方がいいわね
06:295年間の遅れを1年で取り戻すのよ
06:331年間で?無理ですそんな
06:35ミカ、私はね
06:37始める前から無理だと諦めてしまう人間が大嫌いなの
06:41私はミカを捨てたお母さんがどんな人だか知らないけど
06:46ミカがシンクロのジョーになれば必ず姿を現すと思うわ
06:50その時思いっきり見返してやればいいじゃないの
06:55今日から水泳を徹底的に鍛えます
06:59分かりました、コーチ
07:02水泳を立てない!
07:10そんな邪魔だゼロよ!
07:14はい、よし!
07:16次、皮毛クロールキック!
07:19ミカの特訓が始まった
07:22シンクロの練習は一般客がプールを利用しない時間を縫って行われるために
07:28早朝練習に始まり深夜11時までに及ぶ
07:32その間に学校の授業があり
07:36午後6時から9時まではジャズダンス、ストレッチング
07:40マシンを使った筋肉強化、振付などが行われる
07:46夜11時に練習が終わると
07:49メンバー全員によるプールサイドの清掃が行われ
07:53これをもって一日が終わる
07:56何かを考える気力など少しも残ってなかった
08:00ミカは、くたくたに疲れている体を投げ出すようにして
08:04泥のように眠った
08:07眠りだけが、ミカの唯一の救いでもあるかのように
08:19お待たせし、これを見ると
08:21あなたはこの外部を投げ出すように
08:23温めると、一番のお気に入り込みを
08:25減らすことにできる
08:26よいのお気に入り込みが始まる
08:28あなたはそれが、あなたのことを
08:29何か、あなたのことができる
08:30誰がいないことを見る
08:32あなたは、あなたのことを
08:34みんなにすることを
08:34あなたは、あなたのことを
08:36私は、あなたのことを
08:38できるかもしれない
08:40いつまで余って食べてるつもりなの?
08:55いや、いや、やめて
08:57離して、やめて
09:02やだ
09:10みかん、おやすみなさい
09:15あら、あなた、起きてらしたの?
09:33ああ
09:33森谷先生のことなんだけどね
09:39君は葉月美香に専念させてるようだけど
09:44いい加減に凌子のコーチに戻してあげたらどうだね
09:49森谷先生は決めたことですから
09:52ナショナルチームの最有力候補は凌子なんだよ
09:56だったら森谷先生を凌子の専任にすべきじゃないか
09:59君は自分の娘が可愛くないのか
10:04可愛いに決まってます
10:06凌子は東関東地区大会で優勝する実力を持ってます
10:13でも、ナショナルチームに入るためには
10:16技術と内面の輝きが必要なんです
10:19そのためには凌子は今悩まなければならない時期なんです
10:23自分で考えて、考え抜いて
10:27自分がイメージするシンクロを目指せなければならないんです
10:30いや、それは分かるけどね
10:32森谷先生がどうして葉月美香に執着するのか
10:38それ理解できんね
10:39森谷先生は美香さんには
10:42ナショナルチームに入れる素質があると見抜いてるんですわ
10:45もう済んだの?
11:00何にも食べてないじゃない
11:02残さないで全部食べなきゃダメよ
11:04こんなにたくさん食べられません
11:06シンクロはバレエとは違うのよ
11:09普通の人の2倍も3倍もカロリーを消費するの
11:12その分食事で補給しなければ体が持たなくなるのよ
11:16私は昔から消食なんです
11:18それでもスタミナは十分持ちますから大丈夫です
11:21美香の食事の献立は全て私がカロリー計算して作ったものよ
11:26倒れたくなかったら全部食べることね
11:29豚のように私を太らせるつもりなの?
11:32太らせやしないわ
11:33食べた分のカロリーは全部私がプールの中で使い切ってあげます
11:38とにかく食事まで強制されるのはごめんです
11:41美香
11:49美香何度言ったらわかるの?
11:51シンクロは水しぶく上げちゃいけないのよ
12:01美香
12:02美香
12:05美香
12:06休憩するなんて言ってないわ
12:08プールの中に戻りなさい
12:11戻りなさい
12:12戻りなさい
12:13本窓の中に戻りなさい
12:23美香は変なすら
12:24外国の遺産計算してきてたよ
12:25美香は何を用意したいよ
12:27これも何も使えるの
12:31勉強に進めるの
12:34知恵さん、すごいわ。どうしてそんなにたくさん食べられるの?
12:37食べなければもたないじゃないの。
12:40私なんかとても…
12:42ミカさん、シンクロの練習で一番辛いものは何だか知ってるかしら。
12:48驚くなかれ、食事なのよ。
12:50食事?
12:51ええ、そうよ。人の二倍も三倍も食べなければならないの。
12:55好きとか嫌いとか言ってる暇はないわ。
12:57とにかく食べて食べて食べまくらないと練習についていけなくなるの。
13:01そんな思いまでして、知恵さんはどうしてシンクロをやっているの?
13:05私?そうね。好きで始めたんだもの。
13:09私だってシンクロの頂点に立ってみたいわ。
13:13一度でいいから、世界選手権でメダルをとってみたい。
13:17夢かもしれないけど。
13:20知恵さんなら夢ではないわ。
13:22何言ってるの。ミカさんと同じよ。
13:25でも今はまず食べること。
13:27ミカさん、食べましょう。
13:31こんなのちょうだい。ダメ。
13:34ダメ。
13:35一本がいい、ダメだよ。
13:37ありがとう。
13:37うるいよ。
13:39おいしい。
13:41じゃあ、頑張ってやすい。
13:43まいどー。
13:45あ、そこ置いといて。
13:47あ、すごい。
13:53どうも。
13:54どうも。
13:55初木ミカド、スペシャルディナーがやってきたわよ。
13:57ノリタニ先生がコンダテを考えて、特別に作らせてるそうよ。
14:01でもお姫様は、ここんとこ食欲がないみたいよ。
14:05少しは刺激を与えてやったほうがいいみたいね。
14:08ひどいよ。
14:22こんなの食べられるわけがないじゃない。
14:24あんた、食事のときは頑張るけど、演技のほうは少しも上達してないわね。
14:29コーチが言ってたわよ。そろそろアキコに見切りをつけるときかもしれないって。
14:33もっとも。それを決めるのはリョーコさんのお母様だけど。
14:37ほんと。私は大飯ぐらいだけど、練習は一生懸命やってます。
14:43リョーコさん、オーナーに私をクビにしないように頼んでください。
14:47あなたが一生懸命なのは、みんなが認めてるわ。
14:50私が許せないのは、練習を怠けたり、練習の邪魔になる人間なの。
14:56わかるわね。
14:58はい、わかります。
15:00あの、からし、もっとつけちゃいましょうか。
15:04あ、いらっしゃい。
15:05ああ、いらっしゃいのは大変だよね。
15:08ミカさん、疲れてるようだけど、大丈夫?
15:12ええ、大丈夫よ。
15:26ミカさん、どうしたの?
15:28ううん、なんでもないわ。
15:34ミカさん、ミカさん、
15:39ミカさん、
15:48ミカさん、そろそろぶっ倒れるわ。
15:541,2,3,4
15:592,2,3,4
16:013,2,3,4
16:034,2,3,4
16:055,2,3,4
16:076,2,3,4
16:094,2,3,4
16:118,2,3,4
16:24おい
16:39お前こんなところで何やってんだ
16:42ミカちゃんにこれを届けようと思って
16:45差し入れならフロントに預ければ済むことじゃないのか
16:49顔を見たいと思って
16:52割と素直じゃないか
16:54ミカならそろそろプールで始める頃だ
16:56ついてこいよ
16:58え?
17:00顔ぐらい見せてやるさ
17:025,6,7,8,1,2,3,4
17:075,6,7,8,1,2,3,4
17:115,6,7,8,1,2,3,4
17:15ミカちゃんだ
17:19ミカのシンクロ楽しみだな
17:21ミカちゃんがシンクロ?
17:25なんだお前そんなことも知らなかったのか
17:27情けねえボーイフレンドだな
17:30ミカちゃん疲れてるみたいだ
17:34そりゃそうさ
17:36鬼の森谷の仕事にあって逃げ出さないの不思議なくらいだ
17:40ミカは割と根性あるぜ
17:43私たちにとっては1分1秒だって貴重な時間なのよ
17:4910分も遅れるなんてたるんでるわ
17:52練習を休みたいと言ってるんですが
17:54練習を休む正当な理由がないわね
17:56ミカプールに入りなさい
17:59ミカプールに入りなさい
18:15目が割と根性あるのが 前所の仕事に踏み出すのが
18:21ミカ
18:27水が怖いなんて言い出すんじゃないでしょうね
18:30そんなものはとっくに克服したはずよ
18:33立って立ち上がりなさい
18:36私を休ませて
18:37せめて今夜だけでも休ませて
18:40休みが必要な時には私がそう言うわ
18:43立って練習を始めるのよ
18:46ミカちゃん
18:49ミカ
18:51ボーイフレンドからの差し入れだ
18:53そいつを食べて鬼コーチに負けるなよ
19:01ケンゴさん
19:03ありがとう
19:19ベッドに入る前にこれだけは食べてもらうわ
19:33コーチ
19:39ベッドに入る前にこれだけは食べてもらうわ
19:43そんなものいらないわ
19:45私を眠りたいの
19:47眠らせて
19:48眠らせて
19:49その体で眠っても
19:51明日の練習にはついていけないわ
19:53いい加減の食事がどんなにきついものなのか
19:57ミカには分かったはずよ
19:59さあこれを食べなさい
20:01だったらシンクロなんてやめてやる
20:03やめてやるわ
20:05ミカ
20:06ゼロから始めたばかりなのよ
20:07ゼロからどこへ逃げるの
20:09どこへ逃げたってゼロはゼロよ
20:11決して1にはならないわ
20:13ゼロから1に踏み出すためには
20:15ものすごいエネルギーが必要なのよ
20:17そのエネルギーを支えているのが食事なのよ
20:21生きたかったら食べなさい
20:23食べてゼロから頂点を目指しなさい
20:27シンクロの頂点を極めて
20:29あなたを捨てたお母さんを見返してやるのよ
20:31ミカの意地を
20:33捨てられた子供の意地を晴らしてみせるのよ
20:37やってやる
20:45やってやるわ
20:47こんなもん残らず食べてやる
20:49こんなもん
20:55ミカにとって厳しい試練の日が始まった
20:57バレエの世界とは全く違うシンクロの世界に
21:01ミカは戸惑い悩みながらも
21:05ゼロからのスタートを切ったのである
21:07だが
21:09ミカの戦う相手は森谷コーチ一人ではなかった
21:13ミカに嫉妬するリョーコたちとも
21:15青春を賭けて
21:17戦わねばならなかったのである
21:21ご視聴ありがとうございました