綾瀬はるかが主演を務めた森井勇佑監督最新作『ルート29』特報

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『リボルバー・リリー』で報知映画賞主演女優賞に輝いた綾瀬はるかが主演を務めた森井勇佑監督最新作『ルート29』(読み方:ルートニジュウキュウ)が、11月にTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開。

 『こちらあみ子』で第27回新藤兼人賞金賞はじめ数多くの賞を受賞し、デビュー作にして多くの映画ファンを魅了した森井勇佑監督。

 詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受け、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約一ヶ月間旅をし、脚本を完成。その独創的なストーリーは、他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、次第に深まるハルとの絆によって、からっぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていく感動のロードムービーだ。

 ハル役には『こちらあみ子』で強烈なデビューを飾り第36回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した大沢一菜。幅広く活躍を続ける彼女はドラマ「姪のメイ」「季節のない街」と立て続けに出演。森井監督作品には2作品続けての出演となる。さらには、RM(BTS)2ndソロアルバム『Right Place,Wrong Person』に収録されている”Domodachi (feat. Little Simz)”のMV出演が5月31日に発表されたばかりで、世界中から多くの注目を集めている。

 このたび、本作の30秒特報映像とティザービジュアルが解禁となった。
 綾瀬演じるトンボが、大沢扮するハルに「あなたを探しとった」と告げる顔のアップのシーンからはじまる特報映像。そこからどこかに向かってひとり、美しいフォルムで走っていくトンボ。「お前は今日からトンボな」というハルのセリフで、トンボはあだ名ということがわかる。「わたしな、ずっとひとりだった。ひとりで平気だった。でもな」というトンボのセリフに、ハルが呼びかける様々なトーンの「トンボ」のかけ声をクロスオーバーさせ、トンボのからっぽだった心が次第に満ちていくようなエモーショナルな感覚を表現。顔じゅうにテープを貼る小さないたずら、森の中の川べりでこちらに向かって手を振るハル、鳥取砂丘から海を眺める2人の小さな背中など、二人が過ごした、短くも濃密な夏の1ページがメロディアスな音楽に乗せて綴られる。トンボは旅を通してどんな人たちと出会うのだろうか。そして最後に見せるトンボの表情は、どんな人たちと出会い、どんなことが待ち受けているのか、期待が高まる。