映画『もったいないキッチン』監督メッセージ

  • 4 年前
映画『もったいないキッチン』監督メッセージ
日本が大切にしてきたもったいない精神に魅せられオーストリアからやってきた映画監督で食材救出人のダーヴィド・グロスが日本を旅して食品ロス解決の糸口を探るドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』。2020年4月2日に予定していた本作の完成披露試写会を、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、オンライン試写会へ切り替えて開催。映画上映前にはダーヴィド・グロス監督のメッセージ動画が流れた。

食材救出人の異名も持つダーヴィドは、前作『0円キッチン』(1)でヨーロッパ5カ国をキッチンカーで巡り、捨てられる運命の食材を美味しい料理に変身させました。本作『もったいないキッチン』ではその舞台を日本に移し福島から鹿児島まで4週間1600kmを旅する。

オンライン試写会上映前にはダーヴィド・グロス監督の本メッセージ動画を上映。「なぜ日本を舞台に食品ロスに関する映画を作ったのか」とよく聞かれるという監督は、その理由を次のように答えた。

「日本では大量に食品ロスがあることはとてもショッキングですが、同時にたくさんのサステブルな解決方法があることに興味を持ちました。そのすべてが“もったいない精神”に基づいていました」。そのもったいない精神とは何なのかを突き詰めるうち、「食べ物にも命、魂が宿っていることに気づいた」という。「命や魂が宿っているなら、捨てずに料理すべきです」と映画のメッセージを伝えた。
2020年8月公開

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