映画『グランド・ジャーニー』

  • 4 年前
映画『グランド・ジャーニー』予告編
世界的ベストセラー「アルプスの村の犬の少年」を実写映画化した『ベル&セバスチャン』(15)で映画監督として高く評価され、自身も冒険家であるニコラ・ヴァニエの最新作が邦題を『グランド・ジャーニー』とし5月15日(金)より日本公開されることが決定。公開決定と併せてポスターと予告編を解禁。

本作は、エミー賞を受賞したBBCドキュメンタリーシリーズ「Earthflight」や映画『WATARIDORI』(03)の制作にも関わった活動家クリスチャン・ムレクの実話を基に、絶滅危惧種の渡り鳥を救うため、ノルウェーからフランスまで超軽量飛行機を使って安全な渡りのルートを飛行するという驚くべき挑戦に挑む父と子の奇跡の旅を描いている。

フランス公開の際は環境問題に熱心な国民にも熱を持って受け入れられ、名だたる大作を抑え2019年の国内映画興行収入TOP10入りを記録、フランス全土に爽やかな旋風を巻き起こした。本作の自然保護活動に対するメッセージに感銘を受け、日本国内でもWWFジャパン、日本自然保護協会、日本国際湿地保全連合など環境保全団体の後援が決定している。

予告編では、前代未聞の計画を立てる変わり者の父クリスチャンに戸惑いながらも、誕生した小さなヒナたちに触れるうちに徐々に変化してくトマの姿が映る。まるで本当に空を飛んでいるかのような浮遊感を観客に与える父子の壮大な空の旅は、『WATARIDORI』(03)のスタッフの協力をもとに、実際に野鳥たちと空を飛び撮影された。国境に縛られずヨーロッパの大空を野鳥たちと舞い、人間と動物という種別さえも超えて紡がれる絆を、他に類をみない映像美で描き出している。

併せて到着したポスターでは、ヒナたちと見つめながら「君たちの翼は、決して奪わせない」という決意を固めるトマと、成長した鳥たちとともに大空を舞う父子の姿が描かれ、父と息子、そして鳥たちとの言葉を超えた奇跡の絆と、壮大な冒険を経て成長していく少年の未来を予感させるヴィジュアルとなっている。


5月15日より新宿バルトほか全国ロードショー。



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