映画『ホテル・ムンバイ』本編映像

  • 5 年前
映画『ホテル・ムンバイ』本編映像
2008年、インド·ムンバイで起きた無差別同時多発テロ。5つ星ホテルに閉じ込められた人質たちの奇跡の脱出劇を描いた感動の実話『ホテル·ムンバイ』本編映像が解禁となった。

テロリストの襲撃直後、1秒後には何が起こるか分からない衝撃&緊迫のシーンが切り取られた本編映像。誰もが混乱し、パニックになる中で必至に宿泊客を守ろうとするデヴ·パテル演じるホテルマンのアルジュン、娘のために行動を起こすアーミー·ハマー演じるデヴィットらが映し出される中、ホテルロビーには血まみれの人々が映し出される⋯。静けさの中、携帯電話の着信音だけが響き渡る緊迫感は息が詰まるほどだ。この緊張感を作りあげたのは、マラス監督の驚きの演出方法に秘密がある。犯人グループを演じた俳優たちと、ホテルの従業員や宿泊客を演じた俳優たちを引き離し、彼らの間の緊迫感を高めるのはもちろん、リアリティを追及するために、現場には巨大なスピーカーが設置され、突然、大きな銃声が流されたのだ。マラス監督オリジナルとも言える撮影方法を振り返り、パテルは「地獄だよ、それは。僕らはいつも不意打ちを食わされた。それによってどんなに緊張感がもたらされたか想像がつくだろう。僕は、『俳優としてではなく、偽りのない恐怖心で演技に臨むんだ』といつも自分に言い聞かせていたよ。」と語っている。

実は、本作にはプロデューサーとしても参加しているパテル。彼にとってこの襲撃事件は心揺さぶられる出来事だったとか。というのも、彼のデビュー作『スラムドッグ$ミリオネア』のダンスシーンのフィナーレはムンバイの駅で撮影され、その数か月後にその場所が襲撃されることになったのだ。パテルは「もし、この事件に関する映画がつくられるとしたら、是非、関わりたいと思ったよ。だから、台本が作られている途中で僕に出演の話が来た時、僕の演じる役をどう表現したいかとか、どんなことに気を使わなければならないかとか、的確にやらなければならないとかを、積極的に意思表示したんだ。」と明かしている。

タイトル:ホテル·ムンバイ
原題:HOTEL MUMBAI
監督:アンソニー・マラス
出演:デヴ・パテル、アーミー・ハマー、ナザニン・ボニアディ、アヌパム・カー『世界に一つのプレイブック』、ジェイソン・アイザックス

『ホテル·ムンバイ』は9月27日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開となる。

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